この記事のまとめ
- 仕事を楽しむには「楽しい」の意味を正しくとらえることが重要
- 仕事は4つのアクションを取り入れることで楽しさを見出せるようになる
- 3つの手順を踏んで自分に合った楽しい仕事を見つけよう
- 自己分析ツール
たった3分で面接で使える"あなたの強み"がわかる!
この記事を読んでいる人におすすめ
仕事は大変なことが多いものですが、楽しいと感じることができれば、社会人生活を有意義なものにすることができます。
この記事を読んでいる人の中には「仕事が楽しい人のことが理解できない」「今の仕事は楽しくない」と感じている人もいるかもしれません。しかし、どんな仕事でもとらえ方次第で楽しさを見出すことはできるのです。
この記事では、キャリアコンサルタントの桒田さん、井上さん、有馬さんとともに、仕事が楽しいと感じられる人の特徴や仕事を楽しむ秘訣について解説します。心のどこかで仕事を楽しみたいと感じている人は、ぜひ参考にしてみてください。
仕事が楽しい人・そうでない人では「楽しい」のとらえ方に違いがある
世の中の仕事はそれぞれ魅力があるため、仕事が楽しいと感じられる人はその仕事の中から楽しさを自分なりに見出すことができます。そのため仕事が楽しくないという人は、楽しんで仕事をしている人とは違った形で「楽しい」をとらえてしまっているかもしれません。
そこでこの記事では、仕事が楽しいと思える人の「楽しい」の意味について解説します。まずは、仕事を楽しめている人がどのように「楽しい」をとらえているのか考えてみましょう。
次に、仕事における「楽しい」の意味を踏まえて、仕事に楽しさを見出すコツを解説します。仕事が楽しくないと思っている人は参考にして、自分なりに仕事を楽しめるようなアクションを起こしましょう。
最後は、より楽しさを感じられる仕事の特徴について解説します。「仕事が楽しい」という時間を増やすにはどんな仕事がおすすめなのか気になる人は参考にして、キャリアの選択に役立ててくださいね。
昔は「仕事は我慢してやるもの」と言われていましたが、それは「とりあえずやりさえすれば自動的に給料がもらえた」年功序列時代の話です。
今の経済状況は、雇う側にとっても雇われる側にとってもそんなに甘くはありません。つまり企業は、仕事を楽しめない、意欲のない社員を雇っているような余裕のある時代ではなくなっているのです。
そのことをよく理解して、仕事を楽しむ方法を探していきましょう。
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仕事が楽しいときとは? いきいきと働く人が仕事を楽しいと思う7つの瞬間
仕事が楽しいときとは? いきいきと働く人が仕事を楽しいと思う7つの瞬間
前述のとおり、仕事が楽しくないと感じている人は、仕事を楽しめている人と「楽しい」のとらえ方に違いがあると考えられるため、仕事が楽しいとは具体的にどんなときなのか想像するのが難しいという人もいるかもしれません。
そこでまず最初は、仕事が楽しいと思える7つの瞬間について解説します。活き活きと働いている人が普段どんなときに仕事を楽しいと感じているのか、自分なりにイメージしてみましょう。
仕事がつまらない、楽しくないと誰しもが一度は思ったことがあると思います。以下の記事では仕事が楽しくないときの解説策をまとめているので参考にしてみてください。
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仕事が楽しくないと感じる人へ、モチベーションを取り戻すコツをキャリアアドバイザーとともに解説します。各原因に応じて対処法を解説しているので、今のうちに不安や不満を解消し、いきいきと働く未来をつかみましょう。
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①自分の好きなこと・やりたいことができるとき
自分の好きなことや趣味に取り組む時間を楽しいと思うのと同じように、仕事でも自分の希望が通せたり、興味のある内容に取り組めたりするときは「楽しい」と感じる人が多いです。
一方、仕事というのはお金を稼いで生活するために必要なこと、つまり義務のようなものとしてとらえている人もいるかもしれません。しかし、仕事というのは生きていくために必要不可欠なことであると同時に、自分の人生を彩るための手段の一つでもあります。
だからこそ、仕事の中で自分の好きなことややりたいことができると、仕事に対する義務感が薄れ、人生を豊かにできている、楽しいといった気持ちを感じられるのです。
- やりたいことがありません。そういう人はやっぱり仕事を楽しめないですか?
やりたいことがまだ明確になくても仕事を楽しむことはできる
仕事を楽しんでいる人のなかでも、やりたいことが明確に決まっている人は意外と少ないものです。つまり、やりたいことが特になくても、仕事を楽しむことは十分に可能です。
私も社会人4年目まではやりたいことがわからずに悩んでいました。
ですが、与えられた目標をチームで協力して達成できた時、頑張った結果が評価された時、自分で採用した社員に「この会社に入って本当に良かったです」と言ってもらえた時などは、とてもやりがいを感じ、心の底から仕事が楽しいと思いました。
何に楽しさを感じるかは人それぞれなので、自分が楽しいと思える瞬間、やりがいを感じる瞬間を明確にすると、やりたいことがなくても仕事で楽しさを見出せるようになりますよ。
やりたいことがわからないという人は以下の記事がおすすめです。仕事のプロであるキャリアコンサルタントが、やりたいことを見つけるコツをわかりやすく解説しています。
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②人から感謝されたとき
誰かから感謝されると、「良いことをした」という事実に気分が良くなる人は多いのではないでしょうか。
仕事を楽しめる人の多くは、人から感謝される機会があることを「人の役に立てる楽しさ」や「自己肯定感が上がること」として変換し、その瞬間のために仕事のモチベーションを上げることができます。
人から感謝されたり自分のおこないが認められたりすることで、そのときのポジティブな気分が結果的に仕事の楽しさにつながるのです。
仕事にもよりますが、サポート要素の高い仕事は特に感謝されやすいと言えます。わかりやすい例を出すと介護や医療、広い意味では企業の経営サポートをするコンサルティングも挙げられます。
社内でも、営業サポートや秘書など、困っている人のサポート業務は直接的に感謝されやすい仕事です。
「人の役に立つ仕事だったら楽しさを感じられそう」と考えている人は、以下の記事もチェックしてみましょう。人の役に立つ仕事45種の仕事内容ややりがいをキャリアコンサルタントが詳しく解説しています。
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あなたが受けない方がいい職業を確認してください
就活では自分に適性がある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまうリスクがあります。
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強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
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③目標やゴールを達成したとき
皆さんの中には何かをやり遂げた時、自分のこれまでの頑張りが報われて気分が良くなったといった経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか。
仕事を楽しんでいる人は、仕事で定めた目標やゴールを達成したときの充足感を、仕事の楽しさとして感じることができます。
仕事は、社会人生活の中でも多くの時間を費やすものであるため、達成感を楽しさに変換することで働く時間を有意義なものにできます。達成感は仕事をやり遂げるたびに感じることができるため、仕事全体の満足感を高め、前向きな気持ちで次の仕事に取り組めるようになるのです。
④自分の成長を感じられたとき
自分が何かできるようになったり、成長を感じたりすると自信や自己肯定感が高まる人もいますよね。その自信や自己肯定感の高まりは、次の取り組みや新しいチャレンジに対してのモチベーションを高めることもできます。
仕事を継続的に楽しめる人は、こうした自分の成長から来る自信や充足感を「楽しい」ととらえ、その先の仕事に前向きな姿勢で臨めるのです。
逆に自分の成長を感じられないと、いつまでも同じ場所にとどまっているような感覚になるため、仕事に飽きてきてしまったり、ほかの人の成長や実績と自分の現状を比較して、ネガティブな気持ちになってしまったりしてしまいます。
- 自分の成長は具体的にどうすれば感じられるのでしょうか?
