この記事のまとめ
- 現行の就活ルールだと大学4年生の6月〜7月に就活が終わる人が多い
- 外資系企業などは大学3年生のうちに内定が出ることもある
- 就活は早く終わらせることよりも納得して終わらせているかが重要
これから就活をはじめる人や就活を続けている人にとって、気になるのが「就活はいつまで続くのか」という点ですよね。なかなか選考が通過せずに終わりが見えないと感じてしまう人もいるのではないでしょうか。
就活を早く終えたいと思う人もいるかもしれませんが、大切なのは自分が納得して終えられているかということです。状況はさまざまあるかと思いますが、焦らずに自分の将来の選択をしていきましょう。
この記事では、キャリアアドバイザーの岩﨑さん、木村さん、渡部さんのアドバイスを交えつつ、一般的な就活の終了時期や就活が長期化してしまう人の特徴と対処法について解説していきます。
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就活の終了時期は人によって異なる! だからこそ自分が納得しているかどうかが重要
夏や冬のインターンシップの参加により、特別選考に進めたり、早期から面接をおこなっている業界や企業もあることから、就活の終了時期は人によって異なります。
この記事では、就活の終了時期や全体の流れについて解説。また、就活が長期化してしまう人の特徴と実施するべきネクストアクションについても解説していきます。
これから就活をはじめる人はもちろんですが、就活中だけど終了できない、就活を続けるか悩んでいるという人は参考にしてみてくださいね。
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就活はいつまで続く?
あらかじめ就活の終了時期を知り、逆算していつまでに何をしないといけないのかを押さえておくと、やるべきことが明確化されて、効率よく就活を進めることができます。
スムーズに就活を進めていくために、一般的な就活の終了時期を押さえておきましょう。
一般的な終了時期は大学4年生の6月〜7月
内閣府が公表している学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査では、就活の終了時期は5月までに内定を受けた学生が就活生全体の約74%、6月が約91%、7月が約99.8%という結果となっています。
そのため、一般的な就活の終了時期は大学4年生の6月から7月頃です。
政府が要請している就活ルールでは、基本的なスケジュールとして、大学3年生の3月から企業による説明会の開始と学生によるエントリーシート(ES)の提出が始まり、6月から面接が開始するという流れになっています。
面接は2〜3週間程度で終了し、学生は内定した企業から1社に絞って、内定を承諾します。
一般的に就活は、6月ごろにある程度終わっているイメージです。大手の選考が終わり、いくつかある内定の中から入社する企業を選び、内定承諾して就活を終わらせる人が多い傾向にあります。
一般的な内定獲得時期や、業界ごとの内定時期などはこちらの記事で詳しく解説しているので、併せて参考にしましょう。
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大卒なのに就職できなかったらどうしよう……と不安に感じている人はこちらのQ&Aを参考にしてみてください。
一般的な就活スケジュール
一般的な就活スケジュール
- 大学3年生6月〜1月:インターンエントリー
- 大学3年生7月〜2月:インターン参加
- 大学3年生3月〜5月:説明会参加、企業エントリー
- 大学4年生6月:選考開始
- 大学4年生6月〜7月:順次内々定
一般的に就活で企業と接点を持つ機会は、大学3年生の夏のインターンからスタートします。したがって、就活の動き出しを開始する時期は大学3年の6月です。
インターンは大学3年の2月までおこなっており、この9ヶ月の間でさまざまな業界のインターンに参加したり、自己分析を通して、自分のいきたい業界を絞ります。
ある程度業界を絞ってきた段階で、大学3年生の3月から各企業ごとに会社説明会の応募、いわゆるプレエントリーがスタートします。説明会で企業を絞ったのちに、本エントリーと呼ばれる選考への応募を実施し、大学4年6月から選考がスタートしていきます。
結果は2〜3週間程度で出されるため、7月中に就活が終了する学生が多くいます。
参考:内閣官房 就職・採用活動日程に関する関係省庁連絡会議「2025年度卒業・修了予定者の就職・採用活動日程に関する考え方 ポイント」
上記の就活スケジュールは、国内の企業の多くが実施しているスケジュールですが、従来から通年採用を実施している外資系企業などに加えて、通年採用に移行する企業も増えてきているため、すべての企業に当てはまるわけではない点に注意してください。
次の記事では、時期ごとに何をすべきかをより詳しく解説しています。スケジュールに注意すべき業界についても解説しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
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就活の終了時期は開始時期や志望企業によってさまざま
