この記事のまとめ
- 大学3年生の9~10月時点で就活をしてない人は約5割
- 大学3年生で就活を何もしてない人は出遅れる前に行動しよう
- 大学3年生で就活を何もしてない人がすべきことを徹底解説
- 自己分析ツール
たった3分で面接で使える"あなたの強み"がわかる!
この記事を読んでいる人におすすめ
就活の早期化によって、大学3年生から就活を始めることが一般的になりました。そのような中で、大学3年生時点で「まだ就活を何もしてない……」という人も多いでしょう。
大学3年生のうちに就活を始めないと、インターンからの早期選考に乗り遅れてしまったり、自己分析不足が原因でミスマッチな企業を受けてしまったりするリスクが高くなってしまうので要注意です。
この記事では、キャリアアドバイザーの上原さん、遠藤さん、大場さんのアドバイスを交えつつ、就活を何もしてない大学3年生がすべきことを解説します。現時点で就活をまだ何もしてない大学3年生は、この記事をきっかけに就活を始めてくださいね。
大学3年生で就活を何もしてないのは黄色信号! 出遅れてしまう前に行動しよう
大学3年生で「就活を何もしてない」という人は多いでしょう。しかし、そのまま何もしないでいると選考に出遅れてしまうだけでなく、対策不足によって理想の企業への内定獲得が難しくなってしまいます。そうならないためにも、「就活をそろそろ始めないと……」と気付いた時点で行動を起こすことが大切です。
この記事では、始めに大学3年生で就活を何もしてない人の割合を解説します。データを確認して、自分が就活を始める時期が早いのか遅いのか確認してみてくださいね。
次に、大学3年生のうちに就活を何もしないとどうなるのかを解説します。大学3年生で就活を何もしないでいるリスクを知ることで、「そろそろ就活を始めないとまずい」と行動を起こすきっかけになりますよ。
そのうえで、 大学3年生のうちにすべきことを解説します。「そもそも就活を何から始めたら良いかわからない……」という人は、こちらを参考に就活を始めてくださいね。
そもそも就活が何かわからない……と悩んでいる人は以下の記事を参考にしてみてください。就活について詳しくまとめています。
「就活とは」を専門家が解説! 内定獲得には9つの行動を実践しよう
あなたの弱みや性格から受けない方がいい職業がわかります!
就活では自分に適性がある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまうリスクがあります。
そこで活用したいのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、適性が低い職業を診断できます。
弱みや性格を理解し、自分がどんな仕事に適性があるのかまずは診断してみてください
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
大学3年生で就活を何もしてない人の割合
内閣府がおこなった学生の就職・採用活動開始時期などに関する調査調査結果報告書(概要版)によると、大学3年生の9月~10月時点で約50%の学生が、12月時点では約70%の学生が就活を開始していることがわかります。
言い換えれば、大学3年生の9〜10月時点で就活をしてない人は約50%で、12月時点では30%であることがわかります。よって、大学3年生の2人に1人は9〜10月までに就活をしてないことになりますね。
アドバイザーコメント
大場 美由紀
プロフィールを見る就活が遅れると企業研究に時間が取れず面接で苦労することになる
「夏のインターンシップにはエントリーをした方が良い」とわかっていても、何から手を付けて良いのかわからず、気になりながらも何も始めていない学生は多くいます。また、留学やサークル活動などに気を取られて、就活が後回しになっている学生も多くいるでしょう。
そして、本気で就活に取り組もうと思い始めるのが遅いことで、業界研究や自己分析などに手間取ってしまいます。
そうしているうちに、ESは提出したものの企業研究をする時間が十分でないまま面接を受けることになってしまい、就活に苦戦してしまいます。ESが通過しても、面接での志望動機の質問への対応が曖昧で最終面接まで進むことができないのです。
筆記試験対策をしてないと受けられる企業の選択肢が狭まってしまう
