既卒とは? 新卒・中途との違いや就活の必勝法を徹底解説

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この記事にコメントしたアドバイザー

  • 渡部 俊和

    合同会社渡部俊和事務所代表 保有資格:国家資格キャリアコンサルタント(登録番号16029675) SNS:Facebook

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  • 隈本 稔

    職りんく運営者 保有資格:国家資格キャリアコンサルタント(登録番号19041711)/性格応用心理士1級/キャリア・デベロップメント・アドバイザー SNS:Facebook

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  • 鈴木 洵市

    ブルーバード合同会社代表取締役 保有資格:国家資格キャリアコンサルタント(登録番号21041822) SNS:Instagram/Facebook

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この記事のまとめ

  • 既卒とは学校を卒業後に社会人経験のない人を指す
  • しっかりと準備をおこなえば既卒だから就活で不利になることはない
  • 既卒に特化した対策でスムーズに就活をおこなえる

専門学校や大学を卒業後の社会人経験がない人たちを指す「既卒」。現在、既卒として活動している人もいれば、卒業後の選択肢の1つとして、既卒になることを検討している人もいるかと思います。

これまで新卒一括採用が当たり前でしたが、最近では選考で新卒や既卒は関係ないケースも増えてきました。一方で、既卒として就活する場合は、押さえておくべきポイントや新卒とは異なる注意点がいくつか存在します。

この記事では、キャリアアドバイザーの渡部さん、隈本さん、鈴木さんのコメントを交えつつ、既卒採用の特徴や注意点について解説しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。

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目次

既卒は不利ではない! 自分を見つめ直して適切なアクションを取ろう

既卒は就活で不利なイメージを持つ人もいるかと思いますが、そんなことはありません。しっかりと自分がやりたいことや強みを見つめ直して、適切な進め方をすれば、新卒同様に内定を獲得することができます。

この記事では、まず既卒の定義について解説していきます。新卒や第二新卒、中途などの違いについて理解していきましょう。そのうえで既卒を募集している職種について解説するので、どんな職種で募集しているのかを把握していきましょう。

加えて、既卒就活が不利と言われてしまう要因と注意点、内定に必要なことについて解説していきます。既卒として就活をする予定の人は、就活を有利に進めていくためにしっかりと押さえていきましょう。

既卒就活で後悔したくない人は、適職診断からはじめよう

既卒の就活は新卒と違い、選べる職業に限りがあります。そのため、簡単に就職先を決めると入社前とのギャップから早期退職につながる恐れがあります。

これから既卒就活をはじめる人は、まず「適職診断」を活用しましょう。適職診断では、簡単な質問に答えるだけであなたの強み・弱みとぴったりの職業がわかります。

また、どのような職業を選んだらいいか就活軸も見つかるため、これから就活を始める今に取り組むのがベストです。

既卒就活で後悔しないためにも、今すぐ診断してみましょう。

既卒とは

既卒とは、内定がない状態で学校を卒業して、社会人経験がない人を指します。卒業後3年以内までが既卒として扱われています。

既卒と似た言葉はいくつかあります。言葉の定義をしっかりと押さえておかないと、就活の面接などで採用担当者と意思疎通が図れず、マイナスの印象を与えてしまいかねません。

次で解説する内容を押さえて、既卒の定義についてしっかりと押さえていきましょう。

既卒と新卒・第二新卒との違い

新卒・既卒・第二新卒における呼称の違い

既卒と似た言葉で新卒や第二新卒などが挙げられます。ここでは、それぞれの定義と既卒との違いについて解説していきます

新卒との違い

新卒とは

大学や専門学校、高校などを今年度中に卒業予定の学生

新卒は現役の学生が該当するので、卒業しているかしていないかが既卒との違いとなります。定義は異なるものの、基本的に既卒でも新卒採用枠で応募できる場合があります

こちらについては、後ほど新卒・中途両方の採用枠で応募できるの部分で詳しく解説していきます。

第二新卒との違い

第二新卒とは

学校を卒業後、一度就職したものの短期間のうちに転職を志す人

第二新卒と既卒は年齢も近いですが、主な違いとしては、一度就職しているかどうかです。既卒は社会人経験がない人が該当しますが、第二新卒は社会人経験がある人が該当します。

