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Q
- 就職浪人する人の割合ってどのくらいですか?
- 令和4年度大学等卒業予定者の就職状況調査では、大学卒業者のうち内定をもらえた人の割合は約90%以上という調査があります。そのためここから考えると、就職浪人をする人は大学卒業者のうち10%未満と考えられます。 就職浪人をする1番のメリットは、1年間就職活動をする時間が確保できるということです。その分じっくり業界や企業を調べることができるだけでなく、自分自身のことを考える時間を持つこともできます。 デメリットとして最も大きいのは、モチベーションの低下です。就活は心身ともに労力を要する活動なので、それをもう1年続けることで疲労やストレスが溜まりやすく、モチベーションが下がりやすいという面があります。 また就職浪人中のことを翌年の就活で説明する必要が出てくるので、明確な理由がなければ「単に昨年就職を決められなかった」という印象だけが伝わりかねません。 特に一人暮らしをしているケースでは、生活費なども含めた経済的な面を何とかしなければならないということも多いです。 そうしたメリット・デメリットをよく比較検討して、就職浪人をするかどうかを決定するのが良いかと思います。 就職浪人中は積極的に勉強して自分を磨こう 就職浪人中にやっておいた方が良いことは「勉強」です。 自分が興味を持つ分野の本を何冊も読んだり、関連するイベントに参加したりするなど、興味・関心のある分野の知識を伸ばしておくのがおすすめです。企業選びの際も役立つだけでなく、面接でも話をする材料ができるでしょう。
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Q
- 就活の夏採用で内定をもらうにはどうすれば良いですか?
- まず春採用とは3月〜6月の採用活動のことを指し、夏採用とは6月〜8月の採用活動のことを指すことが一般的です。面接は6月1日解禁とは言われていますが、強制力があるものではありません。 ある調査では「5月の段階ですでに7割の就活生が内定を決めている」という結果もあるので、企業も就活生も春採用をメインにしていると考えられます。 夏採用を考えている人は、質問者さんのように部活動や学業などで春採用の時期に就職活動に十分に時間をかけられなかった人や、あるいは春採用で内定を決めきれなかった人が該当すると思います。 どのような違いがあるかというと、前者はこれから就職活動を本格始動させますが、後者はすでに就職活動をある程度経験しているという違いがあります。 エントリーシート(ES)を書くことに慣れていたり、面接も何度か経験している人も多いでしょう。その分自己分析や業界・企業研究を進めていたり、上手くできていなかった人は再度そこに取り組むこともあります。 夏採用から就活を本格始動する人は、春採用から始めた人より集中して就活に時間を投資する意識が必要だと思います。 夏採用を実施している企業に対してネガティブな先入観を持たないことも大切 企業が夏採用をしている理由は、春採用で想定通りの人数を確保できなかったことが多いです。 理由はさまざまで、単純に応募人数が少なかったケース、もしくは応募人数は十分でも選考を厳しくしたことで内定者が想定より少なくなってしまったケースなどが挙げられます。 また企業によっては、あらかじめ夏採用をすることを決めている場合もあります。それは、優秀な人材を獲得する機会をより多く設定しようとしていることが考えられます。 理由は企業それぞれなので「この企業はブラックだから人が集まらないのかな」とか「人気のない企業なのかな」など、あまり先入観を持たずに選考を受けるようにしましょう。 先入観を持って接すると、それに影響されたものの見方をしてしまうので正確な判断ができなくなります。本当は自分とマッチする企業なのに、些細なことが気になりすぎてよく思えなかったりするととても損です。 質問者さんは春採用から就活を始めた人よりも情報や経験が少ないので、しっかりと就活に時間を投資して調べるべきことを調べたり、行動すべきときに行動することが大切です。 焦る気持ちはあるかと思いますが、裏技的なことを狙うよりも当たり前のことを丁寧に実践していくことをおすすめします。
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Q
- なぜ内定式をおこなわない企業があるのでしょうか?
