Q

大学3年生
女性

業界の志望理由を聞かれたらなんて答えるのが良いでしょうか?

エントリーシート(ES)や面接で業界の志望理由を聞かれた際、「社会貢献したい」「成長性があるから」といった抽象的な理由しか思い浮かばず、説得力に欠けているのではないかと不安です。

その企業でやりたいことはなんとなく考えているのですが、自分のやりたいことを業界の魅力とどう結び付ければ良いのかわかりません。また、あまり志望度が高くない業界に関しては、正直なところ業界の志望理由がないと悩んでしまいます。

ESや面接で業界の志望理由を聞かれたとき、どのように答えると企業に好印象を残せるでしょうか? ほかの就活生と差別化するための具体的な答え方や、業界の志望理由がない場合の対処法も教えてください。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント

久野 永理

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抽象的な理由はNG! 「なぜ」をもう一段深掘りしよう

業界にはそれぞれ特色があります。「社会貢献がしたい」「成長性がある」といった理由であれば、そこからさらに「どのように社会貢献したいのか」「自分自身がどう成長したいのか」と、もう一段階深掘りしてみてください。

そうすれば、ご自身らしい理由付けが見つかるはずです。

業界より職種で考えて自分の言葉で伝えよう

また、仕事のやり方や就業条件など、別の観点から志望理由を見つけていくのも一つの手です。

志望理由が思いつかない場合は、その業界からえられるものや特徴を考え、その業界のなかで「自分はどのポジションで、何をしたいのか」という視点で自己分析を進めると、答えやすくなると思います。

なお、実際に多くの学生さんを支援していると、結局は業界というよりも職種に絞られるケースはとても多いです。

たとえばIT業界でも、ご自身が「どんな人になりたいのか」という将来像と、その業界・職種が求める人材像をすり合わせていくと、志望理由が明確になります。

国家資格キャリアコンサルタント

山路 和博

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業界の志望理由を具体的に語るには業界研究が不可欠

まず、押さえておきたいのは、「企業」ではなく「業界」の志望理由であるという点です。

特定の企業に対する志望理由とは異なり、さまざまな企業を含んで成り立つ業界の志望動機は、どうしても抽象的な表現が増えてしまいます。業界の志望理由を具体的に語るには業界研究が欠かせません。

それを経て、「この業界をどれくらい理解しているのか」という理解度、「業界のことを知ったうえで志した」という志望度、「どんな点からほかの業界ではなく、この業界を目指したのか」という価値観を知るために、業界の志望動機は問われます。

まずは大枠からでもかまいませんので、以下の点を整理し、理解することから始めましょう。

・その業界はどんなビジネスモデルで成り立っているのか
・おもな顧客や企業は誰か?
・業界の最近のトレンドや流行は何なのか?
・どのような問題が起こっているのか?

業界を知ることは企業の志望理由の質を高める

一見、遠回りに見えるかもしれませんが、この業界研究のプロセスを経ることで、業界のなかでその企業がどのようなポジションで、どのような強みを持っているのかなども見えてきます。

それは最終的に、企業の志望動機の説得力を高めることにもなります。

まずはしっかりと業界研究をおこなったうえで、自身がどのような業界だと認識しているのか、そこで何をやりたいと思っているのかといった点を伝えましょう。

面接での効果的な志望動機の作り方や答え方は以下の記事で解説しています。例文も紹介しているので、「どのような志望動機が刺さるかわからない」と疑問を持つ人は事前にチェックしておきましょう。

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