このアドバイザーが
回答したQ&Aを読む
203件
-
Q
- 憧れの企業で参加した会社説明会での対応が厳しくこのまま進んで良いか迷っています。どうすれば良いでしょうか?
- 今どきそんな担当者がいるのかと驚きましたが、倍率の高い人気企業であれば、入社前の段階で「あえて厳しく接している」というケースはまだあるように思います。それが良いかどうかは状況にもよりますが、下記のようなことも考えられます。 ①採用されて配属されたときの直属上長が厳しい人や厳しい環境であり、採用時の対応とギャップがありすぎて早期退職に至る可能性があること ②現場と人事との間に溝があり、細かなことで「新人教育ができていない」と現場から採用や人事にクレームが入ること ③後で本人が困らないように、もっとも高い基準を入社前から要求するような方針にしていること いろいろな可能性を考慮して、こうした対応をプラスに考えることができればエントリーをしても良いと思われますが、「こんな対応はナンセンスだ」と感じるのであれば「社風が合わない」ということもありえますね。 自分の気持ちと天秤にかけて判断することが大切 業務内容への興味とはかりにかけて、自分の許容範囲を決めて判断するのが良いと思います。「理不尽な対応であっても2年間は頑張ってみよう」など期限を決めてみるのも一法です。やはり働いてみないと真実がわからないことも多いので、働いてみてから考えや感じ方が変わることもありますから。
-
Q
- 派遣社員が正社員として登用されるには何が必要でしょうか?
- 派遣から正社員になる場合は、仕事ぶりを認められて社員から推薦を受けるということが一般的であると思います。若い労働力は年々不足していくので、そうした登用機会は今後増えていくといえるでしょう。 ただ、質問者さんを正当に評価してくれる企業はまだまだあると思うので、今回辞退したのは妥当な判断ではないかと思います。 採用面接時点で「実力不足」と言われたとのことですが、まだ働いてもいないのに、面接で実力がわかるというのは論理的に考えておかしな判断です。実際は面接の評価が高くなかったというだけのことでしょう。 そのため企業側はまず派遣で働いてもらい、仕事ぶりを見たいと考えたのでしょうが、言葉が適切ではないですね。 「相対評価として応募者の中で採用には至らなかったが、仕事能力は働いてもらってから判断したいので、一定期間派遣で働いてほしい。そして働きぶりが認められたらその時点で正社員として改めて採用したい」と言われていたら、質問者さんの感じ方も違ったのかもしれません。 「自分を正当に評価してくれる場所はある」と前向きに次に進もう どうしても入りたい企業だったら、「実力不足」と言われた時点で交渉の余地はあったかもしれませんが、文末のとおり、おそらく派遣から正社員に登用されるのは新卒で入るよりもハードルが高いと思われます。 面接の時点で「実力不足」と断言してしまうような偏見のある会社ですから、派遣から登用してもらっても、その後の扱われ方が良いとも私には思えません。ほかの企業を探してみましょう。
-
Q
- 夢を追いたいです。資格も取っておいた方が良いでしょうか。
- 生活ができるのであれば、私は何歳まででも夢を追い続けても良いと思います。また、やりたいことをやろうというときに、「潰しが利くように」と考えるのは矛盾していると思います。うまくいかないことを前提に物事をやろうとしていて、そんな考え方ではうまく行くはずがないからです。 本当にやりたいことがあるのなら大抵の人はやることしか考えないし、もしうまくいかなかったらそのときにまた考えれば良いのです。やる前から潰しが利く資格を考えている時点で、あなたの夢は本当にやりたいことなのかどうか、もう一度自問自答してみる必要があるのではないでしょうか。 潰しが利く資格を今取るべきか今一度考えてみよう 「潰しが利く資格」というのはその資格だけで業務ができ、食べていけるという意味では国家資格や公的資格になってしまいます。こういった資格の取得は難易度が高く、時間も労力もかかるのですよ。 ここで潰しの利く資格をいろいろ挙げたとしても、それらの資格取得にはあなたのやりたいこと以上の労力を奪われるかもしれません。それらの資格を夢として何年もかけて取り組んでいる人もいるので、潰しが利く資格というのは簡単に取れるようなものではないです。 質問を見る限り、やりたいことについても資格についてもちょっと現時点では考えが甘いと言わざるを得ません。もう一度よく考えてみてください。
-
Q
- 内定承諾後の入社を拒否できる正当な理由とは何ですか?
