直前でも間に合う! 面接の流れを頻出質問6例文付きで徹底解説

この記事にコメントしたキャリアアドバイザー

  • 木村 千恵子

    Chieko Kimura〇2度のアメリカ留学、20年以上…続きを見る

  • 三好 真代

    Masayo Miyoshi〇幅広い領域においてキャリアコ…続きを見る

  • 鈴木 洵市

    Junichi Suzuki〇1982年宮城県⽣まれ。⼤学…続きを見る

この記事のまとめ

  • 面接の流れは入退室の所作と頻出質問を押さえることでマスターできる
  • 面接前後の流れまで押さえることも重要
  • 集団面接の流れは個人面接と異なるため対策必須
  • Web面接の流れをスムーズにするためには環境面などの事前準備が不可欠

書類選考を通過し、いよいよ迎える初めての面接。「面接はどんな流れで進むのだろう……」「面接の流れがわからないからミスをしてしまいそうで心配」といった悩みの声が多く寄せられます。

面接のイメージが湧かないと不安も募ると思いますが、流れさえ理解できれば自然と対策すべきことも見えてきます。余計な心配をせずに、自信を持って堂々と自分をアピールできるようになりますよ。

この記事では、キャリアアドバイザーの木村さん、三好さん、鈴木さんのアドバイスを交えつつ解説します。面接を控えている人はぜひ参考にしてくださいね。

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目次

面接の流れは「状況別」で「網羅的」に押さえることが成功の鍵

大学受験や資格試験、アルバイトなどで面接を受けたことのある学生もいるかもしれません。しかし、就職活動の面接は初めてで、慣れていない学生は多いものです。就活独特の面接の流れを押さえることで、ミスや減点を減らすことができます

記事では、面接中の流れを頻出質問の例文6選付きで解説し、さらに面接当日までの流れや面接後の流れも一気通貫で解説します。

また、集団面接やオンラインでおこなわれるWeb面接の流れも解説。面接は「基本の流れ」があるため、この記事の内容を押さえることで一次面接から最終面接まで流れの不安が激減します。面接の全体感をつかみ、対策していきましょう。

面接当日までの流れを確認することで安心して面接に臨もう!

面接当日までの流れ

 
面接を間近に控えて不安になっている学生が多いかもしれませんね。面接当日の流れを押さえることはもちろん必須事項ですが、面接当日までの事前準備の流れも押さえていきましょう。

面接当日までの流れを確認することで、ただ不安を募らせるのではなく、自分が今やるべきことが明確になります。また面接当日に焦ることが激減するため、「自分は大丈夫」と甘く考えずに対策をしていきましょう。

①企業研究や自己分析をする

自分史のフォーマット

エントリーシート(ES)や履歴書を提出した際に、すでに企業研究や自己分析は済んでいるかもしれません。

しかし、企業の状況はときにはM&Aや事業提携などの新しい変化が起きていたり、就活を進める中で自分の価値観は変化したりするものです

そのため、面接が決まったら改めて企業研究や自己分析をして、面接までに最新の企業情報や自分を認識しておきましょう。

企業研究のやり方

  • 就活四季報を見る
  • 企業ホームページ(HP)を見る
  • OB・OG訪問をする
  • 企業の口コミサイトを見る
  • 社長や役員が著書の書籍を読む

自己分析は自分史を作成することがおすすめです。面接では書類に記載してある自己PRやガクチカなどに対して深掘り質問されることが多いです。

そのため、面接官から書類には書いていなかった内容を問われた際に回答が矛盾しないように、自分の軸を自己分析で明確にしておく必要があります。

また、志望動機も同様に深掘り質問をされる可能性があるため、他社との比較をしたうえで、その企業ならではの志望理由を明確にしなければなりません。書類選考の段階よりも深い企業研究をしておくことで、熱意や志望度の高さを伝えられますよ。

自分史の作り方

①ノートとペン、もしくはwordなどまとめられるものを用意する

②以下の内容を参考に小学校から現在までの出来事を年代別に洗い出していく
 一番大変だったこと
 一番頑張ったこと
 気づいたこと
 当時、熱中していたこと
 大きな失敗や挫折
 困難を乗り越えたこと
 自分から率先しておこなったこと

③過去の経験を喜怒哀楽などで考え方が似ているエピソードをまとめる

④まとめた内容が自分の価値観を表す

面接本番まで時間がありません。すぐできる企業研究や自己分析の方法を教えてください。

鈴木 洵市

Web上にあるまとめサイトや診断ツールを用いてみよう

企業研究と自己分析をおこなう時間があまりない場合は、就活サイトを使うことをおすすめします。

Webで検索すると企業の情報を収集しているまとめサイトも多くあります。そこである程度まとまった情報収集が可能であり、企業研究をすることも可能です。

また、自己分析についても入力するだけであなたの自己分析を手助けしてくれるツールも存在します。

ただし、準備をする時間がない他の学生も同様にあなたと同じ行動をするため、内容が被ってしまうことには注意してください。

あなたが受けない方がいい職業をチェックしよう

就活では、自分が適性のある職業を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます

そんな時は、適職診断ツール「My analytics」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えていくだけあなたの強み・弱みを分析し、ピッタリの職業を診断できます。

My analyticsで強み・弱みを理解し、自分がどんな職業に適性があるのか診断してみましょう。

②頻出質問の回答を準備する

自己分析ができていれば、自分の回答の軸ができているため、面接で聞かれるさまざま質問に対応することができます。

とはいえ、面接官にわかりやすくそして適切なアピールをするためにも、最低限頻出質問の回答をあらかじめ作成して、どのように答えて、どのような深掘り質問が来るのかを整理しておきましょう。

