この記事のまとめ
- 新卒の就活では履歴書の学歴で「在学中」は使用せず「卒業見込み」と記入しよう
- 履歴書で「卒業見込み」と記入するのには条件がある
- チェックポイントを活用してミスのない履歴書を提出しよう
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この記事を読んでいる人におすすめ
履歴書には「学歴・職歴」の欄がありますが、大学に在学中の人は、現在の状況をどのように書けば良いかわからないと迷ってしまう人もいますよね。
「在学中」や「卒業見込み」、「卒業予定」など、人によってさまざまな学歴の書き方が見られますが、どれでも良いわけではありません。
この記事ではキャリアアドバイザーの吉野さん、板谷さん、若林さんと一緒に、履歴書の学歴欄の書き方を解説します。うっかりミスをして印象を下げないように、履歴書の学歴欄の正式な書き方を理解しておきましょう。
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「在学中」は間違い! 新卒の履歴書の学歴は「卒業見込み」と書こう
結論、新卒が履歴書の学歴欄で「在学中」と書くのは間違いです。新卒の場合、「卒業見込み」が正式な表現になります。
しかし、「在学中」と「卒業見込み」の意味の違いや、履歴書の学歴の基本的な書き方など、不明点が多い人もいると思います。
そこで、この記事では「在学中」や「卒業見込み」、「卒業予定」の意味の違い、学歴欄の基本の書き方などを解説します。それぞれ言葉の違いを把握したうえで基本的な書き方をマスターし、書類選考突破に向けて準備しましょう。
そもそも新卒の履歴書の書き方がわからない人は、こちらの記事を参考にしてください。学歴だけでなく、履歴書の書き方を網羅的に理解できるようになります。
新卒用履歴書の書き方完全版|よくある失敗や受け渡しのマナーも解説
以下の記事では失敗しない履歴書の書き方と提出時の注意点をプロが詳しく解説しているので参考にしてみてください。
失敗しない履歴書の書き方をプロが解説! 提出時の注意点も
履歴書の学歴でよく見る「在学中」「卒業見込み」「卒業予定」の違い
履歴書の学歴でよく見る「在学中」「卒業見込み」「卒業予定」の違い
- 在学中:大学1・2年のアルバイトやインターンで使用する
- 卒業見込み:新卒就活の履歴書で使用する
- 卒業予定:基本的には使用しない
履歴書の学歴で現在通っている大学について記入する際、「在学中」「卒業見込み」「卒業予定」などの言葉を見たことがあるのではないでしょうか。前述のとおり、どれでも良いわけではなく、新卒の場合は「卒業見込み」を使うことになります。
ここではまず、「在学中」「卒業見込み」「卒業予定」の意味の違いを説明します。違いを把握したうえで正しく履歴書の学歴を書くようにしましょう。
在学中:大学1・2年のアルバイトやインターンで使用する
「在学中」は、一般的に新卒の履歴書の学歴では使用しません。
「在学中」を使用できるのは、学生として学校に在籍しながら、アルバイト先やインターン先などで働くような場合のときです。就職活動の際は、大学を卒業し応募先の会社の社員として働くことを見すえているため、「在学中」は不適切となるのです。
このような意味から、就職活動の際は「在学中」は使用しないようにしましょう。
「在学中」という表現は、海外留学時の学生ビザ申請、大学内の部活動や団体に参加する際、学内の特定のプロジェクトにかかわる際、大学進学後に奨学金を申し込む(在学採用)際に使用されます。
このように、基本的に学生として何かをする際に使用されるので、卒業後を見すえた就職活動では適切な表現ではないのです。
卒業見込み:新卒就活の履歴書で使用する
「卒業見込み」とは、卒業するために必要な単位をすべて取得できており、卒業が可能な状態を指します。そのため、立場としては学生であり、まだ卒業していない新卒就活の履歴書の学歴としては「卒業見込み」と記入するのが適切です。
ただし、履歴書の学歴で「卒業見込み」と記入するには以下の条件をクリアしなければいけません。
履歴書の学歴で「卒業見込み」と記入できる条件
- 現時点で卒業に必要な単位を取得できる見込みがある
- 留年が確定していない
条件については後ほど詳しく解説しますが、新卒の場合は「卒業見込み」と記入し、現状年度内に卒業できる状態である場合のみ使用できると覚えておきましょう。
卒業予定:基本的には使用しない
履歴書の学歴に「卒業予定」と記入する人もいますが、基本的には使用しません。「卒業予定」と記入した場合、卒業できそうではあるが確実ではないというニュアンスに捉えられる可能性があるためです。
履歴書の学歴では、基本的な情報に加えて、確実に卒業できるかどうかも見られます。そのため「卒業予定」だと、年度内に卒業できない可能性もあるのではないかとマイナスの印象を持たれることもあるのです。
「卒業見込み」と小さな違いであるものの、企業側に不安を与えないためにも「卒業予定」と記入するのは避けましょう。
予定より見込みのほうが、より実現性・確実性が高いときの表現です。
