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大学4年生
女性

新卒で年収400万は高いですか?

新卒就活で内定をもらった企業が、新卒の平均年収400万だと書いてありました。周囲の友人と比較して、この年収で納得して良いのか迷っています。

特に、残業時間や昇給の見込みなど、年収400万円という数字だけでは見えない「働き方」も含めて、この会社がどうなのかを判断したいです。

新卒で年収400万は高いのでしょうか? 新卒でどれくらいの年収がもらえれば一般的に「高い」と言われるのか、基準を教えてください。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/fc-styling代表

冨永 実希

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新卒で年収400万は非常に高い!

非常に高いと思います。

よくニュースなどで見る平均年収は450〜470万円くらいになっていますが、これは何千万円と稼ぐ一部の高所得者もトータルして計算した平均値なので、実態よりも高く見えがちです。

「平均値」ではなく「中央値」で見ると明らか

就活で実態を見るために大切なのは、最も多い層を指す「中央値」です。その中央値で言うと、400万円はありません。300万円、あるいは300万円未満の人がたくさんいるというのが日本の現状です。

中央値から見ても、この金額は「非常に高い」と判断して良いでしょう。

総じて、新卒1年目から年収400万円が提示されるのは、かなり恵まれた条件と言えます。

国家資格キャリアコンサルタント/メンタル心理カウンセラー

百田 千穂

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新卒で年収400万円は高水準! ただし中身を見極めよう

結論から言うと、新卒で年収400万円は全国平均より高めです。

厚生労働省の最新データでは、大学卒の初任給はおおよそ22〜25万円台で、年間にすると賞与を含めて300万〜350万円程度が全体の平均です。したがって、年収400万円は「高水準スタート」と言えます。

額面より「内訳・働き方・将来の伸び」で本当の価値を判断しよう

ただし、年収を額面だけで判断するのは少し早計です。

たとえば、見込み残業代が多く含まれている場合、実際の「時給換算」では他社と大差がないこともあります。一方で、残業が少なく福利厚生が手厚い会社なら、実質的な待遇はより良いとも言えます。

そのため、「年収の内訳」や「労働時間」「昇給・賞与制度」まで確認することが重要です。

また、初任給が高い企業は成果主義・実力主義の傾向が強く、昇給幅が緩やかなケースもあります。

一方、入社時は平均的でも、年次を重ねて大きく伸びる会社もあります。つまり「今の額」よりも「3年後・5年後の伸び方」で見るのがキャリア視点として重要です。

数字は魅力的ですが、自分がどんな働き方で、その対価としてどんな収入をえたいかを軸に考えると、納得感のある選択ができます。400万円という金額は立派なスタートライン。あとは、その先をどう育てていくかが大切です。

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