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Q
- インターンシップに参加する意義は何ですか?
- インターンは就職活動においては必須ではありませんが、近年参加する学生が増えてきており「インターンは当然だよね」という雰囲気があるのは事実です。実際ここ1〜2年は就活生全体の8割程度の学生がインターンに参加した経験があるという調査結果もあります。 ではなぜそれほどインターンに参加する学生が多くなったのかと言うと、就職活動における学生間の競争が激化してきたことや、企業とのより良いマッチングを求める意識が高まってきたためと言われています。 インターンに参加することで、就活生の企業や仕事に対する理解度が深まることが期待されていますが、実際は1日だけのインターンも多く、内容は説明会とほぼ変わりません。それでも、参加しないより参加した方が理解度は深まると言えます。 就活への意識を高めたりマッチ度の確認にも効果的 別の視点からの効果として、インターンに参加することで就活生の就活に対する意識が高まるという面があります。 実際に会社に訪問し、ビジネスの現場を見たり、社員と触れ合ったり、ネットでは書かれていない仕事内容について話を聞いたりすることがこうした効果を生みます。 インターンの期間については1日のものはほぼ説明会と変わらず、企業側からの情報発信がメインで就活生に会社の理解度を上げてもらうことが目的です。 数日から数週間のインターンでは簡単な仕事を体験する場面もあるので、それを通して学生自身がその仕事に対する興味や適性を確認できる機会となります。 1カ月以上もある長期インターンは実際に現場で働くので、学生が企業に対する理解度を上げるのと同様に、その学生が企業にマッチしているのかを企業側も見ることができるという特徴がありますよ。
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Q
- インターンに行きたくないです。参加しないとどのような影響がありますか?
- インターンに行きたくない理由が「コミュニケーション能力に自信がなく他の就活生と比べて劣ってしまいそうだから」ということですが、インターンにもさまざまな種類があり、1日だけの説明会的なインターンもかなりの数を占めています。 そういう内容のインターンであれば、他人と比べられる場面もほぼないかと思います。インターンの日数が増えれば、就活生同士でコミュニケーションを取ったり、会社の人とやりとりをする場面もあるでしょう。そのうえで、インターンに参加しないことの影響や、参加するメリットについてお答えしますね。 まずインターンに参加しないことでの影響ですが、インターンに参加した就活生に比べ、企業に対する理解度が浅いままで選考が進む可能性があります。 ネットで掲載されている情報だけで志望企業のことを調べた人と、実際に会社に行って社屋を見たり、社員の様子を見たり、直接社員とやりとりをした人とでは、その会社に対する理解度が大きく変わりますよね。 結果的に、インターンに参加した人の方が「その企業が自分に合うかどうか」の判断をしやすくなるというわけです。それがインターンに参加するメリットです。 調べればわかると感じられるのであれば参加しなくても良い インターン参加が選考過程において必須の企業でなければ参加は自由です。参加しないという選択をしたうえで、その企業のことをよく調べて、自分に合っているかを判断すれば良いと思います。 ただし、入社した後で「思っていたのと違う」と感じたときに、「インターンに参加しておけば事前にこの会社のことわかっていたのに」と後悔しても遅いので、そうなるのが嫌であれば参加するのをおすすめします。 それよりもインターンに参加する方がストレスで、自分で調べて判断すれば良いと思えるのであれば参加しなくても良いでしょう。その辺りは総合的に考えて自分の判断で決めるのが良いと思います。
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Q
- エントリーシートでよく聞かれる質問は何ですか?