また、Webテストの対策も十分でないため通過せず、自信をなくしてWebテストのないところを受けることで選択肢が限られてくる学生もいます。
挙げ出したらきりがないほど就活に躓く原因があり、ほとんどが就活を本気でスタートするのが遅かったことに起因すると言って良いでしょう。就活は自分で動き出さなければ何も始まらないからこそ、意識の持ち方に左右されてしまうといえます。
就活を始めなくてはと思いつつも「就活のやる気が起きない……」という人も多いでしょう。以下のQ&Aでは、就活のやる気が起きないという悩みに対してアドバイザーが回答しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
そもそも「就活を何もしてない」という状況に陥る3つの理由
そもそも「就活を何もしてない」という状況に陥る3つの理由
- 就活を何から始めて良いかがわからないため
- 学業やサークルなど大学生活が忙しいため
- 就活に対する焦りをまだ感じていないため
前の章で、大学3年生の9〜10月には約5割が就活を始めていることを解説しました。しかし、さまざまな理由で「就活を何もしてない」という状況に陥ります。
就活を何もしないまま大学3年生を過ごすと、準備不足が原因で理想の企業への内定獲得が難しくなってしまうので気を付けましょう。
ここでは、そもそも「就活を何もしてない」という状況に陥る3つの理由を解説します。自分の状況と照らし合わせながら確認してみてくださいね。
①就活を何から始めて良いかがわからないため
就活は自己分析や業界研究、インターン、OB・OG訪問、選考対策など、やるべきことがたくさんあります。いざ就活を始めようと思っても、「正直何から手を着けたら良いかわからない……」と悩んでしまって、行動できていないという人も多いでしょう。
事前に就活でやるべきことを情報収集しておかないと、優先順位がわからなくなってしまうのです。
就活で必ずやるべきことは、以下の記事で詳しく解説しています。就活を何から始めて良いかがわからない人は要チェックです。
就活で必ずやること一覧|時期・状況別で必須の対策を厳選!
②学業やサークルなど大学生活が忙しいため
大学生活が忙しいことが原因で、就活を何もできていない人も一定数いるでしょう。たとえば、「単位が不足していて授業が多い」「ゼミの発表や卒論の準備で忙しい」「サークルの大会が控えていて練習が忙しい」などが挙げられます。
このような人たちは「そろそろ就活を始めなきゃ」と思いつつも大学生活を優先してしまって、ついつい就活を後回しにしている状況にあると言えます。
大学生活が忙しかった大学3年生は、遅くても大学が夏休みになる7月には就活を始めると良いでしょう。
面接練習に時間をかけるために、自己分析や業界・企業研究などは早めにおこなう必要があります。
③就活に対する焦りをまだ感じていないため
周りの友達が就活を始めているのを見て、「そろそろ始めないとまずいな」と焦って就活を始める人も多いでしょう。
しかし、周りの友達が就活を始めていなかったり、将来を楽観的に捉えていたりする人は、「まだ就活をしなくても良いかな」と思って、就活を何もしてない人も一定数いると考えられます。そのような人は、就活に対して焦りを感じていない状況にあると言えます。
就活に対する焦りを感じていない人の中には、「就活がめんどくさい」という人も多いでしょう。以下の記事で就活の面倒が一気になくなる方法を解説しているので、チェックしてみてくださいね。
就活の面倒が一気になくなる方法14選|前向きに進める秘訣も解説
就職活動は、大学受験と違って選考の開始時期や選考内容が受ける企業によって異なるため、のんびり構えていたらエントリーの締め切りが迫っていたということもありえます。
大学3年生のうちから少しずつ情報収集を始めておくと良いですね。
この記事を読んでいる人の中には、「就活準備を何もしてない」と焦っている人もいるでしょう。以下のQ&Aでは、就活準備を何もしてない人に向けてアドバイザーがコメントしているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
大学3年生のうちに就活を何もしないとどうなる?
大学3年生のうちに就活を何もしないとどうなる?
