Q

その他
回答しない

履歴書をコピー用紙に印刷するのはだめですか?

就職活動中の大学生です。パソコンで作成した履歴書を印刷して企業に提出しようと思っているのですが、コピー用紙に印刷するのはだめでしょうか?

先日、自宅にある普通のコピー用紙に印刷しようとしたところ、就活を終えた先輩から「ちゃんとした履歴書用の紙を使ったほうが良い。コピー用紙は薄くて安っぽい印象を与えるからやめたほうが良い」とアドバイスされました。

ネットでも同様の意見を見かけ、不安を感じています。

正直なところ、紙の種類でそこまで印象が変わるものなのか疑問なのですが、常識がないと思われたり、志望度が低いと判断されたりするのは避けたいです。

キャリアコンサルタントの視点から見て、やはり履歴書をコピー用紙に印刷するのはマナー違反なのでしょうか。もしそうであれば、どのような紙を選べば良いのか、具体的に教えていただきたいです。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/公認心理師

吉野 郁子

プロフィールを見る

心配無用! 履歴書はコピー用紙への印刷で問題なし

コピー用紙での提出はまったく問題ありません。自宅にプリンターがある人ばかりではありませんし、コンビニでのプリントでは持ち込み用紙が禁止されている場合もあります。

また、応募書類をデータで提出した場合、企業側が印刷する際には一般的なコピー用紙が使われると考えられます。

自宅で印刷する場合は、少し厚手の「上質紙」などを使ってもかまいませんが、それにより選考が有利になるとは考えにくいです。

細かい噂は気にしない! 合否を分ける本質を見ることが重要

とはいえ、就職活動中は、些細な噂でも不安になるものでしょう。これまでにも、「封筒は白と茶、どちらが良いか」「証明写真の背景は何色がいいのか」など、細かい点に悩む学生の相談を受けてきました。

大切なのは、それらが合否に影響するかどうかです。

企業側の意見を知って客観的に物事を見よう

実際の採用現場では「気にしたことがない」「どちらでもかまわない」と考えられていることも多くあります。仮に不採用になったとしても、そうした細部が原因である可能性は低いと覚えておきましょう。

キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士

瀧本博史

プロフィールを見る

履歴書をコピー用紙に印刷すると安っぽい印象になりやすい

履歴書をコピー用紙に印刷することは絶対にNGではありませんが、就活の場面では避けた方が無難だといえます。コピー用紙は薄く透けやすく、インクのにじみやすさもあり、安価で簡易的な印象を与える可能性があるからです。

上質紙を使うことで丁寧さや誠実さを伝えられる

履歴書は第一印象を左右する書類なので、紙質ひとつでも「丁寧さ」や「誠実さ」が伝わります。企業の採用担当者は多くの書類を扱うため、紙質の違いが評価に影響することもあります。

特に公務員試験や大手企業の選考では形式マナーが重視されるため、上質紙や厚手のマット紙(0.1から0.2mm程度の厚さ)が推奨されます。市販の履歴書用紙や文具店・コンビニで購入できる厚手用紙も適しています。

逆にベンチャーやIT系の企業では紙質にこだわらない場合もありますが、迷ったら上質紙を選ぶのが安全です。

また、光沢紙は履歴書には不適切で避けるべきです。細部に気を配る姿勢は書類以上に評価されることが多いので、用紙選びも大切なマナーと考えてください。

企業側への配慮を示すことが好印象につながる

以上の点から、家庭用プリンターで印刷する場合はコピー用紙より厚手の上質紙を使い、コンビニのコピー機で印刷する場合は可能な限り質の良い用紙を選ぶことが望ましいとされています。

履歴書のサイズはA3やB4の見開きが一般的ですが、プリンター事情によりA4やB5の2枚づつに分けて印刷しても問題ありません。

ただし、ステープラー(ホッチキス)でまとめるのは避けましょう。これらの配慮が、好印象の履歴書作成につながります。

新卒就活生の履歴書の基本的な書き方は以下の記事で解説しています。履歴書の書き方に関して少しでも不安がある人は事前にチェックしておきましょう。

履歴書を書く時間がない時は、「履歴書完全マニュアル」を活用しよう!

履歴書に何を書けばいいか困っていませんか?就活は限られた時間の中で準備する必要があるので、履歴書だけに時間をかけてはいけません。

そんな時は履歴書のポイントを網羅した履歴書完全マニュアル」を参考にしましょう。この資料を見れば、選考を突破できる履歴書をすぐに書くことができます。

実際に利用できるテンプレートもついているので、書き方を参考にしながら志望企業の選考を突破しましょう。


その他関連Q&A

TOP

PORTキャリア