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Q
- 商社の仕事って楽しいですか?
- 「商社の仕事が楽しいかどうか」という質問は「料理は楽しいか」と聞くのと似ています。つまり、料理が好きな人もいれば苦手で嫌いな人もいるのと同様に、商社の仕事が楽しいと感じる人もいるし、楽しくないと感じる人もいるということです。 ただし「高給な仕事かどうか」「仕事量が多いかどうか」などはほかの仕事と比較することは可能です。質問者さんは「高給な分仕事量が多くて大変」と聞いたことがあるとのことですが、その情報はどこからのものでしょうか。 誰かからの伝え聞きだけで判断するのではなく、実際に自分で確認することが大切です。会社四季報や就職四季報には業界ごとの平均年収や、会社ごとの残業時間が出ているので、まずはそこを見てみると良いでしょう。 その年収を見て「高給だ」と感じるかもしれませんし、「思ったより高くないな」と感じるかもしれません。質問者さんがどれくらいの年収を「高給」と捉えているかによって変わります。 また、忙しさや大変な仕事でも自分が楽しいと感じていれば続けられるというのは確かにその通りです。そのために、「自分はどんなことに楽しさを感じるのか」、「逆にどんなことだと楽しく思えないのか」を自己分析しておきましょう。 たとえば、ずっと同じことをし続けるより常に新しいことに触れている方が楽しいと思える人もいれば、環境が変わるのはストレスでできれば黙々と同じことをし続ける方が好きという人もいます。 商社は「総合商社」と「専門商社」に分類される そもそも商社とはどういうビジネスモデルかというと、売れそうなものを安く買って足りないところに買取り額より高く売り、その差額で儲けるといういわゆる仲介業者です。メーカーは売れそうなものを「作って売る」形態ですが、商社はすでにあるモノを買ってきて売るという違いがあるわけです。 そして商社には総合商社と専門商社の2種類があります。総合商社は何でも取り扱い、専門商社は取り扱う商品を限定しています。総合商社は商売の規模が大きくなったり、顧客の範囲も広くなりやすいです。 専門商社は総合商社に比べて規模が小さくなる傾向がありますが、その分取り扱う商品に関する専門性が高くなり、その面で総合商社と差別化を図っています。 そのような業種ですから、扱うものや「買って売る」というビジネスモデル、事業投資などに興味が湧くのであれば、挑戦してみても良いかもしれません。
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Q
- 海運業界は今後どうなっていくのか教えてください。
- どちらも質問者さんが聞いたとおり、業界内で課題として挙げられているのは事実です。 環境問題としては、船を動かす際に使う燃料から排出される物質が環境汚染につながっているということから規制が設定され、海運業社はそれらの規制に対応する必要が出てきています。 人手不足についても長年課題として挙げられ、若手の人材確保とあわせてDX化により省力化を推進するなどして対策をおこなっています。 海運業は四方を海に囲まれた日本にとって極めて重要な業界で、日本の貿易に占める海上輸送の割合はおよそ99%です。もちろん海運業は海外とのやりとり(外航)だけでなく、日本国内を行き来するもの(内航)もあります。 どちらにせよ、日本の経済にとって海運業はなくてはならない大事な仕事で、将来にわたっても変わることなく続くと思われます。 一方で、業界内でテクノロジーの導入により省力化が進んだり、世界情勢の影響を受けにくい風力発電などに乗り出したり、シェア拡大のためにM&Aをおこなったりと、さまざまな変化がある業界とも言えるでしょう。 競争率が高い大手企業では差別化した対策が重要になる 大手の海運業社(日本郵船、商船三井、川崎汽船、NSユナイテッド海運など)は学生からも非常に人気で、競争が激しい企業です。しかし海運業社は多数あるため、質問者さんの興味・関心と合う企業がどこにあるのか、まずは広く調べてみるのが良いかと思います。 注意点として、「どうして海運業界を志望するのか」を面接で聞かれるため、しっかりとした根拠をもとに話せるようにしておきましょう。 たとえば「海外とかかわる仕事がしたいから」というイメージ先行の答えだけで終わってはいけません。もちろんそのような「想い」を伝えることは大切ですが、それと合わせて「業界を深く理解していること」も伝えることが内定獲得には大切です。 海運業界のことを調べたうえで、その事実をもとにした話をしましょう。これがあるとほかの応募者との差別化が図れますし、海運業界に入りたい理由がより明確になります。 調べる材料として、たとえば国土交通省が発表している国土交通白書というものがあります。2023年版第5章-第3節「産業の活性化」の中に「海事産業の動向と施策」という項目があります。 国が正式に発表しているものなので、まずはこういったところから基本的な知識を固めて、そのうえで必要に応じて企業ごとの研究をしていくのも良いでしょう。