政府主導の就活ルールがあるものの、就活は年々早期化している傾向にあり、企業によっては上記の就活スケジュールよりも前倒して選考などをおこなっている企業もあります。
また、経団連(日本経済団体連合会)が作成した採用と大学教育の未来に関する産学協議会 2021年度報告書によると2025年卒の学生から採用直結インターンが解禁となりました。
したがって、就活の終了時期はさらに前倒しになっていく可能性があります。就活の終了時期について解説していくので、就活が終わる場合はどんな時なのかを押さえていきましょう。
就活開始時期によって異なる
たとえば、インターンの情報が解禁される大学3年の6月から動き出した場合、上記で解説したスケジュールで進む場合が一般的です。一方で、大学3年の12月から動き出した場合、スムーズに進めば、大学4年の6月に就活が終了しますが、企業研究や業界研究で時間がかかってしまうと、人によっては後ろ倒しになる可能性があります。
また、企業によっては夏や冬に実施するインターンの優秀な参加者に対して、特別選考ルートを設けているため、早期から動き出し、グループワークなどの対策をしっかりとおこなうと就活の終了時期は早まる可能性があります。
このように、就活の終了時期はいつから就活に向けて動き出したかによって異なります。
アドバイザーコメント
岩﨑 千夏
プロフィールを見る選考は水面下で始まっている
情報解禁、選考解禁などは表向き決まっていますが、多くの企業では、水面下で選考が始まっています。
選考前にインターンシップを経て、企業と学生がつながるパターンも多いですし、学生も情報収集を始めるのが早い人は毎年一定数います。SNS上では大学1年生や2年生の学生が就活用のアカウントを開設し、情報収集をおこなっている姿が見受けられます。
選考解禁シーズン前に準備を終わらせておこう
いざ選考解禁シーズンになると、一斉に企業が動き出すので、そこから動くのでは業界を調べることも自己分析をしっかりすることも時間がまったく足りません。
そのため、実際の応募前にやっておくべき「自己分析」「業界研究」などは早くから取り掛かり、興味のある企業にはインターンシップにも参加するのが良いでしょう。
さらに、こういった調べること、体験することと同じくらい大切なのが「大人と会話できるようにしておく」ことです。説明会シーズンになり、受け身の姿勢では印象に残りませんし、面接でもキャッチボールがうまくいきません。アルバイト先でも、ゼミの先生でも、積極的に会話する機会をつくりましょう。自己分析を手伝ってもらったり、相手のキャリアストーリーを聞かせてもらうのも手です。
就活の準備としてあげられる「自己分析」ですが、実施方法がわからないという人もいるのではないでしょうか。次の記事では、自己分析の方法や注意点について解説しています。
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まずはあなたが受けない方がいい職業を確認してください
就活では自分に適性がある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまうリスクがあります。
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強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
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志望企業によって異なる
企業側としては、より優秀な学生を採用したいという意図があります。したがって、企業によっては就活ルールにおける選考開始前から事実上の選考にあたる活動をおこなっていたり、経団連に加盟していない企業は就活ルールを踏襲せずに採用活動をおこなっているため、就活の早期化が進んでいます。
現にキャリタス就活を提供するディスコが2024年4月に発表した2025年卒4月1日時点の就職活動調査〈確報版〉 では、4月1日時点での内定率は62.8%で、就活の早期化が進んでいることが伺えます。
そのため、それぞれ企業ごとのスケジュールをしっかりと押さえて、就活に臨んでいきましょう。
大手企業
大手企業の多くは経団連に所属していることもあり、就活ルールの遵守が絶対とされています。しかし、より優秀な学生に入社してほしい企業としては、実態としては早期から選考をおこなっている企業も多くあります。
企業によっては、サマーインターンの参加者に対して、特別選考ルートを用意したり、理系の場合は学校推薦を使って、学生の囲い込みをおこなっています。
また、優秀な大学の学生に対しては、エントリーの時点で大学別に選考の案内を用意し、面談と称して、4月から面接を実施する企業もあります。
経団連が2021年から就活ルールを示さず国の指針に移行していること、また2024年卒までに急激なルール変更はおこなわないと決められていることから、現在は経団連ルールからの脱却移行期間と言えます。実質ルールはないと考えるべきでしょう。
中小企業
中小企業のインターンは一般的な就活スケジュール通りですが、選考の開始時期は大手と比べると早く大学3年2月〜大学4年4月に「春秋採用」という形で採用をおこなっています。
また、大学4年の7月〜10月に「秋採用」という形で採用をおこなっている企業が多くあります。
