Q
大学3年生
男性
自己PRに意味がないと感じてしまいます。
就職活動で自己PRを考えるたびに、自分にはアピールできるようなすごい経験や実績がないと落ち込んでしまいます。
サークルやアルバイトもごく普通で、特別な成果を出したわけでもないし、周りの友人の自己PRを聞くと、自分とはレベルが違いすぎて、正直「こんな自己PRをしても意味ないな」と思ってしまいます。
自己PRで話せるようなことがない私は、就活でどうアピールすればいいのでしょうか? 面接官は自己PRで何を知りたいのか教えていただきたいです。
特別な経験がなくても評価してもらえるような、自己PRの考え方や作り方についてアドバイスをお願いいたします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
性格を分析! あなたを言い表す言葉を見つけよう
まずはエピソードを考える前に、「自分の性格を表す言葉」を自己分析してみましょう。
このサイトにもさまざまな診断ツールがありますし、最近流行しているMBTIなどの性格診断を使って、「当たっている」と感じた言葉を見つけるのもおすすめです。
そして、なぜその言葉が自分に当てはまると思ったのか、具体的なエピソードを思い出しましょう。
面接官が本当に知りたいのは、エピソードの内容よりも、あなたの「性格・人柄・長所・強み」です。そこから仕事や職場との相性を推測するからです。
特別感よりも等身大の経験で魅力を伝えよう
特別な体験のピークを語るよりも、日常のなかで変わらず表れている自分の姿を伝えるほうが、毎日働く姿をイメージしてもらいやすくなります。
たとえば、「日常生活で心掛けていること」「長く続けてきたこと」「小さいけれど大切にしている習慣」などを振り返ってみましょう。
「私の強みは優しさです。電車に乗ったとき、席を譲る機会があれば、積極的に譲るよう心掛けています」
「私は継続力があります。読書習慣があり、年に100冊読む目標を5年間達成しています」といったエピソードも、十分に魅力的になります。
特別さは不要! 具体的な行動と結果をアピールしよう
自己PRは、単に「すごい実績を誇る場」ではなく、「あなたという人間がどう行動し、どのように成長してきたか」を伝える重要な場面です。
企業が求めているのは、特別な成果そのものではなく、課題にどう向き合い、努力のなかでどんな力を発揮したか、そして何を学んだかという過程の部分です。
たとえば、日々同じ作業を繰り返すアルバイト経験でも、「時間内に効率よく作業を終わらせるために工夫したこと」や「チームの雰囲気をよくするために声かけをおこなったこと」など、具体的な行動は十分に自己PRになります。
自己PRを作成するときには、「出来事」だけでなく、「自分がどのように行動したか」「その結果どのような力を得たか」に焦点を当てることが大切です。
STAR法を意識! 企業で活躍する姿を示そう
ポイントとして、結論から述べ、背景、具体的な行動(エピソード)、そしてその成果や学び、今後の活かしかたを明確に伝える、いわゆるSTAR法の構成を意識すると伝わりやすくなります。
採用担当者は膨大な数の自己PRを読むため、わかりやすく端的に、具体性のある文章を高く評価します。
数字や具体例を用いて説得力を持たせることも効果的です。
さらに、特別な経験がなくても、自分の経験を誠実に振り返れば、その人ならではの強みや成長が必ず見つかります。
小さな経験は決して「意味がない」のではなく、「等身大の強み」として自己PRに十分活用可能です。
この視点を持つことで、自信を持ち、言葉にして表現できるようになります。
最後に、自己PRの目的は「自分の強みを売り込むこと」だけでなく、企業に自分がどのように貢献できるかをイメージさせ、採用後に活躍する可能性をアピールすることにあります。
したがって、自己分析をしっかりおこない、一つの強みに絞って具体的なエピソードとともに論理的に伝えることが、就活成功の鍵といえます。
これらを踏まえて自己PRを準備すれば、どんな経験でも魅力的に伝わり、自信を持って就職活動に臨めるでしょう。
こちらの記事では、自己PRの構成について解説しています。PREP法やSTAR法を用いて構成を考えたい人はぜひチェックしてみてください。
こちらの記事では、自己PRとガクチカを同じテーマにする際のポイントについて解説します。自己PR作りの参考にしてみてください。
こちらのQ&Aでは、自己PRで強みを2つ挙げることについてアドバイザーが解説しています。
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自己PRは就活において必ずといっていいほど必要になります。自己PRが曖昧なまま就活がうまくいかなかったという就活生は多くいます。
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