Q
大学4年生
男性
体育会系の会社に入社するとうつになりやすいのは本当ですか?
現在志望している企業がいわゆる「体育会系」の社風ですが、体育会系の会社はうつになりやすいという噂を聞いて強い不安を感じています。
その企業の成果を出した分正当に評価される点や、若いうちから圧倒的に自己成長できる点に魅力を感じています。
私は大学時代で体育会系の部活動の経験があり、多少の厳しさには耐えられるつもりですが、精神的に追い込まれすぎてしまうのではないかと心配です。自分の心身の健康を保ちながら自己成長できる会社に入りたいです。
実際のところ、体育会系の企業はうつになるリスクが高いのは本当なのでしょうか? 体育会系の会社の具体的な特徴や、自分が入社しても長く働き続けるかどうかの向き不向きを見極める方法について、アドバイスをお願いします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
「体育会系=うつ」は偏見! サポート体制を確認しよう
「体育会系」と一言で言っても、その会社がどのようなチームワークを重視しているのかや、どのような仕事の進め方をするのかはさまざまです。また、個人の考え方や、会社側の求めるものにも違いがあります。
「体育会系だからうつになりやすい」というよりは、個人のストレス耐性や、働き方との相性によると思います。
たとえ体育会系の部活動を経験していても、仕事の成果は自分一人の頑張りだけでは出ないことも多いため、学生時代とは違う種類のストレスがかかることもあります。
「相談しやすい環境か」が重要! サポート体制を確認しよう
うつになる傾向として多いのは、「相談しづらい」「相談する場がない」といった環境要因です。
たとえ体育会系の職場であっても、周囲がサポートしてくれる体制や、相談しやすい環境が整っていれば、無理なく働けるでしょう。
なお、体育会系の企業は、たとえばチームワークで何かをやり遂げる、あるいは個人の頑張りで前に進めていくような仕事に多いイメージかもしれません。
ただし、取り扱う商材やサービスによっても社風はまったく異なるため、企業の特性を深く理解することが重要です。
「体育会系かどうか」より「自分に合う環境か」が大切
まず、「体育会系の会社に入るとうつになりやすい」という噂についてです。
体育会系に限らず、特に、真面目で責任感の強い人ほど「頑張らなくては」「迷惑をかけたくない」と自分に厳しくなりすぎて、心身に負担をかけすぎてしまうことがあります。
ただ、体育会系の会社だからといって、誰もが精神的に追い込まれるわけではありません。大切なのは、「その社風が自分に合っているかどうか」です。
たとえば、以前支援した学生で、大学時代は体育会で鍛えてきた方がいました。
最初は厳しい営業会社に入社しましたが、「成果主義の環境が自分には合っていた」と語り、数字を追いながらも仲間と切磋琢磨できる社風にやりがいを感じていました。
一方で、別の学生は「競争よりも、落ち着いて丁寧に仕事ができる環境が合っていた」と、風土の異なる職場に転職し、そこでイキイキと活躍しています。
経験を振り返って社風との相性を具体的に見極めよう
向いているかどうかを見極めるには、「どんな働き方なら長く続けられそうか」「どこまでの厳しさは受け入れられるか」を、自分の経験から振り返ってみましょう。
また、企業説明会や面接の場では、「若手が困ったときの相談体制は?」「成長に向けた支援制度には何がありますか?」など、具体的に聞いてみるのも良い方法です。
自分らしさを活かして働けるところを、じっくりと見定めていきましょう。
以下の記事では体育会系とはどのような特徴のある企業を指すのかを解説しています。また、体育会系企業への選考対策の方法も解説しているので、興味がある人は参考にしてください。
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