- 内定式を実施している企業の割合についてですが、現在の日本においては約6割程度の企業が内定式をおこなうという調査があります。 この調査結果がすべてではありませんが、全体的な傾向としては「内定式を実施する企業が多い」ということかと思います。ただ、実施しない企業も一定数あるのは事実です。 内定式を実施する理由は、現社員や新入社員同士と交流することで入社の意思をより一層固める効果が期待できるからでしょう。 一方で内定式を実施しない最大の理由は、経費削減が考えられます。内定式を実施するには、さまざまなコストがかかります。 企業規模が小さい方が内定式を実施する割合が低くなる 社外で実施するなら場所代がかかるだけでなく、ほかにも印刷物などがあればそれも費用がかかります。また社長や会社役員の時間を拘束することもにもなり、内定式の計画をする社員の人件費もかかります。 こういったコストと、内定式によって得られるメリットの両方を検討したうえで、実施しないと決定しているのだと思います。その分入社式や入社後の研修で十分対応可能ということを考える企業もあるでしょう。 内定式をしない企業の特徴としては、先に挙げたある調査によると、企業の規模が大きいほど内定式の実施割合が高く、企業の規模が小さくなるほど実施の割合が低くなる傾向があるようです。 企業とは営利組織なので、どのような活動をおこなうにしても「費用対効果」を考えたうえで実施の可否を判断します。内定式を実施する場合もしない場合も、そのような営利組織ゆえの考え方なのだと捉えてみてください。
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Q
- インターンでプレゼンを成功させるにはどうしたら良いですか?
- まずは質問にある「なぜインターンで学生にプレゼンをやらせるのか」についてお答えします。理由は2つあり、1つは学生の能力を見るため、もう1つは実務でもプレゼンをすることがあるためです。 基本的にインターンは選考とは別と考えるのが建前です。しかし企業側からすれば、そこでの学生の様子を選考の材料にしたいと考えるのは当然です。 プレゼンは面接とは異なる「実技試験」です。その学生の表現力や資料作成能力など、リアルな能力が見えるものなので、選考材料としてはとても魅力的なのです。 ただし、インターンでのプレゼンを必ずしも選考の材料に使うとは限りません。本当にインターン時のことは選考には含めない企業ももちろんあります。 ではどうしてプレゼンをさせるかというと、これは2つ目の理由の、実務でもプレゼンをするからです。実際に仕事に就いたときにも同様のことをおこなうので、インターンでも体験させるという面もあります。 ここからはそのうえで、プレゼンを成功させるための方法についてお伝えします。 プレゼンは実技試験と捉えよう! 声の大きさ・ジェスチャー・笑顔が不可欠 プレゼンはスポーツと同じです。スライドを使いながら、自分の声と身体を使って伝えるべきことを表現します。 スポーツで考えると理解できますが、サッカーをやったことのない人が「明日試合があるけどどうやったらうまくできるか?」と質問してきてもできることは限られていますよね。 スポーツには一定期間の準備と練習が必要なのと同様、プレゼンも準備と練習が欠かせません。準備のポイントは3つあり、①「1つのスライドに情報は1つだけ」②「本番と同じように練習を繰り返す」③「本番では笑顔が最強」です。 プレゼンのスライド資料で最もNGなのは、文字がたくさんで読む気が失せるものです。「それなら資料を紙でほしい」と思ってしまいます。スライドには最低限の情報を1つ載せ、メインは自分の喋りです。 プレゼンはスライドを読ませるのではなく、自分の話を聞かせるものです。本番と同様の声の大きさやジェスチャーを用いて、何度も繰り返し練習してください。プレゼンは実技なので、自分の身体をそれに慣れさせる必要があります。 これをやらずに資料だけ完璧に作ってプレゼンに臨むと、イメージ通りに話せずに失敗する確率が高いです。 最後のポイントとして、プレゼンは堂々と落ち着いた態度でおこなうことが重要です。たとえ緊張していても落ち着いているように「見せる」ことができれば良いのです。そのポイントは笑顔です。 常に「笑顔、笑顔」と心の中で呟きながら、笑顔でプレゼンをしましょう。
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Q
- 履歴書の好きな学科の欄には何を書けば良いのでしょうか。
- 履歴書にある「好きな学科」の記入についてですね。基本的には科目を書くことが多いですが、質問者さんのいうように学問分野を書いてはいけないというわけではありません。 ただし多く見かけるのは科目です。たとえば「西洋文化史」が好きだとしたら、最初に「社会」と書き、続けて「特に西洋文化史が好き」という具体的な説明文を入れることも大いにありです。 「好きな学科」は企業にとって応募者を知るための材料 なぜ履歴書に「好きな学科」を書かせるのかというと、その人の性格や特性を知る材料になる可能性があるからです。 企業にとって人材採用は、お金も時間もかかる非常にコストをかけた行為です。採用した人材が自社とマッチしないとか、想定した能力を発揮できないということを可能な限り避けたいので、採用段階で応募者がどのような人物かを正確に把握したいと考えています。 好きな学科もその材料の一つだと思ってください。それだけで決定的な判断が下されるわけではありませんが、企業としては判断できる材料が一つでも多い方が良いのです。 逆に応募する方としては、企業がそこを見ているのはわかっているので、それを利用して自分をアピールするのが賢いやり方です。 何も書かなくてもそれで即不採用とはなりませんが、どうせなら「社会」と書いてさらに「西洋文化史に興味がありずっと研究していた」ということを書き、そこでの実績や努力したことを相手に質問させるような情報を載せておけば、面接でこちらが話しやすい内容を聞いてもらうこともできるわけです。 履歴書は単に自分の情報を載せるものではなく、文字情報を通した自己PRの場所だと考えてみてください。
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Q
- なぜパイロットになるのは難しいのでしょうか?