できたことへの喜びからもっとやりたいと感じたらそれは成長した証
スポーツやゲームをやって楽しいと思ったことはありませんか? 誰でも練習したり何度も繰り返しトライするうちに上手になった経験があるのではないでしょうか。
上手になると楽しくなり、また練習してさらに上手になり、より楽しくなっていく、といった好循環が生まれると、夢中になって取り組むことができますよね。
仕事も同じです。最初は上手くできなくても、何度も失敗を繰り返していくうちに少しずつ上手になります。
すると不思議なもので、上手になると楽しく感じられるようになり、もっと工夫したりもっと練習したりして上手くなろうという意欲が湧いてくるのです。
たとえるなら、上手くできないゲームを何時間も続けてやっとクリアでき、そしてもっとやりたいと思ったときの感覚です。その感覚こそが成長した証だと思います。
⑤自分の仕事が評価されたとき
誰しも人から褒められたり、自分の頑張りが認められたりしたときは気分が良くなり、褒められた行為はこの先も繰り返していこうという意欲につながるものです。
それと同じで、仕事が楽しめる人も、仕事の中で自分が評価されたときのうれしい気持ちから、「自分が評価される仕事」すなわち「楽しいこと、またやりたいこと」といった考え方につなげられています。
自分が今いる環境で認められている、尊重されているという充足感は、次もその「評価」を求めてより良い働きをしようというモチベーションにつながります。その意欲的な姿勢が周りに伝わることで、さらに自分自身の評価を高めることができるのです。
⑥人間関係が良好なとき
仕事は組織の中で人が集まっておこなうことが多いため、良好な人間関係を築けているときは仕事に対してもポジティブに取り組むことができます。
人は一人ひとり性格が異なり、価値観も十人十色です。自分とは違った価値観や考え方の人とかかわることは大変なときもありますが、そんな中でも互いを尊重し合うことができれば相手の価値観を面白いと感じられ、仕事で人とかかわることを楽しいと思うことができます。
また、仕事で人とかかわることで、周囲の人から感謝されたり、評価されたりする機会も増えるでしょう。自分のおこない、つまり仕事が、周囲の人や企業の役に立ったと実感することで、その仕事をやって良かったというやりがいや楽しさにつながります。
職場の人間関係が良ければ、仕事終わりに一緒に飲みに行ったり、休日に共通の趣味に時間を使ったりといった楽しみ方が増えます。
信頼関係ができれば仕事でも協力し合えるため、周りの人のために頑張ろうというモチベーションにもつながるでしょう。
⑦新しいことに取り組むとき
何か新しいものや出来事に遭遇したときは、未知のことに対する不安や緊張感を抱く人もいるかもしれませんが、逆に、ワクワクする、楽しいといった気持ちになる人もいるのではないでしょうか。
仕事を楽しめる人は後者の感情を強く感じられる人が多いため、仕事においても新しいことに取り組むたびに、その仕事を楽しいと思うことができるのです。
また、新しいことで結果がどうなるかわからないというのは、言い換えれば自分のやり方次第でより良い結果にすることができるということでもあります。
だからこそ仕事を楽しめる人は、新しい仕事や取り組みの結果が不確定な要素をポジティブにとらえ、より良い結果にするために頑張ろうという意欲を高めることもできるのです。
ルーティンワークが多くて新しいことに取り組む機会が少ないという人は、そうした仕事のなかにも変化を加えることを意識することで楽しむことができます。
たとえば、30分かかる仕事を20分に収めるにはどうしたら良いかを考えてみる、相手の反応が良くなる対応の仕方を工夫するなど、ルーティンにも変えられる部分がないか考えて行動してみましょう。
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自分の弱みはわかっていても、強みは思いつかないものですよね。「それ、強みって言えないよ」と思われたくない人も多いはず。
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キャリアコンサルタントに聞く! 仕事に楽しさややりがいを感じるときとは
前述のとおり、仕事を楽しいと感じている人は、仕事の中で「楽しい」以外にもやりがいやうれしさなどさまざまなポジティブな感情を抱いています。では、そうした気持ちを感じられる瞬間にはどのような特徴があるのでしょうか。
ここでは、自分らしく働けるノウハウや就職術によって多くの人をサポートしているキャリアコンサルタントの桒田さんに、一般的に仕事に楽しさを感じる瞬間の共通点について解説してもらいます。
仕事のなかで楽しいと感じられる瞬間を見つけたいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
アドバイザーコメント
桒田 里絵
プロフィールを見るどんな仕事も誰かに必要とされたときに喜びや楽しさを感じられる
人間は誰かに「必要とされる」ことを本能的に欲しています。試しに「私は誰にも必要とされない」とつぶやいてみてください。すると本当に不安で寂しくなりますよね。
しかし、安心してください! 仕事をすれば必ず誰かに必要とされます。しかもそれに給料が付いてくるのです。お金をもらいながら人に必要とされる感覚を味わえるなんて、仕事とは素晴らしい仕組みだと思います。
つまり、この「必要とされて嬉しい感覚」を増やすことこそが、やりがいや楽しさにつながると考えてください。
必要とする側とされる側が互いに喜びを感じることで仕事は楽しくなる
「必要とされる」場面が増えるということは、さまざまな経験によって成長する、できることが増える、上手にできるようになる、ということです。そして「うれしい」場面とは、人に感謝されたり人に認められたりして、自分は役に立っているという感覚を得られる瞬間と言えるでしょう。
私はキャリア相談の仕事をしています。相談者が良い仕事に出会って新しい人生に踏み出せた時、目を輝かせて「相談してよかった! ありがとう」と言われると心からやりがいを感じますね。
このように誰かに必要とされていることを自覚することは、必要としている相手にも、相手の要望に応える自分にもプラスとなる喜びが味わえることにつながると私は思います。
仕事に対するやりがいを見つけたいと考えている人は、以下の記事もおすすめです。多くの人の仕事や就活の相談に乗ってきたキャリアコンサルタントが、やりがいの見つけ方について解説しています。