- 自己分析や選考対策が不十分なことにより選考通過が難しくなる
- 早期に採用を締め切る企業にエントリーできなくなる
現在大学3年生で「就活を何もしてない」という人の中には、就活に対する焦りを感じていない人もいるでしょう。しかし、大学3年生のうちに就活を何もしないと、さまざまなリスクが生じてしまいます。
では、周りが就活を進める中で何もしないでいるとどうなってしまうのでしょうか。ここでは、大学3年生のうちに就活を何もしないとどうなるのかを解説していきます。
自己分析や選考対策が不十分なことにより選考通過が難しくなる
大学3年生のうちに就活を何もしないでいると、自己分析やWebテスト対策、ES対策、面接対策などが不十分になるので、選考を通過することが難しくなってしまいます。
特に面接では、就活を早く始めた人との差が明確に出てしまいます。出遅れてしまった人は、自己分析や面接対策の時間を十分に取れていないことが原因で、面接官に質問を深堀りされても上手く答えることができなくなってしまうのです。
「なぜそのような考えに至ったのか」の深掘りや言語化ができていないと、回答が浅くなってしまいます。その結果、面接官から「準備が足りない」という評価を受けてしまうでしょう。
早期に採用を締め切る企業にエントリーできなくなる
企業や業界によっては3年生のうちに採用を締め切る場合もあるので、就活に出遅れてしまうとエントリーできなくなる恐れがあるので要注意です。
たとえば、ベンチャー企業や外資系の企業、マスコミ業界、広告業界などは、早くから採用活動をおこなうケースが多く、早期に採用を締め切るケースも少なくありません。
また、これらの企業や業界にかかわらず、インターンから選考に進める採用ルートを設けている企業も多く、早期に内定枠が埋まってしまうケースも多くあります。これから就活を始める人は、志望企業や希望する業界の採用スケジュールを再度確認しておく必要がありますよ。
上記に挙げた企業や業界以外にも、テレビ局も3年生のかなり早い段階で内定を出します。
人材業界や金融業界も内定が出るのが早い業界です。内定直結型のインターンや早期開催の選考イベントには極力参加するようにしましょう。
テレビ局への就職を希望している人は、以下の記事を参考に対策を進めましょう。
テレビ局への就職を有利にする6つの方法|志望動機例文も紹介
人材業界に興味のある人は、以下の記事を参考にしながら対策を進めていってくださいね。
例文6選|人材業界の志望動機を作る3ステップとやりがちなNG例
金融業界志望の人は、以下の記事を読んでトレンドや対策方法を押さえましょう。
金融業界を徹底調査! 押さえておくべきトレンドや対策まで大解剖
早期選考を実施する業界は、以下の記事をチェックして早めに把握してきましょう。
早期選考を実施する業界一覧! 早めに内定を獲得する5つの秘策
自己分析をするなら自己分析ツールが一番おすすめ!
自分の弱みはわかっていても、強みは思いつかないものですよね。「それ、強みって言えないよ」と思われたくない人も多いはず。
そんな時は「自己分析ツール」を活用しましょう。このツールを使えば簡単な質問に答えていくだけで、あなたの強み・弱みが簡単にわかります。
無料で使えるので、自分の強みを確かめたい人は今すぐ診断しましょう。
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就活に出遅れた人もマスト! 大学3年生のうちに最低限すべきこと7選
就活に出遅れた人もマスト! 大学3年生のうちに最低限すべきこと7選
とはいえ、「就活を何から始めれば良いかわからない……」という人も多いでしょう。特に就活に出遅れてしまった人は、限られた時間で準備をしなくてはいけません。
ここでは、大学3年生のうちに最低限すべきこと7選を解説します。最低限やることを押さえておけば、本選考に向けて効率的に準備を進めることができますよ。
①就活のスケジュールを把握する
大学3年生の6月頃からサマーインターンのエントリーが始まるので、それまでに自己分析をおこなって業界や職種を絞れるとベストです。
インターンは夏におこなう企業もあれば、秋や冬に実施する企業もあるので、自分の志望する企業や業界のスケジュールを必ず確認しておいてくださいね。インターンの実施スケジュールを確認する際は、インターンシップガイドがおすすめです。全国47都道府県のインターンの締め切りをカレンダーで確認することができますよ。
ESや面接対策はインターン選考を受ける前にある程度できているのが理想ですが、その時点で完璧でなくても問題ありません。ESに記載する自己PRや面接での回答内容は、本選考までにブラッシュアップしていきましょう。また、Webテスト対策も本選考に向けて夏頃から開始していくのが理想です。
選考スケジュールは、各企業が独自に決めるものです。業界が同じでも企業によってスケジュールが違っていたり、応募者の関係で早めに締め切ってしまったりすることはよくあります。
次回の募集を期待していても、実施されないケースもよくあります。
スケジュールは常に変動します。企業独自のホームページ(HP)はときどき確認して、気になる企業には早めに応募しておくことが肝心です。応募もできないまま採用活動が終わってしまったという残念な話はよく聞きます。
こちらの記事では、就活を何から始めれば良いのかについて、時期ごとに解説しています。併せて読んで理解を深めて、余裕を持った就活にしましょう。
就活は何から始める? 必須準備をキャリアのプロが時期別に解説!
