この記事のまとめ
- 職務経歴書には人事担当者がチェックするポイントがたくさん!
- フリーターの場合の職務経歴書は強みや経験を意識して盛り込む
- 完成した職務経歴書は必ず見直して提出しよう!
これまでフリーターをしていたけど、正社員として働きたいと思った際に求められるのが職務経歴書です。職務経歴書はこれまでどういった業務をおこなってきてどのような実績を残してきたのかを記載する書類です。
しかし、これまでフリーターとして働いていた場合、職務経歴書に何を書けば良いのか迷ってしまいますよね。
そもそも職務経歴書自体初めて書くから、どのような書類なのかもよくわからないという人もいるかもしれません。
この記事では、キャリアアドバイザーの吉田さん、吉野さん、降幡さんと一緒に、フリーターが職務経歴書を書く際には何を書けば良いのか、どんなことに注意して書くと採用率が上がるのかを、現場の意見も踏まえながら解説していきます。
この記事を最後まで読んで、面接で好印象を残せる職務経歴書を一緒に作っていきましょう。
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フリーターの職務経歴書はこだわって作成しよう!
フリーターから正社員になろうと思うと、多くの場合で職務経歴書を求められます。しかし、これまで職務経歴書を書いたことがなく、何を書いたら良いのかわからなかったり、何を書こうか迷っていたりする人も多いのではないでしょうか。
また、もしかすると、フリーターとして働いてきたから、職務経歴書に何も書くことがないと感じている人もいるかもしれません。しかし、それは間違っています。フリーターとして働いてきたからこそ、職務経歴書に書けることもあるはずです。
この記事の前半では、そもそも職務経歴書はどのようなものなのか、一般的に職務経歴書を書く際にはどういった準備が必要なのかを解説し、後半ではフリーターの場合、どのように職務経歴書を書けば良いのかを詳しく解説していきます。
この記事を最後まで読んで、納得のいく職務経歴書を作り上げましょう。
職務経歴書はなぜ必要? 企業が見ている4つのポイント
職務経歴書を書いたことがなければ、そもそも職務経歴書とは一体何なのだろう、どうして職務経歴書が必要なのだろうと感じるかもしれません。
しかし、企業が職務経歴書を求めるということは、職務経歴書に記載される内容が企業が選考をおこなう際に必要であるといえます。
それでは企業は、どこを見ているのでしょうか。企業は、おもに職務経歴書の4つのポイントについて見ています。以下でそれぞれ解説していきますので、ぜひチェックしてください。
人柄
まずはその人の人柄を職務経歴書から見ています。職務経歴書には自己PRを記載する箇所があります。ほかにも具体的にどんな業務をおこなってきて、どんな工夫をしながら取り組んだのかなどを記載します。
ここに記載された文章を見ることで、その人が何を考えて行動しているのか、どんな性格なのかをある程度把握するのです。
また、記載されている内容はもちろんですが、誤字脱字が多いと大雑把な人なのかもしれないという印象を持たれかねません。
企業はこのように、その人の人柄を読み取る材料として職務経歴書を見ているのです。
仕事への熱意
仕事への熱量も職務経歴書で見られているポイントです。
まったく違う業種にチャレンジしたいという場合でも、その人が仕事に取り組む姿勢は業務内容に表れます。
たとえば前職で、目標を達成するためにやれることをすべてやり切ったという旨が職務経歴書に記載されていたら、まったく違う業界で慣れないことは多かったとしても、最後まで諦めずに仕事をしてくれそうだと感じてもらえます。