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やりがいで働き方が変わる! 見つけ方を3ステップで解説
やりがいは働き方に大きな影響があります。記事ではキャリアコンサルタントと一緒に、やりがいが見つけられない原因と、見つけるための3ステップを解説しています。やりがいがどうしても見出せないときの対処法も紹介しているので参考にしてください。
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まずはあなたが受けない方がいい職業を確認してください
就活では自分のやりたいことはもちろん、そのなかで適性ある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期退職に繋がってしまうリスクが高く、適職の理解が重要です。
そこで活用したいのが「適職診断」です。質問に答えるだけで、あなたの強みや性格を分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。
まずは強みを理解し、自分がどの職業で活躍できるか診断してみましょう。
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
楽しい仕事=楽ではない! 仕事における「楽しい」の意味を理解しよう
先でも解説した通り、仕事を楽しめる人とそうでない人とでは「楽しい」のとらえ方が違います。そのため、仕事のとらえ方を知らないうちは、どんなに仕事を楽しいと感じやすい瞬間に出くわしても、それを「楽しいこと」として考えることができません。
この記事を読んでいる人の中には「楽しい」のことを「楽」「自分に都合が良い」といったニュアンスでとらえている人もいるのではないでしょうか。
たしかに休みが多くて残業が少ないなど条件の良い仕事をしている人は楽で楽しそうだと思うかもしれません。しかし、仕事というのは楽で自分に都合よくできる瞬間の方が少ないため、「楽」という感覚だけを「楽しい」ととらえてしまっていれば、仕事のほとんどは楽しい瞬間ではなくなってしまうでしょう。
仕事を楽しいと感じている人は仕事の中身に対して「面白い」「興味深い」といったニュアンスで楽しさをとらえています。つまり、自分にとって面白くて楽しい仕事であっても、大変な瞬間や実力が伴わない場合もあるということです。
仕事を楽しんでいる人というのは、仕事の条件ではなく中身に対して興味を持っていることで、仕事の中に大変な瞬間があったとしても、それ以上に楽しさを感じられるポイントを自ら見出している人と言えます。
「楽しい仕事=楽」ととらえる人の多くは、仕事以外の楽しい時間に目を向けていることが多いです。
仕事そのものに面白さを見出すことができれば、「楽」な仕事でなくとも、楽しみながら働くことができますよ。
どうしても楽な仕事がしたいという人は、以下の記事を参考にしてみてください。おすすめの楽な仕事をキャリアコンサルタントとともに解説しています。
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楽な仕事をしたい人必見! おすすめの仕事20選を特徴ごとに紹介
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キャリアの専門家が解説! 仕事が楽しくないと思う人の特徴とは
「楽しい」というのは感情の一種であり、感情の感じ方は人それぞれであるため、「楽しい」のとらえ方次第では、仕事というのは楽しいものにも楽しくないものにもなり得るのです。
では、仕事が楽しめない人にはどんな特徴があるのでしょうか。ここからは、仕事に関する専門家であるキャリアコンサルタントの有馬さんに、仕事を楽しめない人に見られる特徴について解説してもらいます。
「今の仕事が全然楽しくない」と感じている人は、有馬さんの解説を参考にして、仕事を楽しんでいる人と自分との違いを把握しましょう。
アドバイザーコメント
有馬 恵里子
プロフィールを見る原因の究明や自己理解が不十分な人は仕事が楽しめない傾向にある
仕事を楽しめない人は、自分自身に向き合わず「仕事が楽しくない」という言葉でまとめてしまう特徴があると思います。
仕事の楽しさを邪魔する要素が複数あることを無視して、「仕事が楽しくない」と話す人は多いです。よくよく話を聞いてみると、仕事自体は楽しいけれど、人間関係がうまくいっていなかったり、残業も多く体が休まらないので仕事を楽しむ余裕がなかったりと、実は別のところに問題があることも。
仕事を楽しむ気持ちが持てない理由を思いつく限り書き出して、仕事以外のところで改善できる部分はないか考えていくと、仕事を楽しむ切り口が見えてくるはずです。
また、そもそも自分はどういうときに楽しめるのかがわかっていないという場合もありますね。どういう状態が楽しいと感じるのかを自分自身でわかっていないと、どの仕事も楽しめません。
どんなときに自分の「楽しい」のバロメーターが上がるのか考えてみよう
学生時代や日常生活を振り返って、自分がやりがいを感じるとき、嬉しいと思えるとき、気持ちが高まるときなどについてしっかり振り返ってみてください。
自分が楽しめるのはどういう状態か、それが実現できないのなら原因は何なのか、これを言語化できない人はなかなか仕事を楽しみづらいと思います。
仕事が楽しいとどうなる? 楽しみながら働くことの5つのメリット
仕事が楽しいとどうなる? 楽しみながら働くことの5つのメリット
仕事における「楽しい」の意味を正しくとらえて働けるようになると、ただ仕事が楽しめるようになるだけでなく、さまざまなメリットが得られます。
ここからは、楽しみながら働くことで得られる5つのメリットについて解説します。仕事を楽しめるようになったらどうなるのか、何が良いのか具体的にイメージできない人はぜひ参考にしてみてください。
①モチベーションを維持しやすくなる
誰しも、自分が楽しい、面白いと感じる行為や取り組みに対しては、意欲的に取り組めるはずです。それと同じで、仕事そのものに興味深さや面白さといった「楽しい」を見出すことができれば、モチベーションを維持して仕事に取り組むことができます。
具体的には、やりたくない仕事や大変な場面に直面したとしても、それ以外の部分で仕事を楽しいと感じられることが糧となり、一時的な大変さを乗り越えるメンタルを保つことができるのです。
これにより、仕事の内容によって自分の仕事のパフォーマンスが変わることがないため、どんな仕事でも任せられる人材として評価されることにつながります。