②自己分析をおこなう
就活を何もしてない大学3年生は、自己分析を先におこないましょう。自己分析をすることで自分の強みや適性が見えてくるので、自己PRを作成したり企業選びをする際に分析結果が役に立ちますよ。
自己分析はさまざまなやり方がありますが、自分史を作成する方法がおすすめです。自分史とは、時間と要素に分けて抜け漏れなく経験やエピソードを書き出した表のことを言います。自分史を作成することで、過去から現在までの経験からの気付きを簡単に探ることができますよ。
自分史の作り方
①ノートとペン、もしくはwordなどまとめられるものを用意する
②以下の内容を参考に小学校から現在までの出来事を年代別に洗い出していく
一番頑張ったこと
一番つらかったこと
一番うれしかったこと
当時熱中していたこと
大きな失敗や挫折
困難を乗り越えたこと
自分から率先しておこなったこと
③過去の経験の中で考え方が似ているエピソードをまとめる
④まとめた内容から自分の価値観を見出す
自己分析の方法は自分史に限らず、マインドマップやモチベーショングラフなど、さまざまな方法があります。以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ併せて参考にしてみてくださいね。
自己分析マニュアル完全版|今すぐできて内定につながる方法を解説
また、Web上で気軽に診断できる自己分析ツールを使ってみるのもおすすめです。休憩時間や移動時間などのスキマ時間で手軽に自己分析を進めることができますよ。
おすすめの自己分析ツール
また、ほかの人に自分のことを分析してもらう「他己分析」もおすすめです。他己分析のやり方は以下の記事で解説しているので、こちらも参考にしてみてください。
他己分析の質問例20選|やり方から選考への活かし方まで徹底解説
あなたが受けない方がいい職業を確認して下さい
就活では自分に適性がある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまうリスクがあります。
そこで活用したいのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。
強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
③就活の軸を定める
自己分析がある程度できたら、就活の軸を定めましょう。就職の軸とは、働くうえで譲れない自分なりの基準のことを指します。たとえば、「ものづくりにかかわる仕事がしたい」「自分の得意を活かして働きたい」「若いうちから成長できる環境が良い」など、さまざまな軸が挙げられます。
就活の軸を定めておくことで、自分に合った企業を選べるようになるので、入社後のミスマッチを未然に防ぐことができるというメリットがあります。
就職の軸を定めるためには、「どのような仕事をしたいのか」「どのような条件の企業が良いのか」「将来どのようになりたいのか」などを明確にしておくことが大切です。
「そもそも就活の軸はどのようなものがあるのだろう」という疑問を持つ人もいるでしょう。以下の記事で就活の軸一覧90選を解説しているので、ぜひ参考にしながら自分の就活の軸を考えてみてくださいね。
就活の軸一覧90選! 納得できる企業選びの基準の見つけ方も解説
就活の軸を定めるにあたって将来どのようなキャリアを歩みたいかを考える必要があります。以下の記事でキャリア形成のコツを解説しているので、こちらも併せて確認してみてください。
キャリア形成とは? 4ステップでこの時代を生き抜く方法を考えよう
私の就活当時の軸は、「中小企業のサポートをしたい」というものでした。
働き方の条件や自分の成長というよりは、企業の本業を通して「顧客に何ができるか」というところに注目して応募先を決めていました。
④行きたい業界や職種を絞る
就活の軸を定められたら、行きたい業界や職種を絞っていきましょう。業界を絞らずに就活を進めてしまうと、幅広い業界や職種の中から自分に合った企業を探さなければいけなくなるので、時間や労力がかかってしまいます。
業界や職種をある程度絞っておくことで、自分の希望に合った企業を効率的に探すことができます。また志望動機や自己PRなども一社分考えれば、同じ業界や職種の別企業を受ける際に参考にできるので、選考対策の時間も短縮できますよ。
業界は2~3に絞り、さらに各業界について少なくとも数社ずつリストアップしましょう。希望職種も踏まえてそれぞれ丁寧に企業研究をしていくには案外時間がかかります。
企業研究が曖昧であれば、志望動機も曖昧となり、通過率が下がってしまうので要注意です。
「気になる業界が多くて絞り切れない……」という人も多いでしょう。そのような人は、以下の記事で業界の絞り方を詳しく解説しているのでぜひ参考にしてみてくださいね。
業界の絞り方で就活失敗? 後悔しない絞り方7選と必須の準備を解説
そもそもどんな業界や職種があるかわからないという人向けに、業界一覧と職種一覧をまとめています。ぜひ以下の記事を参考にしながら、志望する業界や職種を考えてみてくださいね。
業界一覧
就職活動で役立つ業界一覧|仕事内容から動向まで各業界を徹底解説!