- 「ES対策」ということですが、質問内容から推察するに「ESの書き方」ではなく、「ESの内容に関して面接で質問されるときの対策」ということだと思うのでその前提でお答えしますね。 どのような質問がよく聞かれるかというと「なぜ弊社を志望しているのですか?(志望動機)」「自己PRをしてください」「あなたの長所は?」「学生時代に力を入れたことは?」などです。この辺りは面接でも聞かれる確率が極めて高いと思ってください。 まずはこれらの質問にそれぞれ1分以内で答えられるようになりましょう。話を長くすることより短くすることの方が難易度が高く、かつ自分が言いたいことを整理するのに適しています。 答え方で最も気をつけるポイントは、「最初の一言で結論を言う」ことです。とにかくこれができれば話が大きく脱線せずに、わかりやすく言いたいことを伝えられます。 そのほかに聞かれそうな質問内容については、ネットで「面接」「質問」「頻出」で検索するとさまざまなサイトがヒットするので見ておくと良いかと思います。 わかりやすさを意識して能力や人柄が伝わるように書こう 採用担当者はESを通して応募者の何を見ているのかというと「能力」と「人柄」です。文章の書き方などで「能力」がわかるだけでなく、内容からその人の「人柄」が伝わります。 ただしESから応募者のことをどれだけ正確に読み取れるかというのは、研究もまだまだ不十分な分野です。応募者からすると、ESで自分のことをどれだけ理解してもらえるのかと不安になるかもしれませんが、企業側の視点としてはこの「能力」と「人柄」の2点を注視しています。 また、採用担当者から見て魅力的なESは結論から書かれていて読みやすいものです。一方で、残念なESは結論ファーストができておらずダラダラと書かれていて読みにくいものです。つまり、ESは内容だけではなく「読みやすいかどうか」がかなり重要になりますよ。
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Q
- 自己PRをプレゼン形式で実施する場合、どのような準備をすれば良いですか?
- 質問者さんはこれまでプレゼンをしたことがないということなので、まずはプレゼンのイメージを持つために「自己PR」「プレゼン」でYoutubeで検索してみてください。たくさんの動画が出てくるので、まずはそれでイメージを掴みましょう。そのうえでの対策です。 プレゼンのやり方をここで話すことはかなり難しいのですが、準備をする際に注意すべきポイントを3つお伝えしますね。 まず1つ目のポイントは、パワポ資料は「シンプル第一」です。最もNGなのは、1枚のスライドに文字びっしり埋めることです。とにかく1枚のスライドには文字を大きく、見やすく、情報量を少なくして、その分スライドの枚数を増やせば良いのです。 2つ目のポイントは、「いきなりパワポを作らない」です。パワポをいじる前に、ノートとペンで全体の構造や、最も言いたいことなどを書いて全体のデザインを決めてからパワポを作成しましょう。 ここで最もNGなのは、構造や言いたいことを考えながらパワポをいじっていくことです。この方法でパワポを作成すると、とてつもなく時間がかかってしまいます。効率良く資料を作成するためには、全体の構成作業とパワポ作成作業を分けることが大切です。 3つ目のポイントは、「口に出して身振り手振りも練習」することです。ここで最もNGなのは、資料作成に時間を使いすぎて、実際に声を出す練習を1〜2回くらいしかしていないというパターンです。 資料作成は準備の半分で、残りの半分は「実際に練習する」ことに時間を使いましょう。今までプレゼンをしたことがないのであれば、最低でも10回してください。その過程で人に見てもらってフィードバックをもらえると尚良いですね。 プレゼン形式の自己PRは自主性が見られている 最後に、企業がなぜプレゼン形式で自己PRをさせるのかというと、言われたことだけする人間か、それとも自分で考えて動くことができる人間かを見るためです。 プレゼンは「能動的な行為」です。自分の意見や考えを効果的に相手に伝え、相手の行動を変化させるためにおこなうものであり、言われたことだけをすれば良いという受け身の人間にはできません。 細かなことを言えば「表現力」や「コミュニケーション能力」が求められるわけですが、プレゼンはそれらを総合的に活用して相手に情報を届けるものなので、能動的に考え行動する力を測れるのです。
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Q
- 長期インターンシップに参加するメリットを教えてください。
- 基本的に、インターンに参加したことで「選考に有利になる」わけではないと思ってください。 インターンに参加することで自分自身のその企業に対する理解度が深まったり、面接などで話す材料が増えるというメリットはあります。くれぐれも長期インターンに参加したことで、面接で他の学生より必ず好意的に判断されるとは思わない方が良いでしょう。 ただし、企業によってはインターンへの参加が選考と直結している場合もあります。そういう企業であればインターンへの参加は必須です。まずは質問者さんが志望する企業がインターンをどのように位置付けているかをしっかりと調べておきましょう。 長期インターンは強く興味を引かれる会社に絞って参加するのがおすすめ 長期インターンを選ぶ際の基準は、自分がどうしても行きたいと感じる企業で「本当に行くべき会社かどうか確かめたい」という気持ちが湧くところにしましょう。 学生時代の貴重な時間を投資するわけなので、「とりあえず参加しておいた方が良いかも」というくらいの感覚で、インターン参加の有無が選考にどれくらい有利に働くかも不明瞭なまま数週間〜数カ月の時間を投資するのはあまりおすすめできません。
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Q
- 就活のSPIはどんなテストですか?