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Q
- 「面接=会話」と聞くけどいまいちよくわかりません......。
- 質問者さんにとって、面接でなされるコミュニケーションは双方向ではなく、一方通行という感覚なのかもしれませんね。 まず「会話」とは何かというと「質問」と「答え」によって成り立っている双方向の言葉のやりとりです。それは1対1のときもありますし、複数でおこなわれることもあります。 特別な目的はなく、交流や一緒にその場を共有するために会話をすることもありますし、何らかの目的があり、その目的を果たすために会話をすることもあります。 友人や家族との会話は前者である場合がほとんどで、質問者さんが「友人や家族との会話で特別気を付けていることはない」という状態はこれに近いかもしれません。 一方、面接でなされる会話は後者で、応募者は自分のことを理解してもらいという目的があり、採用側も応募者をより深く理解したいという目的があります。応募者が自分のことを伝えたいのと同様、採用側も応募者を能力だけでなく、その人の性格や考え方も含めて理解したいと思っているのです。 そのためには応募者側からの一方通行の情報伝達だけでは足りません。採用側も聞きたいことを質問し、それに答えてもらうことで応募者を理解しようと試みます。このようなやりとりがおこなわれるので、「面接は会話である」と言われるのです。 質問に対して柔軟に対応することが大切 「面接は会話である」ことを理解したうえで意識するべきなのは、「面接官の質問をしっかりと聞き、その質問に合わせて答えること」です。 最もNGなのは、面接官の質問がどのようなものであっても、自分が用意してきた答えをそのまま述べてしまうことです。結果的に聞かれていることと的外れな回答をしてしまうことになり「知りたいことがわからない」「人の話をきちんと聞けない」「コミュニケーション能力がない」という判断をされてしまいます。 まずは面接官の質問をしっかりと最後まで聞き、その質問に対応した答えをするように心掛けましょう。それが面接における会話で大切なことです。
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Q
- 今の就活の現状について知りたいです。
- まずは、現在の一般的な就活スケジュールを押さえておくことから始めると良いでしょう。 就活は大学3年生の春から自己分析と業界研究をスタートさせ、夏や冬に実施されるインターン先を選定し、インターンに参加しておくことがおすすめです。その後、4年生になる年の3月には情報が解禁となりエントリーの受け付けが開始され、6月から選考がスタート、10月には内定式というスケジュールとなります。 これはもともと経団連が指針を出していましたが、2021年度入社の新卒採用からは政府がこのスケジュールを主導するようになりました。日本の多くの企業はこのスケジュールで新卒採用を進めているので、まずはこのスケジュール感を押さえておきましょう。 一方、全ての企業がこのルールに従って採用活動をしているのかというと、答えは「否」です。このルールには特にペナルティがあるわけはないので、先のスケジュールによらず採用活動をしている会社も多くあります。 たとえば外資系企業、ベンチャーやスタートアップ企業など、まったく独自のスケジュールで動いているところもあります。こういう独自のスケジュールで採用活動をしている企業で就活している人を見ると「就活フェーズが早くなっているのか」と感じるかもしれません。 難易度やスピード感ではなく「自分に合った就職先」を見つけることが大切 今は「大手企業だけを狙う」「ベンチャーだけを狙う」という、限定的な企業の選び方は選択肢を狭める非常にもったいない考えだと感じます。自分に合う職場環境が「大手にしかない」もしくは「ベンチャーにしかない」とは言い切れないからです。 たとえば「福利厚生が充実しているところがいいから大手を狙う」という人がいたとします。しかし現在は、ベンチャーやスタートアップでも福利厚生を充実させ、社員が働きやすい環境を充実させている企業は数多くあります。 「福利厚生が充実=大手企業」と考える人にとって、望む環境を得られる可能性を自分自身で低くしていることになります。 また「若いうちからどんどん責任のある仕事に携わって成長したいからベンチャーが良い」という逆の考え方でも同じです。大手企業でも古い体質に拘らず、どんどん若手にチャンスを与える企業もたくさんあります。 こういうことを考えると、ポイントになるのはずばり、情報収集です。