職種一覧
職種の種類一覧を徹底解説! 業種・業界・職業との違いも押さえよう
志望業界がある程度絞れてきた人は、就職四季報を活用して企業研究を進めていきましょう。以下の記事では、就職四季報の活用方法を解説しているので要チェックです。
就職四季報の活用方法! 就活を有利にするポイントや読み方を伝授
⑤就活で必要なものをそろえておく
インターンやOB・OG訪問、面接が始まると、リクルートスーツや白いシャツ、就活用の靴などが必要になるので早めに準備しておく必要があります。証明写真もインターンのESを提出する際に必要なので早めに準備しておきましょう。
現時点で就活をまだ何もしてない人は、以下のリストを参考に3年生のうちにそろえていってくださいね。
3年生のうちにそろえておきたいものリスト
- リクルートスーツ
- 白いシャツ
- 就活用の靴
- 就活用のかばん
- スケジュール帳
- 腕時計
- 証明写真
- ベルトやネクタイなどの小物
就活時の服装や持ち物は以下の記事で詳しく解説しているので、こちらも併せてチェックしてくださいね。
面接の服装に迷う学生必見! 基本マナーから私服対策まで完全網羅
「面接ってどんな準備をすれば良いんだろう?」という人は、以下の記事を参考にしながら面接の準備を進めましょう。
面接の準備完全版|あなたを最大限に魅せる17の土台作り
まずは自己分析ツールで自分の強み・弱みを確認しよう!
・自己PRや志望動機に使える長所を知りたい人
・自分にあった仕事を知りたい人
⑥Webテストの勉強を始める
SPIや玉手箱などのWebテストは、多くの企業の序盤の選考で導入されています。特に大手企業などでは応募者数が多いので、一定スコア以上の優秀な人材を効率良く絞り込むためにWebテストを実施します。
Webテストごとに問題形式や難易度も異なるため、事前に対策をしておかないと全滅することも十分にありえるので要注意です。
自分の志望業界や志望企業では過去にどのようなWebテストが導入されていたのかを調べたうえで、3年生のうちから勉強にとりかかってくださいね。
「志望企業がどのテストを導入しているかわからない」という人は、始めにWebテスト全般の対策方法を以下の記事より確認しましょう。
WEBテスト対策完全版|効率重視で準備する方法を徹底解説
各テストの概要や対策方法を知りたい人は、それぞれ以下の記事をチェックしてみてくださいね。
SPI
効率抜群なSPIの勉強法|出題形式と頻出問題を踏まえた対策を伝授
玉手箱
玉手箱とは? 出題内容や突破するための解き方のコツを徹底解説
TG-Web
TG-WEBを突破する方法|例題付きで対策方法やコツを徹底解説
Web-GAB
Web-GAB対策を完全網羅|出題内容から突破のコツまで解説
Web-CAB
Web-CABでハイスコアを取る! 例題付きで突破するコツを解説
- Webテストはどの種類から優先的に対策すべきでしょうか?