- 何が正当かというのは考え方によりますが、企業側としては「冷やかしはやめてね」という意味でしょうね。 「無断で入社を拒否する」というのはかなり異常事態です。無断で入社を拒否するという状況は長期間連絡できない状況ということになるので、たとえば海外でテロに巻き込まれて身柄を拘束される、または病気で動けないなどの理由、つまり「不可抗力」が正当な理由ということになると思います。 きちんと行動していれば気にするほどの文言ではない 志望先が変わった・入社意志がなくなったという場合も入社しない理由としては正当です。この場合、普通は迷惑がかからないように会社にその旨を事前に伝えると思います。 また、この場合であれば「無断で入社を拒否する」ということにはなりません。そのため、客観的に見てこの文言は別におかしなことではないでしょう。 「無断で入社を拒否する」を具体的にはどんな場面かと考えてみると、「内定をもらっていて入社意志を伝えているにもかかわらず、連絡もなく入社式に来ない・会社に来ない」というような状況です。 人として一般常識の範囲をわきまえていれば起こり得ないことだとは思いますが、会社側に立ってみるともしかしたらそんなことをわざわざ書かなければならないほどおかしなことが起きているのかもしれません。いずれにしても、あなたがきちんと行動しているなら気にしなくても良い文言ですよ。
-
Q
- 目標を捨てきれません。諦めて安定した職に就いたほうが良いのでしょうか。
- おそらく家族や周囲の人は、クリエイティブな仕事のこともあまり知らないのではないでしょうか。また、昔と比べて今はさまざまなツールがあり、配信や情報発信も誰でもできるようになっています。そうした環境の認識にも違いがあるかもしれません。 やりたくない仕事を嫌々やるのは、仕事の成長も遅く、効率も上がらないのでおすすめできません。しかし、クリエイターとして成功できる確率が非常に低いことも確かなので、期間を設定してチャレンジすることを検討してみてください。 本当に安定している仕事はないに等しいからこそやりたいことに挑戦することが大切 質問者さんはまだ21歳なので、何年かやりたいことをやってみて、それから判断してもまったく遅くはありません。憧れの仕事もやってみたらイメージが変わることもあるでしょう。 「安定した職や事務」と質問文にありますが、本当に安定した仕事など今の時代はないと言っても過言ではありません。大手企業も業績が悪くなれば人員削減や吸収合併などがあり、公務員や金融機関すら同じような状況になっています。 3年や5年など、期間限定でやりたいことにチャレンジしてみる、その結果業界で食べていけるかどうかを考えて結論を出しても遅くはないでしょう。
-
Q
- 特定の業務に深く打ち込んだことがないと転職活動の評価は下がりますか?
- たしかに、転職の武器としては1つの仕事を深く経験した人の方がわかりやすいプロフィールになり、専門性もPRできるので有利かもしれません。 しかし、あなたが体験してきたように、実際の職場では日々いろいろな問題が起き、常にマルチタスクが発生します。また、マルチタスクをこなせる人材は多くはありません。 そうしたことをわかっている人事であれば、あなたの経験の前向きな評価や、今後は業務に深くかかわる仕事をしたいという意向なども、ある程度正しく判断してくれるでしょう。 専門性の高い仕事という自分の希望をかなえるためにも企業研究が重要 今後の不安については、業種、職種の選び方とアピールの仕方がとても重要です。一般的にサービス業はマルチタスクが避けられない業種ですし、ほかの業種でも職種によってはそういう部署があるでしょう。よく企業研究をしたうえで、これからより高い専門性を身に付けられるところを選んでください。 またPRについては、これまでマルチタスクをしてきたからそれができる、というPRでは少し不十分です。たとえば、多くの要求に応えることで、学習能力や適応能力を高めてきたことをアピールし、集中して取り組むことができればもっと高い価値を生み出すことができるため、会社にとってもメリットがある、というように伝えられると良いでしょう。
-
Q
- なぜ残業は発生するのでしょうか。
- 残業の問題は本質的には時間の問題ではなく、やるべき仕事の量とその仕事をするための仕事能力にギャップがあるから問題なのです。 法定労働時間は法律で決まっている時間であって、会社の業績や社員の能力を加味したものではありません。つまり、あなたが新しい仕事に就いた時、未熟で仕事が終わらないとしたら必然的に残業になるわけで、それを避けるとしたら仕事を放棄するかスキルアップするしかないわけです。 新卒で初めてやる仕事で最初からスキルが高いということはまずあり得ないので、覚えるまでは多少の残業はしてでも割り当てられた仕事をこなすしかないと思います。それが嫌なら、楽にできる報酬の低い仕事を選ぶことになるでしょう。 残業の有無を基準に仕事を考えることは本末転倒 そして、残業という概念はそもそも後付けで植え付けられていることにも注意してほしいです。1988年までは日本は週休2日制ではなく、法律上の週の労働時間は48時間でした。 また、あなたが経営者であったとしたら労働時間の法規制は適用されません。法定労働時間を守ったとしても会社がつぶれてしまったら元も子もないからです。仕事がしっかりこなせる場合に残業をしたくないと思うことは良いことだと思いますが、残業を基準に仕事を考えてしまうのは本末転倒だと私は思います。
-
Q
- 内定辞退の撤回はできますか?
