Q

大学3年生
女性

年間休日は何日以上あるとホワイト企業ですか?

そろそろ就職活動を意識し始めている大学生です。将来はワークライフバランスの取れた働き方を理想としているので、しっかり休みが取れる「ホワイト企業」に就職したいです。

具体的に、年間休日が何日以上あれば「ホワイト企業」といえるのでしょうか?

休日日数だけでホワイトなのかどうかが決まるわけではないとは思うのですが、一つの目安として知っておきたいです。

また、年間休日以外にも、ホワイト企業を見極めるためのポイントや、求人票で注目すべき点などがあれば教えていただけると幸いです。どのような視点で企業を探せば良いのか、アドバイスをお願いします。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント

久野 永理

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ホワイトの基準はバラバラ! 年休120日は目安になる

「ホワイト企業」の基準は個人の価値観による、ということをまず理解する必要があります。そのうえで、一般的な目安を話すと、完全週休2日制で祝日も休みの場合、年間休日は120日を超えます。

これに夏季休暇や年末年始休暇が加わると125日前後になるでしょう。年間休日110日という求人もよく見られますが、現在は有給休暇の5日間取得が義務化されています。

休日数だけで決めない! 総合的な働きやすさを見よう

しかし、休日数が多くても休日出勤が常態化している企業もあります。逆に休日数が少なくても、有給休暇が取得しやすく、やりがいのある仕事であれば苦にならない場合もあります。

年間休日数という数字だけに囚われず、残業時間や福利厚生、職場の雰囲気など、自分にとって働きやすい環境かどうかを総合的に見極めることが重要です。

キャリアコンサルタント/キャリア・デベロップメント・アドバイザー

桒田 里絵

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休日数ではわからない! 満足できる基準を決めよう

「ホワイト企業」という言葉に、実は明確な定義はありません。一般的に、サービス残業が多い、職場環境が悪いといった「ブラック企業」の対義語として使われている言葉です。

そのため、「年間休日が何日以上あればホワイト企業」という画一的な基準で考えるのではなく、あなた自身が「どれくらい休めれば満足なのか」という視点を持つことが大切です。

もし休日日数だけで判断するのであれば、年間休日が120日以上あると、公務員と同じくらいの水準といえるでしょう。完全週休2日に加え、祝日や夏季・年末年始休暇といった長期休暇も取得できる目安になります。

自分にとって最良の仕事を考えて仕事選びをしよう

しかし、その条件だけで本当に満足できるのか、一度自分自身で考えてみることが重要です。

世間一般でいわれる「ホワイト企業」という言葉に安心を求めるのではなく、「自分にとって働きがいのある会社とは何か」を考えることが、本質的な企業選びにつながります。

いわゆるホワイト企業でつまらない仕事をするよりも、たとえ労働条件が多少劣っていても、自分が意義や誇り、興味を持てる仕事ができるほうが、はるかに幸せな場合もあります。

もちろん、条件がよく、やりがいのある仕事に巡り会えるのが最も良いですが、まずは「自分にとって良い仕事とは何か」を、もっと幅広く考えてみましょう。

こちらの記事ではホワイト企業といえる年間休日数の条件や、休日を取りやすい企業の見つけ方を解説しています。休日の日数を重視している人はぜひ参考にしてみてください。

以下の記事では年間休日の平均日数や最低ライン、休日・休暇の違いについて解説しています。年間休日数ごとの働き方や休日設定も紹介しているので、チェックしてみましょう。

年間休日数でホワイト企業と判断して良いのか? の疑問に対する回答は、次のQ&Aをチェックしてみましょう。休日数とホワイト企業の関係について、キャリアコンサルタントが回答しています。

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