- パイロットになるにはいくつかの道があります。JALやANAといった航空会社に就職してその会社が設定しているパイロット養成プログラムを受けるパターン、航空学校に入学してパイロットになる訓練を受けるパターン、また航空大学というパイロットを養成する大学に入るパターンもあります。 航空学校や航空大学に入学してパイロットになる訓練を受ければその資格は得られますが、卒業後は改めて航空会社への就職活動をする必要があります。どういった経路を経てパイロットになるかは、かかる費用や訓練期間などさまざまな検討材料があるので、そのあたりをしっかりと考えてみてください。 特殊な試験への対策をする必要がある パイロットの航空免許を取得する際の試験内容としては、航空法や気象学、操縦技術などを見る筆記試験、シュミレーターや実際の機体を使った実技試験、またパイロットとしての適性を見る適性検査、身体的にパイロットとしてパフォーマンスを発揮できるかどうかを確認するメデイカルチェックなどが一般的です。 これらは先に書いたように、航空学校や航空大学で学ぶか、航空会社に入社して訓練プログラムを経たうえで受けるものです。 最後に必要なスキルや収入についですが、まずは健康な身体、冷静な判断力と集中力、コミュニケーション能力、英語力などが求められるといわれています。収入は高い水準と言えますが、航空会社の規模などによっても大きく変わります。ただし機長クラスになれば年収1,000万以上になることが多いようです。
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Q
- 大学院生はどのように就活を進めれば良いのでしょうか。
- ご質問ありがとうございます。質問者さんの状況が正確にわからないので、ある程度の推測になってしまうことをご了承ください。まずは質問者さんの状況を修士課程の1年目と推測してお話しします。 いつから就活を始めれば良いのかというと、修士1年目の春からです。つまり修士課程が始まると同時にスタートさせるのがベストです。学部生には3年生の春から始めるのをおすすめしているので、それと比較してもらえればわかりやすいかと思います。 選考対策としては、学部生とそれほど大きな違いはありません。 まずは就活サイトに登録して、情報収集とエントリーできる準備を整える。次に自己分析をして、自分の興味・関心・強み・アピールポイントなどを言語化する。そして業界研究や企業研究をし、自己分析をして出てきた自分の特性とマッチしそうな業界や企業について調べていく。 そして夏頃からはインターンや企業説明会に参加するなどして企業の情報収集を継続します。早いところでは冬頃から選考を開始することもありますが、一般的には6月から選考開始といった流れです。 情報収集力や分析力、プレゼン力など大学院で培った強みをアピールしよう 「就活に失敗しないためにはどうすればいいのか」ということですが、こうすれば確実に内定を取れるという100%確実な方法はありませんが、これをすると確実に失敗するというNGはあります。まずはこのNGを避けましょう。 それは「能動的に動かないこと」です。たとえば就活サイトに登録し、スカウトメールや企業からの「エントリーしてください」という連絡があったものだけに応募する、もしくは質問者さんがいうように「推薦枠だけ」で考える、といった行動がこれに当たります。 大切なのは、上記のスケジュールをわかったうえで早め早めに動いて、企業の情報を自ら取りにいくことです。そうすることで興味の湧く業界や仕事と出会う確率が上がります。 院生の強みを活かした就職という面では、理系では研究内容と重なりのある企業に応募することです。文系であれば、研究をどのようにおこなったのかという実践をアピールすることができます。 学部生は「勉強」はしますが、「研究」はしたことがない人がほとんどです。テーマを決め、仮定を立て、情報収集や分析をしたり、その結果を人前で発表するという経験は院生ならではだと思います。ぜひその部分をアピールしてください。
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Q
- 就職に有利なバイトって何ですか?