また、厚生労働省の新規学卒就職者の離職状況によると、大卒者の約3割が3年以内に離職しており、新卒入社後3年以内の離職率が年々高くなってきています。

社会人経験があることから研修コストを下げられたり、離職の多い若手人材を確保できるという背景から、企業は第二新卒枠という形で採用枠を設けているのです

具体的に第二新卒に該当するのは何歳までか、社会人歴何年目までか。定義は企業によって異なります。こちらの記事で解説しているので参考にしてください。
第二新卒に該当するのはいつまで? ベストな転職時期を見極める方法

フリーターとの違い

フリーターとは

アルバイトで生計を立てている人

既卒は学校を卒業後に社会人経験のない人を指しますが、アルバイトで生計を立てている場合、フリーターにも該当します。

フリーターは既卒や新卒、第二新卒とは別の概念になるので、切り分けて考えましょう

フリーターの定義や実態はこちらの記事で解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
フリーターとは? 正社員とのリアルな違いや将来性を徹底解剖

また、こちらの記事では、大卒フリーターから抜け出す方法を解説しているので、併せてチェックしてみてください。
大卒フリーターの末路とは? 現状から脱出するための4ステップ

新卒・中途両方の採用枠で応募できる

日本の就活は新卒一括採用が主流とされています。そのため、学校に在籍している間に就活を実施し、内定を得る人が大半でしょう。

既卒採用枠を設け、既卒だけの選考窓口がある企業もありますが、既卒の人が就活をする場合は、新卒枠に応募する場合と第二新卒などの中途枠に応募できる場合があります。

加えて、最近では通年採用という形で新卒・既卒・中途関係なく、30歳以下は同じ採用窓口で募集している企業も存在します。

企業が既卒をどのように捉えているかの違いになるので、応募の段階で既卒はどちらに該当するのか、応募の際に募集要項を確認しましょう

既卒が新卒採用を受けるメリットやデメリット、中途採用との違いはこちらの記事で詳しく解説しています。
新卒はいつまで? 企業における定義や実態をデータをもとに徹底解説!

中途採用の場合、ライバルは社会人経験があるので選考難易度が高いのでしょうか?

渡部 俊和

プロフィール

選考難易度が上がることはない

既卒者が中途採用枠で応募する場合、「経験がないから不利」という場合と「若さと他社のやり方に染まっていなくて有利」という場合の2つがありますね。

これは仕事に求められるスキルや資格要件にも絡んでくるので一概には言えませんが、もし競争相手が20代前半ならば、他社で経験をしたといってもたかだか2~3年くらいなわけです。採用側から見ても、それだけであなたの選考難易度が大きく上がることはないでしょう。

むしろ他社で短期離職している人をマイナスに見ることもあるので、ポテンシャルや適性で十分カバーできるレベルと考えられます。

PORTキャリアでは、既卒で就活をする人や既卒での就活を検討している人向けにさまざま情報を解説しています。参考にしてみてくださいね。

◆就活の進め方について
既卒の就活を確実に成功させる5箇条! ストレスなく進める秘訣

◆大手の就職について
既卒で大手就職は可能? 成功に必須の対策と採用している企業一覧

◆既卒2年目の就活について
既卒2年目でも逆転勝利! あなたにぴったりな企業に会う方法を伝授

既卒就活で後悔したくない人は、適職診断からはじめよう

既卒の就活は新卒と違い、選べる職業に限りがあります。そのため、簡単に就職先を決めると入社前とのギャップから早期退職につながる恐れがあります。

これから既卒就活をはじめる人は、まず「適職診断」を活用しましょう。適職診断では、簡単な質問に答えるだけであなたの強み・弱みとぴったりの職業がわかります。

また、どのような職業を選んだらいいか就活軸も見つかるため、これから就活を始める今に取り組むのがベストです。

既卒就活で後悔しないためにも、今すぐ診断してみましょう。

どんな仕事がある? 既卒の求人に多い職種

既卒の求人に多い職種

  • 営業
  • 接客・販売
  • エンジニア

エンジニアやデザイナーなどの専門職を除き、新卒入社後の職種や配属は入社後にならないとわからないことがほとんどですが、既卒の場合は職種別に募集するケースが多くあります。

