この記事のまとめ
- 計画性を自己PRする場合は言い換えた表現で差別化を図ろう
- 計画性のマイナスイメージを払拭する準備も欠かせない
- 計画性の自己PR例文10選
目的や目標に対して、必要事項を逆算的に予想し計画を立てて、実行する能力を指す「計画性」。多くの仕事で必要となる強みであり、面接官の受けもいいアピールの1つです。
一方で、計画性を就活でアピールする場合、伝え方や見せ方を工夫しないとありきたりなアピールとなってしまい、なかなか企業からの評価を得られません。
この記事では、キャリアアドバイザーの田邉さん、鈴木さん、谷所さんのコメントを交えつつ、企業が求める計画性を理解したうえでアピールする際のポイントや注意点などを解説していきます。
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「計画性」は選考突破の武器になる! 企業に評価される計画性の伝え方を理解しよう
自分の計画性を最大限にアピールするためには、企業に評価される伝え方を押さえておく必要があります。
この記事では、まず計画性の定義と計画性がある人の特徴について解説していきます。自分の持つ強みが計画性なのか、解説する内容を踏まえて改めて確認してみてください。
そのうえで、企業が求める計画性や具体的に計画性が求められる職種について解説します。社会人として求められる計画性と自分が持つ計画性にズレがないかを確かめ、自分の計画性はどんな職種で活かすことができるのかを押さえていきましょう。
また、実際に計画性を自己PRするにあたっての作成方法やアピール方法について解説します。例文も合わせて紹介するので内容を参考に自己PRを作成してみてくださいね。
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そもそも計画性とは? 計画性の定義
そもそも、一言に計画性といっても人によってイメージする内容は異なります。
計画性をアピールするためには、そもそも計画性とはどういった意味なのかをしっかり把握しておく必要があります。
意味を履き違えたまま選考に臨むと、企業に的確に訴求できる自己PRを作成できません。
ここからは具体的に計画性の意味や定義について解説していきます。まずは計画性をよく理解したうえで自己PRについて考えていきましょう。
前もって物事を進める方法や順序などを考えられる
「計画」とは、あることをおこなうためにあらかじめ方法や順序などを考えることと、その考えの内容を指します。つまり「計画性」とは、物事を進めるための計画をしっかりと考えられる能力のことです。
また、目標を達成するまでにかかる時間や発生する可能性があるトラブルなどを事前に想定する能力も求められます。
そのため、ただ計画を立てるだけでは計画性があるとは言えません。想定通りに進めばきちんと目標を達成できるような計画を立案できる必要があります。
似た言葉に「リスクヘッジ」がありますが、これは発生する可能性があるリスクへの予防を意味する言葉です。一方で計画性は目標に対して逆算することで、やや言葉の意味が異なるため、間違った言葉を使わないように注意しましょう。
立てた計画通りに行動できる
計画性とは、物事を進めるための方法や順序などをあらかじめ考えられることだと前述しました。しかし、計画を考えるだけで終わってしまっても計画性があるとは評価されません。
自分で立てた計画をしっかりと完遂できて初めて計画性があるといえます。いくら入念な計画を立てられたとしても、実行することができなければ意味がありません。
そのため、計画性をアピールするときは、どのような計画を考えて、どう実行したのかまで伝えることが大切です。
まずは自分がイメージしていた計画性と、計画性の定義が当てはまっているかをよく確認しておきましょう。
ここで気を付けたいのが、「計画性」と「実行力」は違うということ。
計画性は計画したことを最後までやり抜くことで、実行力はものごとに対して取り組むことができる力で計画は伴っていません。計画性はものごとを完遂するための事前準備ができる力です。
「計画性」と「実行力」は似ている言葉ですが意味は違います。以下の記事では実行力について詳しくまとめています。是非参考にしてみてください。
厳選10例文! 実行力の自己PRで簡単に差別化できる3要素
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あなたは該当する? 計画性がある人の6つの特徴
あなたは該当する? 計画性がある人の6つの特徴
- 常に時間に余裕を持って行動している
- 計画どおりに物事を進めるのが好き
- 几帳面で整理整頓が得意
- 心配性で他人に迷惑をかけるのが嫌い
- 慎重すぎてすぐに行動できない
当然ですが、計画性をアピールする場合、自分が本当に計画性があることを確かめる必要があります。自分の強みは「計画性」と思っていても、実際はまったく別の強みだったということもあります。
また、計画性の中にもさまざまな種類があるため、自分の特徴にあったアピール方法を考えることが重要です。
次では計画性がある人が持つ6つの特徴を紹介するので、自分がどれに当てはまるかをチェックしてみましょう。
①常に時間に余裕を持って行動している
物事を計画通りに進めるためには、想定外のトラブルにいつでも対応できるだけの時間の余裕が必要です。そのため、計画性がある人は、常に時間に余裕を持って行動しています。
たとえば、普段からあまり意識しなくても5分前には目的地に到着している人などは計画性があるといえます。
計画性のある人というのは、物事を実行に移す際にまずいつ達成するか設定し、そこから逆算して期間と時間に余裕を持った行動を心掛けています。