このように大手企業と選考の時期をずらして実施している企業が多く、チャンスが多いのが特徴です。
中小企業は、大手企業が解禁となる前に選考がスタートしているところが多いですね。良くも悪くも、大手に合わせるしかないといったイメージです。
一定の内定辞退を見越して、スケジュール管理している企業も多いですね。充足しなかった分を秋以降や卒業間際まで募集し続ける企業もあります。
大企業ほど決まったルールがなく、企業ごとでさまざまです。
外資系企業
外資系企業はインターンを大学3年の12月で打ち切ります。選考自体はインターンと並行しておこなわれており、大学3年の11月から選考を開始し、3月には内定が出揃います。
外資系企業の多くは選考が早いのが特徴です。そのため、大手企業を受ける学生が度胸試しとして、選考に参加する場合があります。
例年、選考に参加するのは優秀な学生が多く、大学3年になったらすぐに就活を始めるなど、早期から準備していく必要があります。
外資系と言っても、独自の日程で動いている外資系企業もあれば、一般の日本企業と同じ日程で動く外資系企業もあるため、外資系というひとくくりにせずに、それぞれ志望企業のスケジュールはしっかりと確認しましょう。
ベンチャー企業
ベンチャー企業は、自由な社風や革新的なサービスを提供していることから、学生にも人気ですが、大手企業と比較すると選ばれにくいため、早期から選考を開始して、優秀な学生を確保する傾向にあります。
したがって、外資系企業と同様に10月から選考を開始する企業も多く、早期からの動き出しは必須です。また、通年採用を取り入れている会社も多く存在します。
通年採用とは
年間を通じて採用活動をおこなうこと
そのため、大学4年生の3月まで採用活動をおこなっている企業もあり、中小企業同様にチャンスが多くあることが特徴です。
ベンチャーの場合は決まったスケジュール、形式がないことも多く、人を介したリファラル採用もよくおこなわれます。
SNSから直接つながりを持つケースもありますので、いつご縁ができても良いように心の準備をしておきましょう。
次の記事では、ベンチャー企業の中でも就活生から人気度の高いメガベンチャーについて解説しています。これからメガベンチャーを受ける人はもちろん、メガベンチャーをしっかりと理解できていない人も参考にしてみてくださいね。
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メガベンチャーは大手とベンチャーの良さをとった優良企業が多いです。人気の業界なため事前の対策が必須になります。この記事では選考を突破するために必要な事をキャリアコンサルタントが解説します。志望動機例文も紹介しますので参考にしてください。
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就活は終了時期ではなく納得のいく形で終えられるかが重要
前項で解説したように就活は、早期からの動き出しにより、早く終わらせることができたり、ベンチャー企業や外資系企業を志望することで早期に内定を得ることができます。
早く終了するに越したことはありませんが、就活は早く終わらせることが目的ではなく、納得して終わることが重要です。自分の納得した選択をできるように、内定を取ることをゴールとせず、早期から準備してさまざまな業界・企業を検討していきましょう。
就活を納得して終わらせるために押さえておきたい心構えについて解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
就活のゴールは内定ではなく入社後いきいきと働くこと
就活を終わらせて残りの大学生活で旅行に行ったり、好きなことに時間を費やしたい人も多いかと思います。人によっては、単位が厳しいので就活を早く終わらせたいという人もいることでしょう。
ですが、就活における内定はゴールではなく社会人のスタートラインです。
目先の内定に捉われず、自己分析をしっかりとして自分のやりたいことを見極め、実現できる環境を選択したり、自分のできることを把握して、活かせる環境を選んでいきましょう。
新卒の学生は企業に大量のESを送りますが、多くの学生が選考過程のどこかの時点で不合格という結果を何度ももらうことになるのが一般的です。
大手企業や人気の企業も応募の対象にしていれば、その数は更に膨らむでしょう。
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就活では気をつけるべきことが多いです。いざという時に「その対策はしていなかった…」と後悔したくないですよね。
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焦って内定承諾をして後悔するケースもある
あまり考えずに内定をとることに躍起になり、早くに内定を得られても、入社後に「思ってたのとなんか違う……」という発想になってしまっては本末転倒です。
就活は幅広い業界や企業の話を聞くことができる機会です。興味がある領域や興味がある内容に対して、制限を設けずに話を聞きにいくことができます。
内定を早く得ることにこだわらず、自分の可能性を狭めずに納得して終わるように進めていきましょう。
- 複数内定をもらっており、承諾期限が迫っています。焦って内定を承諾してしまう前に押さえておいた方がいいポイントはありますか?