- 「SPIと他のWEBテストとの違い」とのことですが、まず厳密にいうと「SPI=WEBテスト」ではありません。SPIというのは「適性検査」といわれる試験です。適性検査とは就職希望者の能力や性格、特性などを測定する試験のことです。 さまざまな「適性検査」がありますが、SPIは現在日本で導入している企業が最も多い適性検査です。そしてSPIにはいくつかの受検方法があります。企業が指定する試験会場に行ってマークシートに記入するペーパーテスティングや、PCを使ってオンライン上で受検するWEBテスト方式です。 WEBテストにも企業が指定する会場のPCを使うパターン(テストセンター)、自宅のPCを使うパターン、志望企業のPCを使うパターンがあります。 大学3年生の秋~冬から対策しておくのがおすすめ SPI以外にも適性検査がありますが、それぞれSPI同様ペーパーテスト形式とWEBテストを併用していたり、どちらかだけだったりとさまざまです。 対策については、3年生の秋〜冬頃から始めておくと安心です。まずは、問題集を1冊買って3回繰り返し解くことからやってみてください。
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Q
- 自己PRで人間関係構築力をアピールするコツを教えてください。
- 「人間関係構築力」をアピールしたいと考えているならば、まず質問者さん自身で「人間関係構築力とはこういう力である」と定義付けをしましょう。一般的に、「人間関係構築力」というフレーズが全国共通で定義づけられているわけではありません。 質問者さんが考える「人間関係構築力とはこういう力だ」という要素を一つずつ書き出してみることです。面倒臭いと思うかもしれませんが、それを考える過程を経ることでアピールする際に言葉の力が生まれます。 「人間関係構築力とは」と検索してみてください。いろいろな解説が出てくるでしょう。それをそのまま使ってもそれなりの表現は作れます。しかし、単に調べて仕入れた言葉を発するより、自分で定義づけた言葉を説明するときの方が格段に自信を持って述べることができます。 「人間関係構築力」をアピールしたいのであれば自分で言葉の定義づけをする、これが最良の方法です。 そのうえで、それを本当にアピールしても良いのかということですが「人間関係構築力」をアピールしない方が良い理由が何か思い浮かんでいるのでしょうか。それも自身の中で何がネックになっているか書き出してみましょう。 こういう作業をすることで「人間関係構築力」とはこういうことかと多面的に考えを深めることができます。企業側からするとアピールされても良いし、されなくても良いのです。企業の目的は応募者の能力と人柄をより詳しく知り、自社とマッチするかどうかを予測することです。 人間関係構築力はビジネスのあらゆる場面で必要となる! 日頃から高めておこう 最後に「人間関係構築力」はビジネスのどのような場面で求められるかということですが、その言葉の定義が曖昧なのではっきりとは断言できません。しかし、人間関係を構築しなくて良い場面はビジネスで一つもありません。あらゆる場面で求められます。 そしてその高め方は「相手のことに関心を払い、相手の利益や感情に配慮しつつ、自身の意見もきちんと伝えるような言動を心がける」。これを繰り返すことです。
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Q
- 就活で運転免許があると有利になりますか?