行き当たりばったりの行動はまずしませんし、何かをしようとする時にはいろいろなことを想定して、締め切りから遅れないようにあらゆる可能性を考えて計画を立てていきます。
選考でアピールする際には、時間管理ができるだけでは弱いので、たとえば時間管理をして計画的に物事を進めて、相手と信頼関係を構築し良い結果を生み出すことができるなど、仕事をおこなううえでどのような効果があるかまで伝えることが大切です。
②計画どおりに物事を進めるのが好き
計画性がある人は、事前に決めた計画に対して、計画通りに物事を遂行していくことに達成感を感じる傾向にあります。
たとえば、何か新しいことをする際は事前に不明点を洗い出して、スケジュールを決めたうえで物事を実施していく人は計画性があるといえます。
- 計画を立てることは無意識的におこなっているので、強みと言えるのか不安です……。
無意識的な計画性も強みになる! 積極的にアピールしよう
たしかに、「強みは発揮するもの」と考えるとアピールしても良いのか不安になりますよね。このように悩む就活生は、「強みは仕事で活かせるもの」と考えることがおすすめです。
採用担当者が強みを知りたい理由は、入社後に会社へ貢献してくれるかどうかや、困難を乗り越えられるかどうかですよね。そのため、計画を立てることが、無意識かどうかは採用担当者は判断していません。仕事で計画性が少しでも活かせるなら、積極的にアピールしましょう。
③几帳面で整理整頓が得意
計画性がある人は何事も事前に入念な準備をし、不足がない状態で何か物事を進めるという特徴があります。
裏を返せば、計画性がある人は何か不足があるとストレスに感じてしまいます。そのため、何事も常に整理整頓し、不足がない状態を心掛けているのです。
具体的には、「自分の部屋が常にきれいな状態にあり、どこに何があるか明確になっている」「スマートフォンのアプリは常にフォルダ分けされていて使いやすい」など、身の回りが整理整頓されている几帳面な人は計画性がある傾向にあります。
④心配性で他人に迷惑をかけるのが嫌い
計画性がない人は、やるべきことが明確でないので、行き当たりばったりで行動したり、時として他人に迷惑をかけてしまうことがあります。
計画性がある人はこうした状態を嫌う傾向にあります。そのため、「あらかじめやるべきことを明確にしておかないといけない」という心配を常に持ち、他人に迷惑をかけないようにしなければならないと考えます。
結果として、入念な準備や目的から逆算した細かいスケジュールなどを敷く計画性に長け、それらを計画的に遂行していくことで心の余裕を保っているのです。
- 「心配性で他人に迷惑をかけたくない」という特徴は一見ポジティブに聞こえますが、デメリットもありますか?
独りよがりな印象を与えないように注意
「心配性で他人に迷惑をかけたくない」は、「過剰に心配しすぎてしまうことで、自分の中に問題を抱えたまま、解決に一向に取り組めず、問題を大きくしてしまい、誰にも相談せずに独りよがりになっている」と捉えられる可能性があります。
人は、ある物事に対して全く同じように捉えることはありません。相手にどう伝えたら一番多くの人間が同じ方向を見てくれるか。その点を意識しながら、なるべくポジティブな印象となるようアピールしましょう。
⑤慎重すぎてすぐに行動できない
計画性がある人は突発的な対応など急なアクシデントや失敗に苦手を感じ、事前に入念な準備をおこなう傾向にあります。
そのため、実際のアクションについても「本当にこれで問題ないのか」と考え、アクションを起こすまでに時間がかかり行動力が乏しいと見られる場合があります。
アドバイザーコメント
田邉 健
プロフィールを見る慎重さよりも計画性を強くアピールしよう
会社に迷惑をかけるような失敗を避けるために、慎重に行動することは大切です。しかし、新卒のような未経験の人材には「失敗しても良いから挑戦してほしい」と考えている企業が多くあります。そのため、慎重さをアピールしすぎると、失敗を恐れて行動しないと捉えられてしまう可能性があります。
一方で、「計画性」は行動することが前提で、効率よく仕事を進めるために計画するイメージがあります。そのため、「会社に迷惑をかける失敗をしないように行動する人材」という評価につながります。
中には慎重な人材を重宝する業界もある
ただし、業界によっては「慎重に行動できる」が評価されるので注意してください。たとえば、金融業界であればお金を取り扱うため、仕事でのミスが許されません。そのため、慎重に行動できる人材が求められています。
このように、企業によって求める人材が異なるため、企業にあわせて言い換えることが必要です。求める人物像が募集要項や採用ページに公開されているため、どちらでアピールすると評価されやすい企業なのかチェックして使い分けましょう。
テンプレを活用すれば受かる自己PR文が作れます
自己PRのネタを決めても、それを裏付けるエピソードに悩む学生は多いです。しかし、特別なエピソードがなくても受かる自己PRを作ることはできます。
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企業視点を知ろう! 企業が求める計画性
「計画性」は部活動やアルバイトなどの課外活動のみならず、日常生活でも有効なスキルです。
しかしながら、日々の活動や生活での「計画性」は、必ずしも社会人として企業で働くうえで、そのまま当てはめられるわけではありません。
そのため、計画性をアピールするにあたって、企業で求められる計画性が何かを明確にする必要があります。
