Q
大学4年生
男性
ホテル業界はやめとけと言われるのはなぜですか?
ホテル業界に興味を持っているのですが、ネットでホテル業界について調べると「やめとけ」というワードがよく出てきます。
厳しい労働環境についての口コミやネット記事を見るうちに、興味だけでホテル業界へ進んで良いのか不安になってきました。
ホテル業界はなぜやめとけと言われているのでしょうか? その実態について教えていただきたいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
シフトの不規則さやライフプランへの懸念が理由
「ホテル業界はやめとけ」と言われる主な理由は、シフトの不規則さからくる負担と、将来的なライフプランへの懸念にあります。
特に大きな理由は、不規則な勤務体制です。シフト制であることに加え、夜間に客室の不備やお客様同士のトラブルが発生すれば対応に追われます。休みが不規則になりがちな点も、敬遠される要因の一つです。
また、ご家族や親世代から反対されるケースもよく聞きます。 土日が休みではないため、将来の生活との両立を心配されることが多いようです。
ホテルを一括りにせず「職種」や「種類」を確認しよう
ただ、一口にホテルといっても、ラグジュアリーホテルからビジネスホテル、最近では無人化が進んだホテルまでさまざまな種類があり、身に付くスキルも環境も大きく異なります。
また、現場だけでなく「営業職」や「マネジメント側」へキャリアを進め、楽しそうに仕事をしている人もたくさんいます。「現場の厳しさ」だけで判断せず、その先のキャリアやホテルの種類まで見て判断することが大切です。
「やめとけ」と言われるのは業界特有の勤務形態から
ホテル業界が「やめとけ」と言われる背景には、中抜けシフトの負担や夜勤の多さ、繁忙期の長時間労働など、業界特有の勤務形態があります。
特に、中抜けシフトは、拘束時間が長く生活リズムが乱れやすいため、「合う・合わない」が明確に分かれます。一方で、昼間の時間を趣味や資格勉強に使えるなど、メリットを感じる人も一定数います。
待遇面では宿泊業の給与水準は全体平均より低めで、国の産業別平均賃金データでも下位に位置しており、繁忙期の残業も生じやすいのが実情です。
やりがいと働き方のバランスを見極めることが重要
ただし、近年は労働環境改善が進みシフトの安定化・残業削減・資格手当の拡充などに取り組む大手・外資系ホテルも増えていますし、「お客様の記憶に残る瞬間にかかわれる」というやりがいもあります。
自分の接客が旅行の満足度を左右する場面も多く、「ありがとう」の言葉を直接受け取れる仕事でもあります。
そこで私は、下記のポイントで判断するのをおすすめします。
・中抜け型の働き方に適応できるか
・生活リズムを大切にしたいか
・どのホテルブランドが自分に合うか
実際に説明会や現場見学で働き方を確かめれば、口コミだけでは見えないリアルがわかりますよ。
以下の記事ではホテルへの就職の実態について解説しています。具体的な仕事内容や平均年収などについても触れているので、ホテルへの就職に興味がある人はぜひ参考にしてください。
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