Q
大学3年生
男性
将来経営者になるためには、一回就職すべきですか?
将来的に経営者になりたいと考えている大学3年生です。
就職活動を前にまず新卒で就職するべきか、それともすぐにでも起業の準備を始めるべきかで非常に悩んでいます。もし就職するとしたら、どのような企業でどのようなスキルや経験を積むのが、将来の経営に役立つのかがわかりません。
経営者になるためのキャリアの例として、まずは大企業でビジネスの基礎を学ぶのが良いのか、あるいはベンチャー企業でスピード感や裁量権を持って働くのが良いのでしょうか?
就職してから起業された方や経営者の方、またはキャリアに詳しい方がいれば、具体的なキャリアパスや今から何を意識して就活を進めるべきかについて、アドバイスをいただきたいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
起業への近道! 一度就職して視点を学ぼう
ケースバイケースではありますが、もし私がアドバイスする立場であれば、「一度就職して損はない」とお伝えします。
もちろん、ずっと経営者になろうという強い気持ちを持ち続けながら、「下働き」として働くのであれば、それは「経営者視点」を学ぶための非常に大事な経験になります。
それ以上に、「雇われる側の視点」を持つことは、将来経営者になったときに非常に強い武器になります。
一人親方(個人事業主)でない限り、経営者になれば必ず部下、つまり自分が雇用する人が出てきます。 多くの従業員は、経営者になろうと思って働いているわけではありません。そうした「雇われる側の平均値」や「一般的な従業員の考え方」を知っておくこと、そして経営者と従業員ではまったく視点が違うということを実体験として理解しておくことは、決してマイナスになりません。
一般的な従業員の考え方を深く理解するために経験を積むのがおすすめ
従業員全員に「経営者目線を持て」と要求するのは、特に組織が大きくなればなるほど無理な話です。もし「ごく一般の人の視点」が欠けた経営者になってしまうと、うまくいかない部分も出てくるのではないでしょうか。
もちろん、就職してビジネスの基礎を学ぶことも非常に重要です。それと同時に、一般的な従業員がどういう考え方をするのかを、決して馬鹿にするのではなく深く理解し、将来自分が経営者になった時のための対策を練るという意味でも、一度従業員としてその中に混じって経験を積むことは大事だと思います。
一度は就職しよう! 大手もベンチャーも経験になる
これについては、いくつかのパターンが考えられます。実際に、若いうちから起業した方の中には、「大手企業で3年間、営業やマーケティングを学んだ経験が、その後の起業にものすごく役に立った」と言う人もいます。
一方で、ベンチャー企業に就職し、短い期間で非常に濃密な経験を積んでから独立する方もいます。
「どんな経験がほしいか」を軸に選択しよう
どちらの道にもメリットとデメリットがあります。
ベンチャー企業の場合、小規模であればあるほど、自分で企画したことから実行まで一貫して携わる経験を積めることが多いです。その分、失敗と改善を高速で繰り返すことができ、経営感覚に近いものを養うことが可能でしょう。
大企業の場合、より大きな資本を動かすなど、ダイナミックな仕事を経験できるのは大企業ならではのメリットです。
したがって、どちらが良いとは一概に言えません。 大切なのは、「今、ご自身がどちらの経験を取りに行きたいか」という視点で判断することだと思います。
将来的に独立や企業を考えている人は、ベンチャー企業で働くことも視野に入れてみても良いでしょう。以下の記事ではベンチャー企業について詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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