いかに就活に関する情報収集していくかが自分の望むチャンスを掴むことに直結するといって良いでしょう。 実際にエントリーに動くタイミングが早くなるかどうかは自分が志望する企業によって変わります。まずは従来の就活スケジュールを押さえておき、それをベースにしながら、情報収集は今のうちから広くしておくことをおすすめします。 自分が行きたい業界・企業によって、必要に応じて早いタイミングで動かなければならない場合もあるでしょう。しかしそのタイミングを逃さないためには、今のうちから情報収集をしっかりしておくことが大切なのです。 「就活サイトに登録しているだけ」という人より、ビジネスに関するメルマガを読んでいる、雑誌を読むようにしている、ビジネス関係のネットコミュニティに入って情報交換している、という人の方が「どう動くのが良いのか」という判断材料をたくさん得られることは間違いありません。
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Q
- 就活でメモを取りたいです。 マナー違反ですか?
- 相手が話しているときに、紙とペンを使ってメモをしていることで「話を聞いていない」と思われる心配はありません。むしろ「熱心に聞いてくれている」と好印象を与えることができます。 しかし、スマホやタブレットにはメモ以外の機能があるため、「別の作業をしている」とも思われる可能性があります。 デジタルデバイスでメモを取ること自体が良い悪いではなく、紙とペンでメモを取る場合と比べると、さまざまな印象を持たれる「可能性が高い」ということです。もし紙とペンに抵抗がないのであれば、そちらを選択するほうが無難だとは思います。 デジタルデバイスでメモを取る場合は事前に確認してからにしよう 会社によっては撮影・録音が禁止されている場所もあるため、そのような場でデジタルデバイスを取り出してメモをしていれば「撮影しているのではないか」と思われても仕方ありません。そのため、事前に「社員の方の説明中にスマホ(タブレット)でメモを取っても構わないでしょうか」と確認をしておきましょう。 これは1対1など目の前に相手がいる場合も同様です。相手が話している最中、自分は何も言わずスマホを取り出していじりだすと相手に「今こっちが話しているのにスマホいじるの……?」と思われてしまう可能性があります。 そうならないようスマホを取り出す前に「すみません、スマホ(タブレット)でメモを取ってもよろしいでしょうか」とひとこと確認すると良いかと思います。 このように「自分の行動が相手にどういう印象を与えるか」ということに配慮して、ひとことを言える人はとてもコミュニケーション能力が高いといえますし、それが好印象にもつながりますよ。
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Q
- SPIの重要度ってどれくらいなのですか?
- まず企業側がなぜSPIをやっているか、企業側の視点で考えてみましょう。SPIを実施するにはお金がかかります。それにもかかわらず企業側がSPIを導入しているのには何かしらメリットがあると考えているからです。 この視点はビジネスパーソンにとって非常に重要な視点です。 何かというと「相手の立場に立ってものを考えられるかどうか」です。「顧客は何に困っているんだろう」や「消費者は何を求めているんだろう」など、このように相手の立場で物事のメリット・デメリットを考えることができる人が仕事で成果をあげられる人です。 まず、SPIは「能力検査」と「性格検査」の2分野に分かれていますね。受験者の基本的な能力(言語能力・非言語能力)と性格(考え方や行動の傾向等)を客観的な数値で表します。 受験者が多い企業であれば、一人ひとりじっくりと時間をかけて選考することが「物理的に不可能」なこともあります。ですから、SPIの結果をもってある程度の人数にまで絞り込む必要があります。 質問者さんは「SPIが苦手でも仕事が得意な人はいるだろう」と書いていますが、確かにその通りです。 しかし、選考する人数が多すぎる場合、一人ひとり丁寧に見極めるのは不可能、もしくはコストがかかりすぎるので「SPIがこのくらいの数値の人は会社に入って成果を上げられる確率が高い」と判断せざるを得ないのです。 そこである程度人数を絞ったうえで、面接を通してさらに丁寧に人物像を見ていくというステップを踏みます。 いくらでも時間があれば一人ひとり丁寧に面接をし、じっくり人となりを判断していくのが良いでしょう。しかしビジネスでは費用対効果を常に考えます。そのような観点から考えると、企業がSPIの選考をおこなうことのメリットが見えてくるわけです。 一番重要な選考は面接だということを忘れずにしておこう SPIでの選考を行う企業でも、重視しているのは面接です。SPIはあくまでも選考のための参考資料という位置付けにしている企業が多いように見えます。