Q

大学4年生
女性

とにかく内定がほしいです。

周りの友人が次々と内定をもらい始め、自分だけが取り残されている状況に強い焦りを感じています。どこでも良いからとにかく早く内定がほしいというのが本音です。

これまで複数社の選考を受けましたが、どこも落ちてしまいました。手当たり次第にエントリーしている状況ですが、このままでは内定などもらえる気がしないです。

とにかく早く内定がほしいときに今すぐすべきことは何ですか? 内定をもらいやすい業界や、面接での答え方などアドバイスをお願いします。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/fc-styling代表

冨永 実希

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焦るときこそ「就活の軸」に立ち返ろう! 周囲との比較はNG

焦る気持ちはわかります。周囲が決まっていくと、不安でしかないと思います。

しかし、これから先の何十年と社会人生活は待っているので、「内定が欲しい」という焦りだけで「何でも良い」と決めてしまうと、入社後に大変な思いをします。

こういうときこそ、ご自身の「就活の軸」に立ち返ってください。「社会に出て何をしたいのか」「どんな社会人になりたいのか」という点をもう一度思い返しましょう。

「たとえ1~2週間内定が遅れたとしても、卒業までに決まれば良い」というふうに思って、心にゆとりを持つと良いと思います。

なお、あえて内定が出やすい傾向を挙げるなら、選考が早い中小企業や、介護や保育業界など、恒常的に人手を必要としている業界は決定率が非常に高いです。

「周りとの比較」を断って自分の道を見定めよう

また、実際に私が支援した学生も内定がもらえずに焦っていました。

しかし、私と話しているうちに「内定が早くほしい」というよりは「周りに負けていること」が焦りの原因であり、もし周りも内定が遅かったらさほど気にならないかも、ということに気が付きました。

つまり、周囲と比較すると焦りを感じてしまうのですね。周りと比べても良いことはありません。

結果的にその学生は、一時的にSNSや友人から距離を置くことで前向きになり、心の持ち方が変わりましたよ。このように、周囲との比較が焦りの原因である場合は、物理的に情報を遮断することも有効な対策です。

「自分には就活の軸がない」と悩みを抱えている人もいるかもしれません。以下の記事では就活の軸90個を一覧で紹介しています。また、自身の就活の軸の見つけ方も解説しているため、自分に合う軸を見つけて就活に活かしましょう。

キャリアコンサルタント

高尾 有沙

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「内定がほしい」と焦る前に戦略と再現性で勝ち筋を作ろう

焦りは自然なことですが、手当たり次第はかえって遠回りです。

「現状分析→職種絞り→準備」の3ステップが内定への近道

まずは、以下の流れで3日間で現状を可視化しましょう。

(1)落選の理由仮説を立てる:「書類/面接前半/後半/逆質問/マナー」のフェーズ別に一行で記録してみましょう。

(2)職種と業界を近接2候補まで絞る:例として、「カスタマーサクセスと営業」「採用アシスタントと広報アシスタント」などです。

(3)その2職種で求人を眺めながら、業務単位での日々のタスクと「評価される行動」を3つずつ書き抜く

(4)自己PR・志望動機を職務言語に翻訳

次に勝ちやすい体制づくりを意識しましょう。

難関企業や本命職種だけに目を向けるのではなく、通年採用・増員枠・BtoB中堅・地方拠点・バックオフィス補助・カスタマーサクセス/インサイドセールスなど、採用温度が高い領域へ狙いを移してみます。

「大学のキャリアセンター+エージェント+自応募」の三本立てで企業の数は確保しつつ、週次20社程度で数をこなすのではなく厳選10社に絞る、など、量と質を担保できるバランスを工夫しましょう。

面接は録音して弱点の改善に努めよう

面接対策としては、30分ロープレ×3回をキャリアセンターなどを活用しつつ必須化し、以下の内容を録音して修正していきましょう。

(A)自己紹介60秒
(B)ガクチカ90秒
(C)志望動機90秒
(D)逆質問2本

直近の弱点一つに絞って改善すると、改善が見えやすくなります。

小さな成果物を提出するのもアリ

最後にダメ押しで即効の加点策として、希望職での小さな成果物を1本用意しておきましょう。たとえば、よくたずねられる質問10項目や、簡単な提案書1枚、議事録サンプルなどです。

必要に応じて「入社前にこういったものをアルバイト先でも作成し、入社に向けた準備をしています」と添付するのもアリ!です。

内定確率は、応募数より「適合度×準備の見える化」でぐっと伸びますよ。

面接本番前の方へ
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