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ASDは無職が8割というのは本当ですか?

ASD(自閉スペクトラム症)と診断されたことのある大学生です。

インターネットでASDの就職について調べていたところ、「ASDの人は無職が8割」という記事を見つけて、とても不安になっています。この数字は本当なのでしょうか?

もし事実だとしたら、なぜASDの人が就職できない、あるいは無職になってしまうことが多いのでしょうか? 自分もそうなるのではないかと考えると、就職活動を始めるのが怖いです。

実際、ASDの特性を持つ人が就職を成功させるには、どのような準備や対策をすれば良いのでしょうか?また、どのような仕事ならASDの特性を活かして働くことができるのか、具体的なアドバイスをお願いいたします。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント

高尾 有沙

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ASDが無職とは限らない! 自己分析して適した仕事を探そう

「ASD(自閉スペクトラム症)の8割が無職」という情報については、一概にそうとは言い切れません。このような数字は調査の定義や対象者によって大きく変動するため、数字だけを見て過度に不安になる必要はありません。

大切なのは、自身の特性を深く自己理解することです。たとえば、「集中力や規則性を保つことは得意だが、騒がしい場所や曖昧な指示は苦手だ」というように、得意なことと苦手なことを整理しましょう。

そのうえで、静かな席を希望したり、指示は文章でお願いしたりするなど、必要な配慮を具体的に言語化する練習が就職活動を成功させる鍵となります。

仕事のやり方を変える! 周囲にも頼って職場を探してみよう

業務手順をチェックリストにするなど、仕事の進め方を工夫することも有効です。また、大学の障害学生支援室や就労移行支援事業所、ジョブコーチといった支援資源を積極的に活用しましょう。トライアル雇用やインターンの機会を利用して、自身に合う職場環境を見つけるのも良い方法です。

ASDの特性を持つ人には、品質管理、データ入力・整備、プログラミング、テクニカルライティングといった、正確性や集中力が求められる仕事が合う傾向にあります。自身の強みを活かせる職場は必ず見つかります。

キャリアコンサルタント/1級キャリアコンサルティング技能士

木原 渚

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無職が8割は不正確! ASDの就職状況は改善されつつある

ASD(自閉スペクトラム症)の人の無職率が8割というのは正確ではありません。

一般的にASDの人は、就職率が低いというイメージを持たれることもありますが、近年は就労支援や障害者雇用制度の広がりにより、状況は改善傾向にあります。実際に、発達障害の特性を持ちながら一般企業で活躍している人は多くいます。

自分の強みを理解する! 自分に合った最適な環境を見つけよう

ASDの人の中には、コミュニケーションや環境の変化が苦手という特性から就労に困難を感じる人がいる一方で、非常に高い集中力や、手順・ルールを厳守する正確性といった強みを持っています。

そのこだわりが専門性を高め、大きな成果を上げるケースも少なくありません。自身の特性を深く理解し、キャリアセンターなどの支援機関を活用しながら、自分に合った環境を見つけることが大切です。

あなたが受けないほうがいい職業をチェックしよう

就活では、自分が適性のある職業を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。

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