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情報通信業とIT業界の違いは何ですか?
就職活動で業界研究を進めていますが、情報通信業とIT業界の違いがよくわからず混乱しています。どちらもコンピューターやインターネットにかかわる仕事というイメージですが、具体的にどこが区別されるのでしょうか?
情報通信業という大きなくくりの中にIT業界が含まれるのか、それとも別の分類があるのか、それぞれの定義や事業内容の違いを詳しく知りたいです。
また、就活で企業を選ぶ際の注意点や着眼点があれば、アドバイスをお願いします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
情報通信業の中にITが含まれる! 枠組みを理解しよう
これは、「情報通信業」という非常に大きな枠組みがあり、そのなかに私たちが普段「IT業界」と呼んでいる分野が含まれている、という関係性だと理解していただくとわかりやすいです。
総務省の産業分類では、「情報通信業」には、NTTやKDDIのような通信業、テレビ局やラジオ局などの放送業、そしてシステム開発などをおこなう情報サービス業(いわゆるIT業界)、インターネット附随サービス業などがすべて含まれます。
仕事内容や対象者を軸にして企業の特徴を知ろう
学生が企業を選ぶ際は、「インフラを支える仕事」なのか、それを利用した「サービスを提供する仕事」なのか、また「法人向け」か「個人向け」か、といった軸で見ていくと、それぞれの企業の特徴が掴みやすいです。
ITは情報通信業の一部! 4つの軸でキャリアを選ぼう
情報通信業とIT業界の違い、難しいですよね。
統計上の「情報通信業」は通信(キャリア・回線・放送)に加えて情報サービス(ソフト開発・SI・受託計算・コンテンツ)を含む広い傘です。
そのなかでも、学生用語の「IT業界」は、おもに情報サービス寄り(SIer、ソフトウェア、Web/SaaS企業)を指すことが多いです。
キャリア選びの軸としては、以下のようなものなどが挙げられます。
①収益源:回線課金、ライセンス、広告、サブスクなど。誰からお金をもらい、どのように収益を上げていく戦略なのか。
②顧客:B2B/B2Cのどちらが中心となり、そのなかでもどんな人をターゲットとしているのか。
③技術深度:NW、クラウド、アプリ、データなど、どんな技術を活用しているのか、そこにその企業ならではの独自性はあるのか。
④働き方:常駐・内製・自社開発など。お金の稼ぎ方や会社文化の基盤でもあります。
社員訪問や資料で企業研究! 複数の候補を比較しよう
企業研究は決算資料のセグメント、顧客事例、技術ブログなどを読むことで輪郭が見えてきます。
複数の企業で迷う場合には、具体的な配属イメージと成長機会をOB・OG訪問などを通じて確認し、具体で比較しましょう。
こちらの記事では、サービス業一覧を9つの分類に分けてどのような職業があるのかを解説しています。情報通信業とIT業界の違いが気になる人もぜひチェックしてみてください。
次の記事ではIT業界の特徴や動向、5つの業種やIT業界で働くメリットなど徹底的に解説しています。IT業界に興味がある人は参考にしてみましょう。
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あなたが受けないほうがいい業界・職種を診断しよう
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