履歴書は公的文書に当たるので、4月に入社できると約束を伝えるためにも「卒業見込み」を使いましょう。
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履歴書の学歴で「卒業見込み」と記入できる2つの条件
前述のとおり、履歴書の学歴で「卒業見込み」と記入するのには条件があります。
自分の状況と照らし合わせて、履歴書の学歴に「卒業見込み」と記入しても問題ないか確認しましょう。
現時点で卒業に必要な単位を取得できる見込みがある
現時点で卒業に必要な単位を取得していて、現状卒業できる可能性が高い状態の学生は、「卒業見込み」と記入することができます。
一方で、卒業に必要な単位を取得できていなかったり、卒業できない可能性が高かったりする場合は「卒業見込み」と記入するのは避けましょう。実際に卒業できなかった場合に企業に嘘をついたことになるので、卒業が厳しい状態にある場合は「卒業予定」を使用してください。
- 単位がギリギリで今のところ卒業は可能ですが、留年する可能性もあります。何と記入すべきでしょうか。
理論上では「卒業見込み」でも問題ないが留年のリスクも考慮した対応をしよう
単位がギリギリで留年の可能性がある場合でも、履歴書に「卒業見込み」と記載するのは理論的に可能です。ただし、留年のリスクも考慮しておきましょう。
留年するリスクが高い場合は、「卒業見込み」という表現を避け、「卒業予定」と記載するか、あるいは必要に応じて企業側に具体的な状況を説明することを検討してみてはいかがでしょうか。
企業によっては、卒業までの半年~1年なら待ってくれる場合や、卒業までインターンとして働くことが可能な場合もあります。
留年の可能性を隠すためにごまかしたくなる気持ちもわかりますが、履歴書に嘘を書くのは避けましょう。以下の記事で嘘を書くリスクを紹介しています。
履歴書で嘘を書くと犯罪? バレた際のリスクや意外な落とし穴も解説
留年が確定していない
前述のとおり、「卒業見込み」と記入するには、卒業に必要な単位を取得している必要があります。つまり、留年が確定していない状態です。
そのため、留年が確定している状態で「卒業見込み」と記入するのはふさわしくありません。
そもそも留年が決定した場合は、新卒の応募条件から外れることがほとんどです。もし履歴書の学歴に「卒業見込み」と記入したのちに留年が決まった場合は、すぐに企業の採用担当者に連絡しましょう。
「卒業見込み」と記入できる稀なケースとしては、海外の大学を卒業見込みの場合です。
ほとんどは卒業後に就活をするのですが、在学中から就活をする際は、国によって卒業見込みという考え方がないケースや証明書の発行がない場合もあるため、企業に事情を説明しましょう。
もし留年をして9月卒業になった場合の就活スケジュールは以下の記事でまとめています。注意点も解説しているので参考にしてみてください。
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9月卒業でも志望企業に挑戦できる! 就活スケジュールや注意点も解説
9月卒業の人向けに就活のスケジュールや対策ポイントを解説しています。就活のプロであるキャリアコンサルタントに卒業が遅れても内定を勝ち取るためのコツを質問しているので、ぜひ確認してみてください。9月卒業になった理由に合わせた対策をして、志望企業から内定をもらいましょう。
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海外の就活に興味がある人は、以下のQ&Aも確認してみてください。日本の就活との違いをキャリアコンサルタントが解説しています。
あらためて確認しておこう! 履歴書の学歴の基本の書き方
あらためて確認しておこう! 履歴書の学歴の基本の書き方
- 学歴は中学校から書く
- 高校は略さず「高等学校」と書く
- 大学は学部・学科・専攻名まで正式名称で書く
履歴書の学歴に「在学中」「卒業見込み」「卒業予定」のどれを記入すべきかわかったところで、基本の書き方もおさらいしておきましょう。
履歴書の学歴は、ほかにも書き方やマナーが存在します。書き方やマナーに従わなければ選考に落とされるということはありませんが、企業の担当者によっては印象が悪くなる可能性もあります。印象を落とさないためにも、事前に基本の書き方を把握しておきましょう。
より具体的に履歴書の学歴の書き方を知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。学歴の書き方から提出方法まで、履歴書に関する正しい知識を理解できます。
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学歴は中学校から書く
履歴書の学歴は中学校卒業から記入するのが一般的です。それ以降は入学と卒業のそれぞれを記入していきます。
なお、履歴書の学歴の書き方には明確な決まりがあるわけではありません。義務教育はすべての人が通る過程ですが、それ以降は人によって進路が異なるため中学校卒業から記入する場合が多いと覚えておきましょう。
- 小学校からの付属校に通っていた場合は、どの学歴から書くべきでしょうか?