次では企業で求められる計画性について、解説していくので、自身の計画性が企業に入社後、どのように活かすことができるかを確認してみてくださいね。
優先順位を決めて物事を進められる
1つの業務を継続的に進めていくことは少なく、多くの環境で複数ある業務を並行していくことが求められます。
たとえば、営業職の場合、複数の顧客とやりとりを並行することが求められます。場合によっては、社内の契約書や請求書の対応、管理を並行しておこなう必要があるかもしれません。
このような複数ある業務は、どれも締め切りがつきものです。そのため、納期や顧客のスピード感に合わせて業務の優先度を決めながら、遂行していく計画性が求められます。
仕事の優先順位を誤ると、自分だけでなく取引先に迷惑をかけてしまうこともあります。その結果、信頼を失ったり損失につながってしまったりする可能性もあるため、先を見据えて優先順位を把握することは社会人に必要なスキルなのです。
リスクを想定する能力がある
自分の理想とする業務の進め方や締切までのスケジュールを決めても、理想通りに進められるとは限りません。業務を進めていく中で、トラブルや失敗は少なからず発生します。
そのため、社会人では事前にリスクを想定して排除していく計画性が求められます。
また、時には想定していなかったリスクが発生する場合もあります。事前に多めに時間を確保してあらゆる事態に備えるなど、見えないリスクに対して対処していく計画性も必要なのです。
リスクを想定することができる能力があれば、仕事を進めるうえで、事前に問題となる点を想定することができます。このことから普段の業務はもちろんのこと、プロジェクト進行においても計画的に仕事を推進できるという点が活きてきます。
計画性が求められる職種
社会人として求められる計画性は「優先順位を立てて物事を進めていく力」や「リスクを想定する力」です。
では、具体的にどのような職種でどのような形で求められるのでしょうか。次では、職種別にどのように計画性が求められるのか解説していくので、自分の志望する職種がある人は解説している内容を参考に、どのような計画性が求められるのか押さえていきましょう。
営業職
営業職とは、自社または代理販売している商品やサービスを、見込み顧客に対して購入または契約を促す仕事です。
営業職は1カ月〜1年単位で売上やアポイント数、契約数などの目標が設定されています。そのため、目標に対して逆算して提案数やテレアポ数を定め、進めていく計画性が求められます。
営業職は、目標に対して逆算して進めていく計画性の他、日々の行動予定にも計画性が求められます。限られた時間のなかで顧客へのアプローチ方法を考え、計画的に効率よく営業をおこなっていくことが成果につながります。
営業職は、計画性以外にもさまざまなスキルが求められます。自分が営業職に向いているか不安な人は、こちらの記事を参考に適性を考えてみてください。
営業に向いてない人の16の特徴|不向きな人におすすめの道も解説
技術職
技術職は、専門知識をもとに製品やサービス、システムなどを制作する工程に携わる職種です。
技術職は長い工程を経て、製品やサービス、システムなどを制作していくため、与えられた納期に対して、納期を守ることが求められます。そのため、事前に伝えられた締切に対して、適切な優先順位を立てながら業務を進めていく計画性が求められます。
また、突発的なアクシデントが多いのも技術職の特徴です。トラブルや失敗といったリスクを見越して、計画的に業務を遂行していく力も求められるという特徴があります。
技術職は、再計画するスキルも求められます。1年以上の開発になると、当初想定していなかったリスクに直面するケースも多々あります。そのときに、反省を踏まえて再計画をすることで、大きな失敗を防ぐことにもつながりますよ。
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ディレクター職
ディレクター職は、制作物の企画や進行管理をおこなう職種です。
具体的な職種としては、Web上のサイトやアプリの企画・進行管理をおこなうWebディレクターや、テレビ番組やネット番組の演出・現場の指揮をおこなうテレビディレクターなどが挙げられます。
ディレクターはエンジニアなど実際に作業する人たちに指示を出したり、作業する人たちのスケジュール管理をおこないます。また、突発的なアクシデントに対して適切なアクションを取ることが求められます。
そのため、納期から逆算して計画的に案件を遂行していく力が求められるのです。
ディレクター職で求められる計画性は、他にも、業務に対する非常事態への対応も念頭に入れて業務を遂行できる点があげられます。通常時の問題はもちろんですが、非常時に対応できる計画性があることで優秀なディレクターになります。
計画性を自己PRするときのポイント
計画性を自己PRするときのポイント
- 計画性を具体的な能力に言い換える
- 客観的な視点を取り入れる
- 自分だけのキャッチフレーズを作る
いくら「計画性」が高くても、自己PRで適切なアピールをすることができなければ、採用担当者や面接官に印象を残すことは難しいでしょう。
「計画性」は多くの学生がアピールするからこそ、アピール方法を工夫して、周囲と差別化を図っていく必要があります。
次では計画性を自己PRする際のポイントについて解説していくのでぜひ参考にしてみてくださいね。
以下の記事では基本的な自己PRの作り方やアピール方法を解説しています。そもそも自己PRをどうやって伝えるべきかわからないという人は、まずは以下に目を通してみましょう。
ESでの自己PR
例文15選|エントリーシートの自己PRで人事を惹き込むコツを解説
面接での自己PR
例文12選|面接必勝の自己PRはエピソードが最重要!