一人で悩まずに相談してみよう
悩んでいることがあるのであれば、「企業の採用担当者と話してみる」「再度見学を申し入れてみる」という方法があります。
職場の雰囲気は、やはり複数回見ておいたほうがわかりやすいですし、気になる部分も見ておくことができます。納得したうえで受諾できるでしょう。
今は最終面接前や内定後に、選考に関係のない面談をおこなう企業も増えていますから、一人で悩まずにまずは相談してみましょう。
押さえておきたい! 就活が長期化する理由は2つに分けられる
就活は6月〜7月に終了する学生が多いと解説しました。最近では通年採用を実施している企業も多く、企業によって採用活動が終わるタイミングは異なりますが、10月の内定式までに就活は終わらせたいという人も多いのではないでしょうか。
ですが、就活をうまく進められず長期化してしまうパターンは大きく2パターン存在します。
就活が長期化してしまうパターン
- 内定がない
- 内定があるけど決めきれない
どちらのパターンもこの状態になってしまう理由が存在するので、それぞれの理由については次の章で解説していきます。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
パターン①内定がない……就活をいつまでも終えられない理由
就活をいつまでも終えられない理由
- 選考に応募している数が少ない
- 自分に合った企業を受けていない
- やりたいことが明確になっていない
- 正しく選考対策ができていない
内定をもらえずに焦っている人も多くいるかと思いますが、内定を取れない理由はいくつか考えられます。
内定がない人はぜひ自分が該当している部分があるかを確認して、要因を特定していきましょう。
選考に応募している数が少ない
条件の良い企業や人気と呼ばれる企業は、選考倍率が高く、倍率100倍以上の企業も多数存在します。これは、1つの枠に対して、100人で競うといったことになります。
したがって、闇雲にエントリーしたら内定が取れるわけではありませんが、応募している企業が少ないと内定を得られる確率は低くなってしまう可能性があります。
応募企業が少ないと焦りから「自分らしさ」よりも「企業の求める人物像」でいようとしてしまう可能性があります。
選考中の企業が0社になると一気にメンタルが不安定になるので、選考と並行して、少しずつエントリーもしていきましょう。
エントリー数は無い内定への不安から増やしてしまったり、余裕がないことから少なくしてしまう人もいます。次の記事では、企業へのエントリーを決めるうえでの考え方やエントリー数が多い場合の効率的な就活の進め方について解説しています。参考にしてみてください。
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就活のエントリー数で間違うと悲惨! あなたに合った選び方を解説
就活のエントリー数は平均を気にするよりも自分に合っていることが重要です。エントリー数ごとのメリットデメリットを理解しましょう。この記事では自分に合ったエントリー数の決め方をキャリアコンサルタントが解説します。
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自分に合った企業を受けていない
採用活動をおこなう企業にとって、入社後の早期離職は大きなリスクとなります。いくら優秀な学生であっても、自社とのミスマッチを感じれば採用に踏み切れません。つまり、自分に合わない企業をいくら受けても内定にはつながらないのです。
たとえば、チームで団結してプロジェクトに取り組む社風の会社で、個人での活動の話ばかりしてしまうと、「社風とマッチしていない」「入社後に業務を円滑に進められなさそう」といった印象を与えてしまいます。
社風や実際の業務内容は、採用サイトやインターンなどで知ることができます。それ以外では、「働いている人の特徴は何ですか?」といった質問をOB・OG訪問やキャリア面談で実施してみるのもおすすめです。
アドバイザーコメント
渡部 俊和
プロフィールを見る企業は幅広く見るように心掛けよう
初めの頃は業種、職種で企業選びをして活動を進めていくと思いますが、ある程度、社風や雰囲気がわかるようになった時点で、企業選びの基準を徐々に変えていくことが大事です。
知識が少ない段階で決めた基準のままだと、異業種の良い会社を見逃す可能性が高いです。
どの仕事も実際に働いてみなければわからない面があるはずなので、今の企業選びの基準は推測、イメージでしかないということを忘れず、幅広く企業を見るように心掛けましょう。
わからないことやあいまいなことを増やさない
また、「自分に合う」というのも知識と経験が増えると変わっていくことが多いです。先入観や思い込みが判断の邪魔をするので、根拠のない話や友人、家族のうわさなどを気にしすぎないようにしましょう。
参考にするべきなのは、明らかに自分よりも情報を持っている人、根拠がはっきりしていること、自分の目で見て信じられること、などです。疑問や違和感はそのままにせず、早めに質問したり調べるなどして解決してください。
わからないことやあいまいなことを増やさないようにするのが進め方のコツです。
自分がどんな仕事に向いているかわからないと悩む就活生は多くいます。次の記事では、自分に合った仕事を見つける方法ややってはいけない見つけ方などを解説しています。内定を得て、入社後にイキイキと働くためにもぜひ参考にしてみてくださいね。
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やりたいことが明確になっていない
自分が働くことで何を実現していきたいかは、多くの面接で聞かれます。この質問でしっかりと答えられなかったり、見つけられていないといった学生は多くいます。
企業側は入社後のミスマッチを防ぐために、「やりたいこと」の質問を通して、「学生の将来像と企業が合致しているか」や「企業理解ができているか」「やりたいことを主張できるか」という部分をみています。
やりたいことを明確にせずやみくもに企業を受けるだけでは、あなたの活躍イメージを企業側に伝えることができず、結果的にどの企業の内定も得られない事態に陥ってしまいます。