これから志望する業界に対する熱量もそうですが、仕事そのものに対する姿勢や向き合い方も職務経歴書で見られるポイントです。
ポテンシャル
職務経歴書は、その人がどれだけの可能性を秘めているのかを見るためにも活用されています。
たとえば、まったく未知の領域で仕事を任されたとしても、自分で学んで業績を上げた経歴があったとすれば、コツコツ努力して結果を出してくれるポテンシャルがあると感じてもらえます。
どれだけ特定の業務に精通しているかよりも、その人が業務に入ることで、職場にどのような変化が起こるか、会社にどのように貢献してくれるのかを判断するためにも職務経歴書が使われるのです。
前職での経験
職務経歴書には、これまでどのような業務をおこなってきたかを細かく記載します。そのため、職務経歴書を見ると、その人にどんなスキルがあり、どのレベルで活躍してくれそうかがわかるのです。
前職でどんな経験を積んできて、その経験を自社でも活かせるかどうかという観点でも職務経歴書は見られます。
特に、業務を通して身に付けた基本的なビジネスマナーと、専門的なスキルや知識という2つの観点で見られます。
基本的なビジネスマナー
基本的なビジネスマナーには、たとえば、メールの書き方や電話対応、言葉遣いなどが挙げられます。
職務経歴書の中の言葉遣いが敬語ではなかったり、職務経歴書を送信するメールがマナーに則っていなかったりすると、それだけで印象はマイナスです。
このように、企業が職務経歴書の提出を求める意図として、職務経歴書は内容や提出方法も含め、基本的なビジネスマナーをチェックするという目的があります。
得たスキルや知識
職務経歴書には、今までどのような業務をおこなってきたかを詳細に記載します。企業側はその内容を見て、自社のどの部署・どの業務で活躍してくれそうかを判断するのです。
すでに取得している知識を活かせると、教育コストがかからず即戦力として働いてもらえるため、企業側にとってメリットになります。
また、企業で学ぶほかのスキルと組み合わせると、より大きなことができる場合もあります。そのため、企業はこれまでどのような業務をおこなってきたのかを詳しく知りたいと考えており、そのために職務経歴書が活用されるのです。
フリーターが職務経歴書を書く前に取り組むべき準備
フリーターが職務経歴書を書く前に取り組むべき準備
職務経歴書は私たちが思っている以上にいろんな側面から見られていると感じたかもしれません。それだけ企業は職務経歴書を重視しているので、しっかり作り込まないと内定を勝ち取るのは難しい場合が多いです。
とは言え、これまでフリーターをしていて複雑な業務をおこなったり、業務を通して実績を上げたたりした経験がなければ、何を書けば良いか迷ってしまうかもしれません。
ではフリーターは、一体、職務経歴書に何を書けば良いのでしょうか。まずは、職務経歴書を書く前に取り組みたい準備について紹介します。
経験・スキルを書き出す
まずは、これまでおこなってきたことを振り返り、過去の経験やスキルを書き出してみましょう。
ここでは、これから志望する業界に関係することでなければいけないといった制限は、すべて取り去ってください。
幼少期までさかのぼり、小学校、中学校、高校、大学、社会人と自分が何をしてきたのか書き出してみましょう。
たとえば、部活動や受験勉強、習いごとなどを振り返ってみてください。そこで自分がどんなことに取り組んでどんな結果を出し、どんなことを学んだのかを書き出してみるのです。
関係ないように見えるかもしれませんが、こうした経験が面接で役立つことも多くあります。
- ほかの人はフリーター時代の経験やスキルでどんなことを書いていますか?
