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履歴書のPCスキル欄に特になしと書いても良いですか?

就職活動で履歴書を作成しているのですが、PCスキル欄に何を書けば良いのか悩んでいます。

パソコンはあまり得意ではなく、WordやExcelも基本的な文字入力や簡単な表計算くらいしかできませんし、特別な資格も持っていません。ただ「特になし」と書くと、学習意欲がないように思われたり、選考で不利になったりしないか不安です。

「特になし」と正直に書くのはありなのでしょうか?

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士

瀧本博史

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「特になし」だけだと懸念を抱かれることがあるため日常業務で活かせるスキルを記入しよう

パソコンスキル欄に「特になし」とだけ記載すると、たしかに率直な表現として一定の評価は得られるかもしれません。しかし、採用担当者の視点では「学習意欲がないのでは?」「職場での変化に柔軟に対応できるのか?」といった懸念を抱かれることも少なくありません。

実際、ある事務職の採用現場では、基本的な表計算ソフトの操作が業務に欠かせないにもかかわらず、スキル欄が空欄だった応募者は、他の候補者に比べて早い段階で選考対象外となっていました。

書類選考の通過率は一般的に30から50%程度とされており、内容にアピールポイントが少ないとそれだけで印象が埋もれてしまう可能性があります。

たとえ高度な技術を持っていなくても、「Wordで報告書や議事録の作成をした」「Excelで売上管理表や簡単な関数(SUM、AVERAGEなど)を使って表を作成した」といった日常的な業務で活かせるスキルを具体的に記すことが大切です。

自主的に練習していることや継続していることを伝えて主体性や向上心を伝えよう

また、「現在MOS(Microsoft Office Specialist)のExcel資格取得に向けて勉強中」「YouTubeや無料講座で独学しながら、タッチタイピングの練習を継続中」などの学習姿勢を添えることで、主体性や向上心を効果的に伝えることもできます。

実際に、以前サポートした求職者は、「週に3日、1時間ずつタイピング練習を継続している」と書いたことで「努力を継続できる人」と評価され、面接へと進むきっかけになりました。

このように、パソコンスキル欄は「今の自分」と「これからの成長」を同時に伝えられる重要な項目です。完璧でなくても構いません。自分が取り組んでいることや、できることを正確に伝えることが、書類選考を突破するためのポイントとなります。

キャリアコンサルタント/コラボレーター代表

板谷 侑香里

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スキルがまったくないと誤解されてしまう場合があるためどのようなスキルがあるか記入しよう

基本的なWordの文字入力やExcelの表計算程度の基本的なPCスキルさえあれば、業務の中で困らないもののまったくPCスキルが無い人にPCの基礎を教えるためのe-ラーニングなどの環境は整っていないという企業もあります。

履歴書のPCスキル欄に「特になし」と書いてしまうとPCスキル自体がまったく無いのではないかと誤解を与えてしまう可能性があります。企業側に基本的なPCスキルを伝えるべく、「Word:文字入力、Excel:基本的な表計算」など、具体的にどのようなスキルがあるかを記載した方がPRにつながり選考で有利です。

新卒採用ではPCスキルが決め手になることは少ないが具体的に書いた方が心象はよくなる

企業の中でどれだけPCスキルが重要視されるかどうかは企業によって異なるため選考通過率に関しては一概に言えません。

新卒採用の際はPCスキルの部分で「特になし」と書かれていたからと言っても、高校で情報の授業が必修になるなど、最低限PCに触れてきているという前提があるため選考の際にPCスキルが決め手になる場面はあまり多くありません。ただ、できる限り具体的にスキルを書いた方が企業側の印象は良いです。

こちらの記事では就活前に押さえておきたい6つのPCスキルを解説しています。自己PRでPCスキルをアピールする方法も説明しているので、チェックしてみてください。

履歴書の空欄や「特になし」がNGな理由は、以下の記事で詳しく説明しています。空欄を避けるコツも解説しているので、参考にしてくださいね。

履歴書を書く時間がない時は、「履歴書完全マニュアル」を活用しよう!

履歴書に何を書けばいいか困っていませんか?就活は限られた時間の中で準備する必要があるので、履歴書だけに時間をかけてはいけません。

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