組織では、社員のやりたいことが会社と同じ方向性ならば、より大きな成果を期待できます。逆に別の方向であれば、成果は半減してしまいます。
採用担当者はそのことをよく理解しているので、入社後にやりたいことを明確にすることを重要視しているのです。
「入社後にやりたいこと」の質問は多くの学生が悩むものです。次の記事では、面接で聞かれる「入社後にやりたいこと」の見つけ方や回答方法について解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
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企業が入社後にやりたいことを質問するのは、就活生の希望を知りたい意向が強いためです。入社後にやりたいことを見つけるための方法やどうしても見つからなかったときの対処法をキャリアコンサルタントが解説します。
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39点以下は危険!就活の弱点を克服するために今すぐ診断しよう
就活では気をつけるべきことが多いです。いざという時に「その対策はしていなかった…」と後悔したくないですよね。
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正しく選考対策ができていない
選考対策は大きく2つあり、1つは自己分析や業界研究、企業研究といった就活全体にかかわる対策です。もう1つは、ES・試験・面接など選考にかかわる対策です。
自己分析をしっかりとできていないと、自己PRなどを円滑に話すことができず、採用担当者にマイナスの印象を与えてしまうでしょう。また、企業研究や業界研究ができていないと「自社にあまり入りたくないのでは?」という印象を与えてしまいます。
一方で、説得力のある志望理由などを作成しても、ESや面接で適切な伝え方ができないと意図がうまく伝わらないといった可能性があります。
このように選考対策はさまざまあるので、それぞれを押さえておく必要があります。しっかりと準備をしないと「準備不足」「志望度が低い」と捉えられ、選考通過の可能性が低くなってしまいます。
アドバイザーコメント
岩﨑 千夏
プロフィールを見る目的と手段を間違えないようにしよう
ある程度選考を受けても内定がない場合、志望企業と自分の軸のミスマッチが考えられます。やみくもに多数エントリーしても、いつかどこかで内定が出るかもしれませんが、内定をもらうことがゴールになってしまいがちです。
大切なのは自分らしくやりがいをもって働けることなので、目的と手段を間違えないように活動してくださいね。
自己分析・他己分析をやり直すのも一つの手
内定がない場合、就活初期に実施した自己分析や業界・職種を絞る段階からやり直したほうが良いかもしれません。
しばらく就活をおこなってきた後であれば、業界の内情も見えてきたかもしれませんし、面接をする中で自分という人と向き合い続けてきたことでしょう。
そのような実感のある人は、再度自己分析をおこない、ガクチカを書き直してみてください。それまでより選考に通りやすくなっていることでしょう。
ここでポイントになるのが、一人で完結してしまわないことです。
誰か客観的に見て意見をいってくれる人と話しながらやってみると、考えの偏りや視野の狭さにも気付けます。面接で話すエピソードも思い出せそうですよね。
上記のように、内定がとれるまでにやるべきことはいくつかありますが、内定をとれない人はやるべきことを押さえられていない場合がほとんどです。次の記事では内定がとれない原因と対処法について解説しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
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内定をとれない人の特徴は主に8つあります。内定をとれなくてつらい時のNG行動や対処法などをキャリアコンサルタントが解説します。内定がとれない現状を把握して、正しく行動し、理想の内定をつかみましょう。
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パターン②内定はあるけど決めきれない……就活をいつまで続けるか悩んでしまう理由
就活をいつまで続けるか悩んでしまう理由
- 行きたいと思っていた会社の内定が取れなかった
- 内定を取ることに躍起になってしまっていた
- 判断材料が揃っていない
- 自分1人で決めてしまおうとしている
内定がないため、就活が長期化してしまう一方で、「内定はあるけど納得できない」といった人もいるかと思います。
前述したように就活は内定がゴールではなく、入社する会社を納得して決められているかが重要です。納得感を高めていくために悩んでしまうのも無理はありません。
納得感がない時の理由とその対処法について解説していくので、悩まないために実施するべきことを押さえていきましょう。
行きたいと思っていた会社の内定が取れなかった
何社か内定をもらったとしても、結局入社できるのは1社です。そのため、おのずと1番行きたい会社というのが生まれます。そうでなくとも、第一志望群と呼ばれる企業はいくつか生まれてくるでしょう。
就活を進めていく中でこのような「行きたいと思っている会社」の内定が取れず、ほかの会社の内定はあるけど、就活を続けるか悩んでしまうことがあるかもしれません。
そんな時は自分自身の就活軸に内定先が当てはまっているかどうかを確認しましょう。当てはまっている場合は入社しても問題ないと思いますが、当てはまっていない場合はうまくいかないことは目に見えているため、行きたくないと思うのは当然です。
第一志望群に落ちてしまっても、自分の成長につながると思える企業は内定承諾しても良いと考えます。
若くして起業したいなら、条件が悪くともベンチャーや中小が良い場合もあります。このように、良い会社の条件は何を重視するかで変わります。
志望先が変わるなら、自分の目標も見直してみましょう。
就活を続けていくか、就活浪人や進学などをして、次年度以降に再トライするのもありですし、入社後にスキルを身につけて転職することも選択肢です。
- 行きたい会社の内定が取れず、気持ちが晴れません。どのように気持ちを転換していけばいいのでしょうか?