人と接して学んだことを記載しよう
どのような仕事に就いていたかにもよりますが、多くの仕事は人と接する機会があるかと思います。
そのためたとえば、「コミュニケーション能力」や「協調性」といったスキルが身に付いたというエピソードが書けます。
また人と接するのが苦手で黙々と一人で仕事に没頭していたなら、「時間管理能力」や「責任感」といったものが身に付いたのではないでしょうか。
ライスワークとして働いていただけというときに思い浮かばなくなるのだと思いますが、自分で認識していないだけで、何か得たものがあるのではないでしょうか。もう一度棚卸ししてみましょう。
効果的なES対策をしたいなら
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応募先企業をリサーチ
自分の過去を振り返り、これまで経験してきたことを書き出せたら、次は応募先の企業をリサーチしましょう。
このときも、特定の職種に絞って探すよりも、まずは選択肢を広げてリサーチをおこなったほうが良いです。
自分に何ができるのだろうと考えて応募するよりも、自分はどんな仕事をしたいのだろう、どんな働き方をしたいのだろうと考えて仕事を探すことで、理想の働き方を手に入れやすいです。
自分にはできるだろうかと不安もあるかもしれませんが、まずは自分が本当にやってみたいと思える仕事をピックアップしてみましょう。
応募先企業でどんなスキルを活かせるか明確にする
自分の経験を書き出し、自分が就職したいと思える企業をピックアップしたら、最後にピックアップした企業で、これまでの経験からどんなスキルを活かせそうかを考えましょう。
スキルというと、具体的に何かの資格を持っていないといけない、という印象を持つかもしれませんが、難しく考えなくて大丈夫です。
たとえば、部活動でレギュラーに入りたいという目標に向けて、毎日欠かさず練習をしていたという経験があれば、目標に向けて継続できるというスキルがあることになります。
仕事においても目標に向けてコツコツ継続することは非常に重要なので、企業からも評価してもらいやすいです。
このように、自分の過去の経験で仕事に活かせる部分はないか考えてみましょう。
- フリーターが、よく強みやスキルとして挙げているものがあれば教えてほしいです。
性格面の強みを長所にしよう
性格の長所を強みとしてアピールする人が多いです。
私がこれまで見てきたなかでは、「時間を守る(アルバイトで遅刻や欠勤をしなかった)」「素直さ(マニュアルの習得に努力した)」「協調性(周りのスタッフの動きを気にしながら動いた)」といった例がわかりやすかったです。
長所を具体的にするためには、性格診断などの自己分析を活用すると便利です。
診断結果に書かれている長所の中で「これ、自分に当てはまっている」と感じるものを選び、それを「これまでの仕事でも……」といった形で具体的なエピソードに結びつけてみましょう。
この方法なら、自分の強みをより説得力のある形で伝えられます。
自己PRが思いつかない人は
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自己PRはESや面接でよく聞かれる質問の一つ。
しかし、「自己PRが全然思いつかない......」「自己PRを考える時間がない......」対策が思うように進んでいない人も多いのではないでしょうか?
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まずは職務経歴書の基本的な書き方を知ろう!
職務経歴書に何を書こうかぼんやりと決まってはいるものの、いざ目の前にすると項目が多くて、何を書いたら良いのかわからないという欄もあるかもしれません。
職務経歴書は、企業側は社会人の常識ができているかをチェックするツールとしても見ています。そのため、間違ったことを書いてしまうと、採用にも影響が出る可能性があります。