この章のあとに頻出質問と例文を解説します。先に気になる学生はこちらから確認してくださいね。

また面接をする予定の企業では、どのような質問をされるか調べておくのも面接本番で焦らないための1つの方法です。面接まで時間がある場合は、OB・OG訪問でどのような質問をされたのか聞いてみましょう。面接まで時間がない場合は、就活口コミサイトなどを確認してくださいね。

木村 千恵子

OB・OGの話は企業の良い面ばかりを話す人もいます。また、就活口コミサイトの口コミは、投稿者を特定できない場合が多いです。

そのため、「半信半疑」程度に信用することをおすすめします。まったくの嘘ばかりとは言いませんが、すべて事実とも限りません。

その企業に対する口コミの全体として、ポジティブなものとネガティブなもののどちらの傾向が強いかを参考にしましょう。

③身だしなみや持ち物を確認する

メラビアンの法則

面接の流れや頻出質問は確認をしているものの、服装や髪型、持ち物に関しては見落としがちな学生も中にはいます。

メラビアンの法則が示す通り、人は見た目の情報から多くの影響を受けます。そのため、面接官に好印象を残すためにも身だしなみを整えることを意識しましょう。

メラビアンの法則とは?

言葉の内容と表情、声のトーンなどが矛盾をしてメッセージが発せられたとき、人は「視覚情報:55%」「聴覚情報:38%」「言語情報:7%」という割合で影響を与えていることを示した心理学上の法則のこと

当日までに必要なものを用意したり、必要であれば美容室に行くなどをして身なりを整えることが大切です

面接で適切な髪型

  • 眉毛が見えるようにする
  • 耳に髪がかからないようにする
  • 地毛か地毛に近い髪色にする
  • 髪が長い場合は束ねる
  • お辞儀をしたときに崩れないように整髪剤を使用する

面接で適切な服装

  • スーツ:無地の黒や紺で自分の体に合ったサイズ
  • シャツ:白色無地のYシャツ
  • 靴:基本的には黒で清潔感のあるもの
  • カバン:床に置いたときに自立するタイプのもの
  • コート:トレンチコートかチェスターコートが定番

また忘れ物が1つあるだけで、「準備不足な学生」「仕事でもミスをするのではないか」とマイナスイメージにつながりかねません。必ず面接の前日までに持ち物の確認を済ませておきましょう。

面接に必須の持ち物

  • A4サイズが入るバッグ
  • スマートフォン
  • 腕時計
  • ES・履歴書(提出用)
  • ES・履歴書(コピー)
  • クリアファイル
  • 筆記用具
  • スケジュール帳
  • ノート・メモ帳
  • 現金・交通系ICカード
  • ハンカチ
  • ティッシュ

あると安心な持ち物と重要度

  • 予備のマスク

    4.5
  • 折りたたみ傘

    4.0
  • 予備の写真

    4.0
  • 印鑑・朱肉・印鑑マット

    3.5
  • 携帯充電器

    3.0
  • ストッキングの予備

    3.5
  • 手鏡

    3.0
  • 整髪料、ヘアブラシ

    3.0
  • エチケットブラシ

    2.0
  • 化粧直しの道具

    3.0
  • ミニソーイングセット

    2.0
  • 口臭ケア用品

    1.5
  • 衣料用消臭スプレー

    1.5
  • めがね、予備のコンタクト

    3.0
  • 携帯用靴磨き

    1.5
  • 常備

    5.0

面接全体のマナーや適切な身だしなみが気になる学生は以下の記事を参考にしてください。
面接マナーを攻略! 不合格を避ける基本からWeb対策まで完全網羅

④会場までの所要時間を調べる

面接に遅刻は厳禁です。慣れない土地や場所に行くときは、道に迷ってしまったり、電車に乗り間違えてしまう可能性もあります。そのため、会場までにどのようなルートで行くのかを含めて所要時間を調べておきましょう。

5~10分前には受付をする必要があるため、会場周辺には15分前には着くようにすることがおすすめです。駅から会場が遠い場合もあるため、駅への到着時間ではなく、会場への到着時間を意識するようにしましょう。

オフィスビルの何階で受付をするのかまでを確認しておくと安心ですね。下調べや準備を入念におこなうことで、面接当日に焦らずに済みます。

キャリアアドバイザーコメント

面接に至るまでの流れを振り返ることが重要

当たり前ですが面接は、一連の選考過程の中の一つです。面接に至るまでの、企業説明会やOB・OG訪問、インターンなどのすべてのやりとりを改めて振り返りましょう。

企業は「この学生と会って話をしてみたい」と判断するまでに、さまざまな情報から総合的に評価してきています。ESや応募フォームなど選考に直結する内容はもちろん、メールやメッセージ、電話など、選考に付随するやりとりも含めて、どのようなところが評価されて面接に至ることができたのかを改めて振り返り、自己評価すると良いでしょう。

企業が自分のどこを評価したのかを考えよう

自分の何が評価されたのかを考えることは、企業研究の一環です。面接は「実際に会って話をする」ことで、その評価されたポイントを強化したり、広げたり、深めることができる場と言えます。

「一貫性のある学生」としてアピールできれば、入社後に安定して活躍できる人材として企業からの期待が高まります。逆に、選考のたびにコロコロと印象が変わってしまっては、企業は評価したくてもできなくなってしまいます。「会ってみたら全然違った」と思われないよう、「一貫した自分らしさ」を明確にしましょう。

面接の一連の流れを回答例文とともに押さえよう!

