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玩具業界が厳しいと言われるのは、なぜですか?

子どもの頃からおもちゃが大好きで、玩具メーカーへの就職を考えています。

しかし、ネットで「玩具業界は厳しい」という意見を目にして、就職を迷っています。少子化の影響や、近年のゲーム・スマホの普及でおもちゃ離れが進んでいるという話も聞き、将来性が心配です。

どのような点が「厳しい」と言われる原因になっているのでしょうか? 具体的な経営状況や働き方、業界の将来性など、現役で働いている方や業界に詳しい方のお話を聞きたいです。

厳しい状況を乗り越えるために、今からどんなことを学んだり経験したりしておけば良いか、アドバイスをいただけますか?

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/1級キャリアコンサルティング技能士

木原 渚

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現状から可能性を見つけることがカギ

おもちゃ業界が厳しいといわれる大きな要因は少子化です。子どもの数が減り市場が縮小傾向にあるなかで、複数のメーカーが限られたパイを取り合っています。

さらにゲームやスマートフォンのアプリなどデジタル娯楽の普及で、おもちゃで遊ぶ機会が減っていることも逆風です。

また、おもちゃは安全基準やキャラクターのライセンス料などが厳しく設定されているため利益率が高くないうえ、商品のライフサイクルが非常に短く、次々と新商品を開発し続けなければならない点もメーカーの大きな負担になっています。

新たなニーズを満たすための強みを磨こう!

しかし、厳しい側面ばかりではありません。近年では知育玩具や大人向けのホビー商品、あるいは海外市場に目を向けるなど、新たな可能性も広がっています。1つのヒット商品が爆発的な利益を生む可能性も秘めており、成長の余地は十分にあるといえます。

この業界で活躍するには、時代のニーズを的確にとらえる力やデジタル分野の知識、そして海外展開を視野に入れた英語力などを磨いていくことが重要です。

国家資格キャリアコンサルタント/産業カウンセラー

増田 和芳

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業界の変化をとらえてターゲットを見極めよう!

玩具業界は、スマートフォンゲームやインターネットゲームとの競合が激化しています。特にお金をかけずに楽しめる無料ゲームを好む若年層が増えたため、かつてほどの勢いはないでしょう。

しかし、ゲーム市場全体は伸びていて、玩具業界のニーズがなくなったわけではありません。

実際、近年は子ども本人だけでなく、祖父母が孫のために購入するなどターゲット層が変化しています。購入者が誰であるかを的確にとらえられれば、市場として特段厳しい状況というわけではないのです。

ヒットを生むための経験を積んでいく必要がある

ただし、ほかの製造業と同様に、ヒット商品を継続的に生み出すことの難しさは常に課題となります。

この業界を目指すのであれば、学生のうちから市場の動向やマーケティング、時代のトレンドをつかむ経験を積んでおくことが有益です。

以下の記事ではこれから伸びる業界13選を紹介しています。その中で玩具・ゲーム製品業界も挙げ、今後起こり得る展開も含めて解説しているので、玩具業界に興味がある人はぜひチェックしてみてください。

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