Q

大学4年生
回答しない

公務員試験まで時間がない場合の対策方法について知りたいです。

周りに相談できる人が居ないため、こちらで相談させてください。

国家一般が第一志望だった法学部四年生の者です。

所属していたゼミの発表以降、燃え尽きてしまい公務員試験の勉強に手を着けなかった結果、まったく対策できていないまま国家一般職の試験日まで残り1カ月となってしまいました。

現状の学習状況から間に合わないと感じたため、今後どうすべきかを考えています。家庭の事情で就職浪人はできません。

今考えている選択肢は下記の2つです。

①公務員になりたいという気持ちはあるため、ほかの日程で受けられる公務員試験を受ける
②公務員は諦めて民間に転向する

①の場合、現在調べた範囲で関心があるのは国立大学法人、東京消防庁消防官Ⅰ類の特別区Ⅰ類になります。ほかにも刑務官や入国警備官もありましたが、それぞれ試験科目が違うため絞るつもりです。

このなかでは特に消防官が気になっている状態で、地方公務員についてはまだ調べきれていませんが、科目や日程等が合えば受けたいと考えています。

時間がないことは承知のうえですが、残りの期間全力で頑張る覚悟があるため、どのような対策を優先しておこなっていくべきなのか教えていただけますでしょうか? 試験日まで1カ月~4カ月程度と期間がバラバラなのですが、それぞれの期間でできる対策を教えてください。

よろしくお願いいたします。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/勉強カフェ札幌大通スタジオ代表

渡邊 裕樹

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筆記対策だけでは不十分! 人物重視の面接対策も始めよう

質問内容から察するに、質問者さんは公務員に対する強い思いを捨てきれないのではないかという印象を受けます。

「残りの期間全力で頑張る覚悟がある」とのことなので、その覚悟を活かして、まずは全力で公務員試験に挑戦してみてはどうでしょうか。地方公務員も視野に入れるのであれば選択肢も増え、試験を受けるチャンスが広がると思います。残り1カ月〜4カ月の期間をどう使うかは非常に重要です。計画的に進めれば、まだ間に合う可能性は十分にあります。

ただし、気をつけるべきなのは、準備が筆記試験にとどまらないということです。公務員試験では人物重視の面も多分にあるので、アピールポイントをしっかり言語化することが重要となります。

具体的には「どうして公務員になりたいのか?」「採用後どのように貢献したいのか?」などを簡潔に伝えられるように準備しましょう。採用側は「この人は公務員としての資質があるか」という点を厳しく見てきます。たとえば「公に奉仕する姿勢」「法を遵守する誠実さ」さらに「納税者に対して適切にコミュニケーションを取れるか」といった点も重視されるのです。

そのため、採用者側のこうした疑念を払拭するだけの説得力ある自己PRができなければなりません。

専門家を頼ることも大切! 迷う時間を削減して効率化を図ろう

時間が限られているのであれば、「わかっている人に協力してもらう」ことを強くお勧めします。大学のキャリアセンターや就活エージェントなど、専門家の支援を受けることで、効率的に対策が進められるでしょう。

自己分析の深掘りも、他者の視点が加わることで、自分一人では気づかない強みやアピールポイントを見つけることができます。

学科の試験対策は自分一人でもできる部分が多いですが、面接対策やエントリーシート(ES)対策などにおいては、他者からのフィードバックを受けることで、短期間でも質の高い準備が可能となるでしょう。

第三者に協力を求めることは、一見手間がかかり、面倒臭いやり方に思えますが、「あれ、これどう答えたら良いのだろう……?」という「迷う時間」を削減できるので、結局は効率的に準備を進めることにつながるのです。

時間の使い方については、最初は自分が使える時間のうち6:4=筆記:面接対策くらいのイメージで進めてみてください。勉強が進めば、徐々に3:7=筆記:面接対策くらいになってきます。

準備のはじめの段階ですべての時間を筆記だけに使うことは禁物です。必ず自己分析やES準備など、面接対策にも時間を割くようにしてください。

国家資格キャリアコンサルタント/2級ファイナンシャル・プランニング技能士

山田 圭佑

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過去問を解いて自分の位置づけを知ることから始めよう!

厳しい意見となってしまいますが、質問文を読む限り、現時点のあなたの「公務員になりたいという思い」とは「自分が興味のある行政関係の仕事に就き、国民や市民のために尽くしたい」という方向には向いていないように見えます。

私からみると「『公務員』という立場になれるのであれば、どのような職種でもかまわない」というスタンスであるように見受けられるのですが、いかがでしょうか。そのようなスタンスであると、仮に何らかの公務員として採用されたとしても、その後のキャリアがつらいものになりやすいです。

就職対策の時間が少なくなりつつあるなかでは気分的に難しいでしょうが、もう一度改めて「自分は就職することによって、何を得たいのか」という根本的な問いかけを、自分自身におこなっていただきたいと思います。

そのうえで、どうしても公務員になりたいという強い思いがあることに気づくのであれば、残りの時間を精一杯試験勉強に費やしてください。

当面は筆記試験、特に自分が得点源としやすい科目に集中していきましょう。テキストの読み込みは後回しにし、いきなり過去問題集を解いて、自分の現在地(合格ライン以上にいるのか、それとも合格ラインにどれほど届かない状況なのか)を把握し、勉強計画を作っていきましょう。

民間企業も選択肢の一つ! 焦らずキャリアを考えてみよう

自己分析の結果、自分はそこまで公務員にこだわっていない、と思われるのであれば、一度民間企業に就職してしまうことも立派な選択肢です。民間企業内で働き、人脈とスキルを身に付けながら、公務員という仕事に対して再度考え直す時間を取るのも良いでしょう。

現代は公務員にしろ民間企業にしろ、「一度就職したら同じ場所でずっと勤め続けるのが普通」という感覚はなくなりました。民間企業から公務員へ転職していく人も、その逆の人も多数出てきています。

就職活動中も就職後も、決して焦らず、しかし思考停止に陥ることなく、自分の歩みたい人生・キャリアについて考えてみてください。

公務員試験を受ける予定のある人は、次の記事も読んでみてください。公務員試験の適切な服装を解説しています。

公務員試験の適性試験対策については、以下のQ&Aもチェックしてみてください。どのような対策が必要かをキャリアコンサルタントが回答しています。

公務員試験のSPIに向けた勉強方法は、次のQ&Aも確認しておきましょう。効率的な勉強法を解説しています。

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