面接の一連の流れ

  • 受付:5~10分前には受付をする
  • 控え室:騒がずに静かに待つ
  • 入室:ドアを3回ノックする
  • 面接中:話し方・表情・姿勢に気を付ける
  • 退室:挨拶を忘れない
  • 帰宅:家に着くまで気を抜かない

面接当日は誰でも緊張しますよね。そんな緊張を和らげるには、面接の一連の流れを押さえて、いつ何をするのか把握をして不安を減らすことが有効です。

受付から帰宅までの流れを解説するので、自分が実際に面接をしているシーンを思い浮かべながら読み進めてください。さらに頻出質問の回答例文を紹介しているため、自分は回答が準備できているか、自分ならどう答えるかという視点で確認しましょう。

必ずしも同じ流れで進むわけではありませんが、基本の流れを押さえて当日慌てないようにしてくださいね。

①受付:5~10分前には受付をする

家で身だしなみを整えて、時間を逆算したうえで面接会場に向かいます。到着したら受付をする前に、今一度髪型が崩れていないか、服装が乱れていないかを確認しましょう

自分の身なりに問題がないことを確認ができたら、5〜10分前には受付をします。受付に人がいる有人受付の場合はそのまま挨拶をして要件を述べます。人がいない無人受付の場合は、電話機から担当者を呼ぶこともあるため状況に応じて対応してくださいね。

受付での挨拶

こんにちは。本日13時より面接をお願いしておりました、〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇と申します。人事ご担当の〇〇様にお取次ぎをお願いします。

鈴木 洵市

遅刻しそうな場合は、必ず面接の担当者や担当部署に電話連絡をいれてください。

理由にもよりますが、ギリギリ間に合いそうだという場合も先に連絡を入れることによってあなたへの評価を下げずに済みます。

書類を持参して手渡しをする必要があるのですが、どのタイミングで渡せば良いのでしょうか?

三好 真代

面接官が名乗った後に手渡す

基本的には、面接が始まる前のタイミングで面接官に渡します。面接官に名前を名乗った後に「こちらが私の応募書類です。よろしくお願いします」と言葉を添えて渡すとスムーズですね。

受付のときなど、面接官以外の人に提出を求められる場合もあるため、速やかに渡せるようにしておきましょう。すぐにさっと取り出せるようにカバンに準備しておくと慌てなくてすみます。

「応募書類」は自分の分身です。「ただ渡す」ではなく「自分自身を預ける」つもりで、丁寧に気持ちを込めて扱うように心掛けましょう。両手を添えて、向きは相手に向けて。アイコンタクトやお辞儀などにも心がともなうことで、印象がぐっと良くなります。

②控え室:騒がずに静かに待つ

受付を済ませると、「こちらでお待ちください」などと言われて控え室に案内されることも多いです。周囲に他の学生がいた場合でもおしゃべりなどをして騒がないようにしましょう。

またスマホを触ったり、飲食をすることは避けたほうが無難です。こから採用担当者が見ているかわからないため、減点ポイントとなってしまうかもしれません

企業によっては控え室に案内されずに、そのまま面接部屋に案内されることもあります。そのため、受付段階で気持ちを面接モードに切り替えておきましょう。

三好 真代

控え室や面接中にお茶を出されたときは、「恐れ入ります」「ありがとうございます」など、会釈とともに感謝の気持ちを伝えましょう。

会話中の場合は会釈だけでも構いません。企業の配慮やおもてなしの気持ちの表れです。「いただきます」と一言添えて口をつけてくださいね。

③入室:ドアを3回ノックする

入室の流れとマナー

控え室で待っていると「それでは面接が始まります」などと案内役社員から言われます。「こちらの部屋です」と面接をする部屋の前まで案内されることもあります。ドアを3回ノックして、面接官から「どうぞ」と言われたら「失礼します」といって入室しましょう。

ドアが開いている場合やドアがない場合は、ノックはせずに「失礼します」といってから入室をします。

そのまま出入口に最も近い「下座」椅子の横に立ち、「〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇と申します。本日はよろしくお願いします」と挨拶をします。面接官から「お座りください」と指示があったら座りましょう。

面接官が後から入室するときはどのように対応すれば良いですか?

木村 千恵子

面接官が正面に座るまでは視線を向けない

通常は、会場にはすでに面接官が入室していて、面接のスケジュールに従って学生が順番に入室して面接を受けるケースが多いです。

しかし、まれに学生が入室した後に面接官が入室するケースもあります。その場合、面接会場の規模や動線などによって、どのように対応するのが適切かをとっさに判断するのが難しいと感じるかも知れません。

面接官が後から入ってくる方向がどの方向であっても、面接官が着席するまでは面接官の方に視線は向けずに、自席で正面を向いて静かに待つのが基本マナーと心得ておきましょう。

どんな面接官なのか気になるかもしれませんが、入室してきた面接官をジロジロ見ているような印象を抱かれないように視線を落ち着かせるようにしてください。

④面接中:話し方・表情・姿勢に気を付ける

面接中のマナー

鈴木 洵市

面接開始時には面接官から名刺を渡されることもあるかもしれません。そのときは、必ず両手で名刺を受け取りましょう。そして、面接官からの挨拶後に自己紹介をしてください。

社会人の場合は、受け取る際に名刺入れを持って、名刺入れの上に名刺を置きます。

しかし、学生の場合は机があれば机上に、ない場合は「失礼します」と言ってカバンにしまうようにしてください。

面接は質問の意図を踏まえて、適切に答えましょう。答える際は結論ファーストを意識して、1分程度で簡潔にわかりやすく伝えることが大切です

また、面接は選考の場であると同時にコミュニケーションの場。一方的にプレゼンテーションをするのではなく、会話を意識した話し方で、表情豊かにアピールできると良いですね。

面接時間は30分〜1時間程度あるため、後半になるにつれて姿勢が悪くなってしまう学生もいます。背筋を伸ばすことを意識しましょう。

面接中に意識しておくべきポイント

  • 胸を張り背筋を伸ばして座る
  • 女性:手は太ももの上で重ねる
    男性:手は軽く握って太ももの上に置く
  • 目線は面接官の目か眉間を見る

自己紹介

面接の始めには自己紹介を求められることが一般的です。面接官は自己紹介を聞くことで、書類選考ではわからなかった学生の表情や雰囲気などから人柄を判断しようとしています。