「相性の良い企業とこれから出会うためのサイン」と考えよう
日本だけでも企業の数は星の数ほどあります。魅力を感じたけれど、内定には至らなかった企業は、星の数ほどある会社のたった1社にすぎません。
内定に至らなかった企業とは、縁がなかっただけあり、逆にその企業よりもあなたと相性の良い企業とこれから出会うためのサインだったと考えましょう。
自分にはもっと適した企業との出会いが待っているからこそ、今回は内定には至らなかったのだと考えれば、落ち込む必要もないですし、落ちた企業を悪く言う必要もありません。
「次は自分により適した企業との出会いが待っている」と気持ちを切り替えて、次の企業に向けて準備することが大切です。
内定を取ることに躍起になってしまっていた
「この会社に入社したらすごい」と言われる有名企業を目指している人も多いのではないでしょうか。内定を得ることで両親や親戚、周りの友人から褒められたり、一目置かれるといったこともあるでしょう。
ですが、内定がゴールになってしまうと、内定後や入社後に納得感を得られないものです。そのため、就活を終えていいのか悩んでしまいます。
内定を取ることがゴールになってしまった人は改めて「自分がその会社で何をしたいのか」を考えてみましょう。自分が考えているキャリアを歩んでいけそうにない人は、必要なスキルを得てから転職するのもありですし、まだ間に合うのであれば、就活をやり直してみても良いかもしれません。
判断材料が揃っていない
就活を続けるか悩んでしまう人の多くは、自分が企業に求める条件が揃えられていない可能性があります。そのため、まずは企業を改めてリサーチして、仕事内容や給与、会社の社風など、働くうえで重要視する条件をいくつか挙げ、優先順位をつけてみると、自ずと企業が絞られてきます。
一方で、1つもマッチしなかったり、マッチしているものの納得感がない場合は、自分の就活の軸を振り返ってみましょう。就活の軸は、同業界など似た会社に内定をもらった際に何を優先するか優劣をつける手段となります。
また、似た会社に内定をもらった場合は、それぞれの企業の長所と短所を洗い出してみて考えることも効果的ですよ。
企業規模だけで決めない、採用担当者の印象だけで決めないということは大切だと思います。
将来どんな人になりたくて、そのためにどの企業で働くのが良いのか、広い視野で考えて決めていきましょう。
自分1人で決めてしまおうとしている
就活を続けるか悩んでしまっている人の多くは、1人で悩みを抱え込んでしまっている傾向にあります。
軸による判断や入社後のイメージを持って、決めていくことは重要ですが、本当に悩んだ時は主観的な意見で決めてしまわず、第三者の意見を参考にしましょう。
悩んでいる時に相談すると良い人
- 一緒に就活を進めてきた同級生
- これまで相談に乗ってもらっていた先輩
一方で、相談する人を間違えると悪影響を受けて、かえって逆効果となってしまいます。
悩んでいる時に相談しない方が良い人
- ネガティブ思考な人
- 就活のやる気がない人
- 両親や内定企業のOB・OGなど、個人的な感情が絡んでくる可能性がある人
- 就活の考え方が違う人
第三者に相談することで、客観的な意見をもらうことができるため、自分にはなかった発想を得られる場合がありますが、誰に相談するかで自分自身の人生が変わってきます。
人の意見に引っ張られず、一意見として参考にしましょう。
相談するときは、「自分で決められないから代わりに相手に決めてもらうのではない」という点に注意してください。相談するのは、自分でより良い判断や決断ができるようにするためです。
自分とは異なる視点や客観的な意見をくれる人に相談しましょう。
いざ誰かに相談しようと思っても誰に相談すればいいかわからない人も多いかと思います。誰にどのように相談するかで得られる情報は異なります。次の記事では、相談相手の見つけ方や相談方法について解説しているので参考にしてみてくださいね。
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就活を終わらせるために実施するべき5つの対策
就活を終わらせるために実施するべき5つの対策
- いつまで続けるか期限を設ける
- 就活のやり方を見直す
- 通年採用している企業を探す
- 就職エージェントを利用する
- 逆求人イベントやスカウトサイトに参加する
内定がない人や内定があるが就活をやり直したい人など、就活が長期化してしまっている場合は改めて動き出していく必要があります。
では、具体的にどのようなアクションをしていけば良いのでしょうか。ここでは、就活を終わらせるために実施するべきネクストアクションについて解説していきます。
いつまで続けるか期限を設ける
就活が長期化してしまっている人は、就活を終わらせる期限を設けて逆算して考えましょう。期限の決め方としては、「いつまでに終わらせたいか」「希望の業界や企業がいつまで募集をおこなっているか」を基準に判断してください。
逆算をすることで、終了までのプロセスやスケジュール、自分に何が足りていないのかを明確にすることができます。
スケジュール項目の例
- 今日の日付:◯月◯日
- 内定承諾の期限:△月◯日
- 最終面接を受ける期限:△月◇日
- 一次面接を受ける期限:△月×日
- 自己分析をやり直す〆切:◯月◇日