履歴書の読みやすさを重視して学歴は中学校から書こう
小学校から付属校に通っていたとしても、学歴は中学校からでかまいません。小学校から学歴を記載すると、学歴欄の情報が増えすぎて読みづらい履歴書になってしまうためです。
現状ではまだ少ないですが、小中一貫校に通っていた学生もいるかもしれません。そういったケースでは「〇〇小中一貫校」「〇〇大学付属〇〇小学校・中学校」「〇〇大学教育学部附属義務教育学校」など、学校の正式名称を記載してくださいね。
高校は略さず「高等学校」と書く
高校名を記入する際は「〇〇高校」と略さずに、「〇〇県立〇〇高等学校」のように、都道府県名から「高等学校」まで、正式名称で書くようにしてください。
高校名に不安がある人は、ホームページ(HP)または卒業アルバムを見て正式名称を確認してから、履歴書の学歴を記入するようにしましょう。
大学は学部・学科・専攻名まで正式名称で書く
高校と同様に、大学も正式名称で記入する必要があります。大学の正式名称は「〇〇大学〇〇学部〇〇学科〇〇専攻」までです。
また前述のとおり、大学入学の次の行には「卒業見込み」と記入してください。なお、大学の正式名称が長い場合は2行にまたがって記入しても問題ないので、読みやすさを重視して書き方を工夫しましょう。
- 大学の学部も学科も書くと長すぎる場合は、適宜省略してもいいですか?
省略せずに見やすくなるような書き方を工夫しよう
公的文書に当たる履歴書では、大学名・学部学科名が長くても省略しないで書きましょう。卒業証明書や成績証明書など、ほかの公的文書を提出した場合、間違い・虚偽がないことを照合しやすくなるためです。
2行にした場合も、見やすさ・理解しやすさを工夫して記入すると、印象が良くなります。わかりやすい・読みやすい書類作りは、社会人になってからも役立つ力のため工夫して書いてみましょう。
自己PR文や口頭で話すときは、「母校で」「所属学部では」など、適宜簡略した表現を使っても問題ないので、伝わりやすいように使い分けてください。
「在学中」以外も注意! 履歴書の学歴欄でミスをなくすためのチェックポイント
履歴書の学歴欄でミスをなくすためのチェックポイント
- 卒業年度が間違っていないか
- 和暦と西暦はどちらかに統一されているか
- 「卒業見込」ではなく「卒業見込み」と書いているか
- 誤字脱字がないか
履歴書の学歴は、「在学中」や「卒業見込み」以外にもミスが多いポイントがあります。ミスがあった場合、大幅に減点されるわけではないですが、「詰めが甘い」や「細かい部分に注意を払えない」など、マイナスな印象を持たれる可能性もあります。
ここからは、履歴書の学歴欄でミスをなくすためのチェックポイントを解説します。履歴書の学歴を書く前と書いた後にチェックポイントを確認して、確実にミスがない履歴書を提出できるようにしましょう。
卒業年が間違っていないか
まずは卒業年と入学年に間違いがないか確認しましょう。留年や休学などがなければ、卒業年と入学年は以下のように同じ年になります。
卒業年と入学年の書き方例
- 2021年 3月 〇〇中学校 卒業
- 2021年 4月 〇〇高等学校 入学
卒業年と入学年に間違いがあると、「見直しを怠っている」などの印象を持たれる可能性があります。履歴書の学歴を書いている途中で卒業年と入学年がわからなくなることもあるかもしれませんが、落ち着いて記入するようにしましょう。
- 卒業年・入学年は年を書けば良いのでしょうか?それとも年度で記入した方が良いでしょうか?