既卒を募集している職種はさまざまあるので、次で解説する職種を参考に自分がどの職種に向いているかを考えてみてください。

営業

既卒を募集している営業は主に2種類あります。

既卒を募集している営業

  • インサイドセールス
    電話やメール、Web会議ツールなどを用いて非対面でおこなう営業
  • フィールドセールス
    企業や消費者など顧客のもとに訪問しておこなう営業

志望企業がどのような商品・サービスを展開しているかによって、営業手法は異なります。

営業は、人と話すことが好きな人に向いている職種ですが、単に話し上手であれば良いわけではありません。

提案内容を具体的かつ相手にわかりやすいように説明することができる論理的思考力や、相手の課題などをヒアリングする傾聴力、相手に対しての誠実さや相手の立場に立って物事を考えるスキルなどが求められます

既卒で社会人経験がないといえど、面接ではこれらのスキルが備わっているか見られるので入念な対策が必要です。

渡部 俊和

プロフィール

営業職は上記の2つに加え、顧客が法人か個人か、新規開拓かルート営業か、という観点もあり、2×2×2=8通りくらいの分類になっています。

既卒者を配置しやすいのは、主に上記のどちらであっても法人向けのルート営業になるでしょう。

「自分は営業に向いていないのではないか……」と考える人は多くいます。次の記事では、営業に向いていない人の特徴や不安を解消する方法、向いていない人向けにおすすめの職種を解説しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
営業に向いてない人の16の特徴|不向きな人におすすめの道も解説

接客・販売

接客・販売は営業と近しい職種ですが、実店舗などで顧客に対して有形の商品を提案・販売することが主な仕事です。たとえば、アパレルショップや携帯販売ショップなどが該当します。

接客・販売は休日が不定期になりがちですが、自分が興味のある商材から選ぶとやりがいを得やすいことが特徴として挙げられます。また、職務経験を積んで実績を出すことで、店舗の店長などにキャリアアップできます

飲食店などで接客のアルバイト経験がある人は、即戦力として働くことができます。

販売職は、基本的に小売業での販売業務への従事がメインです。接客はもちろん、商品の管理や仕入れをおこない、マネージャーとして店舗運営を任されることもあります。

販売職は既卒が不利になるようなことは少ないでしょう。

エンジニア

経済産業省が2020年に発表したIT人材需給に関する調査によると2030年には最大で79万人のエンジニアが不足すると言われており、経験の有無にかかわらずエンジニアを募集している企業も多くあります。

未経験でも受け入れている企業はあるものの、手に職をつけることで内定にぐっと近づくことができます。

最近ではeラーニングなど、オンラインでプログラミングを習得できるサービスも多くあるので、時間に余裕のある既卒の人は、オンラインサービスなどを利用して技術を学び、面接などでアピールしていくことで周囲と差をつけることができますよ

鈴木 洵市

プロフィール

エンジニア職で既卒を募集している企業は、地方企業に多く存在しています。

エンジニアは技術職であり人員数で企業の業績が大きく変わります。エンジニアを志望している人は、地方に目を向けてみることもおすすめですよ。

悲観的にならなくていい! 既卒就活が不利ではない理由

既卒での就活は、新卒と比較して年齢差があることや、中途と異なり社会人経験がないことから、不利なイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。

ですが、悲観的になる必要はありません。一昔前と違って、時代の変化に合わせて新卒一括採用が徐々に崩壊しつつあるので「既卒だから就活に不利」ということはなくなりつつあります。

次で解説する、「既卒が就活で不利ではない理由」について理解して、自信を持って就活を進められるようにしましょう。

多くの企業が既卒者を受け入れている

秋卒業が主流である海外の学生や留学生の採用が困難になることなどから、より多様な人材を獲得するために、新卒採用枠の条件として、大学卒業後3年以内といった条件を盛り込む企業が増えています。