計画性を具体的な能力に言い換える
単に「計画性」と伝えるだけでは、具体的にどのような計画性を持っているのかわからず、印象が残りづらいものになってしまいます。
また、冒頭で解説したように計画性を持つ人にはさまざまな特徴があります。そのため、「私の強みは計画性です」と述べるだけでは曖昧で伝わりづらいものです。
計画性をアピールする際は、次のような形で具体性を持たせて述べるようにしましょう。
具体的な能力に言い換えた「計画性」の例
私の強みは、目標から逆算してスケジューリングし、物事を遂行していく「計画性の高さ」です。
上記のように、自分の持つ計画性を具体的な能力に言い換える方法は、次の観点で考えていきましょう。
具体的な能力に言い換える際の観点
- どのような場面で活かされているものなのか
- 自身の「計画性」で実現できることは何か
客観的な視点を取り入れる
計画性をアピールするにあたって、「自分の計画性は他者からどのように評価されているのか」「計画性を活かして実現したこと」をアピールしていきましょう。
客観的な視点の例
- 計画性を活かしてグループでのワークを進めていった結果、ビジネスコンテストで優勝した
- 他者から「あなたの計画のおかげで物事を遂行することができた」と言われた
このような客観的な視点を盛り込むことで、「計画性」に説得力が増し、アピールが強固なものになります。
計画性を通して実現できた「自分の実績」をアピールしたり、他己分析を通して見つかった他者からの評価をアピールしていくこともおすすめですよ。
アドバイザーコメント
谷所 健一郎
プロフィールを見る3つの方法で客観的な視点を取り入れよう
計画性は自己完結するイメージが強く、客観的な視点を取り入れようとしても難しく感じる人も多いでしょう。そんな人は、以下の3つの方法でよりインパクトのあるアピールになるので、ぜひ実践してみてください。
①周囲の意見を聞いた経験をアピールする
客観的な視点を取り入れる方法として、個人の考えだけで作った計画ではなく、周囲の意見を取り入れた計画であれば、計画性に加えて統率力や協調性もアピールできます。
仕事は単独でおこなうものではなく、多くの仕事はチームワークが求められます。周囲の意見を聞いて作られた計画は、それぞれの立場を踏まえたより精度の高い計画性として有効なアピールになります。
②他者評価を盛り込む
作成した計画への周囲の評価を盛り込むことで、客観的な視点を取り入れたエピソードになります。計画が他者から高い評価を得たと伝えることで、信憑性のある優れた計画であることがアピールでき、自己完結のイメージを払拭できます。
③計画の成果まで伝える
計画がどのような成果を及ぼしたかが、計画性をアピールするうえで重要です。計画のアピールだけでは、あくまでも計画に過ぎないと受け取る採用担当者もいます。計画が与えた影響と成果を具体的に伝えることで、客観的な視点を取り入れたアピールになります。
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自分だけのキャッチフレーズを作る
採用担当者や面接官は多くの学生の面接を実施します。そのため、ほかの学生と差別化を図るために印象の残るアピールをする必要があるのです。
採用担当者に印象を残す効果的な方法として挙げられるのが、自分だけのキャッチフレーズを作っていくことです。たとえば、次の通りです。
キャッチフレーズ例
- Mr.計画性
- AIと呼ばれる計画性
このようにキャッチフレーズにすることで、聞き手としてもわかりやすく、覚えやすいものになります。
キャッチフレーズの決め方としては、わかりやすいものを選定していきましょう。聞いただけで「計画性」をアピールしたいことがわかるようにしてください。
一方で、「右に出るものはいない計画性」など、あまりハードルを上げすぎると入社後にギャップがあった際にかえって自身の評価を下げてしまうので、聞き手がイメージしやすく、言い過ぎない表現のものを選定していきましょう。
「成果につながる計画性」や「実行力のある計画性」など、仕事で求められる成果や実行力がイメージできるキャッチフレーズもおすすめです。採用担当者が具体的な成果や実行した経験を聞きたくなります。
キャッチフレーズの作り方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
キャッチフレーズとは? 就活を制するインパクト抜群の武器の作り方
計画性を盛り込んだ自己PRの作成方法
計画性を盛り込んだ自己PRの作成方法
- PREP法を用いる
- 実際に計画性が発揮された経験を伝える
- 計画性を入社後どのように活かすかをアピールする
前項で解説したように、自己PRで「計画性」をアピールするにあたって、盛り込んでいくポイントはいくつかあります。
ですが、前提として適切な作成方法で自己PRを作成していくことが必要です。
次では、計画性をアピールするにあたっての作成手順について解説していくので、参考にしてみてください。
①PREP法を用いて計画性があることを述べる
PREP法とは
結論(Point)、理由(Reason)、具体例(Example)、結論の頭文字をとった、この順番で話を展開するフレームワーク
結論の見えない話は聞き手にとって内容がわかりづらく、ストレスとなります。そのため、計画性を自己PRする場合はPREP法を用い、冒頭で自分の計画性を端的にアピールしましょう。
計画性があることを話の最初と最後で伝えるので、聞き手にとって伝えたいことを印象付けることができます。
次のような例に倣って、自身の計画性を冒頭でアピールしましょう。
計画性をアピールする際の話し始め
私の強みは、優先順位を立てて物事を進めていくことができる「計画性」です。