それでは職務経歴書の各項目には、どのようなことを記載すれば良いのでしょうか。
日付・氏名
職務経歴書の冒頭には、提出日と氏名を記載します。日付は右上、氏名は中央や右下に記載するのが一般的です。
名前にはふりがなも添えましょう。特に難しい漢字の場合、ふりがなを添えることで、面接時にも名前を間違えずに呼んでもらえますし、採用担当者も資料の整理がしやすくなります。
概要要約
概要要約は、これまでの職務経歴を簡潔にまとめましょう。細かく経歴をまとめると長くなってしまうため、採用担当者がこの部分を読めば、大体どんな業務をおこなってきたのかがわかるように記載しましょう。
たとえば、「〇〇年から〇〇年まで主に接客業を経験し、リーダーシップやコミュニケーション能力を磨きました」など、スキルや経験を簡単に述べるとわかりやすいです。
業務の詳細まで触れると長くなってしまうため、概要部分では、簡単にどんな業務をおこなってきたのか、その中でどんなスキルや経験を身に付けたのかを記載しましょう。
勤務先情報
勤務先情報では、これまで働いてきた会社や店舗の基本情報を記載してください。企業名、所在地、業種、規模などを箇条書きで簡潔に整理しましょう。
また、アルバイト経験でも具体的な情報を記載することで、採用担当者がイメージしやすくなります。たとえば、「〇〇(飲食業・全国チェーン、従業員100名)」といった形式で記載しましょう。
役割・実績
この項目は、職務経歴書の中でも採用担当者が非常に注目して見る部分です。どんな業務をおこなってきたのか、どんな実績を残してきたのかを詳しく記載しましょう。
ここは具体的な役割と実績を示すことで、自分がどのように貢献してきたかをアピールできる部分でもあります。業務を通してやり遂げたことなどがあれば積極的に記載しましょう。
複数社経験していたり、複数のプロジェクトに携わった場合は、時系列順に整理して記載すると、採用担当者にも伝わりやすい職務経歴書になります。
担当していた業務を具体的に記載するようにしましょう。実績というと大げさに聞こえますが、取り扱った作業の件数や、顧客対応であれば人数などを数字で表すだけでも良いのです。
たとえば、仕事に慣れて手早くできるようになっていれば、処理スピードを改善して生産性向上に努めたなどの実績にもなりますよ。
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(リーダーシップが強みの場合)
志望動機
志望動機は、履歴書にも記載する項目がありますが、職務経歴書でもしっかり記載しましょう。
志望動機を書く際のポイントは、業界に対する志望動機ではなく、どうしてその企業でないといけないのかという理由を明確に伝えることです。
たとえば、接客業をやりたいからという志望動機の場合、企業側からするとほかでも接客業はできるのに、どうして当社に応募したのだろうかという部分を聞きたくなります。
どうしてその企業でなければならないのかという部分を、自己分析や企業研究を通して明確にしたうえで志望動機に記載しましょう。
自己PR
自己PRでは、自分の強みやアピールポイントを伝えましょう。こちらも自己分析を徹底的におこなうことで自分の強みが明確になり、企業にアピールすべきポイントが見えてきます。
自己PRでは、スキル面ではなく自分の人柄や仕事に対する姿勢などをアピールしましょう。スキルなどは役割や実績など、これまでどんな業務に携わってきたかを見ればわかります。
しかし、人柄などはそこだけでは見えてこない部分も多いため、自己PRで自分はどんな性格でどんな人なのかという部分を伝えられるようにしましょう。
自己PRで自分の魅力を最大限企業に伝えるために意識したいことについては、こちらの記事でも解説しているので併せて参考にしてください。