最もメジャーなSPIや玉手箱から優先的に対策しよう
最もメジャーなのはSPIで次にメジャーなのが玉手箱なので、そこからとりかかるのが良いでしょう。ただ、志望度が高い企業が出題するWebテストを中心に勉強することも必要です。
ITや証券会社、総合商社ではSPIや玉手箱よりもやや難易度が高いGABが採用されていたりします。また、CABはIT業界特化の適性検査です。
Webテストの対策が十分でないと、面接にこぎつける前に落とされてしまい、苦手意識を強く持ってしまいがちです。そうすると、余計に通過しにくくなって悪循環に陥ってしまいます。
問題集を何冊も購入して、手あたり次第中途半端に取り組んで、不安を増幅させて苦手意識を持つようになってしまうよりも、1~2冊をしっかり繰り返すことで慣れて自信をつけましょう。
⑦インターンに参加する
一般的に大学3年生のサマーインターンは、7〜9月頃に実施する企業が多くあります。しかし、企業によっては10〜2月などに秋・冬インターンを実施するなど、インターンを実施する時期が異なる場合もあるので事前に確認しておく必要があります。
インターンに参加することで企業研究が進んだり、仕事理解が深まったりするなどのメリットがあります。さらに、インターン参加後に早期選考に進めるなどのメリットもあります。
インターン参加の流れや選び方は以下の記事で詳しく解説しています。インターンに参加する前に目を通しておきましょう。
インターンは就活に不可欠? 8のメリットと選び方を詳細解説
サマーインターンの参加方法や選考対策については以下の記事で詳しく解説しています。こちらも併せて参考にしてみてくださいね。
サマーインターンは参加すべき? 参加方法から選考対策まで完全網羅
時期別! 大学3年生のうちにやっておきたいこと
ここまで、大学3年生のうちに最低限すべきことを解説しました。では、いつ頃までに何を終わらせていれば良いのでしょうか。
ここでは、大学3年生のうちにやっておきたいことを時期別に解説していきます。就活に出遅れてしまった人でもいつまでに何をすべきかがわかれば、就活をスムーズに進めることができますよ。
4~6月
大学3年生の4〜6月は、自己分析を始めて就活の軸を定めましょう。サマーインターンへのエントリーが5〜6月以降始まるので、それまでに業界や職種を絞っておけると良いですよ。
またインターンの選考にエントリーする前にES作成や面接対策、Webテスト対策もおこないましょう。ESを作成するまでに、スーツや証明写真も忘れずに準備しておいてくださいね。
大学3年生の4~6月にやることリスト
- 自己分析をする
- 就活の軸を決める
- 業界・職種を絞る
- 就活で必要なものをそろえておく
- ES作成・添削をする(インターンに参加する場合)
- 面接対策をする(インターンに参加する場合)
- Webテスト対策をする(インターンに参加する場合)
- サマーインターンにエントリーする
7~9月
大学3年生の7〜9月は、自己分析や選考対策はもちろん、Webテスト対策を徐々に始めていきましょう。Webテストはテストの種類によって問題形式が異なるため、対策をしておかないと突破が難しく、本選考に向けて3年生のうちからコツコツ勉強していく必要があります。
また、OB・OG訪問をする企業を決めて、訪問先の先輩を探し始めましょう。この時期のインターンを逃してしまった人は、秋・冬インターンのエントリーに向けて準備を始めてくださいね。
大学3年生の7~9月にやることリスト
- 自己分析をする
- 就活の軸を決める
- 業界職種を絞る
- Webテスト対策をする
- 就活で必要なものをそろえておく
- ES作成・添削をする
- 面接対策をする
- OB・OG訪問先を探す
- サマーインターンにエントリーする
- 秋・冬インターンに向けた準備をする
- サマーインターンに落ちてしまった場合、同じ企業の秋・冬インターンに挑戦しても大丈夫ですか……?
前回落ちてしまった原因を分析し対策したうえで挑戦しよう
サマーインターンに落ちてしまった場合でも、同じ企業の秋・冬インターンに挑戦することは問題ありません。次の機会に向けて積極的に挑戦することが大切です。
企業によっては、サマーインターンに応募した学生が秋・冬インターンに応募することを歓迎する場合もあります。
サマーインターンに応募した学生が、積極的に自己成長し、応募先の企業に対する熱意を示し続けることは、良い結果につながる可能性があります。
ただし再応募する際には、前回の選考結果を分析し改善点を把握しておくことが重要です。会社側には前回の記録があるので、同じことを繰り返しているのではいけません。前回の選考よりも成長していることが重要です。
10~12月
大学3年生の10〜12月は、秋・冬インターンや早期におこなわれる説明会、早期選考にエントリーできるように準備を進めていきましょう。
また、年明けから本選考の対策に集中するためにも、年内のうちに自己分析だけでも最低限終わらせておけると良いですよ。
大学3年生の10~12月にやることリスト
- 自己分析をする(終わらせる)
- 就活の軸を決める(終わらせる)
- 業界職種を絞る(終わらせる)
- Webテスト対策をする
- 就活で必要なものをそろえておく
- ES作成・添削をする
- 面接対策をする
- OB・OG訪問をする
- 秋・冬インターンにエントリーする
- 早期の説明会・早期選考にエントリーする
こちらの記事では、説明会での質問例を紹介しています。企業研究の参考にしてみてくださいね。
企業説明会で絶対に聞くべき質問30選! 聞かない方が良い質問も
1~3月
大学3年生の1〜3月は、本選考に向けた対策に集中しましょう。この時期から就活を始める人は時間が限られているので、自己分析やWebテスト対策を個別で進めつつ、ES対策や面接対策は就職エージェントのサポートを受けながら進めましょう。
また、企業によっては早期におこなわれる説明会や早期選考を実施している場合もあるので、志望企業の選考に出遅れないようにリクナビやマイナビなどのナビサイトで採用スケジュールを確認してくださいね。
大学3年生の1~3月にやることリスト
- 自己分析をする(終わっていない人)
- 就活の軸を決める(終わっていない人)
- 業界職種を絞る(終わっていない人)
- Webテスト対策をする
- 就活で必要なものをそろえておく
- ES作成・添削をする
- 面接対策をする
- OB・OG訪問をする
- 早期におこなわれる説明会・早期選考にエントリーする
- 就活を始めたのが大学3年生の2月と完全に出遅れてしまいました。どのように就活を進めれば良いでしょうか……?