SPIの活用場面としては選考の初期段階で、大勢の志望者をある程度の人数に絞り込むときや、採用後の配属を決める際の参考資料にすることもあります。 質問者さんの志望先がSPIを使うことがわかっており、どうしてもそこに就職したいという思いがあればやはり準備しておくほうが良いかと思います。たとえば「1日1時間」と決めて、1冊市販の問題集をやり切るといった形で準備をすれば、およそ1〜2ヶ月くらいで一通りできることが多いです。 とはいえSPIばかりに時間をかけすぎるのではなく、選考で最も重視されている面接対策の方に比重を重くし、バランスよく進めていくということを意識しましょう。就活を効率的に進めていくのも仕事を効率よくこなすことと同じだと思って取り組んでみてください。
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Q
- 受かるエントリーシート(ES)の書き方を教えてください!
- 「どんな内容なら通過するのか」アドバイスがほしいということなので、まずはそこから伝えますね。 就職活動は、自分と相手(企業)、お互いの考えが一致して採用に至ります。 極端なことをいえば、どんなに素晴らしく、誰から見ても100点満点で非の打ち所がないESを書いたとしても、その内容が企業が求めているものとずれていれば、採用には至らないということ。 これはモノを売るときと同じです。たとえば最高級の素材で作ったいくら素晴らしいチョコレートでも、甘いものが苦手な人には関心を持ってもらえません。 そこで「いやいや、このチョコは最高級の素材で作っていて、食べてみればその良さがわかりますよ」とゴリ押ししても、「いや、いいよ」と拒否されるだけです。 そこで売り手は、「甘いものが好きではない人にチョコレートを売るにはどうしたら良いか」と考え、「甘さ控えめ・ビターな製品です」という切り口で売り込もうと表現を変えます。 この「相手目線」をしっかりと持って自己アピールすることが、ESでも大事なのです。 業界・企業研究を深めて志望先が求める能力をきちんと把握しよう まずは「自分の良さ」は何なのかを余すところなく言語化しましょう。 「自分の良さ」という素材を自己分析を通してできる限り増やし、その良い点を「私こんなにすごいんです」と自分目線でゴリ押しするのではなく、相手(企業)が求めている切り口で表現すると響きます。 そのためには業界・企業研究が必須です。企業が求めている人物像は何か、業界で活躍している人はどんな能力があるのかを調べたうえで、「自分の良さ」をそこに寄せて書くようにしましょう。 もちろん嘘はいけませんが、切り口を変えて書くのは大いにアリです。 最後にESを書く際のマナーや注意点ですが、最も意識するべきは「結論から書くこと」です。ビジネスにおける大原則といっても良いこの伝え方を意識して、結論からわかりやすく書きましょう。
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Q
- 成長性を志望動機にするにはどうすればいいですか?
- 「成長性が高い」という理由を志望動機としてどう伝えるか、ということについてですね。大切なのは、質問者さんの希望だけを伝えても相手(会社)はあなたに魅力を感じないということです。 よくある志望動機NGパターンは「御社は◯◯が素晴らしく、◯◯という分野においてトップの位置を占めており、創業以来成長し続けているのでー」のように「私は御社のここが良いと思った」だけを書き連ねたものです。 なぜこれがNGなのかというと、会社側からすると「あなたがうちを素晴らしいと思ったのはわかったけど、こちらはあなたのことが全然わからない。あなたがどういう人かわからなければ、採用して良いのかどうか判断できない」と思うからです。 つまり「会社に成長性がある」と思っていることは質問者さん視点の情報です。ここに「自分はこういう長所があり、こういう人間で、これまでこういう経験をしてきました。だから御社のこういう環境で成長に貢献できると思います」という、相手が欲しい視点の情報を合わせて伝えることが志望動機の効果的な書き方です。 自分の強みが会社にとってどんなメリットになるかも盛り込もう 自分のことをアピールするのは自己PRじゃないのか、と思うかもしれませんが、志望動機も自己PRの一部です。なぜその会社に入りたいと思ったのか、自分視点で会社のどういう部分が魅力的だと思ったかを述べましょう。 さらに自分にはこういう長所があり、その会社で自分の長所を活かして活躍できると思った、というのが自分の視点と会社の視点両方を踏まえた志望動機のフレームワークです。ぜひこの点を意識して書いてみてください。
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Q
- 人柄を志望動機にするのってありですか?