関連記事
10の作成例付き|自己PRを自由形式で作るなら企業目線が鍵になる
自己PRを自由形式でプレゼンするよう求める企業があります。自由形式の自己PRは通常よりも表現の幅が広く、学生の個性や工夫が表れやすいです。この記事では自由形式の自己PRの基本的な作り方や作成例をキャリアコンサルタントとともに解説するので、参考にしてみてください。
記事を読む

フリーターの場合どう職務経歴書を書く?
こちらのような図はいかがでしょうか?
職務経歴書にはたくさん項目があり、埋めるのが大変だと感じたかもしれません。よくフリーターへのアドバイスもしますが、多くの人が悩んでいるのが経歴の部分です。
よくあるのが、職務経歴書に書けるほどの業務経験がない、業務の経験も短く何を書いたら良いのかわからないという質問です。
しかし、フリーターでも、このように職務経歴書を書けば企業に対して良い印象を伝えられるという書き方があります。続いては、フリーターの場合、どのように職務経歴書を書けば良いのかを解説していきます。
経歴がある場合
フリーターでもしっかりと経歴を積んできている場合、その経歴をしっかり伝えましょう。
職務経歴を伝えることで、企業は、この人ならこのフィールドで活躍してくれそうだというイメージを持つことができます。
また、その業務を通して残した実績があれば、積極的に記載しましょう。売り上げをどれだけ伸ばした、会員数がどれだけ増えたなど具体的な数字を記載できると実績がより伝わりやすいです。
書き方の例文紹介
フリーターが職務経歴書を書く際は、具体的にどんな業務をおこなってきたのか、その業務でどんな成果を出したのか、そこから何を学び就職してからどのように活かせるのか、を記載しましょう。
フリーターの職務経歴書の例
【勤務先1】〇〇(一般事務)
勤務期間:2020年4月 ~ 2022年3月
雇用形態:アルバイト
主な業務内容:
・書類作成・ファイリング業務
・データ入力(Excelおよび社内専用システムを使用)
・社内電話対応および来客対応
実績・成果:
・データ入力業務の手順を見直し、作業時間を月平均20%削減
・書類管理の電子化プロジェクトに参加し、年間で約100,000円の印刷コスト削減に貢献
・電話対応の質向上を図り、顧客満足度アンケートで「対応が良かった」との評価が85%以上
【勤務先2】〇〇デザイン(Webデザイン企業)
勤務期間:2022年4月 ~ 2024年11月
雇用形態:アルバイト
主な業務内容:
・Webサイトの更新作業(HTML・CSS使用)
・バナーや画像の簡易デザイン補助(Photoshop・Illustrator使用)
・デザインの進行管理および顧客対応補佐
実績・成果:
・納期遵守率100%を維持し、顧客からの信頼を獲得
・月間で10件以上のWeb更新作業を担当し、修正依頼件数を前年同期比20%削減
・チームの業務進捗管理を効率化し、作業スケジュールの遅延を0に
・自主提案したバナー改善により、クリック率が25%向上
これまでおこなってきた業務が詳しくまとめられていて、その業務を通してどのような実績を残してきたのかも記載されており、採用担当者が見てどんなことをしてきたのかが一目でわかる内容になっていますね。
書類選考が通った先のことを考えておきましょう。
なぜフリーターになることを選んだのか、なぜ前職を辞めたのかなど、面接で聞かれると予測できる質問に対して、きちんと答えられるよう準備しておくと良いでしょう。
自己PRが思いつかない人は、ChatGPTを活用して自己PRを完成させよう
ChatGPTを使った自己PR作成ツールはもう試しましたでしょうか?
簡単な質問に答えていくだけでChatGPTが自動で魅力的な自己PRを作成します。
作った自己PRは選考で活用できるものになっているので、ぜひ活用して採用される自己PRを完成させましょう。
