Q
大学3年生
女性
自動車ディーラーの志望動機のポイントって何ですか?
現在、就職活動中の大学3年生です。自分はドライブが好きで、自動車ディーラーへの就職を志望しています。ただ、志望動機を作成しているものの、どうしてもふわっとした志望動機にしかなりません。
ドライブが好きなのは本心ですが、そもそも学生で親にお金を出してもらった車に乗っていたので「どのメーカーの車が良い」みたいなこだわりや知識があるわけでもないので、良い志望動機が書けません。
自動車ディーラーの志望動機では、具体的にどのような構成や内容にすれば良いのでしょうか? 具体的なエピソード例や評価されるコツなどについて、教えていただけると嬉しいです。
また、車に関する知識や経験がまだ浅い場合でも、それを補うポテンシャルや意欲を伝えるにはどうすれば良いかについても、何かアドバイスしていただけないでしょうか?
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
メーカーの客層と自分の強みを理解して「信頼関係構築力」をアピールしよう
自動車ディーラーの仕事は、大きく分けて車の販売、購入後のアフターフォローです。
車の先にいる顧客がどんな人かを想像してみてください。メーカーごとに、主力としている車のタイプが異なります。
客層や接客スタイルと自分の強みと結びつけよう
ファミリーカーなら小さい子供がいる世代の家族、スポーツカーなら車に詳しい人、コンパクトカーや軽自動車なら日常使いを求める人や女性、若い人と、顧客層が車によって異なり、さらに接客スタイルも異なります。
自分は「どういう接客スタイルでどんなお客様とかかわる仕事がしたいか」を考えることでメーカーの選択ができます。
また、車を売るだけではなく、その後の車を介した長いお付き合いで顧客と関係性を築く、カーライフをサポートすることも大事な仕事の一つです。
志望動機は、「志望動機は〇〇です」、企業の事業や文化、働き方、仕事内容などの「どこに、なぜ共感した(惹かれた)か」志望動機の理由を伝えましょう。人とのかかわり方に関するエピソードを述べ、その強みを「こんなふうにこの会社で活かしていきたい」という意欲につなげられると良いですね。
自動車ディーラーの営業は、間にあるのが車なだけで、仕事の本質は顧客と信頼関係を築くことです。車の知識は後からいくらでも付けられます。
本質の部分とどう向き合えるかをアピールしたうえで、知識を身につけるために努力もできるという意欲を伝えられると良いでしょう。
仕事の解像度と経験の貢献で志望動機に具体性を持たせる
自動車ディーラーを志望する理由が「ドライブが好きだから」だと、確かにまだふわっとした状態です。なぜ志望動機に説得力が出ないのかというと、おそらく自動車ディーラーの仕事についての情報がまだ少なく、イメージがぼんやりしているからだと思います。
まずは、自動車ディーラーの仕事について詳しく調べてみましょう。どんな業務があるのかを知ることで「これなら自分に向いていそう」「これはちょっと苦手かも」という感覚が出てきます。仕事内容の解像度が上がると、志望動機にも具体性が出てくるはずです。
「好き」を「貢献できる資質」に変換することが採用を勝ち取る
そのうえで志望動機で大切になるのは「なぜこの業界なのか」「なぜこの会社なのか」をきちんと伝えることです。
「ドライブが好き」という気持ちは立派な動機の一つですが、企業側が知りたいのは「あなたがどんな経験や強みを活かして、この会社にどんな貢献ができるのか」という点です。その「経験や強み」に説得力を持たせるために、具体的なエピソードを交えて伝えることが重要です。
たとえば、実際に車に乗ってドライブを楽しんできたという経験があるなら「運転することの楽しさを多くの人にも伝えたい」といった言葉が自然に出てくるかもしれません。これは、実際に車にを楽しんでいた人ならではの強みです。
また「ドライブが好き」だけでなく、その中で「遠出の計画を立てるのが得意」「目的地まで効率よく移動するのが好き」「人を乗せるときに快適さを気にしていた」といった視点があると、それは「営業の資質」としてアピールできるので、そういった部分がないか振り返ってみてください。
今は大学3年生とのことなので、自動車ディーラーだけに絞って就活を進めるのではなく、他の業界や職種にも目を向けてみることもおすすめします。自分の得意なことや興味の方向を照らし合わせながら「あれ、これも意外と面白そうかも」という選択肢にも出会えるかもしれません。
面接での効果的な志望動機の作り方や答え方は以下の記事で解説しています。例文も紹介しているので、「どのような志望動機が刺さるかわからない」と疑問を持つ人は事前にチェックしておきましょう。
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