Q

インターンでプレゼンを成功させるにはどうしたら良いですか?

インターンシップへの参加を検討しているのですが、最終日にプレゼンをしなければいけないことを聞いて焦っています。今までプレゼンをやったことがないのでとても不安です。

なぜ企業はインターンで学生にプレゼンをやらせるのでしょうか? 個人的には「選考に影響するのではないか」と考えていますが、確証は持てないので専門家の人から理由を伺いたいです。

それと、インターンのプレゼンを成功させるには、どのような点を意識すれば良いでしょうか? プレゼンでの話し方や資料の作り方、そのほかに必要な準備などがあれば、ぜひ教えていただきたいです。

よろしくお願いします。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

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キャリアコンサルタント/勉強カフェ札幌大通スタジオ代表

渡邊 裕樹

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プレゼンを通して応募者の能力を測ろうとしている

まずは質問にある「なぜインターンで学生にプレゼンをやらせるのか」についてお答えします。理由は2つあり、1つは学生の能力を見るため、もう1つは実務でもプレゼンをすることがあるためです。

基本的にインターンは選考とは別と考えるのが建前です。しかし企業側からすれば、そこでの学生の様子を選考の材料にしたいと考えるのは当然です。

プレゼンは面接とは異なる「実技試験」です。その学生の表現力や資料作成能力など、リアルな能力が見えるものなので、選考材料としてはとても魅力的なのです。

ただし、インターンでのプレゼンを必ずしも選考の材料に使うとは限りません。本当にインターン時のことは選考には含めない企業ももちろんあります。

ではどうしてプレゼンをさせるかというと、これは2つ目の理由の、実務でもプレゼンをするからです。実際に仕事に就いたときにも同様のことをおこなうので、インターンでも体験させるという面もあります。

ここからはそのうえで、プレゼンを成功させるための方法についてお伝えします。

プレゼンは実技試験と捉えよう! 声の大きさ・ジェスチャー・笑顔が不可欠

プレゼンはスポーツと同じです。スライドを使いながら、自分の声と身体を使って伝えるべきことを表現します。

スポーツで考えると理解できますが、サッカーをやったことのない人が「明日試合があるけどどうやったらうまくできるか?」と質問してきてもできることは限られていますよね。

スポーツには一定期間の準備と練習が必要なのと同様、プレゼンも準備と練習が欠かせません。準備のポイントは3つあり、①「1つのスライドに情報は1つだけ」②「本番と同じように練習を繰り返す」③「本番では笑顔が最強」です。

プレゼンのスライド資料で最もNGなのは、文字がたくさんで読む気が失せるものです。「それなら資料を紙でほしい」と思ってしまいます。スライドには最低限の情報を1つ載せ、メインは自分の喋りです。

プレゼンはスライドを読ませるのではなく、自分の話を聞かせるものです。本番と同様の声の大きさやジェスチャーを用いて、何度も繰り返し練習してください。プレゼンは実技なので、自分の身体をそれに慣れさせる必要があります。

これをやらずに資料だけ完璧に作ってプレゼンに臨むと、イメージ通りに話せずに失敗する確率が高いです。

最後のポイントとして、プレゼンは堂々と落ち着いた態度でおこなうことが重要です。たとえ緊張していても落ち着いているように「見せる」ことができれば良いのです。そのポイントは笑顔です。

常に「笑顔、笑顔」と心の中で呟きながら、笑顔でプレゼンをしましょう。

キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士

瀧本博史

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プレゼンはPREP法を活用すると相手に伝わりやすくなる

インターンでのプレゼンテーションは、多くの学生にとって初めての経験であり、不安を感じるのは自然なことです。

まず企業がインターンでプレゼンを求める理由についてですが、これは学生のコミュニケーション能力や考え方、問題解決能力を評価するための重要な手段ともいえます。ただ、選考に影響するかどうかは企業によります。

間違いなくいえることは、プレゼンを通じて自分の考えをしっかりと伝えられる能力は、社会人になった後でもビジネスシーンで求められるスキルであるということです。

インターンは体験学習の意味もあるので、そういった体験を得てもらいたいという企業側の意図もあります。

プレゼンスキルは社会人になってからも活きるので成長の機会と捉えよう

なおプレゼンを成功させるためには、以下の点に注意すると良いでしょう。まず「結論→理由→具体例→結論」の順番で話すPREP法を活用すると、相手に伝わりやすくなります。

またプレゼンの構成を事前にしっかり考え、資料作成にもこだわることが重要です。プレゼン時は台本を暗唱するのではなく、笑顔でハキハキと声を出し、時間内で最後まで伝わるように発表することも大切です。

最後に、プレゼンは一度切りのものではありません。インターンでのプレゼンは、今後の成長のための貴重な経験になります。

不安を感じることは当然ですが、その不安をバネにして、自分自身を高める良い機会にしてください。プレゼンのスキルは、これからのキャリアにおいても役立つはずです。

就活では、自己PRをプレゼン方式でおこなうことを求められるケースもあります。以下のQ&Aで、キャリアコンサルタントがプレゼン方式の自己PRの作り方・伝え方を解説しているので、併せてチェックしてくださいね。

笑顔が苦手な人はこちらのQ&Aもチェックしてみてください。自然な笑顔の作り方のコツを解説しています。

インターンに初めて参加する人は、こちらでインターンの基本情報や種類、メリットなどを詳しく解説しているので、併せて参考にしましょう。

インターンに参加する場合はプレゼン以外のことも準備する必要があります。こちらでインターンに参加するうえで必要な事前準備を解説しているので、併せて読んでみてください。

インターンは開催する時期によって企業の狙いが変わってきます。こちらでインターンの開催時期や企業の意図について解説しているので参考にしてください。

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