長々と自己紹介をしてしまうと、基礎的なコミュニケーション能力を疑われる可能性があります。また、短すぎると人柄が伝わらないため、1分程度で簡潔に伝えることがおすすめです。

また伝え方としては、自分のこれまでの経験が伝わるような自己紹介をしましょう。面接で深掘りしてほしい経験に触れるのもおすすめです。

1分で自己紹介をする具体的な方法を知りたい学生は以下の記事を参考にしてください。
自己紹介は1分で印象付けられるかが鍵! まとめ方や例文を徹底解説

自己紹介の例

〇〇大学〇〇学部〇〇学科から参りました〇〇と申します。

私はテニスを15年間続けており、大学でも体育会テニス部で週6日練習に励んできました。チームメイトと協働するなかで県大会1位を取ったこともあります。また部活動だけでなく、少年犯罪に関するボランティア活動にも参加をするなど積極的な行動をしてきました。

今までの経験で培った忍耐力と折衝力を活かして御社に貢献したいと考えています。本日は貴重なお時間をいただきありがとうございます。よろしくお願いします。

三好 真代

継続的な取り組みや、仲間と協力し、力を高め合い大きな成果をあげたことが伝わるエピソードですね。

そのほかの活動からも、アクティブな印象付けをすることができます。「忍耐力」「折衝力」よりも「継続力」「積極性」「協働する力」の方が、貢献するイメージが伝わりやすいかもしれません。

アイスブレイク

面接開始直後は特に緊張をしやすいもの。そんな学生の緊張をほぐすために、アイスブレイクとして世間話やその日の訪問経路などの簡単な話題を話す面接官が多いです。

面接全体の時間のなかでは数分というごくわずかな時間ですが、ここで緊張をほぐせるかがその後の面接の流れをスムーズに進められるかにも影響します

基礎的なコミュニケーション能力が備わっていることを示すためにも、面接の数ある質問の中で、特にアイスブレイクは面接官との会話を意識した答え方を心掛けましょう。

アイスブレイクの例

Q: 今日はお越しいただきありがとうございます。〇〇さんの趣味は音楽を聴くことなのですね。どんな曲を聞くのですか?

こちらこそお呼びいただきありがとうございます。最近はK-POPにハマっていて、〇〇というグループの曲をよく聞いています。

木村 千恵子

アイスブレイクでは、面接官の「質問に回答する」というよりも、面接官への親しみを込めた笑顔に軽く言葉を添えるというイメージで答えることがおすすめです。

提出書類に書いた趣味や特技が話題になることも多いため、軽いコメントを考えておくと会話をスムーズにすることができますよ。

志望動機

自己紹介やアイスブレイクが終わると、いよいよ本格的に面接官からの質問が始まります。その中でも頻出するのが志望動機です。

面接官は志望動機を聞くことで、自社に対する志望度の高さを確認しています。また、仕事への意欲や、自社の社風や方向性にマッチして長く勤められるかどうかを確かめたいという意図があります

志望動機は面接のフェーズが進むにつれ、深掘り質問をされやすくなります。「なぜその企業なのか」「どのような経験から志望するのか」「入社後には何に貢献できるのか」を明確にしておきましょう。

志望動機の詳しい考え方や答え方はこちらの記事を参考にしてください。
面接の志望動機の答え方を10例文で解説! 書類と同じ対策はNG

志望動機の例

私は御社の「服を変え、常識を変え、世界を変えていく」という企業理念に魅力を感じ、志望しています。

御社の夏の5daysインターンシップに参加した際に、先端技術を駆使して顧客とダイレクトにつながる難しさと楽しさを痛感しました。また、服が変わることで常識が変わる循環を自分の手で作り上げていきたいと感じました。OB・OG訪問をした際には、社員の皆さんが口をそろえて「世界を変えたい」と語っており、企業理念が浸透していると痛感しました。

私は学生時代に軽音楽サークルの広報として、今まで取り組んでいなかったYouTubeでの情報拡散に着手してきた経験もあり、今までの状況を変え、常識を変え、環境を変えていくことにやりがいを感じています。そのため、御社の環境であれば強みである発想力を十分に発揮して貢献していけると感じています。

御社に入社をしたら、企業理念に則り世界の人々へ幸せと変化を届けて貢献していきたいです。

鈴木 洵市

企業理念に関して分析をし、実際にインターンに参加をして企業理念が社員に根付いているということを伝えられている点が良いですね。

学生時代の経験で広報活動を「発想力」と捉えていますが、具体的にどんな発想をしたのかまで盛り込めるとより良くなります。

社風を盛り込んだ志望動機を検討している人はこちらの記事を参考に考えてみましょう。
「社風の志望動機」は注意が必要! 例文付きで受かるコツを伝授

自己PR

面接官は自己PRを聞くことで、学生の人柄や強みを知りたいと考えています。これらを知ることで「一緒に働きたい」と思えるかどうかが面接の評価に大きく影響します

また学生の過去の経験を聞くことで、仕事への再現性を見出しています。どのような環境でどんな強みを発揮して活躍をしてきたのか、入社後はどこで活躍できそうかを見られています。

自己PRのエピソードがうまく思い浮かばない学生は以下の記事を参考にしてください。
例文12選|面接必勝の自己PRはエピソードが最重要!

