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商社の仕事って楽しいですか?

商社に興味があるのですが、実際の仕事って楽しいのでしょうか? 「高給な分仕事量が多く大変」と聞いたことがあるのですが、楽しさがあれば続けられるのではないかと考えています。

また、商社の仕事についてあまりイメージをつかめていないので、具体的な仕事内容なども教えてほしいです。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/勉強カフェ札幌大通スタジオ代表

渡邊 裕樹

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商社の仕事が楽しく感じるかどうかは人によって異なる

「商社の仕事が楽しいかどうか」という質問は「料理は楽しいか」と聞くのと似ています。つまり、料理が好きな人もいれば苦手で嫌いな人もいるのと同様に、商社の仕事が楽しいと感じる人もいるし、楽しくないと感じる人もいるということです。

ただし「高給な仕事かどうか」「仕事量が多いかどうか」などはほかの仕事と比較することは可能です。質問者さんは「高給な分仕事量が多くて大変」と聞いたことがあるとのことですが、その情報はどこからのものでしょうか。

誰かからの伝え聞きだけで判断するのではなく、実際に自分で確認することが大切です。会社四季報や就職四季報には業界ごとの平均年収や、会社ごとの残業時間が出ているので、まずはそこを見てみると良いでしょう。

その年収を見て「高給だ」と感じるかもしれませんし、「思ったより高くないな」と感じるかもしれません。質問者さんがどれくらいの年収を「高給」と捉えているかによって変わります。

また、忙しさや大変な仕事でも自分が楽しいと感じていれば続けられるというのは確かにその通りです。そのために、「自分はどんなことに楽しさを感じるのか」、「逆にどんなことだと楽しく思えないのか」を自己分析しておきましょう。

たとえば、ずっと同じことをし続けるより常に新しいことに触れている方が楽しいと思える人もいれば、環境が変わるのはストレスでできれば黙々と同じことをし続ける方が好きという人もいます。

商社は「総合商社」と「専門商社」に分類される

そもそも商社とはどういうビジネスモデルかというと、売れそうなものを安く買って足りないところに買取り額より高く売り、その差額で儲けるといういわゆる仲介業者です。メーカーは売れそうなものを「作って売る」形態ですが、商社はすでにあるモノを買ってきて売るという違いがあるわけです。

そして商社には総合商社と専門商社の2種類があります。総合商社は何でも取り扱い、専門商社は取り扱う商品を限定しています。総合商社は商売の規模が大きくなったり、顧客の範囲も広くなりやすいです。

専門商社は総合商社に比べて規模が小さくなる傾向がありますが、その分取り扱う商品に関する専門性が高くなり、その面で総合商社と差別化を図っています。

そのような業種ですから、扱うものや「買って売る」というビジネスモデル、事業投資などに興味が湧くのであれば、挑戦してみても良いかもしれません。

こちらの記事では「就職四季報」の活用方法を解説しています。上手に活用して情報を取得しましょう。

キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士

瀧本博史

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商社はさまざまな分野に事業を拡大している

商社での仕事は、企業と企業、人と人をつなぐ役割を担っており、多岐にわたる業務を通じて大きなやりがいを感じることができます。

商社の主な業務は、輸出入貿易や物資の販売を中心におこなっていますが、近年では非資源分野へのシフトも見られ、トレーディング事業や事業投資が業務の中心となっています。これにより、商品が作られてから販売されるまでの全過程を把握し、投資する企業の未来を見すえる力が求められます。

大変なこともあるが大きなやりがいにもつながる

商社で働く魅力は、幅広い製品やサービスにかかわることができる点にあります。新しい商品や便利なサービスに興味がある人にとっては、刺激的で楽しい環境といえるでしょう。

また、海外事業にも積極的にかかわることができ、グローバルな視野を持って活躍する機会も豊富にあります。大規模なプロジェクトに携わることができるため、大きな達成感を味わうことも可能です。

しかし、高給と引き換えに仕事量が多く、時には厳しい状況に直面することもあります。それでも、多くの人との出会いや、企業間の架け橋としての役割を果たすことで得られる達成感や手ごたえは、商社での仕事を続ける大きな動機となり得ます。

自分がかかわったことで、本来なら出会うことのなかった企業同士や人同士をつなげて新たな価値を生み出す経験は、ほかでは得られない特別なものです。

商社でのキャリアを考える際には、業界のトレンドや求められるスキルを理解し、自身がどのように貢献できるかを考えることが重要です。

また、具体的な仕事内容や日々の業務については、希望する部署や職種のOB・OGに話を聞くことで、よりリアルなイメージを持つことができるでしょう。商社での仕事には、自己成長やキャリアアップのチャンスが豊富にあり、多くの挑戦を通じて自身を磨くことができる環境が存在します。

商社に興味がある人は、就活を本格的に進める前にやりがいについて把握しておきましょう。こちらのQ&Aでキャリアコンサルタントが回答しています。

商社への就職を目指すには、ネットや知人からの情報だけでなく実態について理解しておくことも重要です。キャリアコンサルタントがこちらのQ&Aで中小企業の実態を解説しているのでチェックしておきましょう。

総合商社のうちの5大商社について、こちらの記事で詳しく解説しています。それぞれの違いや特徴を把握して選考に挑みましょう。

学生から人気だと言われている7大商社についてはこちらの記事で解説しています。商社へ就職を目指すうえで視野や選択肢を広げるために、併せてチェックしてみてくださいね。

こちらの記事では、商社に受かるための志望動機作成方法を解説しています。狭き門である商社の選考を突破するために、ぜひ記事を参考に志望動機を作成してください。

商社では英語力を求められることがほとんどです。こちらの記事では英語力を効果的にアピールする方法を解説しているので参考にしてくださいね。

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