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適性検査の問題の傾向と対策を教えてください。

転職活動で複数の企業から適性検査の受検を求められており、その問題傾向について知りたいと考えています。さまざまな適性検査があると聞きますが、「これは押さえておいた方が良い」という問題の傾向を教えてください。

特に、各検査で「よく出る問題」や「ひっかけ問題のパターン」などがあれば、事前に把握しておきたいです。

また、それらを踏まえた効果的な対策法について、具体的なアドバイスをお願いします。

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キャリアコンサルタント/コラボレーター代表

板谷 侑香里

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メジャーな適性検査はSPI! 何度も問題を解いて出題傾向をつかもう

適性検査のなかでも、SPIは最も普及しています。非言語の文章が長いので、図などを活用して条件を整理しておきましょう。

定番問題は反復練習が重要です。そして、性格検査では、一貫性が重視されるため、自身の回答にぶれがないように注意しましょう。

業界によって採用されている適性検査は異なる! それぞれ対策をおこなおう

金融系や商社では、GABという言語、計数に加え、推理推論のあるものが活用されます。時間との勝負なので、計算ミスに注意が必要で、数値の単位などを間違えないように意識しましょう。

ITやエンジニア職では、CABが活用されます。命令表では、複雑な命令を読み解き、処理をおこなうのです。その際の、処理の順番のミスに注意が必要となります。命令表、図形問題ともに、手を動かして覚える必要があるでしょう。

大手企業ではTF-WEBが活用されることもあります。言語、非言語共に非常に難しく、見たことのない問題形式に焦ることや、時間が極端に短いので、解けそうな問題を選んで取り組みましょう。

外資系では、玉手箱が活用されます。表の読み取りが不慣れだと混乱してしまうことがあるので、出題形式に慣れましょう。英語の問題がある場合もあります。

キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士

瀧本博史

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適性検査は形式理解と戦略的な解き方が突破の鍵

企業の適性検査にはSPI、玉手箱、TG‐WEB、CAB/GABなどさまざまな種類があり、それぞれ形式や出題傾向に違いがあります。

しかし、これらの検査は限られた時間で正確に回答できるか、パターンを見抜けるかといった要素に加え、基礎的な計算力や読解力、論理的思考力、性格特性など、総合的な適性を測ることが目的です。

非言語分野では、四則演算や推論、図表の読解などが中心となります。

たとえば、AさんとBさんが一緒に作業した場合にかかる時間を求める仕事算や、複数の条件を整理してグループ分けをおこなう論理的推論問題、表やグラフの読み取りなどが頻出します。

これらの問題では、条件を読み飛ばして計算ミスをするケースが多いため、設問と選択肢を最初にざっと把握し、何を求められているかを意識して読み進める習慣をつけることが重要です。

言語分野では、長文読解や空欄補充、語句の意味や並び替え問題などがよく出題されます。主題を問う、文脈に合う語を選ぶといった設問では、まず問題文を読む前に設問内容を確認し、その後本文に戻ることで、効率的に答えを導くことができるでしょう。

性格検査は、明確な正解が存在しないため、企業ごとに求める人物像が異なります。自己分析をもとに、一貫性のある回答を心がけることが大切です。

たとえば「リーダーシップを発揮するのが好きだ」と「周囲との調和を重んじる」という項目は、状況によっては両立可能と評価される場合もあります。普段の自分の行動や考え方に即した回答を選ぶことで、矛盾のない一貫した人物像を示すことができるでしょう。

限られた時間で正確に解くための習慣が重要! 事前準備で身に付けよう

また、各検査にはひっかけ問題と呼ばれる、似たような選択肢が並ぶ設問も多く見られます。

こうした問題では、選択肢の細かな違いを正確に比較し、前提条件を満たしていないものを除外することで、解答のスピードと正確性を高めることができるのです。

実践的な対策としては、市販の模擬問題集を活用し、タイマーを使いながら繰り返し解くことで、一問あたりの目安時間を体で覚えるトレーニングが効果的でしょう。

SPIは出題パターンが比較的安定しているため、同じ形式の問題を何度も練習することで、本番で見たことのある問題に出会う確率が高まります。

玉手箱やTG‐WEBなどWeb形式の検査では、操作画面に慣れることも重要です。実際の画面キャプチャや模擬テストサイトを利用し、クリック操作やスクロール位置など、操作手順を体で覚えておくと安心でしょう。

本番では、一つの問題にこだわって時間を浪費しないよう、解けなかった問題は一度飛ばし最後に戻るというルールを自分に設定しておくことが、合格ラインを超えるための大きなポイントとなります。

適性検査は十分な練習と本番での戦略的な立ち回りが両立して初めて成果が出るものです。

各検査の出題傾向を押さえ、タイマーや模擬サイト、問題集をフル活用して繰り返し練習することで、自信を持って本番に臨むことができるでしょう。しっかりと準備を重ねれば、どの適性検査でも着実に得点を伸ばし、選考突破への道が開けます。

以下の記事では適性検査の出題内容や対策方法などを網羅的に解説しています。これから適性検査を受検する予定があり、少しでも不安を抱えている人は一度目を通しておきましょう。

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