- 質問者さんが現在何年生かわからないのですが、質問の内容から3〜4年生と想定して話をしますね。「大学生の就職活動において有利になる資格は何か?」という質問をよく聞きますが、資格の有無で就職が有利になるということはあまりありません。 公認会計士試験、司法試験、司法書士、中小企業診断士などの一部の超難関資格や、英語であれば英検1級やTOEIC900点台などであれば話は別で、採用担当者の目に留まるでしょう。 そういったものではなく、数カ月勉強すれば取得できるくらいの資格であれば採用担当者から見たときに有利に働くことはあまり期待できません。そのために今から時間を使うのであれば、自己分析や業界・企業研究、面接練習などに費やす方をおすすめします。 資格取得までの道筋を就活でアピールできるようにしよう むしろどういった資格を持っているかより、何を考えて資格取得をしたのかや、資格取得のためにどのように戦略を立てて時間の活用をしたのかということをエピソードにして伝えることで、自身の課題解決能力や計画性、仕事に対する前向きな姿勢をアピールすることができます。 「どんな資格にすれば良いか」ではなく「こういうストーリーでアピールしたいからこの資格を取ろう」という視点で考えてみてください。
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Q
- メーカーは文系でも就職できますか?
- 実態として、メーカーにおける採用数は理系人材の方が多い傾向はあります。メーカーは製造設計の段階などで理系的な知識を要するため、理系人材を求める傾向が強いのです。 そのような状況を見て、文系からメーカーへの就職は難しいと言われているのかもしれません。そういう意味で言えば「理系の方が優先的に採用される」と言えなくもないでしょう。 ただし、メーカーの中にもさまざまな職種があり、文系の学生も大勢採用されています。質問者さん自身は文系かどうかははっきり明言されていませんが、文面からおそらく文系だろうと推察します。 文系・理系という枠にとらわれずに自己分析しよう アピールのコツは、いったん文系or理系を忘れて「自分自身の強み&特徴」を深掘りして言語化していくことです。 人の性質はAさんは文系、Bさんは理系と明確に分けられるものではありません。1人の人間の中に文系的な要素もあり、理系的な要素もあります。その強さのバランスが人によって異なるだけです。 文系の人だとしても、論理的に客観的な根拠をもとにして話したり判断するのが好きな人もいます。逆に理系でも、イメージやアバウトな感覚で捉えることが好きな人もいます。 文系or理系という枠をいったん忘れて自己分析をしてみてください。その中で自分がアピールできる強みをしっかりと浮かび上がらせることができれば、それを堂々と伝えましょう。 それができればメーカーでもIT企業でも問題なく採用されるでしょう。
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Q
- 2浪しています。就職活動で不利になりますか。
- 大学受験で2浪していることが就職に影響するのではないかという不安ですね。結論からいうとほぼ影響なしと考えて良いでしょう。あるとすれば、それを自分が過度に意識して萎縮してしまうということです。 企業からするとそのような学生は山ほどいるので、2浪しているというだけで「この学生は使えない」という判断はしません。 逆にメリットはたくさんあります。どのようにして浪人時代の苦労を乗り越えたかというエピソードがあることや、現役で入学した人より大学での学びに対する姿勢が異なっていることが多いなど、きっと質問者さん自身も思い当たる節があるのではないでしょうか。2浪は前向きに捉えましょう。 2浪を前向きに捉え堂々と答えることが重要 ただし、質問者さんが気にしている通り、2浪のことを面接で質問される可能性は大いにあります。そのときの注意点は「はっきり、堂々と答える」です。 たとえば、自分の中で「2浪は自分の能力が足りない証拠と見られないだろうか……」とネガティブに捉えていれば、質問に対しておどおどしてしまうかもしれません。 しかし、「目標に向かって諦めず努力して、合格を勝ち取る成長の機会だった」とポジティブに捉えれば、企業からの質問に対しても顔を上げて答えられます。 2浪という事実だけが問題なのではなく、この事柄にどのように取り組んできたのかという点から応募者の人柄が見られていると思ってください。