年度ではなく実際に卒業・入学した年を記載しよう
卒業・入学年は実際に卒業・入学した年を書いてください。自信がなかったら、卒業アルバムや卒業証書に記載されているので確認してくださいね。
私もそうなのですが、特に1〜3月生まれ(いわゆる早生まれ)の人は、自分の年齢基準で計算すると入学・卒業年を書き間違えてしまうこともあるので注意しましょう。自分の年齢ベースではなく、資料を確認して書き間違いを防ぐと良いですよ。
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作った自己PRは選考で活用できるものになっているので、ぜひ活用して採用される自己PRを完成させましょう。
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和暦と西暦はどちらかに統一されているか
学歴の年号に関して、「和暦と西暦のどちらを書けば良いの?」と疑問を持つ人もいるでしょう。結論、どちらでも構いません。しかし、年号は和暦か西暦のいずれかで統一する必要があります。
また、和暦の場合は年を書く前に「平成」や「令和」なども記入して、正式な年号を書く必要があります。なお、和暦の場合は平成を「H」と記入したり、令和を「R」と記入したりするなど、略して書かないように気を付けましょう。
「卒業見込」ではなく「卒業見込み」と書いているか
履歴書の学歴に「卒業見込み」と記入する際、「卒業見込」と書くのは不適切です。「卒業見込」は「卒業見込み」の略した言葉で、履歴書という公的な文書においてはふさわしくない表現なのです。
「卒業見込」と記入しただけで選考に落とされる可能性は低いですが、面接官によっては違和感を持たれる場合もあります。少しのミスで印象を下げないためにも、「卒業見込み」と正式な表現を記入するようにしましょう。
誤字脱字がないか
履歴書を一通り書き終えたら、誤字脱字がないかをチェックしましょう。誤字脱字が見つかったからといって、選考の合格・不合格に大きな影響を及ぼすわけではありませんが、企業側からは以下のような印象を持たれてもおかしくないのです。
誤字脱字があった際に企業が持つ可能性がある印象
- 細かいミスが多そう
- ギリギリまで準備が終わらせられないのではないか
- 自社の志望度が低いのではないか
このようにマイナス印象を持たれると、同じレベルの学生とどちらかを選ばなければいけない場合に落とされる可能性が高まってしまいます。
不本意な不合格を避けるためにも、履歴書を作成したら一度誤字脱字がないかを入念にチェックしましょう。
履歴書を作成する際にチェックすべきポイントは、以下の通りです。
①連絡先の正確性
②履歴書に貼る写真の適正性
③自己PRと志望動機の明確さ
④フォーマットの統一性
⑤趣味・特技の適正性
これらのポイントに注意を払うことで、より良い印象の履歴書を作成することができます。最後に見直す際も、上記観点で確認してみてください。
いくら見直しをしても、小さな誤字を見逃してしまうときもありますよね。履歴書を提出した後に誤字を見つけた場合の対処法は、以下の記事を参考にしてみてください。
履歴書の誤字を見つけても焦らないで! 挽回できる方法を解説
手書きだと誤字脱字がある場合、書き直しで手間がかかりますよね。以下のQ&Aでは手書きの履歴書についてキャリアコンサルタントが回答しています。
履歴書で「在学中」は使わない! 学歴を正しく書いて確実に書類選考を通過しよう
新卒の就活では、履歴書の学歴で「在学中」は使わず、その代わりに「卒業見込み」と記入しましょう。
また、履歴書の学歴欄は「在学中」以外にもミスをしてしまう箇所が多くあります。小さなミスが不合格のきっかけになることもあるので注意してくださいね。
不本意な不合格を避けるためにも、「在学中」と記入することをはじめとしたミスをなくして、自信を持って書類選考を突破しましょう。
アドバイザーコメント
吉野 郁子
プロフィールを見る履歴書は一人の社会人として責任が発生する公的書類
応募先企業とは、これから雇用契約書を取り交わす、深く、強いつながりの間柄になっていきます。そのつながりを作るために、応募者からの公的書類第一弾として渡すのが、履歴書です。
法律的にも意味を持つ大切な文書のため、一人の大人として責任が発生することを念頭において丁寧に作っていきましょう。
噓はつかず企業にも自分にも学業をやり遂げる約束をしよう
このような公的な文書で何よりやってはいけないことは、嘘をつくことです。経歴詐称が明るみに出て、地位や信頼を失った有名人の報道は、皆さんも見たことがあると思います。
卒業できそうもないのに卒業できると嘘をついて、「とにかく内定をゲットしよう」「就活をさっさと終わらせよう」というのは道義にも反し、誰も得をしないことです。
「予定」と「見込み」なんてたいして変わらないんじゃない? と思うかもしれませんが、そこには、「4月には入社します」「学業もきちんとやり遂げます」という大切な約束が込められています。「見込み」と書いたからには、自分にも、社会に対しても、約束として学業成就を達成してくださいね。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルタント/コラボレーター代表
Yukari Itaya〇未就学児から大学生、キャリア層まで多様な世代のキャリアを支援。大企業からベンチャー、起業・副業など、幅広いキャリアに対応。ユニークな生き方も提案するパーソナルコーチとして活躍
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/公認心理師
Ikuko Yoshino〇就職支援歴18年。若者就労支援NPOに勤務の後、独立。現在は行政の就職支援施設にて、学生/既卒/フリーター/ニート/ひきこもり/女性などを対象に相談やセミナー講師を担当
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/一般社団法人テツナグ代表理事
Hiromi Wakabayashi〇女性や学生向けのキャリア講座、行政主催の就職フェアでのキャリア相談に従事。また、ライター経歴を活かし、各種サイトでキャリアについて考えている人に向けた記事を監修
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