Q

大学1年生
女性

医療機器メーカーへの就職は、やはり難しいですか?

現在、医療機器メーカーへの就職を考えている大学生です。将来は、人々の健康に貢献できる仕事に就きたいと考えています。

ただ、医療機器メーカーは専門性の高い業界と聞き、不安です。

特に、営業職や研究開発職は理系出身者が多く、文系出身者では採用されにくいのではないかと思っています。

医療機器メーカーへの就職は、やはり難しいのでしょうか? 文系からでも就職できる可能性はあるのかも知りたいです。

また、理系・文系を問わず、医療機器メーカーでの就職を成功させるために、今からできる準備やアピール方法についてアドバイスをお願いします。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/勉強カフェ札幌大通スタジオ代表

渡邊 裕樹

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文系でも心配ない! 医療機器メーカーへの道は広い

文系出身でも、医療機器メーカーへの就職はまったく問題ありません。研究開発職などは理系出身者が中心となりますが、営業職をはじめ多くの職種で文理を問わず採用がおこなわれています。

新卒採用はポテンシャルを見ていますので、入社時点での専門知識は求められません。

私の友人にも、経済学部から医療機器メーカーで活躍している人がいます。ですから、文系だからといって不利になるのではないかと心配する必要はまったくありません。

健康にかかわる経験を積み、志望動機に説得力を持たせよう

「人々の健康に貢献したい」という志望動機に説得力を持たせるため、学生のうちから健康に関連する活動を経験しておくことをおすすめします。採用担当者は「本当にそう思っているのか」を見ています。

たとえば、薬局やスポーツジム、自然食品を扱う店舗などでアルバイトをしてみましょう。「健康になっていく人の姿を見てやりがいを感じた」など、そこで得た経験が具体的なエピソードとなり、選考時に熱意を伝える助けとなります。

キャリアコンサルタント

高尾 有沙

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難しいが文系も入口あり! 営業やマーケから探そう

医療機器メーカーはおっしゃるように専門性の高い領域です。そのため、研究開発は理系比率が高く、品質保証・薬機対応・臨床開発などでも一定の知識が求められやすいのは事実です。

ただ、職種を紐解くと文系の人にも入口はあります。

たとえば、医療現場でのデモや導入支援をおこなう国内営業、保守や点検などもおこなうフィールドサービス、調達などのサプライチェーンから探してみましょう。

ほかにも、マーケティングや、学会運営・マーコム、管理部門などが考えられます。

医療についての知識を身に付けると、面接を有利に進められる

以下の準備は、面接の場で有利に働きます。

①医療機器クラス分類など、医療機器に関する基本的な知識を身に付ける

②医療関連の法律やルールを押さえる。特に、薬機法・保険償還の基本部分を把握する

③病院の、医師・臨床工学技士・看護部・事務といった意思決定構造や購買プロセスを理解しておく

④需要予測、案件管理KPI、在庫回転など、取り扱う数字を知っておく

⑤再生医療、AI、高齢化社会といった医療関連のニュースにアンテナを張っておく

⑥日系・外資系問わず、英語力を身に付ける

理系は研究の社会インパクトを語り、文系は現場理解をしよう

理系の人は研究テーマについて説明できるようにするだけでなく、その社会的インパクトと「製品要件に翻訳した経験」を語れると有利です。

文系の人は「医療現場の文脈理解」と「粘り強い導入支援」の実績を積むと可能性が広がりやすいです。医療関連の分野で、インターンシップや接客、カスタマーサポート、学会ボランティアなどから始めてみましょう。

あなたが受けないほうがいい業界・職種を診断しよう

就活では、自分に合った業界・職種が見つからず悩むことも多いでしょう。

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自分が目指す業界や職種を理解して、自信を持って就活を進めましょう。

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