自己分析、業界・企業研究、ES対策、筆記試験対策の順に進めよう
就活の広報解禁直前ですね。3月からエントリーシート(ES)が公開される業界・企業もたくさんあるのでまだ間に合います。
急いで自己分析と業界・企業・職種研究をおこない、ESの「ガクチカ」「自己PR」「志望動機」を書く準備に入りましょう。並行して、筆記試験対策をスタートします。
エントリー先が多ければ通過率が上がるというものでもないので、一社ずつ丁寧に調べて応募するようにしましょう。
アドバイザーコメント
上原 正光
プロフィールを見る大学3年生のうちに自己分析を十分におこなっておこう
まず、十分に自己分析をおこなうことが大切です。自分自身の性格や価値観、強み・弱み、将来のキャリアビジョンを明確にしたうえで、自分に合った業界や企業を選定していきましょう。
ある程度目指す業界や企業が見えてきたら、情報収集を進めていきます。志望企業のウェブサイト、企業の社員座談会、OB・OG訪問が可能ならば積極的に出かけていってさまざまな生の話を聞くことが何よりも大切です。
この段階で、志望業界や志望企業を絞りすぎてしまうことが往々にして起こりがちなので、あくまでも視野は広げたままにしておくことが大切です。就活中に思いも寄らない企業に魅力を感じたり相性が良かったりということは、意外とよくあることです。
OB・OG訪問をするときは志望企業を絞りすぎずに視野を広げることも大切
志望企業の内部を知るために、インターンに参加することもおすすめします。インターンを通じて、企業の雰囲気や仕事内容、社員の働き方などを知ることができます。その後、履歴書やESを作成しましょう。
履歴書やESは、自分自身をアピールするための重要なツールです。これらを早めに作成しておくことで、余裕を持って面接の練習に移ることができます。面接の練習をしながら、作成した書類を修正し、自分をよりアピールできる内容にブラッシュアップしていくことも大切です。
何もしてない原因別! 大学3年生のうちにやっておくと良いこと
何もしてない原因別! 大学3年生のうちにやっておくと良いこと
- 就活を何から始めたら良いかわからない人:就職エージェントと面談しよう
- 学業やサークルなどが忙しい人:コミュニティの先輩にOB・OG訪問をしよう
- 就活に対する焦りをまだ感じていない人:せめて自己分析だけでも完璧にしておこう
現在大学3年生で就活を何もしてない人は、「就活を何から始めたら良いかわからない……」「サークルの大会前で練習が忙しい……」などとさまざまな原因から就活が進められていないと考えられます。
ここでは、大学3年生のうちにやっておくと良いことを、何もしてない原因別に解説していきます。原因別にやるべきことがわかれば効率良く就活を進めることができるので、就活の遅れを取り戻すことができますよ。
就活を何から始めたら良いかわからない人:就職エージェントと面談しよう
就活といっても、自己分析や業界研究、ES対策、企業選びなど、やることがたくさんあります。中には、「何から始めたら良いかわからない……」という人も多いでしょう。
そのような人は、就職エージェントを活用することをおすすめします。就職エージェントを利用することで、自己分析や業界研究、インターン選考対策など、「まず何から始めれば良いか」を整理したうえで、「実際にどのように進めていくか」具体的なアドバイスを受けることができます。
おすすめの就職エージェント
学業やサークルなどが忙しい人:コミュニティの先輩にOB・OG訪問をしよう
学業やサークルなどが忙しい人は、ついつい就活を後回しにしてしまいがちです。そのような人は、忙しい活動の合間を縫って同じコミュニティの先輩にOB・OG訪問をして情報収集をしたり、就活の進め方に関するアドバイスをもらったりしましょう。
学業やサークルなどが忙しい人は就活に使える時間が限られている分、コミュニティのつながりを使ってOB・OG訪問を活用することで情報収集や選考対策を効率良く進めることができますよ。
もちろん知り合いの先輩なら直接OB・OG訪問をお願いすれば問題ありませんが、知り合いの先輩がいない場合は大学のキャリアセンターに問い合わせてみましょう。また、OB・OG訪問先の先輩を探せるアプリを活用するのもおすすめです。
