Q
大学3年生
女性
中国語検定3級は就活で役立ちますか?
現在、就職活動中の大学生です。中国語を専攻していて、先日、中国語検定3級に合格しました。
就活の自己PRや履歴書にこの資格を書いてアピールしたいと考えていますが、中国語検定3級は企業から評価されるレベルなのか気になります。
「3級ではあまり評価されない」「ビジネスレベルではない」という意見も耳にし、不安を感じています。
中国語検定3級は就活でどのようにアピールすれば良いのでしょうか? また、もし3級では不十分な場合、どのような対策をすれば良いのか、具体的なアドバイスをお願いします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
資格だけでは不十分! 意味とレベルを理解しておこう
中国語検定3級は、英語の指標でいうと英検2級程度で、基本的な日常会話や簡単な文章の読み書きができるレベルです。ビジネスの現場で即戦力としてバリバリ使えるわけではない、というのが正直なところです。
履歴書に書ける一つの要素ではありますが、「この資格があるから安泰だ」と考えるのは少し早いかもしれません。
大切なのは、その資格が持つ意味とレベル感を、まず自分自身が正しく理解しておくことです。それだけで選考が有利に進むわけではないと理解しておきましょう。
中国語を使った経験で資格に説得力を持たせよう
この資格を就職活動で本当に活かすには、「実際に中国語を使った経験」とセットで話すことが不可欠です。資格という客観的な証明に、あなただけの実体験という主観的なストーリーが加わることで、初めてアピールに説得力が生まれます。
たとえば、「大学で中国人留学生の生活サポートをしていた」「中華料理店でアルバイトをし、中国人スタッフと日常的に会話していた」「観光ボランティアで道案内をした」といった具体的なエピソードがあれば、その資格は輝きを増します。
資格はあくまで能力の証明の一つであり、それを使って何をしてきたかが重要になるのです。
資格だけでなく活用の仕方や学習意欲をアピールしよう
中国語検定3級は「基礎力が一定水準で整っている」ことを客観的に示せる資格なので、語学未学習の人との差別化にはつながりやすいです。
ただ、ビジネス即戦力というよりは「伸びしろの証明」として見られやすい水準なので、履歴書には資格名の記載に加えて、活用場面や学習の継続性を具体的に添えられると効果が高まります。
たとえば、「授業外でニュース要約を週3本を1年間継続し、専門語彙を300語追加で習得しました」 「中国SNSのトレンドを月次で分析してポスターにまとめ、学内発表しました」といった内容です。
行動と成果を並べて書くことで、3級の位置づけが数字以上の価値として伝わりやすいです。
さらなる資格への挑戦や中国語を活かした実績を作ろう
また、もし余力があれば、HSK4〜5級や中検2級に挑戦したり、中国語と専攻分野(機械、観光、サプライチェーンなど)を掛け合わせた実績を一つ作ったりすることで、実務イメージが湧きやすく評価も安定しやすいです。
短期留学、越境ECの顧客応対のアルバイト、学会ボランティアなど、言語使用の実地経験を補う発信も好印象につながりやすいでしょう。
こちらの記事では国際学部の学生のおすすめの就職先を紹介しています。国際学部がアピールできるスキルや就活のコツも説明しているので、ぜひ参考にしてみてください。
自己PRで語学力をアピールする方法については、次のQ&Aを参考にしてみてください。
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