また、学生がやりたいことをやるために就活の時期を固定化せず、通年採用する企業も増えています。

通年採用とは

年間を通して採用活動をおこなうこと

通年採用では30歳以下といったように年齢制限を設け、年齢の条件を満たしていれば就業経験を問わず選考に参加できるなど、既卒でも選考に参加できるようになっています

渡部 俊和

プロフィール

時期が決まっている新卒採用と通年採用の違いとして、リアルタイムで企業の状況が変わっていることが挙げられます。

通年採用に応募する場合は、直近の企業情報(業績やイベントなど)を拾っておくと良い対策になりますよ。

近年では優秀な人材を確保するためや、学生の状況に臨機応変に対応するために通年採用を実施する企業が多くあります。以下の記事では通年採用の探し方や内定獲得のコツをまとめているので参考にしてみてください。
通年採用企業57社を業界別で紹介! 探し方や内定獲得のコツも解説

ライバルは新卒だが、新卒も社会人経験はない

既卒の人が新卒採用や通年採用の企業の選考に参加する場合、ライバルは新卒となります。

既卒は「社会人経験がない」ことに注目がいきがちですが、これは新卒も同様です。

新卒採用で新卒の人が有利に見えるのは、新卒の方が母数が多いことから、内定を獲得するのも新卒の割合が多くなっているだけです

既卒だから不利ということはなく、既卒ならではの質問をされるので、しっかりと対策して臨めば内定を得ることができますよ。

同じレベルの新卒と既卒がいた場合、「若さ」という観点から新卒が優遇されると聞きました……。既卒だからこそできる新卒との差別化方法があれば教えてください。

新卒の経験から得た学びや成長をアピールしよう

既卒が差別化できる点は、新卒時代の就職活動で得られた経験をもとに自己成長のために取り組んできたことや、今後に生かせる教訓などが挙げられるでしょう。

全ての人に該当する訳ではありませんが、既卒は新卒時代に就職できなかったという大きな挫折があるかと思います。

その挫折からは、自分に足りないものはもちろん自分なりに得た教訓などがあり、自分にとって何らかの成長につながっているはずです。それらは、新卒では気づけない大きな財産であり、「若さ」というポテンシャルだけでは得難いものです。

既卒としての経験が、今後の成長にとって大きく役立つとアピールすることが大切です。

既卒就活で後悔したくない人は、適職診断からはじめよう

既卒の就活は新卒と違い、選べる職業に限りがあります。そのため、簡単に就職先を決めると入社前とのギャップから早期退職につながる恐れがあります。

これから既卒就活をはじめる人は、まず「適職診断」を活用しましょう。適職診断では、簡単な質問に答えるだけであなたの強み・弱みとぴったりの職業がわかります。

また、どのような職業を選んだらいいか就活軸も見つかるため、これから就活を始める今に取り組むのがベストです。

既卒就活で後悔しないためにも、今すぐ診断してみましょう。

公務員は年齢制限さえクリアできれば職歴は問われない

公務員は「国家公務員」と「地方公務員」の2種類に分けられます。国家公務員であれば省庁、地方公務員であれば地方自治体が採用をおこなうので、年齢制限など受験資格は応募先によって異なります。

そのため、志望する機関の年齢制限をクリアしていれば、既卒でも選考に参加することができるのです

民間企業と併願して、公務員を志望する人も多いかと思います。次の記事では、併願する際の両立方法や準備しておくべきことについて解説します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
公務員と民間企業の併願で共倒れ? 状況別で両立のコツを解説

既卒の人が就活で注意するべきポイント

既卒の人は就活において不利ではありませんが、前述のように日本ではまだまだ新卒一括採用が主流です。

そのため、既卒は周囲に就活をしている仲間が少なかったり、大学のキャリアセンターを利用できないなど、新卒での就活と異なる特徴があります。

新卒と既卒では、「卒業しているか、していないか」だけではなく、いくつか注意するべきことがあります。次では具体的な注意点について解説していくので、参考にしてしっかりと押さえていきましょう。

苦労を共有できる仲間がいない

既卒として就活をする場合、同級生は就職をして社会人としてすでに働いていることがほとんどです。

新卒の就活では一緒に面接練習をしたり、説明会に足を運んだり、時には悩みを相談できる仲間として同級生がいたかもしれませんが、既卒の場合はそういった仲間を作りづらいことが挙げられます。

既卒として就活を進めていくと、共感できる仲間が少ないことから弱音を吐きづらくなり、抱え込んでしまうことがあるかと思います。そんな時は周囲の社会人をしている友人や家族に吐露してみることもおすすめです