好きなことを仕事にすると、取り組むことがそのまま喜びになるわけなので、自分の中に発電機を持っているようなものだと言えます。
たとえば研究者や開発者、技術者、職人のように創意工夫すること自体が好きな人は、楽しみながら成長することができるでしょう。
②集中力が増す
楽しいことや面白いことほど時間を忘れてできたといった経験がある人もいるのではないでしょうか。仕事でも、安定的に楽しさを感じながら取り組めることで、一つひとつの業務に対する集中力がアップします。
集中力が増すことによって、仕事中に感じる余計な雑念が取り払われ、仕事を早く終わらせることができるのです。
逆に仕事が楽しくない状態では、「この仕事楽しくないな」「早く終わらないかな」といったネガティブな感情に気を取られ、結果的に仕事のスピードが落ちてしまいかねません。
仕事で楽しさを見出して集中力が高まることで、モチベーションと同じく、仕事そのもののパフォーマンスまでアップさせることができますよ。
③新しい発想や柔軟な考えを持てる
気分が良いときほどひらめきやアイデアが浮かびやすくなることと同じで、楽しみながら仕事に取り組むことで、心に余裕ができるため、新しい発想や柔軟な考え方ができるようになります。
「仕事が楽しくない」といったネガティブな考え方で頭の中がいっぱいの状態では、何をするにもネガティブな思考回路につながりやすくなるため、「もっとこうしたら良くなるかも」といった発想や、周囲からの助言を聞き入れられる素直さなどが損なわれてしまうのです。
企業では、ただ与えられた指示に従うだけではなく、多くの場合で自分なりにより良くするにはどうすべきかを考えることが求められます。そうした点からも、仕事に楽しさを見出して柔軟な考え方ができることは大きなメリットと言えるでしょう。
自分が仕事を楽しんでいると、周りの人にもポジティブな影響を与えることができます。
「〇〇さんみたいになりたい」「〇〇さんと一緒に仕事がしたい」と言われると、より一層自分も頑張ろうという気持ちになれますよ。
④向上心が高まる
皆さんは、楽しいことや面白いことに対して「どうすればもっと楽しめるのだろう」と考えたことはありませんか。
仕事にかかわらずどんなことでも、自分自身にできることが増えたり、やり方を変えたりすることで、得られる結果や楽しさは変化します。
つまり、仕事を楽しいと感じ、それに対してどうすればより楽しめるようになるかを考えながら取り組むことで、「仕事を楽しむ」という目的達成のために努力したり考えたりできるようになるのです。
このように一度仕事を楽しいと感じられると、さらに楽しむために試行錯誤しようという意欲につながるため、結果的に仕事に前向きに取り組む向上心が生まれます。
⑤日々の生活の満足度が高まる
仕事のあらゆる部分に安定して楽しさを見出すことができれば、楽しさ以外の大変なことや苦手なことなどに対しても、ストレスを受けにくくなります。
実際、何か楽しみなことが一つでもあると、そのために目の前の大変なことや苦手なことをやるときも少し気が楽になった、といった経験がある人もいるのではないでしょうか。
このように、「楽しさ」によって仕事上のストレスが軽減されることで、仕事全体に対する満足度をアップさせることができます。
さらに、仕事でのストレスが少ないということは、プライベートにも仕事のストレスを持ち込まずに過ごせるため、仕事を含めた日々の生活そのものの満足度を高めることにもつながるのです。
楽しそうに取り組んでいる人は、見ていて気持ちの良いものです。そのため周りの人にも良い影響を与え、身の回りを含む総合的な日常の充実度を上げることができます。
家庭生活や友人関係も良好になるうえ、職場の人間関係も上手くいくことが多いため、長く安定して勤めることができるでしょう。
安定性を重視して就活をしている人もいると思います。以下の記事では安定した職業をまとめているので参考にしてみてください。
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仕事上のストレスが少ない方が仕事を楽しめるチャンスは多いと言えます。以下のQ&Aではストレスの少ない仕事に関する質問に、キャリアコンサルタントがアドバイスしているため、ぜひ参考にしてみてください。
「仕事が楽しい」と思えないどころか、「仕事がつらい」と感じてしまっている人は以下の記事を参考にしてみてください。仕事のつらさによって疲弊した心を軽くする方法についてキャリアコンサルタントがアドバイスしています。
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仕事が辛い原因や、対処法をキャリアコンサルタントとともに解説。退職や転職を検討している人へ、辞めるべきかどうかを見極める方法も説明します。仕事が辛い状況は必ず好転させられます。自分を信じて、状況を好転させましょう。
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どうすれば仕事が楽しくなる? 仕事に楽しさを見出す4つのアクション
どうすれば仕事が楽しくなる? 仕事に楽しさを見出す4つのアクション
ここまでは、仕事における「楽しい」の意味や仕事を楽しむことのメリットについて解説してきましたが、具体的にどのように行動すれば仕事が楽しめるようになるのか、まだイメージしづらい人もいるのではないでしょうか。
そこでここからは、仕事における「楽しい」の意味を理解し、自分なりの楽しさを見出すための4つのアクションについて解説します。今の仕事を楽しめるようになりたい、もっと活き活きと働きたいと考えている人は、参考にしてできることから行動に移してみてくださいね。
①小さな目標やゴールを自分で決めてみる
日々皆さんが取り組んでいる仕事は、そのそれぞれが企業が定めた大きな目標を達成するために存在しています。
しかし、企業の経営目標のような大規模で長期的な目標だけでは、自分のすべきことや役割が具体的に見えない人もいるかもしれません。何のために仕事をしているのかがわからなければ、仕事そのものへの楽しさを見出すことが難しくなってしまいます。
そのため、毎日の仕事に小さな目標やゴールを自分なりに定めて取り組んでみましょう。
自分で立てる目標やゴールの具体的な例としては、「何時までにこの仕事を終わらせる」「今日はこの仕事に力を入れてやってみる」といった業務に関することや、「1日1回は質問する」といったコミュニケーションに関することなどが挙げられます。
