Q
大学3年生
女性
内向型は会社員に向いていないのでしょうか?
私は内向型の性格なのですが、内向型は会社員に向いていないという話をよく聞き、就職することに強い不安を感じています。
昔からおとなしい性格で、人とかかわるのが苦手です。一人で黙々と進められる仕事に就きたいと考えていますが、会社員として働くうえで人とのかかわり合いは避けられないだろうと思い、外向的な人たちのなかでうまくやっていけるのかかなり不安です。
私のような内向型の人は、やはり会社員に向いていないのでしょうか? 内向型の人が会社員として働きづらいと言われる具体的な原因や、内向型の人が会社員として無理なく働くために持っておくべき心がまえを教えてください。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
「内向型=向いていない」は誤解! 集中力が武器になる
実際に働いている人のなかにも「人と話すのが苦手です」とおっしゃる人はいます。それでも「仕事だから」と割り切って、必要なコミュニケーションは取っています。
「内向型が会社員に向いているか」というよりも、ご自身が「仕事としてどうとらえていくか」が重要です。
コミュニケーション比率の低い職種を選ぼう
仕事をするうえで、人とまったくかかわらないことは避けられませんが、できるだけコミュニケーションの比率が低い職種を選ぶ、というのは一つの手です。
たとえば、製造系でモノと向き合う仕事、IT系、あるいは経理などのデスクワークは、比較的コミュニケーションの比率は少ない傾向にあります。
内向的な人は、集中して物事を進めることに向いている可能性もあります。ご自身が興味が持てる職種をいろいろと見ていただきたいと思います。
実際に私が過去に支援した人では、理系出身で、コミュニケーションが苦手だと自覚している人がいました。その人は設計職に進まれましたね。
また、働き始めてから上司や人事の配慮で部署が異動になり、意欲的に働けるようになったというケースもあります。
内向型でも会社員として力を発揮できる
まず、「内向型だから会社員に向いていない」ということはありません。
たしかに、会社で働くなかでは人とかかわる場面も多く、外向的な人が評価されやすいと感じるかもしれません。
ですが実際には、内向型の人が持つ「深く考える力」や「丁寧に物事に向き合う姿勢」などは、多くの職場で求められています。
そのうえで、内向型の人が働きづらさを感じやすい場面としては、
・多人数の会議や雑談が多い職場
・初対面でのコミュニケーションが頻繁に求められる仕事
・その場で積極的に意見を出すことが重視される環境
などが挙げられます。
自然体で働ける環境と強みの伝え方を見つけよう
無理なく働くためには、
・「黙々と集中できる仕事」「一人で進められる作業」「文書でのやり取りが多い業務」など、自分が自然体で力を発揮できる働き方を見つける
・観察力・傾聴力・分析力といった内向型ならではの強みを、「目立つタイプではないけれど、相手の意図を丁寧に汲み取り、的確に行動できる」といった表現で伝えてみる
・仕事内容だけでなく、「落ち着いた雰囲気か」「集中できる時間があるか」「チームの雰囲気が自分に合っているか」など、職場の環境も確認しておく
あなたならではの強みが、きっと誰かにとって大切な力となります。自分の特性を受け入れ、丁寧に職場を選んでいきましょう。
今の仕事が自分に向いていないと感じる人は少なくないかもしれません。以下の記事では仕事が向いていないと感じた際、仕事を辞める前に試してみるべきことを解説しています。
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