自己PRの例

私の強みは「傾聴力」です。相手が最も伝えたいことをうまく引き出すことができます。

学生時代、電力プランを紹介するテレフォンアポインターのアルバイトをしていました。アポイント獲得してからの成約率が20%と低く、問題に感じていました。

そこで、アポイントを無理やり取るのではなく、顧客が最も何に懸念を感じているのか、現在不満に感じていることは何かを丁寧にヒアリングするようにしました。そして、アポイント獲得後に成約したケースの録音を聞いて、マニュアル化をしました。

その結果、顧客が抱く不安や懸念を視覚的にわかりやすくすることができ、成約率を10%アップさせることができました。

このように相手が抱く感情をうまく引き出す力は御社の営業職としても発揮できると考えています。

三好 真代

全体的に良いエピソードとなっています。「現状から課題を発見し、自ら解決する力」を発揮して獲得した成果が「傾聴力」とも言えますね。

そのため、営業に活かせるスキルであれば「傾聴力」よりも、「現状から課題を発見し、自ら解決する力」と明確にアピールするとさらに良くなります。

学生時代に力を入れたこと

学生時代に力を入れたこと、通称「ガクチカ」は、面接での頻出質問の1つです。面接官は学生時代に力を入れたことを聞くことで、物事に対する打ち込み具合を知り、仕事にも打ち込めるのか再現性を見出しています

また経験の内容から、どんな仕事や環境に合っているのか、社風や職種へのマッチ度も見られています。

ガクチカの伝え方や考え方がわからない学生はこちらの記事を参考にしてください。
例文13選|誰でも「刺さるガクチカ」が完成する4ステップを解説

学生時代に力を入れたことの例

私が学生時代に最も力を入れたことは、体育会柔道部での活動です。

私の所属する柔道部は、部員34名で週5日練習に励んでいます。私は主務として、練習試合の設定などをおこなっていました。しかし、ここ数年は年1〜2回程度しか練習試合をしていないことに危機感を感じていました。

実際に部員に練習試合に関するアンケート調査をおこなったところ、部員の8割が練習試合の数を増やしたいという想いを抱いていることがわかりました。そのため、私は練習試合の実施回数を増やすために、他の大学の柔道部の主務に直接連絡をするとともに、部内広報と連携して練習試合の相手を募集していることを周知しました。さらに、部活のOBと連絡を取ることで警察の柔道部とも練習試合をお願いしました。

その結果、年12回の練習試合を設けることができました。練習試合があることで部員のモチベーションが上がり、練習にも熱が入り、関東大会では3位入賞をすることもできました。

この経験から、周囲の声を聞き行動に移すことの重要性を学びました。御社でも、現状に満足することなく、PDCAサイクルを回してより良い結果を出すために貢献したいです。

木村 千恵子

もう少し自分の想いや行動を具体的に表現すると、何を頑張ったのかが伝わりやすくなります。

たとえば、「問題がどれほど深刻で大変な状況だったのか」「なぜ危機感を感じたのか」「アンケート調査の結果だけで本当に練習試合の数を増やすことができたのか」などを具体的に表現できるとより良くなりますよ。

逆質問

面接官からの質問に学生が答えていた状況から異なり、面接の最後は、学生が面接官に自由に質問できる流れが一般的です。これは「逆質問」と呼ばれ、面接での最後のアピールチャンスとも言えます。

逆質問では、学生が自由に発言できるからこそ、学生の熱意や志望度の高さがどれくらいあるのかが表れやすい質問です

そのため、面接官は学生の意欲を確かめようとしています。企業研究を深くおこない、「この学生は自社のことをよく調べたうえで質問をしているな」と面接官が感じられるよう準備しておきましょう。

面接での逆質問を成功させたいという学生は以下の記事を参考にしてください。
面接で「質問はありますか」と聞かれたら? 回答例66選を大公開

逆質問の例

  • 御社で活躍する人に共通する強みや特徴があれば教えてください。
  • M&Aを積極的におこなっていますが、新卒採用で買収直後の事業内容に関する部署に配属されることはあるのでしょうか?
  • 研究職の1日のスケジュールを教えていただきたいです。
  • 御社の営業職のやりがいは顧客の人生を大きく左右する場面に立ち会い、幸せに導くことだと考えています。〇〇様が思う営業職のやりがいはなんですか?
  • 御社の社風は「おだやかな討論をする」とOB・OG訪問をした際に聞きました。〇〇様が感じる社風はどのようなもので、どんな場面で実感していますか?

鈴木 洵市

逆質問を考える際は、面接官の部署や役職に応じた質問内容を場合分けして、用意しておきましょう。

たとえば、人事部の面接官であれば、会社の全体像を聞く質問をしたり、営業部長の面接官であれば、営業活動での考え方を聞くなど相手に合った逆質問をしましょう。

そのほかによく聞かれる質問

面接では想定外の質問をされることもあります。いずれの質問にしても、質問の裏には学生の人柄や価値観を知りたいという意図があることが多いです。また、学生の志望度の高さや社風とのマッチ度などが確認されています。

突然の想定外な質問にパニックにならずに、「この質問にはこんな意図があるのだな」と冷静に対応しましょう

また、他の質問と矛盾がないようにすることが大切です。とくに、自己PRで伝えた自分の強みや、ガクチカで伝えた学び、志望動機の理由と整合性がとれるようにしてください。

たとえば、強みで「コミュニケーション能力」と伝えているのに、短所で「人見知り」と伝えてしまうと矛盾してしまうため、「相手の気持ちを考えすぎてしまう」などが良いですね。

面接の質問を網羅的に対策したいという学生は以下の記事を参考にしてください。
面接の質問150選! 回答例から答え方まで質問対策を完全網羅

そのほかによく聞かれる質問の例

  • 長所と短所を教えてください。
  • 企業選びの軸を教えてください。
  • キャリアビジョンを教えてください。
  • 挫折経験を教えてください。
  • あなたは周りからどんな人だと言われますか。
  • 他に受けている企業について教えてください。
  • あなたを採用することでのメリットを教えてください。
  • あなたの現在の課題は何ですか。
予想外の質問がきて回答が思い浮かばない場合はどうしたら良いですか?

