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銀行員のやりがいについて具体的に教えてください。
就職活動中の大学生です。私は金融業界のなかでも特に銀行に興味を持っています。人々の生活や経済を支えるという社会的な役割の大きさに魅力を感じているためです。
ただ、一方で「ノルマが厳しい」「業務が定型的」「将来AIに仕事が奪われるのでは? 」といった声も耳にし、具体的にどのような点にやりがいを感じて働くことができるのか、少しイメージがしにくい部分もあります。
銀行員として働くことのやりがいとは、具体的にどのようなことなのでしょうか?
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
銀行員は顧客や地域に寄り添うことのできる仕事!
銀行員として働くことのやりがいについて、感じることは人それぞれだと思います。
私は大学で心理学を専攻し臨床心理学やカウンセリングを学んでいたこともあり、銀行を志望する理由として「顧客と丁寧に話ができること」ということを掲げていました。
実際に私が新卒でメガバンクに入行したときは、中小企業の経営者と話をする機会が多かったことが特に印象に残っています。
特によく覚えているエピソードとして、 大企業に納入するお土産のお菓子を社長自らが私宛てに銀行に持ってきてくれたときは、本当に嬉しかったです。
また、私がいた支店では、 週末になると地域のお祭りや花火大会などで地元の企業とかかわる機会があり、こういった地域とのつながりをやりがいに感じる人もいると思います。
大きなお金を扱うというプレッシャーと向き合う覚悟が必要
一方で支店勤務のときは、事務処理やルーティーンの業務が多く、大きなお金を扱うことへのプレッシャーは凄くありました。一人のミスが上司や支店全体の責任や評価につながってしまうこともあるため、非常に神経を使う場面が多いです。
また、個人営業課の同期は、顧客から預かっている運用成績が芳しくない状況のときに顧客に説明をしなければならないのがつらそうでした。
このように、ミスが許されない状況下で働くことになるため、大きなプレッシャーと戦う必要がある事を覚えておきましょう。
銀行員のやりがいは銀行の種類によって大きく変わる
ひとくちに銀行と言っても、都市銀行か、地方銀行か、または信用組合的なものなのかによって大きく存在意義や業務内容、やりがいは変わっていくものです。
将来、銀行員としてどのような姿で、どのような事業に取り組みたいのかをもう一度具体的に考えてみてください。
大きく分けて都市銀行と地方銀行の例でいうと、より地元のお客様に近い存在として経営などに細かなアドバイスなどをしたいのであれば地方銀行がおすすめです。
一方、ナショナルワイド、グローバルワイドな経済にかかわってダイナミックな仕事をしたいのであれば都市銀行を志向する人が多いです。
信用組合になると、さらに地元やお客様との距離が近く、信頼関係の構築が非常に重要になります。
お金という数字ではっきりと成績が出ることが銀行員の達成感につながる
銀行員が感じるやりがいとは、「お金という数字で、はっきりと成績が出ること」であるという人は多いです。それは質問者の方が心配されているとおりノルマが厳しいというリスクの裏面にほかなりません。
自分はそのようなプレッシャーに対して強い耐性を持っているのか、あらかじめよく考えてみてください。
以下の記事では銀行への就職の実態について解説しています。具体的な仕事内容や平均年収などについても触れているので、銀行への就職に興味がある人はぜひ参考にしてください。
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