小さな目標やゴールをクリアしていく感覚を感じながら仕事をすることで、クリアするたびに達成感を感じられ、途方もないゴールをただひたすら追いかけるよりも楽しいと思えるようになるでしょう。
- 自分で決めた目標を達成できなかったとき、余計にネガティブになってしまいそうです……。
達成が見込める目標も設定して小さな一歩を積み重ねてみよう
一見ずるく感じるかもしれませんが、達成イメージが持てるレベルの小さな目標を細かく設定することがおすすめです。
どんな小さな目標でも、達成したら確実に前に進んでいくので、達成できて当たり前のレベルの目標でも充分意味はあります。
もし目標を達成できなかったのであれば、目標設定が高すぎただけで、その事実が知れたという点では収穫があったと言えるでしょう。
たとえ達成できずとも途中までは進んだはずです。気を取り直して、そこからもう少し小さな目標を立て直しましょう。
②仕事に対して能動的に行動する
企業では、ただ言われた通りの仕事をこなすだけでは評価されません。また、仕事のことを上司や企業から「指示されるからやること」のような義務としてとらえてしまうことで、自分から進んでしていることではないため、楽しいと感じることが難しくなってしまいます。
だからこそ、仕事に楽しさを見出すためには、仕事のあらゆる場面で能動的に行動することが重要です。たとえば、周囲の状況に意識的に興味を持って観察し、今自分にできることはないかを先読みして動いてみましょう。
そうすることで、いつもなら頼まれてからやっていることを言われる前にできたり、考えずに手を動かすだけの仕事でも効率を良くするための工夫が思い浮かんだりと、自分の仕事の質をアップさせることができます。
このように、能動的に行動して自分の仕事のパフォーマンスがアップすることで、周囲の人から感謝されたり、率先して動く姿勢を評価されたりする機会が増え、結果的に「楽しい」という感情につなげることができるのです。
第一に意識すべきことは、その仕事や課題の目的です。
「何のために」この仕事をするのかをよく理解すれば、その目的を果たすためさらに良い方法はないかと考えることができます。常にその意識で改良・改善を心掛けてみましょう。
③仕事とプライベートのメリハリをしっかり付ける
この記事を読んでいる人のなかには、仕事が楽しくないというネガティブな気持ちから、せっかくの休日であっても、仕事が始まるときのことを考えて存分に満喫することができないという人もいるのではないでしょうか。
しかしそんな状態では、仕事を楽しもうにも休み明けの憂鬱な気持ちが邪魔をして、仕事を頑張ろうという気持ちに切り替えられません。
仕事を楽しんでおこなえる人の多くは、プライベートと仕事とのメリハリがはっきり分かれていて、休日にしっかり心身をリフレッシュできている人が多いのです。
そのため仕事を楽しいと感じるためには、まず自分のプライベートを充実させることを考え、休日は仕事を忘れて趣味に打ち込んでみるなどメリハリを付けることを意識してみましょう。
仕事とプライベートのメリハリを付けたい場合、非日常の場所へ行くことがおすすめです。
私自身は在宅業務なので、休日に家にいるとPCが近くにあり、場所の変化もないので気持ちが切り替えづらいです。
そのため休日は、普段は行けない自然の多いところやイベントなどに行ってリフレッシュしています。
④働く目的を明確にする
仕事には生きるためという大きな目的がありますが、そうした自分で決めたわけではない目的だけでは、常に「生きていくためには仕方がない」という意識で仕事をとらえてしまうため、楽しさややりがいを見出すことができません。
だからこそ、仕事では自分が社会人として働くうえででこの先どうなっていきたいのか、働く目的を明確にすることが大切です。
たとえば、「この会社でスキルアップしてマネジメントができるようになる」といった仕事上のキャリアや、「将来マイホームを持つために給料を上げて〇円貯金する」といったプライベートな目的など、自分のキャリアビジョンを具体的にイメージしてみましょう。
働く目的が明確になることで、どんな仕事も自分の理想の姿をかなえる一歩として考えることができるため、仕事が楽しいと感じられる瞬間を増やすことにつながります。
- どうやって自分のキャリアを考えれば良いのかわかりません……。
実現性は気にせず自分がやりたいことを自由に書き出してみよう
「キャリアビジョンを聞かれてもよくわからない」と感じている人は多いと思います。そんなときは、仕事・プライベート問わず、「将来的にこうなりたい」と思うものをすべて書き出してみましょう。
ここで注意すべきなのが「実現できそうかどうか」ではなく、「やりたいと思えるかどうか」です。
大企業の社長も、プロスポーツ選手も、最初から実力があったわけではありません。そこに辿り着くまでに、さまざまな経験を積み、スキルアップをしています。
今の自分には到底実現できそうにない目標だったとしても、そのために必要な能力や経験、知識を明確にし、仕事を通してどうすれば身に付けられるかを考えていくと、おのずと理想のキャリアが現実的なものとして見えてきますよ。
キャリアビジョンの描き方がわからないという人は以下の記事もチェックしてみてください。これからの人生の指針となるベストなキャリアビジョンの描き方を、仕事の専門家が徹底解説しています。
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キャリアビジョンは自分らしく就活を進めるために考えておく必要があります。この記事ではキャリアコンサルタントと一緒に、キャリアビジョンの意味や必要性を解説します。また、キャリアビジョンの描き方や企業への回答方法も説明するので役立ててください。
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どんな仕事でもとらえ方次第で自分なりの楽しさを見つけられる
この記事を読んでいる人の中には、仕事というのは課せられるものであって、楽しいと感じるようなものではないと考えている人もいるのではないでしょうか。
たしかに、仕事というのは生きていくために避けられないことと言えますが、それと同時に自分の社会人としての時間の大部分を占めているものでもあるのです。
だからこそ、「仕事が楽しいなんてあり得ない」とネガティブにとらえてしまうのではなく、仕事を自分の人生の中の要素の一つとして考え、自分なりに楽しさを見出してみましょう。
そうすることで、仕事以外の自分の人生に対しても前向きにとらえることができ、より人生を豊かなものにすることができますよ。
- 井上さんはどうやって仕事に楽しさを見つけていますか?