鈴木 洵市

質問内容を繰り返すことでワンクッション置こう

予想外の質問がきて即答することができなくとも慌てる必要はありません。

回答をすぐに出せないようであれば、まずは「自分を動物にたとえると、ということですね」などと面接官からの質問を繰り返して、面接官に質問の内容を確認する作業をしてください。

このようにオウム返しをしてワンクッション挟むことで、冷静に回答を考えることができます。その後、ゆっくりでいいので何かしらの回答をするようにしてください。

⑤退室:挨拶を忘れない

退室の流れとマナー

面接官から「それでは面接を終わりにします」と言われたら、「本日はありがとうございました」とお礼を言って立ち上がります。

その際に、「御社に入社をしたいという思いがますます強くなりました」など入社に対する前向きな発言ができると、最後に良い印象で終えることができます

そして「本日はありがとうございました」といって、ドアへ向かい、ドアの前で面接官の方へ向き直り、「失礼します」と挨拶をして礼をしてください。会釈をしてドアを閉めたら退室完了です。

面接官がエレベーターまで見送ってくれるときは、どういう対応をするべきでしょうか?

三好 真代

最後まで信頼関係を築くコミュニケーションを怠らない

志望する企業の「人を大切にする姿勢」が伺えるシチュエーションですね。「恐れ入ります」「ありがとうございます」など、会釈とともに敬意と感謝の気持ちを伝え、面接官の誘導に従いましょう。

エレベーターボタンは面接官が押してくれることが多いです。リラックスした会話をしつつ、最後まで信頼関係をつくるコミュニケーションを心掛けてくださいね。

扉が開いたら速やかに乗り込み、行き先ボタンと「閉」ボタンを押します。扉が閉まる際はしっかりと目線を合わせて「ありがとうございました」と伝え、しっかりとお辞儀をします。

扉が閉まり切るまで姿勢を保ち、相手への感謝の気持ちを伝え尽くしたら、やり切った自分を労いましょう。

⑥帰宅:家に着くまで気を抜かない

面接をした部屋やオフィスから出ても、まだ気を抜かないようにしてください。

オフィスでは通常業務をしている社員もいるため、他の学生と騒いだり、スマホなどで電話をしないようにしましょう

また会社の近くで騒いだりすることも避けたほうが無難です。どこでだれがあなたを見て評価をしているかわからないため、家着くまでは気を抜かないでくださいね。

面接終了後のNG行動の例

  • オフィスの近くでたむろする
  • オフィスの近くの飲食店で他の学生と選考の話をする

面接後の流れも完璧に! 次の面接に備えよう

面接後の流れも完璧に! 次の面接に備えよう

  • 当日中にお礼メールを送る
  • 面接内容を整理しておく
  • 次の面接の対策をしつつ結果連絡を待つ

面接が終わっても就活が終わったわけではありません。面接を終えて、帰宅してからの流れをきちんと押さえることで、先を見すえた行動ができ、次の選考にも活かすことができます。面接後の流れまで押さえておきましょう。

①当日中にお礼メールを送る

面接に対応してもらったお礼のメールを当日中に送るようにしましょう。お礼メールで合否が分かれることは少ないですが、社会人になるマナーとして送ることがおすすめです

最終面接などの学生の人数が絞られた段階や、中小企業など応募人数が少ない企業では特に、お礼メールが担当者の印象に残りやすいとも考えられます。感謝の気持ちを伝えて、最後まで良い印象を残しましょう。

送信メッセージ

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件名Re: 【本日の面接のお礼】〇〇大学 港太郎

株式会社〇〇採用ご担当
△△様

お世話になっています。
本日、13時より面接をしていただきました○○大学○○学部○○ 港 太郎です。

このたびは、お忙しい中お時間をいただきありがとうございました。

△△様のお話を伺う中で、貴社の企画職での働き方や付加価値の生み出し方について理解を促進させることができました。以前より貴社を第一志望とし就職活動をしていましたが、よりいっそう御社に入社をしたい気持ちが強まりました。

取り急ぎ、面接のお礼を申し上げたく、ご連絡させていただきました。末筆ながら貴社や△△様のますますのご活躍をお祈りしています。
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港 太郎(みなと・たろう)
○○大学○○学部○○学科○年
携帯電話:080-○○○○-○○○○
メール:minato@○○○○○○.ab.jp
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お礼メールを送り忘れてしまいました。面接当日以降に送っても問題ありませんか?

木村 千恵子

面接2日以内程度ならOK! 遅れる場合はお詫びを忘れずに

お礼のメールは、当日中か遅くても翌日朝には送信しておきたいところです。もし送り忘れてしまったとしても、2日以内程度ならば送っておきましょう。

それ以上の場合は、遅れたことを丁寧にお詫びしつつ、改めて志望の意思が強いことを伝えて送るようにしましょう。面接のお礼メールを送らなかったことそのものが面接不合格の決定打になるとは考えにくいです。しかし、他の応募者との比較の観点から、自社への志望熱意が低いとみなされてしまう可能性はあります。

うっかり忘れてしまったというミスをなくすため、面接のスケジュールが確定した時点で、お礼のメールを送るスケジュールも同時に設定しておくと忘れずにすみますよ。

②面接内容を整理しておく

面接が無事終了して、一息つきたくなる人も多いのではないでしょうか。しかし、最終面接でない限り次の面接に続きます。そのため、面接で話した内容や聞いた話などを忘れないうちにメモとして書き出すなど整理しておきましょう。