PREP法は就活だけでなく私を含む社会人も活用している話し方です。伝えたいことが過不足なく短時間で伝えられるため、限られた時間で成果をあげる社会人には最適な話し方とも言えますね。
自己PRの冒頭は印象に残りやすいため重要です。自己PRの書き出しで印象付けるコツはこちらの記事で詳しく解説しているので、併せて参考にしましょう。
自己PRは書き出しで命運が決まる!人事を惹き込むコツを大解剖
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「自己PRで伝えたいことはあるのに、言葉にできない」そんな悩みがある方には「自己PR作成ツール>」が強い味方になってくれます。
表現に悩んでいても、AIがあなたの考えを汲み取り、わかりやすく効果的なPR文にまとめてくれます。
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②実際に計画性が発揮された経験を伝える
単に計画性があることを述べるだけでは、具体的にどのような計画性なのか聞き手に伝わりません。そのため、自分が持つ計画性がどのようなものなのか、計画性が発揮されたエピソードを交えて伝えていきましょう。
エピソードを伝える際に注意したいのが、聞き手が伝わるような内容に文章を整えて伝えることです。
たとえば、アルバイトで計画性が活かされたことをアピールする際はなるべく固有名詞の使用は避け、初めて聞いた人でもわかるような内容で伝えていきましょう。次のOK例・NG例を参考にしてみてくださいね。
OK例
私は学生時代にテレアポのアルバイトをしていました。アルバイトでは月間の目標が決まっており、目標に応じて給料が変わるインセンティブ制を取り入れていました。
そこで私は自分が稼働できる工数をもとに目標から逆算して、獲得数を定め、平均獲得率から割り出した行動数を決めていきました。その結果、アルバイトとしては初となる6ヶ月連続で目標達成をすることができました。
NG例
私は学生時代に〇〇という会社でテレアポのアルバイトをしていました。アルバイトでは月間で100件のアポイントを取得する必要があり、目標に応じて給料が大きく変わるインセンティブ制を取り入れていました。
そこで私は自分の稼働日数が平均15日だったことから、1日あたりの獲得数を7と定め、平均獲得率が2%から割り出した行動数を決めていきました。その結果、アルバイトとしては〇〇で初となる6ヶ月連続で目標達成をすることができ、▲▲でおこなわれた会社の総会で表彰してもらうことができました。上司の■■さんにも褒めていただきました。
上記のように、NG例は固有名詞や具体的な数値など、細かい情報まで記載されていますが、採用担当者目線からすると「企業名」や「表彰がおこなわれた場所」はそこまで知りたい情報ではありません。
採用担当者は、どのように計画性が発揮されたのかを知れれば問題ないので、端的でわかりやすい内容にしていくためにも、固有名詞など「なくても内容が伝わるもの」はなるべく削ぎ落としていきましょう。
- 逆に固有名詞を盛り込んだ方が伝わりやすい場合はあるのでしょうか?
信憑性を出すために使うならおすすめ
採用担当者は、固有名詞や数値を知りたいのではなく、計画を達成したプロセスを知りたいのです。採用担当者は、そのプロセスが自社でも活かせるものであれば、より興味を持ちます。
プロセスをアピールしたうえで、信憑性を示すために数値や固有名詞を盛り込むことで伝わりやすくなることがあります。ただし固有名詞を出しても理解されないことが予想される場合は、簡潔に説明を加える必要があります。
数値も同様に、数値だけでは優れているのかわからないことがあるので、平均値など伝えたうえで優れた成績を伝えれば、インパクトのあるアピールになります。信憑性を示すうえで重要なものかどうか考えたうえで、固有名詞や数値を盛り込むと良いでしょう。
③計画性を入社後どのように活かすかをアピールする
どんなに素晴らしい計画性を持っていても、入社後に活かされなければ意味がありません。そのため、締めの言葉として、自身の計画性を入社後にどう活かしていくかアピールする必要があります。
アピールの参考例としては次が挙げられます。
アピール例
- 貴社はベンチャー企業ということで常に多くの業務を並行して進めることが求められると伺いました。入社後は自身の計画性を活かし、マルチにタスクを遂行して、貴社の利益に貢献していきます。
- OG訪問で貴社の〇〇さんから、業務をマルチに進めていくことが求められると伺いました。入社後は自身の計画性を活かして、タスクを計画的に進め、会社の成長に貢献していきます。
上記のように、業界・企業研究を実施して事前に企業の特徴を押さえたうえで、自身の計画性を志望企業でどのように活かすことができるかをアピールしていきましょう。
OB・OG訪問を実施したこともアピールになるので、アピール例②のようにOB・OG訪問で聞いたことを自己PRに盛り込んでいくこともおすすめですよ。
次の記事では、OB・OG訪問の実施方法や準備、当日の立ち回りなど、OB・OG訪問について網羅的に解説しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
OB訪問・OG訪問は必要? 就活を有利に進める手順を完全網羅
計画性をアピールする際の注意点
計画性は有効な自己PRとなる一方、アピールする際に注意しておくべきポイントも存在します。次では、計画性をアピールする際の注意点について解説していくので、せっかくのアピールがかえってマイナスの印象にならないよう参考にしてみてください。
計画性のマイナス面を払拭する
強みと弱みは表裏一体です。そのため、「計画性がある」という強みは、時として「慎重になりすぎて行動力に欠ける」という短所になります。
採用担当者も計画性があるという学生のアピールに対して、「この学生は行動力に欠けるのではないだろうか」という発想に切り替わります。