自分が楽しめる状況を作り出すにはどうしたら良いかを考えている
私は「新しいことに挑戦して自己成長につながること」「自分の頑張ったことが会社や人の役に立つこと」にやりがいを感じます。
これらは、これまでの社会人生活を振り返って自分を分析したときにわかったことです。それに気付いてからは、どの環境に置かれても同じような状況を自分で作り出せるよう意識しています。
たとえば、上司に自ら提案することで新しいことに挑戦する機会を作ったり、「もっとこうだったら良いのに」と思ったことは周りのメンバーとコミュニケーションを取って意見を聞きながら実際に行動に移したり、といったことですね。
仕事に楽しませてもらうのではなく、自分で楽しみを見つけ出そうという意識を持つと、仕事に対しての見え方が変わってくるはずです。
仕事が楽しくなくてやる気が出ないと思っている人は、以下の記事もぜひ読んでみてください。さまざまな仕事の悩み相談をおこなうキャリアコンサルタントが、仕事でやる気が出せないときの対処法について解説しています。
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楽しい仕事の共通点は? 楽しいと感じやすい仕事の5つの特徴
楽しい仕事の共通点は? 楽しいと感じやすい仕事の5つの特徴
「楽しい」という感情は人によって感じ方も感じるポイントも異なるため、どんな仕事であっても誰かにとっては楽しさや面白さ、やりがいなどが感じられる仕事になり得るのです。
とはいえ、「楽しい仕事」を「面白い仕事」「やりがいがある仕事」と想定すると、そこにはいくつかの共通点があります。
ここからは、楽しいと感じやすい仕事に共通する5つの特徴について解説します。どんな環境でなら「楽しい」と感じられるのか具体的にイメージできない人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
楽しい仕事にはどんなものがあるのか具体的に知りたいという人は、以下の記事がおすすめです。おすすめの楽しめる仕事についてキャリアコンサルタントが解説しているため、ぜひ参考にしてみてください。
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①個人の裁量が大きい
個人の裁量が大きい環境で働くことができれば、自分で考えたり、やり方を工夫したりというように、自由度の高い働き方ができるため、「やりたいことができて楽しい」「自分の能力を認められることが嬉しい」とポジティブに仕事と向き合うことができます。
逆に、ただ言われたことをこなすだけの作業ばかりでは、自分から何かをする機会が少ないため、仕事をやらされているといった感覚が強くなってしまいかねません。
個人の裁量が大きい仕事というのは、それだけ仕事の結果に対する責任も大きいということです。そのため、結果を出すことが求められるといったプレッシャーや、自分でいろいろなことを判断しなければいけない難しさもあります。
しかしその分、仕事がうまくいったときの達成感も大きく、自分自身に対する評価も明確にわかるため、そうした特徴こそがやりがいや楽しさを感じやすいポイントとも言えるのです。
- 個人の裁量が大きい仕事は実力がないと楽しめないと思いますが、どんなスキルや資質が求められますか?
実力を高めようという意欲のある行動を意識することが大切
実力は一朝一夕では身に付きません。まずは目の前にある仕事に全力で取り組んでください。
ただし指示された通りやるのではなく、「自分が上司だったらどのような方法を取るか」を考えて工夫することです。
その新しい方法を実行するには、今の自分ではスキル不足かもしれません。ならばどんなスキルを身に付ければ可能か、どう習得するのか考え、実行してみましょう。少しずつでもかまいません。
自分だけではできないなら、できる人に助けを求めたり、教えを乞うことももちろん必要です。
実力が不足していても、何とかしてさらに良い方法でその課題をクリアしたり、良い結果を出せたりすれば、あなたは裁量の大きい仕事を任せられる実力を少し獲得したと言えるでしょう。
このようなチャレンジを繰り返すことで、必要なスキルや資質を増やしていってくださいね。
②人とかかわる機会が多い
前述のとおり、人というのはそれぞれ価値観や性格が異なるため、人とかかわり合って何かをおこなうことで、新しい価値観に触れたり、予想もしなかった結果や出来事につながったりします。
皆さんも、すでに答えや結果がわかっていることを面白い、楽しいと感じる人は少ないでしょう。日々の新しい発見や出来事によってワクワクや期待感を得られることこそが、仕事への楽しさにつながります。
そのため、人とかかわる機会が多い仕事は未知の楽しさを見出せる機会も多いといえます。
接客や販売、営業など、多くの人と対応する仕事は楽しさにつながりやすいですね。
自分とは違う価値観に触れて成長もできるうえに、もし一人の人とうまくいかない出来事があっても別の人から感謝されるなど、いろいろな刺激を受けることができますよ。
人とかかわる仕事とは具体的にどのようなものがあるのか知りたい人は、以下の記事がおすすめです。多くの人の就職をサポートしているキャリアコンサルタントが、人とかかわる仕事の魅力や働くうえでの注意点などを解説しています。
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③それぞれの業務が複雑で規模が大きい
「楽しい」という感情の元になる、達成感ややりがいなどの大きさは、おこなうことの内容によって異なります。そのため簡単な仕事や小規模な作業よりも、複雑な仕事や規模が大きい取り組みの方が達成感も大きくなり、楽しさを感じやすいのです。
また複雑な業務や規模の大きいプロジェクトは、自分一人でおこなうことが難しいため、多くの人と協力し合って進めることになります。
複雑な仕事を人と協力し合っておこなうことは大変さも多いですが、人とかかわる機会が多いということは、その分信頼関係を築けたり、感謝されたりする機会も多いのです。
そのため、難しいことや大規模なことに取り組める面白さ・楽しさだけでなく、人の役に立てている楽しさも感じることができます。
仕事の難易度が高いほど、やり遂げたときの達成感が大きく、自分の成長を感じられます。
