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「自由に生きる代償」ってありますか?

会社員として働いていますが、満員電車での通勤や人間関係のストレスに疲れてしまい、フリーランスとして自由に生きてみたいと考えるようになりました。

SNSなどでは、フリーランスの人は好きな時間に好きな場所で働いていて、キラキラしているように見えます。でも、その一方で「自由に生きる代償は大きい」という意見も聞きます。

具体的な代償とはどういったものなのでしょうか? 実際、どんなリスクがあるのか知りたいです。フリーランスなどで、自由に生きていくうえで覚悟しておくべきことや、準備しておくべきことがあればアドバイスもお願いいたします。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント

高尾 有沙

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自由に生きる代償はある! 自主性がないとリスクが大きい

「自由に生きる」という選択に、代償がまったくないとは言い切れません。典型的なものとしては、会社員時代のような安定した収入が途絶え、収入が大きく変動することや、無収入の期間が発生するリスクがあります。

また、社会保険や税金の管理をすべて自分でおこなう必要があり、自己管理能力が求められます。

ほかにも、案件の獲得から契約、請求まですべて自己責任となり、社会的信用が低くなることでローンなどが借りにくくなる可能性もあります。

ときには孤独感や燃え尽き症候群(バーンアウト)に陥ったり、スキルアップのための学習や設備に先行投資が必要になったりすることも代償といえるでしょう。

準備でリスクを軽減! 理想から逆算して計画を立てよう

これらの代償を最小限にするためには、入念な準備が不可欠です。

目安として、半年分の生活費に事業準備資金を加えた額を貯蓄しておきましょう。また、紹介やSNSなど複数の営業チャネルを確保し、自身のスキルを示すポートフォリオを整備しておくことも重要です。

まずは副業から始めてみて、顧客単価や稼働率から、独立しても生活できるかを判断するのが最も安全な方法です。「何を自由にしたいのか」を明確にし、具体的な計画に落とし込むことが、理想の働き方を実現する第一歩です。

キャリアコンサルタント/1級キャリアコンサルティング技能士

木原 渚

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自由には代償がともなう! デメリットを理解しよう

自由に生きることには、確かに対価や責任がともないます。たとえば、会社員は毎月安定した給与を得られますが、フリーランスの場合は収入が不安定になるリスクがあります。

健康保険などの社会保障もすべて自分で管理する必要があり、人間関係も自ら積極的に築かなければ孤独に陥りがちです。私自身、フリーランスになってから住宅ローンを組むときに、「過去3年間の黒字経営」が条件となり、会社員時代よりも社会的信用の面で制約を感じた経験があります。

こうした具体的なデメリットを理解しておくことは非常に重要です。

メリットもある! 自由にための準備と覚悟を持とう

しかし、自由な働き方を選んだからこそ、働く時間や場所を自分で決められ、人間関係もかえって広がったと感じています。

リスクとは、単なる危険ではなく「振れ幅」のことです。その振れ幅を小さくするための準備をすれば、道は拓けます。

私の場合、子どもがいたのでいきなり収入ゼロになることはできず、会社員時代から副業を始め、徐々に仕事の比重を移していくという方法を取りました。自由を求めるなら、相応の準備と覚悟が不可欠といえるでしょう。

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