そのため、こうした疑問を潰すために、計画性が高いことにともなうマイナスポイントをどのように払拭・解消しているかアピールしていきましょう。
アドバイザーコメント
鈴木 洵市
プロフィールを見る経験をストーリー仕立てで伝えることがマイナス面を払拭するコツ
計画性をネガティブに捉えた場合、心配性であると置き換えられてしまいます。この心配性という点に置き換えられないためには、計画性をもって臨んだ経験をストーリーとして伝える力が必要です。
特に計画性をもって取り組んだことで、大きなリスクを回避できたという経験や、計画性をもって取り組むことで今まで以上に改善できた経験を伝えることで、この計画性に対するマイナスのイメージを払拭することができます。
逆境を乗り越えた経験や目標を成し遂げた経験をアピールしよう
また、面接官も含め人はマイナス面の環境から脱却ができたようなエピソードが好きな部分があります。これはよくアメリカ映画のヒーロー作品などで使われているものです。逆境から立ち上がることができたストーリーや大きな目標を成し遂げたことに対する爽快感を持たせることで、視聴者を惹きつけることができます。
この点を意識して伝え方とストーリーの構成を考えることで、計画性に対するマイナス面を払拭することができます。
完遂できなかったエピソードは避ける
計画性を活かした経験の中には、計画通りに進まなかったものもあるかと思います。どんなに素晴らしい計画であったとしても、理想通り計画を遂行できなかったエピソードは、アピールの材料としては弱いでしょう。
計画性をアピールする場合は、目的や目標を計画通りおこなえたエピソードをアピールしていきましょう。
- 計画は完遂したものの途中で紆余曲折あった場合は、アピールの題材として利用しない方が良いのでしょうか? 計画がダメだったと思われそうです……。
アピール可能! 今後への活かし方をアピールしよう
計画は完遂したものの途中で紆余曲折あった場合でも、そこから得た経験が今後の糧になるならば、アピールの題材として利用できます。何事もなくうまくいった計画よりも、問題改善能力や修正力としてアピールできることもあります。
計画を完遂する過程の経験を今後に活かしたいとアピールすることで、計画がダメだったという見られ方はせず、有効なアピールになります。
計画外のアクシデントに対応できることもアピールする
すべての計画が思い通りに進むわけではありません。特に社会人になってからは市場環境や会社の状況など、外的要因により自身の立てた計画が思い通りに進まない可能性があります。
そのため、計画性をアピールする際は計画外のアクシデントに対しても対応できることをアピールしていきましょう。
具体的には次のようなアピールが挙げられます。
計画外の対応についてのアピール例
時に計画が思い通り進まないことがありますが、目標が未達成にならないよう、すぐにリカバリー案を考え、遂行していきます。また、目的を遂行したのちに振り返りをおこない、「計画がどこでつまづいていたのか」「足りなかった観点は何か」を見直して、次の計画を立てる際に活かしています。
面接では自己PRをするために与えられた時間に限りがあったり、履歴書やエントリーシート(ES)では、文字数に限りがあります。そのため、入り切らない場合は無理に盛り込む必要はありません。
ですが、面接官などから「外的要因で計画が上手く進められない場合はどうしますか?」といったような質問があるかもしれないので、計画性をアピールする場合は事前に考えておきましょう。
突発的なアクシデントや急な対応に対しても、そつなくこなせるアピールとして、「適応力」が挙げられます。適応力のアピール方法はこちらの記事で詳しく解説しているので、計画性とセットで考えてみることもおすすめです。
適応力は現代の必須スキル! 高め方や就活でのアピール方法を解説
面接官を惹きつける! 計画性の自己PR例文10選
先ほど解説したように、計画性を自己PRする場合は、具体的なエピソードを盛り込んでアピールしていくかと思います。
次では、計画性をアピールするうえで、学生の皆さんが題材として挙げる経験別の自己PR例文を解説していきます。例文を参考に、自身の自己PR作成に活かしてみてくださいね。
①ゼミ
ゼミを題材にした計画性の例文
私の強みは、目標に対して逆算して取り組んでいく計画性です。
私は大学時代に日本文学のゼミに所属していました。私が所属していたゼミでは、学会で研究テーマを発表するというプログラムがあり、4名のチームに分かれて研究を進めていく必要がありました。
そこで私はリーダーとして、学会から逆算して細かくスケジュールを立て、発表の準備を進めていきました。途中、計画通りに進まないことがあったのですが、事前にスケジュールに余裕を持たせていたこともあり、学会に間に合わせることができ、研究テーマに対して詳細まで調査することができました。
その結果、学会では優秀賞をいただくことができました。
貴社に入社後は持ち前の計画性を活かし、常に目標から逆算してアクションし、貴社の利益に貢献していきます。
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目標から逆算することで計画を達成することができたというエピソードが非常に好感を持てる自己アピールになっています。そしてその計画性を活かした結果、優秀賞を獲得することができたという事実もあり、良い内容です。
②学業
学業を題材にした計画性の例文
私の強みは、自分の現在地点から目的までの距離を洗い出し、計画的に物事を遂行していく計画性の高さです。
私は高校時代に全国常連のバスケットボール部に所属し、高校3年の12月まで部活動をおこなっていました。
引退後、大学受験まで残り3ヶ月と少ない期間ではありましたが、自身の学力に対して、志望校合格に足りていないものを逆算的に洗い出し、計画的に勉強を進めていった結果、志望校に合格することができました。