そのときに一緒に苦労を乗り越えた人との信頼関係が深まったり、新たに挑戦したいことが見つかったりすることもあるでしょう。
④社会貢献度が高い
前述のとおり、自分の仕事が人から感謝されたり、人の役に立っているという実感は、仕事を楽しくする要素の一つとなるため、社会貢献度の高い仕事は楽しさを感じやすい仕事の一つです。
社会貢献度が高い仕事というのは、具体的にはインフラ業界や教育系といった、人々の生活や社会の発展に欠かせない分野の仕事が挙げられます。
またこうした仕事は専門性が高いものが多いため、自分のスキルを活かす機会も多いのです。そのため自分の実力を発揮できたり、成長を感じられたりする充足感によって、仕事を楽しいと感じることができるでしょう。
社会的貢献度が高い仕事は将来性も高い傾向にあります。具体的にどのような仕事に将来性があるのか気になる人は、以下の記事を参考にしてみてください。
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⑤新しい事業や施策に取り組む機会が多い
新しいことに対する興味やワクワク感は「楽しい」といった感情につながるため、新規事業や新しい施策に取り組む機会が多い環境では、「仕事を楽しい」と感じやすいです。
また、未発達の分野での仕事や新規事業への取り組みなど、自分にとって初めての経験は、この先の自分を成長させることにもつながります。
そのため、こうした仕事では新しいことに出会うワクワク感による楽しさだけでなく、自分自身の成長を実感することから来る楽しさも得られるのです。
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人とかかわり・人から評価される仕事を楽しいと感じる
「楽しい」と感じることは人によって千差万別ですから一概にこれが楽しい仕事ですよ、とは言えません。
しかし私なら、とあえて限定するのであれば、「同じことの繰り返しではなく、常に新しい課題にチャレンジできて、人に直接かかわり、人の問題を解決できる仕事」ということになるでしょうか。
私は人付き合いが苦手な方で、ただそれでも人からの評価が欲しいタイプの人間だと自己分析しているので、課題を通じて人と向き合うことに限定できる仕事を選んでいます。
私が転職支援のカウンセリングをおこなう際に必ず相談者の人に伝えているのは、「自分を機嫌良く働かせることが大事」ということです。
このように「自分はどんなことに喜びを感じるのか」を知り、そのポイントを外さないことは仕事選びにおいてとても重要だと思いますね。
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- 自己分析で自分が楽しいと感じる瞬間を明確にする
- 楽しさ以外に自分が重視したい軸を決める
- 軸をもとに志望先と自分のマッチ度を照らし合わせる
今の仕事で楽しくないと思っている人の中には、転職して自分が楽しさを見出せる環境を探そうとしている人も多いのではないでしょうか。
しかし転職というのは、判断を誤ると仕事を楽しめない現状を改善できないだけでなく、ミスマッチによって余計に仕事でストレスを感じてしまうリスクもあるため、仕事探しの段階から慎重におこなうことが大切です。
そこでここからは、後悔なく自分が楽しいと感じられる仕事を見つけるための3つのステップを解説していきます。自分に合った仕事を見つけて楽しみながら働きたいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
①自己分析で自分が楽しいと感じる瞬間を明確にする
今の仕事が楽しくない人は、まずはなぜそう感じてしまうのかを自分に問いかけ、逆に自分が楽しいと感じるときとはどういうときなのかを明確にしてみましょう。
自分の気持ちや価値観を具体的に掘り下げる方法として、上記のようなモチベーショングラフを作成することがおすすめです。
たとえば、楽しさの度合いを縦軸、これまでの社会人としての年月を横軸に設定し、自分の感情の起伏をグラフに表してみましょう。すると上記の例の場合は社会人として1年半が過ぎた頃に最も楽しいと感じているとわかります。
そこから、自分が最も楽しいと感じた時期に起きた出来事やそのときの自分の行動を掘り下げていくことで、自分が楽しいと感じられる状況を明確にすることができるのです。
モチベーショングラフのより詳しい書き方が知りたい人は、以下の記事も参考にしてみてくださいね。
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②楽しさ以外に自分が重視したい軸を決める
先でも解説した通り、たとえある仕事に対して興味があったり楽しそうと感じたりしたとしても、その仕事に適性があるかはまた別であり、仕事の楽しさだけでは続けられない場合もあるかもしれません。
だからこそ、自分に合った楽しい仕事を見つけるためには、自己分析をおこなって「楽しさ以外で」自分が重視したい軸を定めることが重要なのです。
自分の中の価値観や大切にしたい軸を見つけるためには、マインドマップを作成してみるのがおすすめです。
たとえば、マインドマップで自分のさまざまな経験を洗い出したとき、部活動などの人とかかわる場面で良いパフォーマンスを発揮できた、誰かをサポートすることにやりがいを感じたといった自分の特徴が見えてきます。
そこから自分が重視したい軸を考えていくと、人とのかかわりが多い場所で人をサポートする仕事という条件が、楽しいかどうか以外で自分にマッチする軸だと分析できるのです。
自己分析のやり方をより詳しく知りたいという人は以下の記事がおすすめです。就活のプロであるキャリアコンサルタントが、失敗しない自己分析のコツを解説しています。
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③軸をもとに志望先と自分のマッチ度を照らし合わせる
自分の楽しさのベクトルと働くうえで大切にしたい軸が決まったら、それらをもとに気になった企業と自分とのマッチ度を照らし合わせて、ベストな転職先を見つけていきましょう。
たとえば、あなたが人とかかわるあらゆる場面で楽しさを感じやすく、そのほかに常に成長を感じられる環境かどうかを大切にしたい軸と定めていたとします。
