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留学経験はガクチカにならないですか?

先日、留学経験はあまり良いガクチカにはならないという話を聞き、不安を感じています。

大学時代に留学を経験したのですが、語学力の習得や異文化交流がメインで、具体的な成果や実績と呼べるものがありません。

周りの友人はインターンシップで成果を出したり、ゼミで専門性を高めたりしているので、たしかに自分の留学経験はアピールとして弱いのではないかと焦りを感じています。

単に留学しただけの経験は、やはり就職活動におけるガクチカにはならないのでしょうか?

この経験をどのようにアピールすれば、企業に評価してもらえそうでしょうか。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント

高尾 有沙

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留学経験はガクチカになる! 4つの要点で主体性を示そう

あなたの留学経験を、就職活動で高く評価される「ガクチカ」にするためには、次の四つの点を盛り込むことが重要です。

まず、「なぜ留学したのか」という目的の明確さ、次に、ただ授業に参加するだけでなく自ら機会を作り出した主体的な行動を盛り込みましょう。

そして、具体的な数値や成果物、第三者からの評価といった検証できる成果、最後に、その経験を仕事でどう活かすかという仕事への応用です。仕事での活かし方としては、「多様な利害関係者の意見を調整する力」や「資料を英語化する際の標準化スキル」といった伝え方が良いでしょう。

「異文化に触れた」で終わるのはNG! 具体的な行動でアピールしよう

最も避けたいのは、「異文化に触れて視野が広がりました」といった感想だけで終わってしまうことです。大切なのは、あなたの具体的な行動と主体性をアピールすることにあります。

たとえば、「英語で10本のインタビューを実施し、その内容を文字起こししてテーマ別に分析し、3つの改善提案にまとめました」というように、具体的なプロセスを示すことで、あなたの経験はほかの誰にも真似できない強力なアピールになるでしょう。

キャリアコンサルタント/勉強カフェ札幌大通スタジオ代表

渡邊 裕樹

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噂に惑わされないで! 留学経験は立派なガクチカになる

留学したという経験を、どうすれば効果的なアピールにできるか、という質問ですね。

多くの人が「ただ留学しただけでは意味がない」と聞いて不安になるようですが、その通り、大切なのは経験の「中身」です。

あなたの留学経験を説得力のあるガクチカにするための鍵は、「留学は目的ではなく、何かを達成するための手段であった」ととらえ直すことでしょう。

まずは、自身に「なぜ留学したのか?」「留学を通して何を得たかったのか?」と問いかけてみてください。

経験を自分の言葉で話せるように言語化してみることから始めよう

そうすることで、あなたが本当に力を入れたこと、たとえば「語学力の向上」や「異文化理解」といった、ガクチカの本当のテーマが見えてくるはずです。

そのうえで、留学という経験を通して、その目的に向かって具体的に何をし、結果として何を学び、身に付けることができたのかを言葉にしてみましょう。

この一連のストーリーを語ることで、あなたの経験は単なる海外滞在歴ではなく、目的意識を持って主体的に行動できる力を証明する、強力な自己PRになります。

以下の記事では採用担当者に響くガクチカの作り方を解説しています。多くの企業の面接で聞かれる可能性が高い質問であるため、事前に回答を準備して確実に高評価を得られるようにしておきましょう。

時間がない人におすすめ!
ツールを使えば、ガクチカが3分で完成します

学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)は、自己PRや志望動機と差別化するのが重要です。とは言え、ガクチカで話せるネタがなく悩む人も多いでしょう。

そこで活用したいのが「ガクチカ作成ツール」です。このツールを使えば、簡単な質問に答えていくだけ採用担当者に魅力が伝わるガクチカが完成します。

ぜひ活用して、志望企業の選考を突破しましょう。

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 ツールで作成した例文 
私はサッカー部で「東京都のリーグ1位」を目標に活動していました。リーグ戦ではチームの士気が下がり、なかなか勝ちを収められなくなることもありました。そこで私はチームを分析し、競争意識の低下が課題だと推測し、主将とともに「日替わりで指定された部員がその日のMVPを発表する」活動を導入しました。すると、チーム内に競争意識が芽生えると同時に、MVP発表時だけではなくプレー中にも仲間同士を褒めあうようになりました。結果として目標に届きませんでしたが、入部以来最高の3位でリーグ戦を終えることができました。これは、互いを鼓舞する雰囲気ができたことで、チームがひとつにまとまった結果だと思います。サッカー部の活動を通してひとつの目標にむかっていくむずかしさ、楽しさを学ぶことができました。それを教えてくれた仲間はかけがえのない宝物です。社会に出た後も、よりよい組織づくりのだめに自ら考え、行動していくつもりです。

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