面接内容を整理しておくことで、うまく答えられなかった箇所や深掘りをされやすい箇所を理解できるようになり、次の面接に向けて対策をとることができます

また、次の選考で同じような質問をされたときに、矛盾なく答えられるというメリットもあります。

三好 真代

面接終了後、面接の内容を整理するためには、まず面接で話した「事実」を時系列ですべて書き出します。具体的には、聞かれた内容や自分の回答などです。

手書きの場合は途中で思い出したことを差し込めるよう、付箋を使いましょう。事実が書き終わったら、面接官の質問の意図や、答えた内容で伝わったことなどを振り返ることがおすすめです。

③次の面接の対策をしつつ結果連絡を待つ

企業からの指定が特になければ、面接の結果連絡は1週間前後でくることが多いです。1週間ただ結果を待つのではなく、次の面接や他の企業の面接の対策をしながら待ちましょう。

あくまで1週間で連絡がくるというのは目安です。連絡が遅いからといって、過度に不安がる必要はありません。

集団面接の流れも押さえよう

集団面接の流れも押さえよう

  • 入室:最初に入る人がノックする
  • 面接中:他の学生の話も傾聴する
  • 退室:最後の人がドアを閉める

個人面接の流れは押さえているものの、「集団面接の流れは今ひとつわからない……」という学生も多いものです。

他の学生がいるからこそ、面接の流れを止めてしまう学生は目立ってしまいマイナス評価となりやすいです。集団面接にいつでも対応できるように、集団面接ならではの流れを確認していきましょう。

集団面接について詳しく対策をしたい学生は以下の記事を参考にしてください。
グループ面接で飛びぬける極意|陥りがちな失敗を攻略しよう

①入室:最初に入る人がノックする

集団面接の入室の流れとマナー

集団面接では、先頭の人が代表してドアを3回ノックします。面接官から「どうぞ」と合図があったら「失礼します」と挨拶をしましょう。お辞儀をして順番に入室をしていきます。

最後に入室をする人は、面接官に背を向けないようにしてドアを閉めます。

入室後は1番最初に入室した人が1番奥の椅子に座るようにして、全員がイスの横に移動できたら面接官から「お座りください」など合図があります。自信がないからといってキョロキョロ周りを見ないようにしてくださいね。

②面接中:他の学生の話も傾聴する

集団面接で聞かれる頻出質問も、基本的には個別面接と同じような質問が多いです。集団面接では他の学生がアピールをしているときに気を抜かないようにしましょう。面接官から「あなたは今の話を聞いてどう思った」などと質問されることもあります。

他の学生の回答を気にしすぎる必要はありませんが、似たような回答になるときは「先ほど〇〇さんがおっしゃった内容と似てしまうのですが」などワンクッション入れると安心です

また複数の学生を同時に面接をする集団面接では、面接官は平等に時間配分をしたいと考えています。そのため、長々と回答してしまわないように基本は1分以内で答えるということを忘れないでくださいね。

木村 千恵子

集団面接は、企業の目的として選考プロセスを効率的に進めることが挙げられます。

一方で、個人面接と同様に応募者一人ひとりの良さや特長を見極めたいという目的もあるため、その両方に配慮したバランス感覚を意識して面接に臨むようにしましょう。

③退室:最後の人がドアを閉める

集団面接の退室の流れとマナー

面接官が「これにて面接を終了します。ありがとうございました」などと面接終了の合図をしたら、全員で立ち上がり「本日はありがとうございました」と挨拶をして45度の角度で礼をしましょう。

その後、最後に入室をした出入り口に近い人から順に退室をしていきます。ドアの前で「失礼します」と述べ、30度の角度で礼をすることを忘れないでくださいね。

最後に退室をする人は、挨拶を済ませたうえで、ドアを静かに締めて退室完了です。

Web面接の流れも押さえよう

Web面接の流れも押さえよう

  • 家の中の環境を整える
  • 開始5分前にはパソコンの前で待機をする
  • 面接中は対面よりも大きな声でハキハキと話す
  • 接続を切って面接終了する

最近では対面の面接に限らず、オンラインでWeb面接をする企業も増えてきています。Web面接の流れを押さえることで、Webならではの必要な事前準備がわかってきますよ。

Web面接が間近に迫り、焦って準備をしなければならない状況に陥らないためにも、今のうちにWeb面接の流れを確認していきましょう。

Web面接を控えている学生はこちらの記事で詳しく対策ができるため参考にしてください。
WEB面接マニュアル決定版|よくある失敗を押さえた攻略法5選

①家の中の環境を整える

まずはWeb面接当日までに家の中のネット環境を整えましょう。

そして、可能であれば音声が綺麗に聞こえるようにヘッドホンやマイク、表情が明るく見えるようにリングライトなども準備しておくと流れを滞らせることなく、アピールをしやすくなります

ネット環境を整える準備

  • Wi-Fiに問題なくつながる環境を選ぶ
  • PCを用意する
  • スマホの場合は位置を固定する
  • スマホの場合は通信制限にかからないようにする

また、Web面接に使用するオンラインコミュニケーションツールをインストールしたり、実際に起動して使えるようにアカウントを作成しておくことも大切です。

アカウント作成のポイント

  • 氏名:漢字でフルネーム
  • 画像:なし、またはフォーマルな写真
  • メールアドレス:本名に近いものが望ましい

さらに、カメラに映る背景へも意識を向け、壁になる位置を探したり、物が映り込まないように整理しておきましょう

②開始5分前にはパソコンの前で待機をする

面接当日は、面接に必要ないソフト・アプリを非通知設定にして、インターホンなどもならないようにしておきましょう

そして開始5分前にはパソコンの前で待機をして、身だしなみや通信環境に問題がないか確認します。

面接官からビデオ通話の通知などがきたら面接開始です。また企業によっては後から面接官がログインする場合もあるため、正しい身だしなみや心構えで待ちましょう。

突然通信環境が悪くなってログインできなくなりました……。まだ遅刻をするのは確定じゃないのですが、面接開始時間を過ぎてしまうかもしれません。どうしたら良いですか?

