Q

大学3年生
男性

面接が苦手な人でもできる答え方ってありますか?

私はもともと人前で話すのが苦手で、とくに面接となると緊張してしまい、頭が真っ白になったり、言いたいことがうまく伝えられなかったりします。練習では話せるのに、本番になると声が震えたり、目が泳いでしまったりして、面接官に悪い印象を与えているのではないかと不安です。

面接が苦手な人でも、緊張を和らげたり、自分の考えをしっかりと伝えたりするための効果的な方法はあるのでしょうか?

面接が苦手な人でも、緊張を和らげたり、自分の考えをしっかりと伝えたりするための効果的な方法がもしあれば、具体的な練習方法や、面接中の心の持ち方、質問への答え方のコツなど、プロのキャリアコンサルタントの方にアドバイスをいただきたいです。

面接が苦手な私でも、自信を持って臨めるようになるためのヒントを教えてください。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/fc-styling代表

冨永 実希

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面接はほとんどの人が苦手と感じている! 伝えたいという気持ちを大切にしよう

面接で緊張しない人に出会ったことはありません。誰でも緊張はします。それが原因で不採用の要素にはなりませんので安心してください。

とはいえ、緊張で何も話せないと応募先に考えが伝わらず、不採用の要因になることがあります。緊張しながらも一生懸命入社の意志を伝えることに注力しましょう。

緊張のほぐし方は人それぞれですが、私の場合は次の2つをおすすめしています。

1つ目は時間に余裕を持つことです。現地に着くまでに何が起こるかわかりません。時間ギリギリに着いて、慌ただしく面接に入るのではなく、近隣でお茶でもしながら心を落ち着かせることをおすすめします。

2つ目は面接直前に、冷たい水を少し飲むことです。気分をリセットして「さあ、行くぞ!」と自分自身の背中を押してあげることです。

緊張をほぐす工夫と事前準備で自分の考えを確実に伝える

そして、最も大切なことはこれ以上ないくらい準備をすることです。準備をやり切ったことは必ず自信になります。

その準備は3点あります。自分自身の考えをまとめるための自己分析、応募先を把握する為の企業研究、応募職種の理解を深めることです。

「何を聞かれるかな?」「答えられなければどうしよう?」など自分で不安を膨らませることのないように準備を進めて、鏡の前で声に出してイメージしておきましょう。

産業カウンセラー/EQGA公認プロファイラー

佐々木 紀子

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うまく答えられなくても大丈夫! 面接のゴールは上手に話すことじゃない

面接で最も評価されるのは、話し方・答え方のテクニックではありません。

企業が重視しているのは、どれだけ真摯に準備をしてきたかという姿勢と、そのなかににじむ成長意欲や誠実さです。

完璧な受け答えよりも、「この人と一緒に働きたい」と思わせる人柄や努力が、最終的な評価につながります。

練習ではうまく話せるのに、本番になると緊張してしまう、それは決してあなたの弱さではありません。面接を評価される場と意識しすぎると、脳が防御モードになり、余計に緊張が高まってしまうのです。

特に一人で原稿を読むだけの練習では、臨機応変な対応力が育ちにくいため、実戦的な練習が必要です。

面接は信頼関係を築く対話の場

面接とは、初対面の相手と短時間で信頼関係を築く非日常の対話の場です。

苦手意識があると、些細なミスを失敗と捉えてしまい、自信をなくしてしまいがち。でも、大事なのは完璧に話すことではなく、誠実に伝えようとする姿勢です。

たとえ言葉に詰まっても、相手の目を見て、あなたの言葉で語ろうとする気持ちは、確かに伝わります。

結論→理由→具体例→展望で話すと伝わる

あなたの考えをわかりやすく伝えるには、結論→理由→具体例→将来の展望の順で話すと効果的です。

たとえば、以下のような流れを意識しましょう。

【結論】私は困難な状況でも粘り強く取り組めます。

【具体例】大学時代の部活動で、成績が伸び悩んだ時期がありましたが、~

【展望】この経験を活かして、入社後も目標に向かって粘り強く努力していきます。

練習は一人でやるより誰かに見てもらいましょう。できれば、キャリアセンターの職員や社会人の家族・知人など、第三者に面接練習を見てもらうことをおすすめします。

客観的なフィードバックが得られ、自分では気づかない癖や改善点が見つかることも。録音や録画をして、自分の話し方を振り返るのも有効ですよ。

以下の記事では面接対策の基礎を解説しています。「何から始めたら良いかわからない」と悩む人は、参考にしながら対策に取り組んで、面接の臨みましょう。

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