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今の就活の現状について知りたいです。

26年卒の大学生です。今の就活の現状について教えてください。

25卒の先輩の中には結構早くに就活を始めて、解禁前に内々定をもらってたりしてるんですが、そんなに早くに就活を始めないと就職ってできないんでしょうか?

自分はまだ26卒だし、早期就活を始めるつもりはないのですが、先輩たちを見て就活フェーズが早くなってるのかなと不安になってます。

また、SNSの就活生たちを見ていると、ずっと就活をやってるのに内定が取れなくて病んでる人も多い気がするのですが、今の時代って就活が難しくなってきてるんでしょうか?

就活の現状として就活のスピード感とか難易度、そのほか就活をするにあたって知っておいた方が良いことがあれば教えていただきたいです。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/勉強カフェ札幌大通スタジオ代表

渡邊 裕樹

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一般的な就活スケジュールは押さえつつ早めに情報収集をおこなおう

まずは、現在の一般的な就活スケジュールを押さえておくことから始めると良いでしょう。

就活は大学3年生の春から自己分析と業界研究をスタートさせ、夏や冬に実施されるインターン先を選定し、インターンに参加しておくことがおすすめです。その後、4年生になる年の3月には情報が解禁となりエントリーの受け付けが開始され、6月から選考がスタート、10月には内定式というスケジュールとなります。

これはもともと経団連が指針を出していましたが、2021年度入社の新卒採用からは政府がこのスケジュールを主導するようになりました。日本の多くの企業はこのスケジュールで新卒採用を進めているので、まずはこのスケジュール感を押さえておきましょう。

一方、全ての企業がこのルールに従って採用活動をしているのかというと、答えは「否」です。このルールには特にペナルティがあるわけはないので、先のスケジュールによらず採用活動をしている会社も多くあります。

たとえば外資系企業、ベンチャーやスタートアップ企業など、まったく独自のスケジュールで動いているところもあります。こういう独自のスケジュールで採用活動をしている企業で就活している人を見ると「就活フェーズが早くなっているのか」と感じるかもしれません。

難易度やスピード感ではなく「自分に合った就職先」を見つけることが大切

今は「大手企業だけを狙う」「ベンチャーだけを狙う」という、限定的な企業の選び方は選択肢を狭める非常にもったいない考えだと感じます。自分に合う職場環境が「大手にしかない」もしくは「ベンチャーにしかない」とは言い切れないからです。

たとえば「福利厚生が充実しているところがいいから大手を狙う」という人がいたとします。しかし現在は、ベンチャーやスタートアップでも福利厚生を充実させ、社員が働きやすい環境を充実させている企業は数多くあります。

「福利厚生が充実=大手企業」と考える人にとって、望む環境を得られる可能性を自分自身で低くしていることになります。

また「若いうちからどんどん責任のある仕事に携わって成長したいからベンチャーが良い」という逆の考え方でも同じです。大手企業でも古い体質に拘らず、どんどん若手にチャンスを与える企業もたくさんあります。

こういうことを考えると、ポイントになるのはずばり、情報収集です。いかに就活に関する情報収集していくかが自分の望むチャンスを掴むことに直結するといって良いでしょう。

実際にエントリーに動くタイミングが早くなるかどうかは自分が志望する企業によって変わります。まずは従来の就活スケジュールを押さえておき、それをベースにしながら、情報収集は今のうちから広くしておくことをおすすめします。

自分が行きたい業界・企業によって、必要に応じて早いタイミングで動かなければならない場合もあるでしょう。しかしそのタイミングを逃さないためには、今のうちから情報収集をしっかりしておくことが大切なのです。

「就活サイトに登録しているだけ」という人より、ビジネスに関するメルマガを読んでいる、雑誌を読むようにしている、ビジネス関係のネットコミュニティに入って情報交換している、という人の方が「どう動くのが良いのか」という判断材料をたくさん得られることは間違いありません。

キャリアコンサルタント/コラボレーター代表

板谷 侑香里

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変化する就活の状況に合わせて早めに情報収集しよう

政府は2023年4月10日、2026年3月に卒業・修了予定の学生の就職・採用活動について、専門活用型インターンシップを活用した者を対象に6月の採用選考よりも前倒しできるよう改正することを発表しました。

これは、3月の採用情報解禁以降であれば6月以降の採用選考活動開始を待つことなく、内々定を出すことができるようになるというものです。こういった流れにより、就活フェーズが早くなる可能性は高いでしょう。

人気企業や業界では、多くの学生が応募するため、内定を得るのが難しいという傾向はあります。しかしSNSはあくまで一部を切り取ったものであり、必ずしも全ての業界に当てはまるというわけではないので、安心してください。

就職だけに気を取られるのではなく充実した学校生活を送ることも大切

就活をするに当たっては、早めに情報収集やどういった業界にいきたいかを考えておくようにしましょう。

部活動やアルバイト、授業など、さまざまな体験をするからこそ、志望動機や自分自身の体験を踏まえて面接で話をするネタが生み出されるというのも事実です。就職活動だけに時間とエネルギーをかけるのではなく、学校生活そのものを楽しんでくださいね。

就活の現状がわからない人の中には、いつから就活を始めるべきか迷っている人も多いでしょう。以下では、就活の全体スケジュールをもとに、いつから就活を始めるべきかをキャリアコンサルタントが解説しているため、ぜひ参考にしてみてください。

就活の現状にかかわらず、大学3年生になってからも何もしないのは危険です。以下の記事では何をすべきかわからず大学生3年生を迎えてしまっている人がまずすべき対策について解説しているため、併せてチェックしてみてくださいね。

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