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技術職とエンジニアの違いはなんですか?

就職活動を控えていて、理系の強みを活かしたいと考えています。

求人情報を見ると、「技術職」や「エンジニア」という言葉がよく出てくるのですが、この二つの違いがよくわからず、混乱しています。どちらも技術を扱う仕事だとは思うのですが、具体的に何が違うのでしょうか?

「技術職」と「エンジニア」の仕事内容や働き方、求められるスキルに違いがあるなら、それぞれの特徴を教えていただきたいです。企業選びの参考にしたいので、アドバイスをお願いいたします。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント

高尾 有沙

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呼称はさまざま! 役割とアウトプットで見極めよう

「技術職」と「エンジニア」という言葉は会社によって使い方が異なりますが、一般的には次のような傾向があるでしょう。

「技術職」は、すでにある製品や仕組みをより良くしたり、安定して動かし続けたりする、幅広い仕事を含みます。たとえば、製品の品質を守る「品質保証」や、工場の生産効率を上げる「生産技術」などがこれにあたります。ほかにも、研究・保全・フィールドなどが該当するでしょう。

一方、「エンジニア」は、機械や電気、ソフトウェアなどを使って、アイデアを元に新しいものをゼロから設計し、創り出す仕事を指すことが多いです。

3つの視点から比較してキャリアを具体化していこう

この二つを見分けるには、求人票を読むときに「毎日どんな成果を出す仕事だろう?」と考えてみてください。たとえば、成果物が「試験データや報告書」なら技術職、「設計図やプログラムのコード」ならエンジニアの可能性が高いです。

また、KPIがどのように設定されているのかも重要な視点です。たとえば、歩留り・不良率であれば技術祝、性能・リリースであればエンジニアなどと見極められます。

最後に、「どんな専門家になれるだろう?」と将来を想像してみるのも良い方法でしょう。たとえば、装置×材料×プロセスなのか、設計×アルゴリズムなのか、どのような組み合わせの専門性を磨くことができるのかという点を考えてみてください。

上記の3点を確認すると、志向との適合が判断しやすくなりますよ。

 

キャリアコンサルタント/勉強カフェ札幌大通スタジオ代表

渡邊 裕樹

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明確な違いはない! 言葉の定義より仕事内容そのものが重要

「技術職」と「エンジニア」の違いについての質問ですね。これは就職活動でよく疑問に思う点だと思います。

結論から言うと、両者とも「専門技術を使って仕事をする人」という点では同じであり、求められるスキルに明確な違いがあるわけではありません。

「技術職」という言葉は非常に幅広く、たとえば医療分野の臨床検査技師や、舞台を支える音響・照明スタッフなども含まれますが、彼らを「エンジニア」と呼ぶことは少ないでしょう。

名称で判断するのではなく仕事内容に目を通して判断するようにしよう

一方で「エンジニア」は、特にIT業界で使われることが多い呼び方です。

どちらの言葉を使うかは業界や会社の慣習による部分が大きく、企業側も定義を曖昧に使っていることがあるため、言葉の違いにこだわりすぎる必要はありません。

大切なのは、求人票の肩書きが「技術職」か「エンジニア」かという点ではなく、その募集要項に書かれている具体的な仕事内容や求められるスキルを一つひとつしっかりと確認し、自身の興味や能力に合うかを判断することです。

エンジニアといっても職種は多種多様にわたります。こちらの記事ではエンジニアの職種や仕事内容、目指し方まで徹底解説しているので、エンジニアに興味がある人はぜひ参考にしてみてください。

こちらの記事でもITエンジニアの種類から仕事内容、必要なスキルや将来性を紹介しています。ITエンジニアになりたいと考えている人はぜひ読んでみましょう。

次のQ&Aでは、「なぜエンジニアになりたいか」という質問の答え方がわからない相談者に向けてキャリアコンサルタントがアドバイスをしています。同じように悩んでいる人はぜひチェックしてみてください。

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