- 「社員の人柄が良い」ということを志望動機に使うこと自体はよくあります。さらに「和気あいあいとした人間関係も自分の求める働き方」とのこと。それ自体は質問者さんが会社を選ぶ理由として相手(企業)に伝えるのは大切です。 しかし質問者さんは「やっぱり弱いでしょうか」と心配していますね。「弱い」とはどういうことでしょうか。いろいろな解釈があると思いますが、いったんここでは、会社側に「この人を採りたい」と思わせられないことだと仮定しましょう。 仮に質問者さんが「御社の社員の人柄が良いと思ったので志望しました」と伝えたとします。すると会社側は「わが社の社員の人柄が良いと感じたんですね。それはわかりましたが、あなたはわが社にどういうメリットをもたらしてくれるんですか?」という質問に至るでしょう。 多くの応募者の中で「この人を採用したい」と会社側に思わせられるかどうかは、この質問にしっかり答えられるかどうかが重要となります。 自分を採用することが企業にとってどんなメリットになるのかを示そう あからさまに「わが社にどんなメリットがあるんですか」といった質問をされることはほとんどありません。しかし、企業は企業へのメリットについて知りたいのだ、ということを理解して志望動機を作成しましょう。 企業に与えるメリットとは何か、それは、自分の長所や強みが企業においてどのように活かせるのかということです。 「人柄に魅力を感じた」ということを志望動機の中に使うこと自体は何も問題ありません。しかし、人柄に魅力を感じた「だけ」では、多くの応募者の中から質問者さんを選んでもらう理由としては足りないので、そこに自分自身の良さ=企業に与えるメリットを加えてアピールすることが大切です。
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Q
- 履歴書に余白があってもOKですか?
- まずは履歴書の余白が「どの程度ならセーフか」ということについてお伝えしますね。 そもそも履歴書とは「自分はこういう人間です」ということを相手に伝え、採用選考を通るために使うツールです。その目的から遠ざかる履歴書は「アウト」であり、近づく履歴書は「セーフ」であり「良い履歴書」としましょう。 履歴書の余白が多いか少ないかの絶対基準はありません。とはいえ9割埋まって1割余白であれば、「余白が多いな」と感じられる確率はかなり低いでしょう。 余白が多ければそれだけでアウトというわけではありませんが「余白が多い」と思われたくないのであれば9割は埋めることをお勧めします。 自己分析と志望動機で「良い履歴書」にする材料を増やそう ただ余白が少ないというだけで「良い履歴書」の条件が揃っているわけではありません。質問者さんが書いているように「自己PR」や「志望動機」をどのように書くか、その内容が重要です。 書く内容が膨らまなくて困っているということは、自己分析や企業分析が不十分な可能性が高いでしょう。自己PRや志望動機での内容のメインは「自分自身はこういう人間です」と述べることです。 もう少し具体的に例えると「私はこういう長所や得意なことや関心があり、これまでの人生で実際にこういうことがありました。だから社会ではこういうことをしたいんです」ということを伝えます。 志望動機ではそこに「御社のこういう部分が私の考えと合うと思ったので応募しました。私の考えと合う会社は他でもない御社なのです」ということをプラスするわけです。 割合でいうと前者の「自分自身のことを書く」部分が7〜8割くらいだとイメージしてください。 今の手持ちの材料のまま「書く分量だけ」を膨らませようとするのではなく、まず自己分析や企業理解をして材料を増やしましょう。そうすると自然と書くことが増えていきます。