このように期限を設けて進めることで効率的に進めることができます。スケジュール管理は手帳などでも良いですが、最近ではアプリでスケジュールを管理できるので、次で紹介するものを参考に活用してみても良いでしょう。
スケジュール管理アプリ
- TimeTree(App Store/Google Play)
- 就活マネージャー(App Store/Google Play)
- Googleカレンダー(App Store/GooglePlay)
アドバイザーコメント
木村 千恵子
プロフィールを見るスケジュール管理はゲーム感覚でおこなおう
エントリー企業の数が増えれば増えるほど、相手次第の日程に自分が振り回される感覚に陥ることがあり、スケジュール管理に苦手意識を感じてしまう人もいるでしょう。
そのような場合、ゲーム感覚を取り入れてスケジュール管理をしてみることで、ストレスを軽減できる可能性があります。
企業や就活サイトなどの日程や期限は、ゲーム感覚でその一つひとつをクリアするごとに、自分にエネルギーがチャージされると捉えましょう。ただし、書類選考に落選したとしても、スケジュール管理と関係ないのでカウントしません。
ゲーム感覚でスケジュール管理することで自分の成長を実感できる
ゲーム感覚で就活に必要な行動の所要時間をあらかじめ設定し、その行動をひとつクリアする毎に積み上げが見えるように記録します。その繰り返しにより、自分でスケジュール管理できている感覚とその成果を少しずつ感じられるようになります。
もし、ゲーム感覚でやってみる気持ちにもなれず、スケジュール管理に抵抗感や敗北感を抱いてしまっている場合は、キャリアコンサルタントなどの第三者の専門家に相談して原因を整理するのも有効です。
就活のやり方を見直す
就活を続ける場合はこれまでの自身の就活を振り返ってみましょう。就活は企業から結果の案内しかもらえず、何がダメだったのかわかりづらいものです。
しかし、結果にこだわるのではなく、一つひとつの選考を振り返って、次の選考に活かしていくことが必要です。
就活の見直すべきポイント(自己分析編)
- 自己分析はできているか
- 長所・短所はうまく表現できているか
- やりたいことは見つけられているか
就活の見直すべきポイント(企業・業界研究編)
- 業界・企業研究は十分におこなえていたか
- OB・OG訪問はできているか
就活の見直すべきポイント(書類編)
- 長所・短所はうまく表現できているか
- ES・履歴書など提出書類はわかりやすく書けているか
就活の見直すべきポイント(面接編)
- 面接での言葉遣いや態度は適切か
- 質問に対して、適切な回答ができているか
- 逆質問はしっかりとできているか
- 身だしなみは問題ないか
自分自身の選考に対して、上記を参考に評価をおこない、改善を重ねていきましょう。
面接時点での内面的な部分について、落ち着いて自然な会話ができていたかどうか、なども振り返ることをおすすめします。
焦っていたり緊張して固くなっていると好印象はなかなか得られないものです。
選考で落ちてしまう人はまず書類で落ちているのか、面接で落ちているのかを考えていきましょう。書類で落ちている場合は、ポイントを押さえられていない可能性があります。次の記事では、書類選考で押さえるべきポイントや差別化のコツを解説しています。
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また、面接で落ちてしまっている場合は対策がしっかりとできていないかもしれません。次の記事では、面接で企業が評価しているポイントや対策のコツを解説しています。
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通年採用している企業を探す
冒頭で解説したように、大手企業や外資系企業は大学4年の6月までに採用を締め切ってしまう企業がほとんどです。
一方で、留学に行っている人や海外の大学を卒業している人などは、秋卒業となる場合があるので、年間通して採用をおこなっている企業も増えてきています。
したがって、就活が長期化してしまっている人でもチャンスは大いにあります。
- 通年採用をおこなっている企業は選考難易度が高いのでしょうか? 選考突破するために何に気を付けるべきか知りたいです。
難易度が高いとは限らない! 企業が何を重視しているのか見極めよう
通年採用をおこなっている企業は、型通りの採用活動でなくとも、人材の評価をいつでも適切におこなえるための仕組みをそれぞれ作っています。
型通りにやらなくても自分の強みを伝えられるという人にとっては、むしろ選考難易度は高くないと感じられると思います。
また、人が集まらなくて通年採用をおこなっている企業の場合も、選考難易度は低くなりがちです。ただ気をつけたいのは、時期によっては独自の基準で選考している企業もあって、企業が重視する評価のポイントが特定の要素に偏っていることがあります。
通常の選考よりも評価がピンポイントでおこなわれるので、相手が何を重視しているかよく見極めてください。
就職エージェントを利用する
就職エージェントとは
学生一人ひとりにアドバイザーが付き、プロの視点から就職活動を包括的に支援してくれるサービス。
自分で企業を探すとどうしても時間がかかったり、就活の見直しを自分でしてきたものの、少し不安があるといったことがあるかと思います。
一方で、就活を早く終わらせるためには効率よく進めていく必要があります。