この経験から貴社に入社後は自身の計画性を活かして、どんな状況においても諦めず、計画的に取り組むことで貴社の利益に貢献していきます。
計画方法を具体的に説明しており、信憑性のある強みになっています。3ヶ月という短い期間で志望校に合格した事例から、計画的に物事を遂行する実行力がアピールできています。計画性の高さを強みとして、仕事に貢献する姿がイメージできます。
③部活・サークル(運動部)
部活・サークル(運動部)を題材にした計画性の例文
私の強みは、足りない部分を計画的に補って、自分の目指す部分に到達する計画性です。
私は大学時代にトライアスロン部に所属していました。私は大学からトライアスロンを始めたのですが、競技力でほかの部員と差がある状況でした。インカレ出場を目指していた私は、インカレの平均タイムと自分のタイムの差分を測り、目標タイムに対して、今月は何分短縮するなどと、計画的に差分を埋めていきました。
こうして計画的に目標を立てて着実に達成することを繰り返した結果、インカレに出場することができました。
この経験を活かし、貴社に入社後は持ち前の計画性を活かして、目標から逆算的に計画を立てて行動し、売上に貢献していきます。
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どのような計画性が強みなのか具体的に書かれており、採用担当者がイメージしやすい自己PRですね。また、目標から逆算して計画を立てることは社会人に必要なスキルなので、入社後に貢献するイメージができますね。
部活動経験がある人は、こちらの記事も参考にしてください。部活動の自己PR方法を詳しく解説しています。
部活の自己PRで高評価を得る必勝法|15例文を役職・部活別で紹介
④部活・サークル(文化系)
部活・サークル(文化系)を題材にした計画性の例文
私の強みは、自身の目標に対してロードマップを敷き、計画的にスキルアップを目指していく計画性です。
私は高校時代に吹奏楽部に所属していました。吹奏楽部では、毎年コンクールに出場するのですが、出場できる部員に限りがありました。そこで私はコンクールに出場するために、メンバーの選考会から逆算して練習スケジュールを立て、自分のスキルを磨いていきました。
その結果、目標としていたメンバーに選ばれることができました。
貴社に入社後は高校時代の吹奏楽部で培った行動力をもとに、売上目標に対して計画的に行動し、貴社の利益に貢献していきます。
計画的に自分のスキルを磨き上げたことでコンクールのメンバーに選ばれた経験をふまえて、企業に入社したら、会社から課せられる目標に対して一生懸命取り組もうとする強い思いが伝わる内容になっています。
⑤アルバイト
アルバイトを題材にした計画性の例文
私の強みは新しいことに対して、状況を想定しながら入念に準備して臨んでいく計画性です。
私は大学時代に居酒屋でアルバイトをしていました。それまでアルバイト経験のなかった私は初めてのことに対してミスなく臨めるように、事前に料理の作り方をすべて覚え、Youtubeでお酒の作り方を覚えて初バイトに臨みました。
その結果、無事にミスなくこなし、「初日から戦力になったのは君が初めて」と店長に言っていただくことができました。
貴社は常に新しい仕事を任されるとOB訪問で〇〇さんから伺いました。入社後は新しい業務に対しても自分なりの調査を実施して、計画的に遂行し、貴社の利益に貢献していきます。
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事前に料理の作り方とお酒の作り方を覚えて初めてのアルバイトに臨む姿勢から、入社後真摯に仕事に取り組み、短期間で戦力になれる人材といったイメージを与えられるでしょう。応募企業の仕事内容と関連付けている点も好感が持てます。
アルバイト経験を自己PRする学生は多いからこそ、差別化できる工夫が大切です。アルバイト経験をアピールしようとしている人は、こちらの記事を参考に自己PRを練り上げましょう。
例文10選|アルバイト経験の自己PR必勝法を企業目線で解説
⑥インターン
インターンを題材にした計画性の例文
私の強みは目標から逆算してやるべきことを明確にし、遂行していく計画性です。
私は学生時代に営業のインターンを実施していました。
インターンでは月間の目標が決まっていたのですが、私は自分が稼働できる工数をもとに目標から逆算して、獲得数を定め、平均獲得率から割り出した行動数を決めていきました。
その結果、インターンとしては初となる6ヶ月連続で目標達成をすることができました。
貴社に入社後も計画性を活かして、常に目標から逆算して細かい行動数などを洗い出して行動し、利益に貢献していきます。
どのような計画を立てたのか具体的に書かれており、計画性の強みが伝わりやすい自己PRです。また、「6ヶ月連続で目標達成」という成果も書かれているため、強みに説得力がありますね。
⑦留学
留学を題材にした計画性の例文
私の強みは高い目的でもやるべきことを明確にして着実にこなしていく計画性です。
私は学生時代にアメリカに留学をしました。
新型コロナウイルス感染症の影響で、留学の実施自体が難しい状況にあり、多くの学生が留学を諦める中で、私は何としてでも留学に行きたいと考えました。留学に行くための方法を洗い出し、優先順位を立てながら、大使館に出向いてVISAの申請をおこなったり、インターネットでステイ先を募ったりしました。
その結果、無事に留学に行くことができ、英語力の向上・自分が学びたい学問を海外の大学で学習することができました。
この経験を活かし、貴社に入社後も持ち前の計画性を活かして、どんな高い目標に対してもやるべきことを着実にこなし、貴社の利益に貢献していきます。