(リーダーシップが強みの場合)
経歴がない場合
フリーターのサポートをするなかでよく聞くのは、これまで大した業務はやっていなくてという言葉です。
特に、大きな業務をやっていないから職務経歴書に書くことがないと悩んでいる人が多いのですが、そんなことはありません。実際にフリーターとして働くなかで取り組んできたことはたくさんあるはずです。
これまでの仕事を振り返り、些細なことでも良いので自分がその会社にどう貢献したかを考えて書き出してみましょう。
その後、貢献したことに対する価値を見出し、数字を使ってその価値を表しましょう。さらにその経験をどう活かせるのかも記載できるととても良いです。
書き方の例文紹介
会社にどう貢献してきたかを考えても、なかなか思いつかないかもしれませんね。しかし経歴がない人の場合や、大きな業務ではないと思っている人の場合でも、職務経歴書にしっかり経歴を記載できます。
あまり職務経歴がない人の職務経歴書の書き方の例を紹介します。
職務経歴があまりない人の職務経歴書書き方の例
【勤務先1】〇〇カフェ(飲食業)
勤務期間:2020年4月 ~ 2022年3月
雇用形態:アルバイト
主な業務内容:
・接客(オーダー受付、商品提供)
・店内清掃および衛生管理
・レジ業務および現金管理
実績・成果:
・ピークタイム時のオーダーミスを月5件から2件以下に削減(正確性を評価される)
・定期的な清掃業務で店舗の衛生基準をクリアし、店舗評価向上に貢献
・新メニューの提案をおこない、スタッフ間で採用される(「スタッフドリンク」として人気に)
【勤務先2】〇〇コンビニ(小売業)
勤務期間:2022年4月 ~ 2024年11月
雇用形態:アルバイト
主な業務内容:
・商品陳列および棚卸し業務
・レジ業務(キャッシュレス決済対応)
・店内清掃および顧客対応
実績・成果:
・売れ筋商品の在庫補充を適切におこない、品切れ率を10%削減
・高齢の顧客への丁寧な接客で「顧客の声」に感謝のコメントを複数回いただく
・月に1回、スタッフ全体ミーティングで効率化の提案をおこない採用された(例:レジ袋の配置改善)
業務内容がまとまっていて、こちらも一目でどんな業務をおこなってきたのかがわかりやすいです。
複雑な業務内容をおこなっていなくても、品切れ率を10%削減した、ピーク時のオーダーミスを2件以下に削減したと具体的な数字が示されていて、実績を上げていることがわかります。
また、顧客から感謝の声をいただいたという成果から、その人が仕事に対して真摯に向き合って取り組んでいるという姿勢も見えてきます。
このように、複雑な業務をおこなっていることだけが評価されるわけではありません。仕事に対してどのような姿勢で向き合っているのかなども職務経歴書を通して伝わるものなので、そうした部分を積極的に伝えていきましょう。
職歴がないと、職歴を偽って職務経歴書を書こうかという考えが一瞬頭をよぎるかもしれませんが、後々企業にバレて大変なことになります。職務経歴を詐称せずに就職を成功させるポイントもこちらの記事で解説しているので、併せて参考にしてください。
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職歴の嘘はバレる? 詐称せずに就職を成功させる方法をプロが解説
職歴に自信がない人の中には、バレずに詐称できないか悩んでいる人もいるかもしれません。この記事では、職歴詐称がバレる理由やバレたときのリスク、職歴に自信がない人でも内定獲得を目指せる方法をキャリアコンサルタントの知見を交えて解説しています。
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- フリーター時代、正直仕事を頑張ってきませんでした。そんな場合は、職務経歴書に何を書けば良いでしょうか?
