Q
大学3年生
男性
消防の適性検査は対策が必要ですか?
消防士を目指して就職活動をしている大学生です。一次試験の筆記試験や体力検査については対策を進めているのですが、適性検査について何をどう対策すれば良いのかがわからず焦っています。
ネットで調べると、「性格検査」や「クレペリン検査」などの名前が出てきて、自分の性格や処理能力が合否にかかわるのか不安です。
「対策は不要」という意見もあれば、「嘘をつかず正直に答えろ」というアドバイスもあり、本当に何もしなくていいのか迷っています。
消防の適性検査では具体的にどのような点が見られているのか、また就活生として最低限知っておくべきことや心構えなど、何かアドバイスをいただけないでしょうか?
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
消防の適性検査は? 自分を偽らないことが重要!
まず大前提として、性格検査に類するものについて、相手先に評価されようとして嘘の回答をするのはNGです。
ほとんどの場合は嘘の回答が見破られてしまうような設計になっていますし、仮に見破られずに採用に至ってしまった場合は、就職後にあなたも職場も苦労をすることになります。
特に消防士など、自分や相手の生命を左右するような仕事に就職を考えているのであれば、取り返しのつかない事態が起きないとも限りません。
繰り返しになりますが、適性検査については対策をしないと言うよりは自分を偽らないことを必ず守ってください。
適性検査で求められる資質を把握し、正直に答えよう!
適性検査において見られる点は規律性と協調性(チームワーク)、ストレス耐性と精神的タフネス、安全性への意識(慎重さ)、倫理観と責任感などです。
消防士としての回答で好まれるのは、自分の命と仲間の命を預けられ、誠実で規律正しさを感じられるものです。
そのうえで自分はどのような特性を持ち、消防士として不足のある性質があるのであれば、それを正直に認め、今後どのようにして埋め合わせていくのかを考え、実行していきましょう。
消防の適性検査は本格的な勉強対策よりも理解が重要
消防の適性検査は、名前の印象ほど難しいものではなく、消防に向いているかを事前に確認する補助的な検査です。
筆記試験や体力検査ほどの対策は不要ですが、検査の目的を理解しておくことで当日の落ち着きが違います。
評価される目的を知って落ち着いて受ける
適性検査では、おもに性格の安定性、協調性、ストレス耐性、慎重さと誠実さ、集中力や単調作業への強さなどが評価されます。これは消防士の現場での安全確保やチームワークを守るために重要な要素です。
成績の良し悪しで合否が決まるわけではなく、極端に適性がないのかを見極めるものです。
性格検査は、SPI3-Uという検査が多く用いられており、正直に答えることが推奨されます。嘘や矛盾のある回答はかえってマイナス評価になる場合があり、消防は安全第一の組織であるため、理想の型に無理に合わせる必要はありません。
なお、ほかにも課せられるクレペリン検査は単純計算を繰り返すテストで、計算能力よりも集中力の持続や一定のリズムで作業を続ける能力を確認します。こちらは高得点を目指すよりも、最後まで一定のペースで続けることが大切です。
対応策としては、性格を作り込むのではなく、普段通りの自分で受けられるようコンディションを整えることが何より重要です。
十分な睡眠をとって、落ち着いて臨むことが効果的です。適性検査はミスマッチを防ぎ、受験者の強みが適切に伝わる検査であるため、不安に感じるのは真剣に消防士を目指している証拠でもあります。
最新の東京消防庁の採用試験では、SPI3-Uというテストセンター方式の適性検査を導入しており、性格検査も含まれています。
これにより、面接だけでなく、性格や職務適性を多角的に評価し、効率的で公平な選考が可能になっています。したがって、適性検査の内容は更新されることがあるため、受験前には必ず最新の募集要項を確認することが望ましいです。
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