三好 真代

必ず現状を面接官に電話で伝えよう

時間に遅れてしまう可能性が少しでも生じた場合は、必ず現状を伝えましょう。そのために、採用担当者の連絡先(電話番号)は事前に手元に準備しておくことが必要です。

連絡後はログインしなおす、PCやアプリを立ち上げなおす、など、落ち着いて対処をしましょう。通信環境による不具合が起こること自体は「よくあること」であり、面接の結果に影響することは一切ありません。

ただし、「その不具合が起こったときにどのように対処できるか」は、評価の対象となる可能性があります。臨機応変な対応力をアピールできるチャンスと捉えると良いですね。

③面接中は対面よりも大きな声でハキハキと話す

Web面接中の流れは通常の面接の流れと大差ありませんが、アイスブレイクの前に、通信環境の確認をされることがあります

たとえば、「今、声は聞こえていますか」「音声が聞き取りづらかったら教えてくださいね」「Web面接は受けたことありますか」などです。これもWeb面接ならではのアイスブレイクの一環だと思って、会話を意識して「問題ありません」「以前1度だけWeb面接を受けたことがあります」などと回答しましょう。

Web面接では画面越しで声が聞こえにくいこともあるため、大きな声でハキハキと話すようにしてくださいね。

鈴木 洵市

Web面接については、面接をする場所とWeb面接をする機器について気をつけてください。

場所は周囲の雑音が入らない場所、Web機器については、面接をする場合に画面が映らない、音声が入らないということがないようにしてください。

④接続を切って面接終了する

面接官から「それでは面接を終了します。ありがとうございました」と言われたら、座ったまま「本日はありがとうございました」と挨拶をして会釈をします

退室をするタイミングとしては企業側が先に接続を切るのを待つのが無難です。ただし、面接官から「どうぞ退室してください」と促されることも少なくありません。その場合は、「失礼します」といってから「退室」ボタンや「終了」ボタンを押しましょう。

面接の流れが思い通りに進まなくても冷静に対応することが大切!

面接には基本の流れがあるものの、思い通り進むとは限りません。突然、予想外の事態に対して頭が真っ白になりパニックに陥ってしまう学生もいるかもしれませんが、それではせっかく準備をしてきた努力がもったいないですよね。

面接の流れは思い通りに進まなくても冷静に、自分を良く見せられるようなアピールにつなげていくことが大切です。面接は選考の場ですが、コミュニケーションの場でもあります。会話を意識して、自分のことを知ってもらうという心構えで臨んでくださいね。

キャリアアドバイザーコメント

1つの失敗だけで面接の評価は決まらない

面接の流れが思い通りに進まないときは、誰もが「さっきの回答はこれで良かったのかな」と不安になり、気持ちが焦ってしまうものです。このような場合に備えて、面接前に心構えをもっておくことで面接中の気持ちを落ち着かせることができます。

まずは面接を、客観的に捉えることです。面接というものは、選考を受けているときは学生にとって一連の流れのように感じます。しかし、評価する側である面接官にとっては、各質問の評価項目ごとに点数をつけていることが多いです。面接官はそれぞれの学生ごとに、強みや弱みがあり、完璧な人物はいないという前提を持って皆さんと対面します。

面接は1つの質問を失敗したとしても、次の質問に集中することが重要

そして、皆さんをそれぞれの質問を通して知ることで、評価をつけているということを認識してください。このように評価する側の面接官視点で面接を捉えて臨むだけでも、冷静になることができます。

この心構えがあると「失敗したかな」と思ったときにも、焦って次の質疑応答に影響を与えてしまうのではなく、集中して臨むことができます。トータルの点数を高めることを意識すれば、面接を落ち着いて進めることができますよ。

面接の流れを押さえて落ち着いて実力を発揮し合格をつかもう!

ここまで解説したとおり、面接当日の流れだけでなく、面接の前にも後にも押さえておくべき流れがあります。さらに集団面接やWeb面接の流れを押さえることで、就活全体を通して必要な準備や対策が明確になってきます。

不安は、漠然とした曖昧な状況で感じやすいものです。面接の流れを押さえると曖昧さがなくなり、あなたが抱く不安は激減しますよ。今回解説した面接の流れを踏まえて、万全を期して面接に臨み合格をつかみましょう。

キャリアアドバイザーコメント

面接の内容だけでなく、全体の雰囲気を掴もう

面接の流れについては、双方向のやり取りを意識しておくようにしましょう。面接の流れを意識した準備では自分がどう対応するかばかりが気になりがちです。しかし、自分が応募している企業はどんな組織なのか、採用担当者はどんな視点で面接をおこなう人なのかを自分の五感で感じる貴重な機会です。

面接は自分が選考される場です。しかし、同時に企業を観察する場でもあります。これからの数年間、1日の3分の1以上を過ごす場所になるかもしれない環境を観察できる、またとない場面でもあるということです。

面接中に新しい発見があることも! 観察する気持ちで臨もう

面接会場で周囲をよく観察していると、その企業のことがよく見えてくるものです。もし社員同士が乱暴な言葉遣いで対応していたら、その会社で活躍する将来の自分を想像できるでしょうか。

また、本命ではない企業の面接会場で、期待に反してとても気持ちよく応対してくれる複数社員を見て、場合によっては志望の優先順位が変わるかもしれません。

面接の流れの中で、企業は学生を非常に真剣に観察しています。そして、応募する側のあなたも、面接官も含めてその企業で働く人の様子をよく観察することをおすすめします。

記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は大手人材サービス企業で、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援・女性活躍推進事業に従事。NPOでの勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。