- 先方もそれなりに手間と予算をかけて採用活動をしているため、安易に内定辞退をしてほしくないと思っています。一度辞退した人を入れたとなれば、その後の採否基準や規律、規範にも影響が出るので、採用担当者がリスクを負う形になってしまうのです。 辞退して後でいくらお願いされても撤回は難しく、そのやりとりで時間を取られるのも迷惑と思われても仕方がありません。 ごくまれに、辞退が相次いで募集人数に満たなかった場合認められることもあるかもしれませんが、それでも、入庁前からそのようなマイナス要素を背負って入るほどの価値があるとは思えません。 そもそも迷った挙句に辞退したのですから、相当な理由があったはずではないでしょうか。それが正解だった可能性もあるのですから、体調を崩すほど後悔するよりも、割り切ってほかを探す方が良いと思います。 自分の納得がいく答えが出るまで考えてみて この件については、あなたが自分の判断に自信が持てていないことの方が問題が大きいです。仕事について視野が狭くなっていないか、職業理解が浅いのではないか、と考えてみてください。 自分自身で納得できるまで準備していれば、そこまでの判断の迷いや後悔はないはずです。しっかり準備して次を探しましょう。
-
Q
- やりたい仕事がありません。
- 仕事に興味が湧かない理由の多くは、まだ仕事のことをよく知らないか、働くことに対して何らかのネガティブな思い込みを持ってしまっていることが考えられます。 しかしほとんどの人は仕事をしなければ自立して生きていくことはできないのですから、「やりたいかどうか」を問題にする以前に、「しなければならないこと」と考えるべきなのです。興味、関心は一旦横に置いて、自分の得意なことをまず仕事につなげて考えてみてください。 「できること=長く続けられること」でもある できることというのは、仮にそれがやりたくないことであっても続けられる可能性が高いです。逆にやりたいことがあったとしても、それがうまくできないときはやる気がなくなってしまい、続ける意欲が湧きません。 得意なことやできることであれば、自分のしたことが評価されたり、誰かの役に立っていたり、感謝されたりすることで自信や達成感を得られることがあります。 同時に仕事や社会のこともわかってくるので、いずれそれがやりたいことに変わっていくかもしれませんね。
-
Q
- 商社業界に将来性はありますか? 今度の動向を教えてください。
- どの業界にも将来性の保証というものはありません。外部環境の変化によってリスクは常に存在しますから、自分が力をつけてリスクに対応できるようになることが唯一の保証ではないかと思います。 そう考えると、質問にある「将来性の保証」というその考え方こそが、他力本願の姿勢が現れていて、むしろ大きなリスク要因に見えますね。 商社業界は需要の大きい業界 ただ、個々の会社の動向は別として、商社機能はモノやサービスが流通するうえで必要不可欠なもので、既存の総合商社・専門商社に代わる存在はなかなか想像しにくいです。時流の変化やシステムの革新があったとしても、少なくとも数十年は商社の存在価値は揺るがないでしょう。 あらゆるものを扱えるのが商社の強みですが、総合商社は幅広い業界に対する変化対応力が求められますし、専門商社は分野によって好不況の波が激しいこともあります。規模と分野の違いによって課題も変わってきますが、業務の複雑性に対応することと技術革新への適応は常に課題となります。 また、若年労働力が年々減少する中で、高度な業務に対応できる国内人材の確保が今後は大きな課題となるでしょう。