Q

大学4年生
回答しない

面接で答えられなかったら、やっぱり落ちるのでしょうか?

先日面接を受けてきたのですが、いくつか質問に対してうまく答えられず、言葉に詰まってしまったり、的外れな回答をしてしまったりしました。面接が終わってから、あの時もっとこう言えばよかった、と後悔ばかりが募り、もう不合格なのではないかと不安でたまりません。

面接で完璧に答えられないと、やはり選考には響くのか教えていただきたいです。1つや2つの質問に答えられなかっただけで、不合格になってしまうことはあるのでしょうか?

もし、面接で答えられなかった質問があった場合でも、まだ挽回のチャンスはあるのか教えていただきたいです。

今後の選考に臨むにあたって、今回の反省をどう活かせば良いか、そしてもし不合格だったとしても、どのように気持ちを切り替えれば良いか、プロのキャリアコンサルタントの方にアドバイスをいただきたいです。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

国家資格キャリアコンサルタント/国家検定2級キャリアコンサルティング技能士

平野 裕一

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挽回は可能! 面接の失敗こそチャンスと捉えよう

後悔ばかりが募り、もう不合格なのではないかと不安でたまらなくなられてるのですね。

面接で質問にうまく答えられなかったとしても、それが直接不合格に繋がるわけではありませんし、挽回のチャンスは十分にあります。

面接官は、完璧な回答よりも、あなたの人柄、コミュニケーション能力、潜在能力、課題解決能力、対応力、そして企業への熱意といった多角的な側面を見ています。1つや2つの質問に詰まっただけで合否が決まることはほとんどなく、面接全体を通しての印象が重視されます。

面接後のフォローや逆質問で熱意を再アピールしよう

私の過去の支援でも、面接中にうまく答えられなかったとしても、「申し訳ありません、少々整理させてください」と正直に伝え、考えをまとめる時間を求めるように案内してきました。

また、面接後のお礼メールで伝えきれなかった内容を丁寧に補足したり、逆質問の時間を活用して入社への熱意や企業理解をアピールしたりすることで、印象を大きく変えることが可能です。

もし、今回の選考が残念な結果に終わったとしても、この経験を失敗ではなく成長のための学びだと考えることができれば、質問の意図を深掘りする練習、具体的なエピソードの準備、模擬面接の活用、そして徹底した企業研究の準備につなげることができます。

気持ちが落ち込んだときは、リフレッシュしたり、信頼できる人に相談したりしながら、前向きな気持ちで次なる目標に向かって進んでいくことが大切です。応援しています。

国家資格キャリアコンサルタント

高橋 拓也

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答えられなかった質問は準備とフォローで次につなげよう

面接でうまく答えられなかったときの不安、ありますよね。よくわかります。

結論を言うと、質問に答えられなかったからといって、必ずしも不合格になるとは限りません。

企業にもよりますが、面接では完璧な回答よりも、人柄や考え方、伝えようとする姿勢など、総合的に評価されています。面接官も、人は緊張するものだと理解しているため、言葉に詰まっただけで即NGにはしません。

その場の挽回策と振り返りで再挑戦の精度を高める

うまく質問に答えられなかった際に挽回のチャンスはあるのかというところも気になりますよね。

マイナスポイントをどれだけ抑えられるかは怪しいですが、以下のことをおこなうと多少印象は良くなるかもしれません。

①うまく答えられていないことをメタ認知し「話がまとまっておらずすみません。」「話が長くなりすみません。」などと付け加える。
②ほかの質問への回答や態度で前向きさ・誠実さ・向上心を伝えるようにする。
③面接後のお礼メールで「先ほどの質問については〜と考えておりました」など、丁寧に補足することで誠実さをアピールする。

今後の選考に臨むにあたっての活かし方としては、以下のように振り返りをおこないましょう。

①答えられなかった質問をメモし、なぜ難しかったか振り返る(質問の意図が掴めなかった? 準備不足だった? 自己理解が浅かった?)
②「次に聞かれたらこう答えよう」と自分なりの答えを準備する(同じ質問が他社でも聞かれることはよくあります)
③模擬面接や誰かに話してみる(話す練習で、言葉がスムーズに出るようになります。)

気持ちを切り替える自分なりの方法を知っておくことも重要

最後に、不合格だった場合の気持ちの切り替え方のアドバイスです。

就活はご縁と相性の側面が大きいです。たとえば、どんなに優秀な人でも、その会社が今ほしいタイプと少し違うだけで通らないこともあります。優秀だから受かるわけでも、優秀でないから受からないわけでもありません。

不合格だとしても、自分の価値が否定されたわけではありません。落ちた悔しさは、次のチャレンジへのエネルギーに変えられます。

悩んで立ち止まるより、「同じ質問が来たら今度は大丈夫」と思える状態にしておくことが、前進への第一歩です。

面接は慣れと経験で確実に上達します。たった一度の面接の結果が、あなたのすべてではありません。自分自身の言葉で語ることを大切に、次の機会を信じて進んでください。

以下の記事では面接対策の基礎を解説しています。これから面接対策を始める人で「何から始めたら良いかわからない」と悩む人は、参考にしながら対策に取り組んで、面接の臨みましょう。

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