- スターバックスやマクドナルドが有利といわれる背景は、研修制度や教育体制が整っているため、さまざまなスキルが身に付いていると考えられているためです。 たとえば職場での挨拶やチームワークの取り方、効率的な仕事をしようとする姿勢、顧客に対するサービス精神とその実践方法などです。それらが体系化されており、誰でも一定の水準まで身に付けることができるようシステム化されています。 ただし、こういったところでアルバイトをしていたから就活で有利になるとは一概にはいえません。アルバイトで大事なのは「どんなアルバイトをしていたか」より、「何を学んだか」「どのような実践をしたか」です。 たとえばコンビニエンスストアでアルバイトをしていたとして、接客の際に明るく挨拶をするようにして固定客を増やし、売り上げに貢献したとか、それを通して初対面の人との関係づくりの方法を学んだとか、そのような「学んだこと」「実践したこと」を伝えられれば、どんなアルバイトをしていても良いのです。 何のアルバイトをしたかではなく何を学んだかが重要 アルバイトを通じてそのようなアピール材料を得るためには、興味のある仕事、一生懸命になれる仕事に就くことがコツです。 興味や好奇心ではなく「これをやったら就活に有利になるかな」という理由をアルバイト探しの理由の「第一番目」に持ってくると、仕事をしていてもモチベーションが上がらず、途中で嫌になって辞めてしまうこともあります。 たとえマクドナルドやスターバックスが就活に有利だといわれているとしても、質問者さんが接客に興味がないのであればおすすめできません。 アルバイトはもちろんお金を得る目的もありますが、「こういうことをやってみたい」という好奇心を軸に探していくことが、代えがたい経験を得るために大切なことです。
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Q
- 将来の夢が決まらない大学生です。
- 「現実的に実現できそうな夢を見つけなければ」と思っているが、何をしたいのかよくわからないとのこと。どうしてもわからないのであれば、「とにかく給料の良い仕事を探す」という視点で考えてみてはどうでしょう。 もしこのことが「それは嫌だな」と感じるのであれば、質問者さんの中に働くうえで大事にしたいことがほかにあるということです。たとえば「プライベートの時間を大事にしたい」「バリバリ仕事をして自分を成長させたいという思いはそれほど強くない」などです。 何をしたいかわからない場合は、具体的な仕事で考えるのではなく「このような状態で生活していたい」という「自分の理想とするあり方」をイメージしてみてください。それも一つの夢であり、やりたいこととして考えても良いのです。 たとえば質問者さんが「プライベートの時間を大事にしたい」と考えているなら、面接で自分の夢を聞かれたときは、「プライベートと仕事を両立し、充実した生活を送ることです」と答えれば良いのです。それでNGな会社はそもそも質問者さんにマッチしないということです。 さまざまな業界や職業について調べることは続けていこう 追加で一つアドバイスするとすれば、質問者さんがしているようなさまざまな業界や職業を調べることは、やりたいことを見つける確率を上げる方法としては正解です。 さらにその確率を上げるために有効な方法は、実際に説明会に参加したりOB・OGと会って話を聞いてみることです。文字情報だけでは得られない会社の雰囲気や業務内容に触れると、「あ、これやってみたいかも」ということが見つかることがありますよ。 「自分の理想とするあり方」だけでなく、携わりたい仕事を見つけることも大切なことです。これは継続していくと良いと思います。
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Q
- 内定者懇親会って欠席しても問題ないですか?
- 質問に対しては「問題ない」が回答になります。外せない予定があるならば、その予定を優先させても良いです。欠席の理由は正直に話せば良く、具体的に言いたくなければ「予定が合わないため」と伝えれば問題ありません。 企業は内定者懇親会で、内定者同士や先輩社員とのつながりを作り入社意思を強くすることや、互いの顔を知って入社後に仕事をしやすくするという効果を期待しています。案内のメールなどに懇親会の内容や目的が書かれていないでしょうか。 そもそも懇親会とは、飲食したり話したりしながら、参加者同士が親睦を深めるための交流の場です。そのため内定者懇親会と記載がある以上、わざわざ「こんな目的です」とは説明をしないことも考えられます。 懇親会は社会人になってからもたびたびおこなわれる どうしても「内容を知ってから参加の可否を決めたい」ということであれば、企業に詳細を聞いてみましょう。 ただし、これから会社で働くことになった場合、さまざまな懇親会に直面すると予想できます。その際、自分の好き嫌いで参加の可否を決められないこともあるので覚えておきましょう。 なぜなら、一個人ではなくその会社に属している社員としての役割を求められることがあるからです。懇親会とは、参加者同士でのつながりを深めてもらいたいという主催者側の意図があるものだと理解してくださいね。