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⑧趣味
趣味を題材にした計画性の例文
私の強みは自分のできないことを明確にし、理想から逆算して計画を立てていく計画性の高さです。
私は高校時代からの趣味でギターを弾くのですが、始めた当初は指をまったく動かすことができず、なかなか上達しませんでした。
そこで、私は自分が演奏したい曲を決め、そこから逆算して練習を重ねていきました。事前に計画を立てたことでスムーズに練習することができ、上達も進み、今では耳で聴いた曲を楽譜を見ずに演奏することができます。
貴社に入社後は趣味で培った計画性を活かして、貴社の利益に貢献していきます。
できないことでも諦めず、理想に向かって計画性を持って行動する姿勢に好感が持てます。演奏できるまでのプロセスの説明から、計画を立てて実行していく姿がイメージでき、仕事でも業務を積極的に習得していくことでしょう。
⑨資格取得
資格取得を題材にした計画性の例文
私の強みはどんな状況でも念入りに準備を怠らない計画性です。
私は大学時代に簿記2級を取得しました。大学の専攻が会計学で会計のゼミに所属していたこともあり、周囲はあまり勉強せずに試験に臨んでいる人もいましたが、私はしっかりと学習スケジュールを立てたうえで2ヶ月前から勉強を始めていきました。
その結果、ゼミの仲間の中には試験に落ちている学生もいましたが、私は無事に合格することができました。
この経験を踏まえて、貴社に入社後はどんな状況でも準備を怠らず、業務を遂行していきます。
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「2ヶ月前から勉強を始めた」のように数字を使って説明しているため、イメージが湧きやすい自己PRです。このように数字を使って表現すると、計画性がよりアピールできますね。
⑩ボランティア
ボランティアを題材にした計画性の例文
私の強みはどんな状況でも念入りに準備を怠らない計画性です。
私は大学時代にボランティアサークルに所属していました。ボランティアサークルでは、毎年海外でゴミ拾いをおこなうイベントを開催しているのですが、毎年実施していることもあり、事前の準備はサークルとしてあまりおこなっていませんでした。
ですが、私はそんな状況に危機感を覚え、事前に必要なものや当日の導線などの計画を立て、サークルメンバーに注意喚起しました。結果として、足りないものや新たに必要なものも多く見つかり、当日は事前の準備が功を奏して、滞りなく進めることができました。
この経験を活かして、貴社に入社後はどんな業務でも慢心することなく、入念に計画を立てて臨み、売上に貢献していきます。
自ら課題を見出し、計画性を持って取り組むことで今まで以上の成果を得ることができたという内容に好感が持てます。この課題をもう少し深掘りして伝えると、もっと臨場感が出る内容に仕上がります。
企業に刺さる計画力を盛り込んだ魅力的な自己PRで選考を突破しよう!
計画性を持つ人は、入念な準備のもと目的や目標から逆算して物事を遂行していくことから、企業に入社後も重宝されます。
一方で、想定していなかった急なアクシデントや失敗が苦手であるといった特徴もあり、自己PRや面接での質問を通して、これらを払拭できる回答を用意しておくことが必要です。
この記事で解説した内容をもとに、自分自身の計画性を最大限にアピールして、選考を突破してくださいね。
アドバイザーコメント
田邉 健
プロフィールを見る計画性を発揮して成果を残せる点をアピールしよう
この記事でも紹介されているとおり、計画性は社会人にとって欠かせないスキルです。計画性をアピールすることでESや面接での好印象につながるため、ポイントを押さえて自己PRを作成しましょう。
ただし、計画性をアピールする就活生が知っておくべきこととして、計画性だけでは成果を残すことはできないことが挙げられます。たしかに計画を立てることで、物事がスムーズに進められますよね。しかし、「計画を実行する力」や「計画通りに進まなかったときの対応力」なども強みとして挙げられるのではないでしょうか。
コツは計画性から成果を出したプロセスを伝えること
就活では、計画した経験だけをアピールしたくなりますが、入社した後に活躍するためには「立てた計画をどのように実行するか」が重要なポイントです。そして、学生時代のエピソードでも計画性だけではなく、実行力などがアピールできる就活生も多いのではないでしょうか。
計画性だけでなく結果を出すためのプロセスもアピールすることで、より高い評価が得られますよ。経験をもう一度見直して、より魅力的な自己PRを作成しましょう。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルタント/なべけんブログ運営者
Ken Tanabe〇新卒で大手人材会社へ入社し、人材コーディネーターや採用、育成などを担当。その後独立し、現在はカウンセリングや個人メディアによる情報発信など幅広くキャリア支援に携わる
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/ブルーバード合同会社代表取締役
Junichi Suzuki〇1982年宮城県⽣まれ。⼤学卒業後、上場企業の営業・管理部⾨を経験し、家業を継ぐ。2017年にブルーバードを設⽴し、企業の経営支援などを展開する
プロフィール詳細キャリア・デベロップメント・アドバイザー/キャリアドメイン代表
Kenichiro Yadokoro〇大学でキャリアデザイン講座を担当した経験を持つ。現在は転職希望者や大学生向けの個別支援、転職者向けのセミナー、採用担当者向けのセミナーのほか、書籍の執筆をおこなう
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