OB・OG訪問先を探すのにおすすめのアプリ
実際に働いている先輩の声はとても貴重です。外から見ているだけでは知り得ないことを語ってくれるからです。
話を聞くことで、自分に会う会社かどうか見当をつけることができます。自分の第六感の呟きを大切に受け止めましょう。
就活に対する焦りをまだ感じていない人:自分の就活レベルを把握しよう
就活に対する焦りをまだ感じていない人は、心のどこかで「そのうち就活を始めなきゃ」と思いつつもなかなかやる気が出ずにいるのではないでしょうか。
そのような人は、今の自分が面接で通用するかどうかを面接力診断を受けて確認してみてください。
もしこの診断で低い結果が出た場合は「このまま就活をしないままでいるとまずい……」と焦りを感じて、就活を始めるきっかけにつながるでしょう。
まだ間に合う! 「就活を何もしてない」大学3年生は今すぐに行動を起こそう
現時点で就活を何もしてない大学3年生は、完全に手遅れということはありません。しかし、そのまま何もせずに本選考を迎えてしまうと、対策が遅れてしまって理想の内定を獲得することが難しくなってしまうので、今すぐに行動を起こす必要があります。
まずはこの記事で紹介した「大学3年生のうちに最低限すべきこと7選」を実践していきましょう。また、時期別でやっておきたいことや、原因別でやっておくと良いことも併せて確認して実践していってくださいね。
アドバイザーコメント
遠藤 美穂子
プロフィールを見る大学3年生で就活に出遅れてしまった人はすぐにできることから始めよう
この記事を読んでいるのが大学3年生の何月かわかりませんが、「何かしないと」と考えている時点で一歩前進できています。
年度初めの大学のキャリアセンターのガイダンスに参加したきりだったり、忙しくてインターンに申し込みそびれてしまったりだったとしても、本選考にはまだ間に合います。部活や学業が忙しいとはいえ、1日30分くらいは就活に充てる時間を生み出していきましょう。
1日の中で少しでも就活について考えたり調べたりする時間を作ろう
通学の時間や何となく過ごしている時間に、スマートフォンで企業のHPを眺めたり、友達とお昼ごはんを食べながらお互いの良いところやこれまでの経験を話し合ったりするのも就職活動です。
街を歩いていて目に入るものを「どこが作っているんだろう」「この人はどういう仕事をしているんだろう」と観察してみるのも良いですね。
「やりたいことがわからない」と言っていても、誰かが行く先を決めてくれるわけではありません。卒業したら就職すると決めたのであれば、「これなら興味が持てる」という業界や企業をいくつか挙げて情報収集して働く気持ちを盛り上げて、来る就活本番に臨みましょう。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
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キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士
Masamitsu Uehara〇会社員時代は人事部として3000人以上の学生と面談を実施。大学でも多くの学生のキャリア支援をおこなう。独立後は、就活生からシニア層までさまざまなキャリア相談に携わる
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士
Mihoko Endo〇メガバンクで法人営業や新人研修講師、採用面接に携わる。現在は「その人らしさを引き出すカウンセリング」をモットーに、大学での就活支援、社会人向けキャリア開発研修をおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/フィナンシャルプランナー
Miyuki Oba〇大学などでカウンセリングや講義、企業や行政における新人研修・セミナーなどに多数登壇。ファイナンシャルプランナーおよび小論文講師としての知見も加味したアドバイスをおこなう
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