成果ではなく取り組んだ姿勢をアピールしよう
職務経歴書は「頑張ったこと」よりも「取り組み」「スキル」「学び」の事実をアピールする場ですから安心してください。まずはしっかりと担当してきた業務を振り返って具体的にしていきましょう。
たとえば、当たり前にやっていたようなことでも良いのです。「指示されたことや、与えられたことは着実に滞りなく遂行」「マニュアルやルールの遵守」などもスキルに含まれます。
また、担当業務によって学んだこともアピールすると良いでしょう(例「単純作業が多かったが効率を意識して迅速に対応する力が身に付いた」など)
無理に「頑張ったアピール」するよりも、応募企業に貢献できるスキルや人柄を伝えることに注力してみてくださいね。
ESに悩んでいる就活生は
大手内定者の「ES回答例100選」を活用しよう!
・内定者のESを参考にしたい
・大手志望で就活準備をしている
ここを意識して! フリーターが相手に伝わる職務経歴書を書くためのポイント
せっかく職務経歴書を書くなら、企業が知りたい情報がすべて網羅されていて、自分が伝えたいことも伝わるほうが良いですよね。
職務経歴書を作成する際には、企業側が知りたい情報を想像しながら記載することが重要です。それでは具体的にどのようなポイントに注意しながら職務経歴書を記載すれば良いのでしょうか。
業務をおこなうなかで経験したことを具体的に記載する
採用担当者は、これまでどのような業務をおこなってきたのかを詳しく知りたいと考えています。
そのため、職種だけを述べるのではなく、具体的にどんなプロジェクトに携わり、そのなかでどんな役割を果たしたのか、業務をおこなううえでどんな工夫をしたのかなども詳細に記載しましょう。
ただ接客業をしたというだけでなく、具体的に記載してみましょう。
たとえば、顧客のオーダーを取る業務を任されていて、その中でも顧客に呼ばれてからオーダーを取るのではなく、メニューが決まったタイミングを見計らい自らオーダーを取るよう心掛けたといった具合です。このように具体的に記載できると、イメージがつきやすいです。
また、工夫したことも記載できるため、仕事に対してどのような姿勢で臨んでいるのかも伝わる職務経歴書になります。
自分が最も強みとしていることは何かを明確にして記載する
職務経歴書を記載する際、自分が最も強みにしていることを明確にしたうえで、ストーリーも含めながら強みをアピールしましょう。
特に、自己PRの部分では過去のストーリーを交えながら自分の強みを表現できるので、ここはしっかりと記載しておきたいところです。
また、業務経歴を記載する欄でも自分の強みをアピールできます。
たとえば、コンビニのアルバイドではいつも常連さんが購入するタバコの銘柄を覚えて、言われる前からこちらも購入しますか? と聞くようにしていたというエピソードを交えることで、顧客一人ひとりに真摯に向き合うという強みをアピールできます。
このように、まずは自己分析を通して自分の強みを明確にして、その強みをエピソードも交えながら職務経歴書に記載しましょう。
アルバイトの業務の中で、ほめられたこと、任されやすかったこと、人より早く・上手にできたことを思い出すと、強みが見つかりやすいです。
「社員さんから、このようにおほめをいただきました」などと具体的に書くと良いですよ。
必ずチェック! 職務経歴書を提出する前に確認しておきたいポイント
職務経歴書を提出する前に確認しておきたいポイント
職務経歴書は企業に提出する重要な書類で、採否を分けるものにもなっています。そのため、書類を提出する前には、記入漏れがないかなどしっかりとチェックしましょう。
チェックを怠って書類を提出し、後でもしかすると間違ったことを書いていたかも、と不安になるのは避けたいですよね。
そうならないよう、これから紹介するポイントを押さえて、間違いがない状態で職務経歴書を提出するようにしましょう。
誤字脱字がないか
職務経歴書は応募者の細部への注意力を測る書類でもあります。誤字脱字が目立つと、仕事でも丁寧さに欠けるのではないかとネガティブな印象を与えてしまいます。
書類完成後には時間を空けて再確認するか、友人や家族に誤字脱字がないかを確認してもらうのがおすすめです。
また、文法チェックツールを利用して、おかしな日本語がないかも確認しましょう。採用担当者がストレスなく職務経歴書を読めるよう、細かな部分まで確認して提出しましょう。
丁寧な文章になっているか
採用担当者は職務経歴書を通じて、応募者のコミュニケーション能力も見ています。曖昧な表現や砕けた言葉遣いは避け、丁寧な文章を意識しましょう。
特に、敬語表現の間違いや不自然な言い回しはマイナス評価につながる可能性があります。「です・ます調」で統一しつつ、主語と述語の関係が正しいか確認することで、わかりやすい文章になります。
たとえば、「私は飲食店で接客の仕事をしてきました。たくさんの人と話せて楽しかったです。忙しいときも頑張りました。」という文章は、たくさんという砕けた表現がありますし、忙しいときも頑張りました、というのは何を頑張ったかわからず抽象的です。
「飲食店での接客業務を通じて、多様な年齢層の顧客とコミュニケーションを図り、顧客満足度向上を意識したサービスを提供してきました。
忙しい時間帯でも冷静に業務を進め、スムーズな店舗運営に貢献しました。」といった表現に変えられると、採用担当者にも丁寧なコミュニケーションを取れる人だと感じてもらえます。
志望動機が明確か
志望動機は採用担当者が最も注目するポイントです。ありきたりで抽象的な内容だと、採用担当者の印象に残りませんし、本当に当社に入社したいと考えているのかと疑われてしまいます。
具体的に、なぜこの企業で働きたいのか、どのように自分の経験が活かせるのかを明確に伝えましょう。
たとえば「これまでの接客経験を活かして顧客満足度を向上することに貢献したい」など、自分のスキルとその企業でおこなうであろう業務とをつなげた内容は効果的です。
自己分析と企業分析を徹底的におこなったうえで、どうしてその企業でなければならないのかを明確にして志望動機に入れましょう。
志望動機を考えるうえでは、その企業でなければならない理由を明確にすることが最も大切なので、企業研究にも力を入れておきたいです。企業研究のやり方についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、併せて参考にしてください。
関連記事
作り方例4選|企業研究ノートのまとめ方をイラスト付きで解説!
