Q
大学4年生
女性
公務員の面接で落ちる人には、どんな特徴がありますか?
公務員試験の一次試験に合格し、これから面接に臨みます。
面接の練習をしているのですが、漠然とした不安があり、どんな人が面接で落ちてしまうのか気になりはじめました。
公務員にふさわしい人物像がよくわからず、面接で何をアピールすれば良いのか不安です。
面接官に「この人は公務員に向いていない」と判断されてしまうのは、どのような発言や態度が原因なのでしょうか? 面接で落ちる人の特徴や、逆に評価される人のポイントがあれば、ぜひ教えてください。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
公務員の面接で落ちる人は志望する理由が曖昧であることが多い
公務員面接で落ちる人には、動機が曖昧・役割理解不足・誠実さに欠ける態度といった特徴があります。逆に評価されるのは、地域や市民への理解を持ち、協調性と誠実さを具体的なエピソードで表現できる人です。
落ちやすい人の特徴として、まず動機や軸が曖昧で、「なぜその自治体か」を説明できない点が挙げられます。次に、公務員と民間の違いを理解していないなど、公務員の役割理解が不足していると評価が下がるのです。
また、自己アピールばかりでチームで協力する姿勢が見られないなど、協働性・誠実さに欠ける態度もマイナス印象を与えます。そして、自己分析の不足により、長所・短所を具体例なく一般的な言葉でしか語れない場合も同様です。
最後に、模範解答の暗記によって受け答えに一貫性がなくなり、深掘り質問で矛盾が生じるケースも注意が必要でしょう。
住民視点で動機を語るのがカギ! 誠実さで貢献意欲をアピールしよう
一方、評価されやすい人には共通点があります。「市民が安心して暮らせるために」など住民視点で語れること、そして地域や自治体への深い理解を示せることです。
また、「ゼミで役割分担を調整した」など協調性と主体性の両立を具体的なエピソードで話すことも求められます。そのほか、丁寧な言葉遣いや清潔感のある服装など、誠実で落ち着いた態度は面接官に安心感を与えられるでしょう。
そして、「責任感があります」と述べるだけでなく、経験・行動・成果の流れで具体的に語ると説得力が増します。
これらのポイントを押さえながら、面接対策をしていくと良いでしょう。
公務員のネガティブな面を理解できているかどうかが問われる
公務員に限らず、学生の面接時に最も重視されるのは、自分がその職場で働いているときの想像を解像度高くできているかでしょう。
具体的には、ホームページ(HP)でPRされているくらいの表面的な業務の想定しかしていなかったり、業務のきらきらした部分に対する憧れだけを語っているようでは、評価は低くなります。
どのような職務にも、厳しい時期や地味な作業が必要な場面があるでしょう。そのような、ある種のネガティブな部分までもリアルに想像したうえで、なおその職務に就きたいのだという意思を持った人は、歓迎されます。
公務員の仕事についてしっかりとリサーチ! どう貢献していくかを語ろう
特に公務員について言えば、「顧客」は市民・県民・国民すべてということになるのです。いわゆる「厄介な顧客」も多数存在します。さらに言うと「政治の世界」からの有形無形の圧力がかかる職場でもあるのです。
そのような状況も想像したうえで、なお「顧客」を満足させるサービスを提供していきたいと、説得力を持って語れるようであれば、評価は高くなるでしょう。
業務のつらい部分についても、きちんと調べて想像をし、できれば現在その仕事についている先輩職員に対して尊敬の念を持ってください。そのような感情が面接中ににじみ出ていくのであれば、成功はぐっと近づくでしょう。
面接が苦手という人は、受かる人に変われるようにこちらの記事も参考にしてみてください。自分に合った対策を進めていきましょう。
この記事では、公務員試験の自己PRの作り方を解説します。面接の自己PRに苦手意識を持っている人は参考にしてみてください。
こちらの記事では、公務員と民間企業の面接の違いについて解説しています。目を通しておきましょう。
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