就職エージェントでは面接やESの対策はもちろんのこと、趣向性にあった企業の紹介をおこなっています。企業探しに苦戦している人や就活でつまづいたポイントがわからないという人におすすめですよ。
おすすめの就職エージェント
就活が長期化してしまっている人のみならず、大学3年生でも利用できるので就活をひとりで進めていくことに不安を抱えている人にもおすすめです。
就職エージェントは、相談や分析などを無料ですることができ、企業の紹介もおこなってもらうことができます。
ですが、注意点として、進められる企業に何も考えずに応募するのではなく、自分でも一度冷静に調べたりしてみましょう。
逆求人イベントやスカウトサイトに参加する
逆求人イベントとは
学生側から企業に対して、自己PRをおこなうことができるイベント
合同説明会では企業がブースを設け、一度に多くの学生に対して自社の魅力をアピールしますが、逆求人イベントでは企業と学生が直接コミュニケーションを取ることができるので、お互いが知りたい情報を得られる場となっています。
場合によっては企業から自己PRなどのフィードバックをもらえるので、企業との接点を増やしていきたい人は参加してみると良いでしょう。
スカウトサイト
プロフィールや自己PRなどを登録したら企業からスカウトが届くサービス
また、就活サービスの中にはプロフィールや自己PRなどを登録したら企業からスカウトが届く、逆求人サイトも存在します。
さまざまな業界が登録しているため、自分が今まで検討していなかった業界からスカウトが届く場合があり、新しい気づきや発見があるかもしれません。
おすすめの逆求人サイト
逆求人サイト内には、自己分析ツールなどもあるため、自分の強みや弱みが見つけられていない人は、登録して自己分析にも役立ててみても良いでしょう。
スカウトサイトでは、職歴やスキル、経験などの記載内容に使われているテキストから特定のキーワードを拾ってスカウトの対象者を検索しています。
プロフィールを入力するときは、使用するキーワードや表現を戦略的に考えて入力しましょう。
就活は終わらせることが目的ではなく社会へのスタート地点! だからこそ納得して終わらせよう
就活は一般的に大学4年生の6月から7月で終了しますが、開始時期や志望企業によっては就活が早く終わったり、場合によっては長期化します。
どうしても就活を早く終わらせたいという気持ちが強くなってしまうものですが、就活のゴールは内定を取ることではなく納得して終わらせることです。今後の社会人生活をやりがいを持って過ごすためにも、就活スケジュールを押さえて効率よく進めていきましょう。
また、現状内定がない人や内定があるけど就活を終わらせるか悩んでいる人は、納得いく形で就活を終わらせられるように、この記事で解説してきたことを参考に自分が今何をするべきかを明確にして、ネクストアクションを起こしていきましょう。
アドバイザーコメント
渡部 俊和
プロフィールを見る就活の終了時期は入社後のキャリアに影響しない
就活がいつまで続くか気になっている人、なかなかうまく行かなくて不安な日々を送る人もいるかもしれませんが、結果的には「卒業までに条件と合う進路が決まれば良い」という最低限の成果目標があります。
早かろうが遅かろうがその価値は変わりません。それを忘れずに、必要以上に落ち込まないようにしてください。
「入社後いくらでも挽回が利くゲーム」と考えて就活を楽しもう
以前あった実例ですが、3年生の12月から大手の人気企業ばかりエントリーして、6月までに全ての会社に落ち、落胆して夏休みを無気力に引きこもって過ごしてしまった学生がいます。
秋採用でもうまくいかず、結果的に卒業直前の3月に決まったのですが、そういう人も、企業でのスタートは1年前に内定をもらった人と同じなのです。
つまり、入社時点で就活の不出来はリセットされます。その人はがっかりし過ぎて夏休み中の活動を間違えてしまったのですが、そこで無用に落ち込まなければもっと早く決まっていたと思います。
長くても1年ちょっとの期限付きのミッションである就職活動は、入社後いくらでも挽回が利くゲーム、そう考えてみたらどうでしょう。どんどん攻めてみたくなりませんか?
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
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キャリアコンサルタント/HR&Sパートナーズ代表
Chinatsu Iwasaki〇大学理系学部卒業、大手インフラ企業の人事として勤務。開業後、企業の採用コンサルティングや就職支援などをおこなう。現場感と対話を大切にしている
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/Koyoriキャリアワールド代表取締役
Chieko Kimura〇2度のアメリカ留学、20年以上の外資系IT企業勤務を経て、現在は留学生向け就職支援をおこなう。また、企業のキャリア支援や新入社員のクラウドコーチングなどにも幅広くたずさわる
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/合同会社渡部俊和事務所代表
Toshikazu Watanabe〇会社員時代は人事部。独立後は大学で就職支援を実施する他、企業アドバイザーも経験。採用・媒体・応募者の全ての立場で就職に携わり、3万人以上のコンサルティングの実績
プロフィール詳細