企業研究ノートは企業選びと選考対策に有効! 就活は情報戦で情報を収集するだけでなく、いかに活かせるかが重要です。記事では企業研究ノートの作り方、必須の情報16項目から情報収集の方法まで、キャリアコンサルタントのアドバイスも交えて解説しています。企業研究ノートで情報を整理し、企業研究を効率的に進めましょう。
記事を読む

フリーターから正社員への転身を希望しているというだけで、とても前向きな印象を与えられるので、自信を持って記載をしてほしいと思います。
志望したキッカケや成長意欲、貢献できることをしっかりとアピールしましょう。
伝えたいことを明確に伝えられているか
職務経歴書は量を書けば良いというものではありません。採用担当者に特に知ってもらいたい部分に焦点を当て、メリハリをつけて書くことが重要です。
まずは自分の経験やスキルを整理し、アピールしたいポイントに優先順位をつけていきます。その後、優先順位の高いものから、具体的な数字や実績も加えながら詳しく記載していきましょう。
採用に活かせるような経験やスキルの記載があるか
アルバイト経験やフリーターとしての業務の中にも、企業にとってプラスになるスキルや経験は必ずあります。たとえ些細に思える内容でも、工夫してその価値を伝えましょう。
たとえば、レジ業務で迅速かつ正確な対応を心掛け、クレームを未然に防いだといった内容や、シフトリーダーとして新人の教育を担当し、離職率を20%減少させたといったことが記載されていると、その経験を当社でも活かしてくれるのではないかと感じてもらえます。
これに加え、その企業の業務内容に関連する内容が記載されていると、より採用担当者の目を引く職務経歴書に仕上がります。
面接で深掘りされた際にしっかり受け答えできるか
職務経歴書は、面接の際にも使用します。面接では面接官が職務経歴書を手元に置き、職務経歴書を見ながらこれまでの職歴について聞くことが多いです。
そのため、職務経歴書に記載したことはしっかり覚えておき、深く聞かれた際にも堂々と受け答えができるよう、あらかじめ質問内容を想定して答えを準備しておきましょう。
書類を提出したら内容を忘れてしまいそうという場合は手元に1部印刷しておき、面接の直前に提出した職務経歴書を見直してから面接に臨むのがおすすめです。
フリーターなりの職務経歴書を作り込めば採用の可能性が上がる!
フリーターとして働いていると職務経歴書に何を書こうか迷ってしまうかもしれませんが、最後まで読んでクリアになりましたか?
職務経歴書はこれまでどんな業務をおこなってきたのかがわかる書類で、企業側にとっても採用にあたって重要な書類です。
フリーターとして働いていると職務経歴書に記載する内容をどうしようか迷うかもしれません。ですが、どんな業務であれ、これまでおこなってきた業務には意味がありますし、そこから学び取ったことも多くあるはずです。
この記事を参考に、応募する企業に自分自身の魅力が伝わる職務経歴書を作成して、希望する就職先への内定を勝ち取りましょう。
アドバイザーコメント
吉野 郁子
プロフィールを見る雇用形態は業務に取り組む姿勢と関係ない
雇用形態にかかわらず、任された仕事を一生懸命に取り組める人は、次の仕事でも努力できる人です。「アルバイトだったから」と謙遜する必要はありません。
アルバイトでの具体的な職務内容を記載すれば、「その経験を活かし、さらに本格的に取り組みたい」という志望動機につながり説得力が増します。
たとえば、「コンビニでの受発注業務が好きで、営業事務に応募」「郵便局での仕分け作業が性に合い、倉庫の検品担当を目指す」といった形です。
実績よりも人柄のアピールが重視される
技術や数値化できる実績が少ないことを気にする人もいるかもしれませんが、フリーターの職務経歴書では人柄のアピールが特に重要です。職務経歴書を作成する際には、これまでの経験を振り返りながら自己分析をおこない、自分の長所を言語化しましょう。
そして、それが発揮されたアルバイトでの具体的なエピソードを添えると効果的です。こうした人柄の強みは「ヒューマンスキル」とも呼ばれます。これまで任された仕事に真摯に取り組んできたことを自信を持ってアピールしましょう。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー
記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルティング技能士/C&Lデザイン合同会社代表
Fumiko Yoshida〇全国60大学で、民間・公務員・看護師と幅広い志望の学生を支援。インストラクショナルデザイナーとして、キャリアコンサルタントに向けた研修設計・講師力向上研修もおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/公認心理師
Ikuko Yoshino〇就職支援歴18年。若者就労支援NPOに勤務の後、独立。現在は行政の就職支援施設にて、学生/既卒/フリーター/ニート/ひきこもり/女性などを対象に相談やセミナー講師を担当
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士
Mifuyu Furihata〇23年間の企業勤めを経て、独立後は企業での採用・育成コンサルティングや研修に従事。個人向けの就活支援セミナーやキャリア相談における、個々の「強み」の掘り下げに定評がある
プロフィール詳細