それをもとに気になる企業を見つけたら、その企業での働く環境や事業、仕事内容などについて隅々まで調べてみましょう。企業のホームページ(HP)やSNS、就職情報サイトなどを活用するのがおすすめです。
そうして調べていくうちに、自分が求める条件が含まれているか、自分が楽しいと感じられる瞬間があるのかといった、企業とのマッチ度が明確に見えてきますよ。
条件面はもちろん大切ですが、自分の軸をぶらさないことが何よりも重要です。
たとえば待遇の良い会社は魅力的ですが、自分が楽しめそうな仕事かなど、軸に沿って判断しなければミスマッチが起きる恐れがあるため注意しましょう。
企業分析のやり方をもっと詳しく知りたい人は以下の記事がおすすめです。自分に合った企業探しを失敗しないための分析の秘訣を、キャリアコンサルタントが解説しています。
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就活のプロが解説! 楽しさ以外の条件も両立できる仕事を見つけるコツ
この記事を読んでいる人の中には、楽しいだけでは仕事を選べないと感じている人も多いのではないでしょうか。
たしかに、どれだけその仕事に対して楽しそう、面白そうと思ったとしても、自分ができることや適性にマッチしているかどうかは別軸で考える必要があります。
そこでここでは、多くの人の就職相談をおこなってきたキャリアコンサルタントの有馬さんに、楽しさ以外の条件も両立できる仕事を見つける極意を聞いてみました。「ほかの条件と楽しさって両立できるの?」と疑問に思っている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
アドバイザーコメント
有馬 恵里子
プロフィールを見る自分の希望と適性のバランスを明確にして仕事を探すことが大切
楽しさとそれ以外の条件を両立させるには、自分のやりたいことや興味のあることと、自分ができることを明確にしたうえで、それが社会において求められてお金になることなのかを考えることが大切です。
仮に自分の興味や能力を突き詰めていっても、それが社会の中で必要とされていなければ独りよがりになってしまい、頑張っても成果に結びつかない、認めてもらえないという結果になりかねません。
一方で、いくら報酬が高かったとしても、自分がやりたいことでも得意なことでもないとしたら、モチベーションを保つことはなかなか難しいでしょう。
自分にできることややりたいことに社会的なニーズがあるかも分析しよう
興味と能力という自分軸は、自己分析で今までの経験や価値観を言語化することで見えてきます。
またニーズと報酬という社会軸は、ニュースを見たり業界研究をしたりしながら世の中で何が求められているのか、少し先の未来も洞察しながら考えることで理解が深まるでしょう。
自分軸と社会の軸との接点は何なのか、バランスを取るにはどういった仕事があるのか整理していくことで、心から楽しめてそのほかの満足度も高い仕事が見つかると思います。
仕事が楽しいと感じるポイントを自分なりに見出していきいきと働こう
社会人は多くの時間を仕事に費やすため、仕事における「楽しい」の意味合いを違った形でとらえてしまうと、どんな仕事であっても楽しさを見落としてしまいます。仕事を楽しむためには、楽しんで働いている人の考え方を理解し、仕事のとらえ方を見直していきましょう。
仕事に対してポジティブなイメージを持ち、それをもとに働き方を変えていくことで、昨日まで楽しくないと感じていた仕事も、いつの間にか楽しさを見出すことができます。
転職を検討する場合でも、自分が何を楽しいと感じるか、また楽しさ以外で何を大切にしたいかしっかり見極めて、マッチする仕事を選ぶことも忘れないようにしましょう。
記事を参考に楽しみながら働くコツをつかみ、この先の社会人人生をより良いものにしていってくださいね。
アドバイザーコメント
井上 捺稀
プロフィールを見る仕事を楽しむには働くからこそ感じられる価値を見出すことが大切
私は仕事が好きですが、振り返ってみると楽しかったことよりも大変だったことの方が正直多いです。
それでも仕事が楽しいと思えるのは、生涯を通して付き合っていきたいと思えるほどの信頼できる仲間に出会えたり、今まで苦手意識を持っていたことができるようになったりと、仕事を通して人生が豊かになっているという実感があるからです。
仕事から得られるものはお金だけではありません。経験、スキル、知識、人脈など、仕事をしていなければ手に入らなかったものがあなたにもきっとあるはずです。そして、これから得たいと思っているものも、働き方次第でいくらでも手にすることができます。
仕事の楽しさは人それぞれだからこそまずは自分への理解を深めよう
何にやりがいを感じるか、どんなことを楽しいと思えるかは人それぞれです。仕事を楽しめずに悩んでいる人は、まずは自己分析をして、過去の自分がどんなときに楽しいと思えたかを言語化してみましょう。
「人生100年時代」と言われているように、私たちの寿命も、仕事をする時間も伸びていきます。仕事を楽しめる人になり、人生を充実させられるよう、私たちも応援しています!
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルタント/キャリア・デベロップメント・アドバイザー
Rie Kuwata〇2018年にキャリアコンサルタントとして独立。企業対象の研修講師や各学校でのキャリアカウンセラーを経てハローワーク就職支援ナビゲーターを務め、年間約3,000名の相談を受けている
プロフィール詳細キャリアコンサルタント
Natsuki Inoue〇新卒で携帯電話販売代理店業界のベンチャー企業に入社。現場にてBtoC営業を経験した後、人事部では新卒採用を中心に、社内研修講師や社員面談などの人事業務に幅広く従事
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/NC Harmony代表
Eriko Arima〇大手人材紹介会社で約5年、転職者や若者、女性のキャリア支援を担当した。その後はIT企業の採用責任者を務め、現在は幅広い世代を対象にキャリアや就職活動の支援もおこなっている
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