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履歴書の文字の大きさはバラバラでも大丈夫ですか?
現在就職活動中の大学生です。先日、企業に提出する履歴書を書き終えたのですが、後から見返してみると、文字の大きさがどうもバラバラな気がしてきて不安になっています。
自己PRや志望動機など、たくさん書く必要がある部分は、どうしても文字が小さくなったり、逆に途中で大きくなったりと、統一感がなくなってしまいました。
文字の大きさって揃えたほうが良いのでしょうか? どの程度までなら、バラバラでも許容されるものなのでしょうか?
もし、書き直したほうが良いのであれば、どのような点に注意して書けば良いのか、アドバイスをお願いいたします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
字の綺麗さより一貫性! 読みやすさで配慮を示そう
結論として、見栄えよりも可読性の一貫性が評価されます。
一般的に採用側は、読みやすさを配慮や業務遂行能力の一つとしてとらえています。特に几帳面さが求められる職種では、その傾向が強くなるでしょう。
意図のない文字の大小が目立つと、計画性や推敲の不足といった印象につながりやすいため注意してください。
ただし、文字の大きさが均一でなくても、行間や字間、余白が整っていれば、致命的な欠点にはなりません。また、見出しなどで意図的に文字の大きさを変えているのであれば問題ないです。
迷ったら基本に忠実に! 基準に合わせて書こう
指導の観点からいうと、以下の点が目安になります。
まず、本文は約6~7mm四方、見出しはプラス1mm程度にとどめるのが良いでしょう。
そして、文章のブロックごとに、最初の2行で文字の大きさを固定し、最後まで崩さないようにします。余白は上下に10mm以上を確保し、行間は文字の高さの0.7倍程度を意識してください。
業界による差でいうと、以下の傾向があります。
金融、官公庁、法務系など文書の厳格さが求められる業界は、整然さを重視される傾向が強いです。一方で、クリエイティブ職は読みやすさに加えレイアウトのセンスも見られますが、奇抜さは不要となります。
文字の大きさで評価が下がるのは、可読性が著しく損なわれた場合に限られるでしょう。迷ったら素直で読みやすい状態を目指すのが最適です。気になるときは、書き直すのが安心だと思います。
丁寧さが最重要! 「読みやすいように」という姿勢が大事
履歴書の文字の大きさがバラバラになってしまう、という心配ですね。
まず大切なのは、文字の完璧な美しさよりも、「相手のために、読みやすく丁寧に書こう」という姿勢となります。
採用担当者は数多くの履歴書を見ていますので、一生懸命丁寧に書いた結果としての字の個性や多少の不揃いさと、ただ面倒がって雑に書いた字の違いは、一目瞭然です。
誠実な気持ちで書かれたものであれば、字が多少不揃いでも、それだけでマイナスの印象になることはありませんので、安心してください。
心配な場合は第三者に確認してもらうのもOK! 業界によっても見られる箇所は異なる
もし、どうしても気になる場合は、鉛筆で薄く下書き線を引いてから書いたり、完成したものを大学のキャリアセンターなどで第三者に見てもらうと良いでしょう。
特に、公務員や事務職など、正確さが求められる職種ではより丁寧さを心掛けると良いですが、IT業界などでは手書きの機会が少ないため、内容のほうが重視される傾向にあります。
何よりも、あなたの「読み手への配慮」が伝わることが重要です。
以下の記事では失敗しない履歴書の書き方を解説しています。また、提出時のマナーなどについても触れているため、これから履歴書を作成し提出する機会がある人は、事前にチェックしておきましょう。
履歴書を書く時間がない時は、「履歴書完全マニュアル」を活用しよう!
履歴書に何を書けばいいか困っていませんか?就活は限られた時間の中で準備する必要があるので、履歴書だけに時間をかけてはいけません。
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実際に利用できるテンプレートもついているので、書き方を参考にしながら志望企業の選考を突破しましょう。