Q
なぜ内定式をおこなわない企業があるのでしょうか?
先日内定をもらった企業から内定式がないといわれ少し困惑しています。私は内定式は当たり前にあるものだと思っていたからです。実際のところ内定式をおこなわない企業って多いのでしょうか?
個人的に内定式は同期や社員の方と交流できる場なので、貴重な機会だと思っています。そのため、なぜ内定式をおこなわないのか理解できていないのが正直なところです......。
内定式をおこなわない企業の意図って何なんでしょう? こういう会社は内定式をしない、みたいな内定式をしない企業の特徴とかってありますか?
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
一般的に多くの企業が内定式を実施する
内定式を実施している企業の割合についてですが、現在の日本においては約6割程度の企業が内定式をおこなうという調査があります。
この調査結果がすべてではありませんが、全体的な傾向としては「内定式を実施する企業が多い」ということかと思います。ただ、実施しない企業も一定数あるのは事実です。
内定式を実施する理由は、現社員や新入社員同士と交流することで入社の意思をより一層固める効果が期待できるからでしょう。
一方で内定式を実施しない最大の理由は、経費削減が考えられます。内定式を実施するには、さまざまなコストがかかります。
企業規模が小さい方が内定式を実施する割合が低くなる
社外で実施するなら場所代がかかるだけでなく、ほかにも印刷物などがあればそれも費用がかかります。また社長や会社役員の時間を拘束することもにもなり、内定式の計画をする社員の人件費もかかります。
こういったコストと、内定式によって得られるメリットの両方を検討したうえで、実施しないと決定しているのだと思います。その分入社式や入社後の研修で十分対応可能ということを考える企業もあるでしょう。
内定式をしない企業の特徴としては、先に挙げたある調査によると、企業の規模が大きいほど内定式の実施割合が高く、企業の規模が小さくなるほど実施の割合が低くなる傾向があるようです。
企業とは営利組織なので、どのような活動をおこなうにしても「費用対効果」を考えたうえで実施の可否を判断します。内定式を実施する場合もしない場合も、そのような営利組織ゆえの考え方なのだと捉えてみてください。
ベストアンサー
近年では内定式を実施しない企業も増えてきている
内定式は多くの企業でおこなわれている伝統的なイベントの一つで、新入社員と社員が交流する場としてだけでなく、企業の文化や価値観を新入社員に伝える場として重要視されています。
しかし近年では、内定式をおこなわない企業も増えてきています。内定式をおこなわない理由は、以下の3点が考えられます。
1つ目の理由は、「効率的なコスト削減」です。内定式は場所や食事などさまざまな準備が必要となり、それに伴うコストが発生します。財源的な理由からそのコストを削減し、ほかの投資に回す企業も少なくありません。
2つ目の理由は、「新しい働き方の導入」です。リモートワークやフレックスタイムの導入により、従来の形式に固執しない風土を持つ企業が増えてきています。そのため内定式という形式にこだわらずに、オンラインをはじめとした新しい形の交流の場を提供する企業も出てきているのです。
3つ目の理由は、「個別の対応を重視する社風」です。一斉に多くの新卒を迎え入れるのではなく、少数精鋭での採用をおこなう企業は個別のオリエンテーションや面談を重視する傾向があります。
内定式の有無よりもその企業に自分がマッチするかが重要
以上のことをまとめると、内定式をおこなわない企業の特徴は、新しい働き方や組織文化を導入している企業やスタートアップ企業、またはコストを効率的に管理している企業などが考えられます。
そのため内定式がないからといってその企業の価値観や文化が劣っているわけではありません。
大切なのは自分がその企業で働くうえで、「どのような環境や文化を求めているのか」そして「その企業が自分の価値観や将来の夢、目標と合致しているのか」をしっかりと考えることです。
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