Q
大学3年生
女性
理系学部卒で文系就職はありですか?
私は理系の学部に所属しているのですが、将来は研究職や開発職ではなく、営業や企画、マーケティングといった文系寄りの仕事に就きたいと考えています。しかし、「理系なのに文系就職は不利になる」「専門性を活かせない」といった話を耳にして、将来に不安を感じています。
理系学部卒が文系職種を目指すのはやめておいたほうが良いのでしょうか?またもし目指す場合、面接で「なぜ理系なのに文系職?」と聞かれた際、どのように答えるのが正解なのでしょうか?
一方で、理系ならではの論理的思考力やデータ分析能力が文系職種で活かせるとも聞きます。これらの強みをどのようにアピールすれば、企業に評価してもらえるでしょうか?理系学部卒が文系就職を成功させるための具体的なアドバイスをお願いします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
理系から文系就職はあり! 自分に合う仕事を目指そう
まったく問題ありません。そうした進路を選ぶ学生も少なくありません。
むしろ、理系というバックグラウンドを活かして文系職種で活躍している人も多くいますし、企業側も多様なバックグラウンドを持つ人を求める傾向が強まっています。何かセグメントをせず、自分の適性に合った職種をめざしていくのは自然なことだと思います。
就職理由が大事! 強みを仕事でどう活かすか語ろう
ただし、なぜ理系なのに文系職種なのという問いは出てくる可能性があるので、ここは理由を用意しておくことが重要です。
ポイントは、自分の中にある文系職志向の原体験と、理系の学びをどのようなふうに活かせそうかというこの両軸で説明できると良いでしょう。
理系出身のほうが評価されやすいポイントとしては、数字や事実に基づいて論理的に思考し、整理するといった強みだったり、そもそも研究などのなかで仮説検証のプロセスに慣れているというところです。
あとは地道に専門領域を調べて理解するという、ここの下地もあるというところが評価されやすいポイントだと思います。企画職やマーケティング職、営業職においても、このあたりの論理性や数値感覚は重要になるので、十分武器になるでしょう。
そのため、あまり文系職種だから理系職種だからというところにこだわらず、シンプルに、なぜ文系職に惹かれたのか、そしてそこで自分がどう貢献できるかというところを、自分の言葉で語れるようにしてほしいと思います。
文系就職でもOK! 理系の強みを活かして働こう
理系学部から文系職種へ就職することは、まったく問題ありません。むしろ、理系で培った論理的思考力やデータ分析能力は、営業や企画、マーケティングといった職種で大きな強みとなり得ます。
理系だからといって文系の職種で不利になることはないでしょう。自分の強みを自覚し、それを武器としてアピールすることをおすすめします。
消極的な理由はNG! 就職への前向きな思いを話そう
重要なのは「理系か文系か」ということではなく、「なぜその文系職種を志望するのか」という明確な理由です。自分のやりたい仕事がそこにあるのなら、学部の壁を気にする必要はまったくありません。
ただし、「理系の専門職が合わなさそうだから」といった消極的な理由であれば、面接官に見抜かれてしまいます。理系や文系という枠で考えるのではなく、なぜその仕事がしたいのかをしっかり考えたほうがよいでしょう。
理系学生で文系就職を目指している人は次の記事も参考にしてみてください。理系で文系就職する際の就活スケジュールや押さえておきたいコツについて解説しています。
次のQ&Aでは「理系が文系就職すると後悔するか? 」の問いにキャリアコンサルタントが回答しています。文系就職を検討している理系学生はぜひ読んでみてください。
文系就職を考えている理系大学院生に向けたアドバイスは、次のQ&Aもチェックしてみましょう。
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