Q
大学4年生
男性
正社員の面接に私服で行ったらどうなりますか?
数日後に初めて正社員の面接を受けるのですが、サイズを直してもらう関係でスーツの用意が間に合いそうにありません。
会社からは特に服装の指定はなかったのですが、私服で面接に行くのはやはりマナー違反でしょうか? 私服で行って、面接官からの評価が大きく下がってしまわないか不安です。
もし私服で行くしかない場合、どのような服装が好ましいでしょうか? また、実際に私服で面接を受けた方が身近にいらっしゃれば、その時の面接官の反応や、結果はどうだったのか教えていただきたいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
スーツの着用が一般的だが「私服=不採用」にはならない
正社員採用の面接では、業界や企業の社風にかかわらず、スーツを着用するのが最も一般的で、かつ無難な選択です。特に初めて会う面接の場において、スーツは相手に対する敬意や、あなたの「誠実さ」「真剣さ」を視覚的に伝えるための有効なツールとなります。
もちろん、服装の指定がない場合に私服を着ていったからといって、それだけで即不採用になるわけではありません。
アパレル業界やIT、クリエイティブ系の企業などでは、むしろ私服での面接を前提としている場合もありますし、募集要項に「服装自由」と明記されているケースもあります。
もし、急な面接などでスーツの準備がどうしても間に合わない場合は、「オフィスカジュアル(ビジネスカジュアル)」を意識した服装で臨むのが安心です。
男性であれば、白や淡い色の襟付きシャツに、ジャケット(もしなければ、きれいめのチノパンやスラックスだけでも可)、そして黒や茶色などのシンプルな革靴を合わせます。
女性の場合は、白やベージュなど落ち着いた色のブラウスに、ジャケット(なければカーディガンでも代用可)、そして黒や紺の膝丈スカートまたはフルレングスのパンツに、シンプルなパンプスやローファーを合わせると良いでしょう。
いずれの場合も、「清潔感」「シンプルさ」「派手すぎない色合い」の3点を意識してください。Tシャツやジーンズ、スニーカー、露出の多い服、奇抜なデザインの服は避けましょう。
服装より中身が重要! でも誠意を見せる努力をしよう
「スーツが用意できなかった事情がある」と面接官に伝わる可能性はありますが、服装よりも受け答えや人柄、経験のほうが重視されます。
可能であれば、レンタルサービスを利用したり、ユニクロやGUなどで手頃なジャケットだけでも購入したりして、できる限りフォーマルな装いを心掛けることをお勧めします。
ジャケットを一枚羽織るだけでも、「きちんと感」は格段にアップしますよ。
面接に私服で行く場合はビジネスカジュアルが基本
服装の指定がない場合、基本的には私服でも受け入れられますが、ビジネスカジュアルで臨むのが最も無難で安心です。
具体的には、以下のような服装を目安にしてください。
男性であれば、無地のネイビーやグレーのジャケットに白や薄いブルーの襟付きのシャツを着用しましょう。そして、ボトムスはチノパンやスラックスを履いて、革靴を合わせるのが基本となります。
女性の場合は、カーディガンではなくテーラードなどきちんとした形のジャケットに、ブラウスの着用がおすすめです。そして、膝丈のスカートやスラックス、プレーンなパンプスやローファー(ヒールが高すぎないもの)が良いでしょう。
デニムやスニーカーは避けよう! 不安なら事前に確認もOK
デニム、大きくロゴが入った服、スニーカー、派手なアクセサリーは、カジュアルすぎる印象を与えるため避けましょう。
もし、急な面接などでスーツやジャケットの準備が間に合わないなど、服装に不安がある場合は、「スーツの準備が間に合わず恐縮なのですが、ビジネスカジュアルでお伺いしてもよろしいでしょうか?」のように、事前にメールなどで一言確認しておくと、失礼なく、かつ安心して当日を迎えることができますよ。
正社員登用の面接を控えている人はこちらの記事もチェックしてみてください。質問例を解説しています。
こちらの記事では、面接の服装に迷う就活生にアドバイザーが解説しています。基本マナーから抑えていきたいという人は参考にしてみてください。
面接でビジネスカジュアルを指定されることがあります。こちらのQ&Aではキャリアアドバイザーが解説しています。
面接本番前の方へ
39点以下は要注意!面接力を診断してください
内定獲得のためには、面接での印象が大きなポイントとなります。あなたは自分の面接に自信を持っていますか?
少しでも不安に感じる人はたった30秒で面接力を把握できる「面接力診断」を活用しましょう。簡単な質問に答えるだけで、“あなたの強み”と“改善点”が明確になります。
もし39点以下だった場合は要注意です。今すぐ診断で面接力をアップし、就職で失敗する可能性をグッと下げましょう。
・面接でなぜ落ちたかわからない人
・自信を持って、面接に臨みたい人