社会人の視点からアドバイスをもらえるかもしれませんよ。

アドバイザーコメント

SNSを活用して仲間を探してみよう

今はSNS上のコミュニティやサイトを通じて、ゆるいつながりの仲間は探しやすくなっていると思います。ネガティブなやりとりの多い場所さえ避ければ、不特定多数での情報共有はしやすいのではないでしょうか。

私個人は、あまり近いつながりの「仲間」を探す必要はないと考えています。同じ就職先に行くわけではないし、他人とは志向もタイプもそもそも異なるはずなので、他人にひきずられない方がむしろ重要です。

自分の就活なのになぜ「仲間を探したい」と思うのでしょう。その考え方自体がやや依存的で危険だと思います。

公的サービスを活用することも1つの手

以上の前提ですが、1つおすすめするのは、各地域の労働局や自治体でおこなっている雇用関連の事業やジョブカフェなどの公的サービスをフル活用することです。

既卒者はおそらく新卒向けのサービスも中途向けのサービスもどちらも使える立場になるので、ほぼ無料でセミナーや資格取得の支援、職業紹介などの各種の支援を受けられるでしょう。

職業訓練校で同様のサービスを受託していることもあります。そういう場で良い距離感の仲間を見つけられることもあるかもしれません。

次の記事では、就活について相談する際の相談先や相談方法、相談時の注意点について解説します。ぜひ参考にしてみてください。
就活の相談先14選! 良い決断ができる相談相手の選び方も解説

情報収集が大変

先ほど解説したように、既卒の人は周囲に就活をしている友人が少なかったり、大学によっては卒業後にキャリアセンターを活用できないことがあります。

そのため、就活をするうえで重要な情報収集が難しい傾向にあります。既卒に特化した情報サイトがあるので活用しながら、自ら情報を取りにいくことが必要です。

また、ハローワークや就活エージェントなどを活用することでキャリアの専門家からアドバイスをもらうこともできます。こちらについては既卒向け求人に応募する方法5選で解説するので参考にしてみてくださいね。

既卒は自分から情報を取りにいくことが重要です。

紹介されている方法以外にも、やはり企業説明会への参加や既卒も募集しているインターンへの参加などによって、業界や業種、希望する会社の情報を直接的に入手することが重要です。

情報が手に入りにくい既卒だからこそ、インターンに参加することでリアルな実態をつかむことができます。詳しい参加方法などはこちらの記事で解説しているので、併せて参考にしましょう。
既卒インターンは企業選びが肝! メリットや注意点などを徹底解説

空白期間が長いと不利になる

学校を卒業後、既卒として社会人を経験しない期間の過ごし方は人それぞれあるかと思います。たとえば、フリーターとして、アルバイトをしながらやりたいことを見つけたり、海外でワーキングホリデーをするなど、さまざま挙げられます。

ですが、アルバイトなどは履歴書の経歴として記載することが難しく、事実上空白期間となってしまいます。この空白期間はアピールの仕方次第で採用担当者を納得させることは可能ですが、空白期間が長いと就活では「目的もなく過ごしていた」といったように不利に働いてしまいます

空白期間の過ごし方は人それぞれですが、次につながる経験や活動をしていることが大事です。採用担当者を納得させるためにも、次で解説する内容を参考にしましょう。

大学卒業からすでに2年が経ってしまいました。今から就活を始めるのですが、諦めた方がいいのでしょうか?

鈴木 洵市

プロフィール

可能性に蓋をせず挑戦しよう! 

就職活動に関しては、スタート時期が遅くなってしまったからといって、諦めてはいけません。

諦めてしまうということは、あなたが将来進むかもしれない道に、自分で蓋をしてしまうことになります。

就職活動について、人より困難になってしまうかもしれませんが、自分の意思を持って就職活動に臨むようにしてください。

既卒就活で後悔したくない人は、適職診断からはじめよう

既卒の就活は新卒と違い、選べる職業に限りがあります。そのため、簡単に就職先を決めると入社前とのギャップから早期退職につながる恐れがあります。

これから既卒就活をはじめる人は、まず「適職診断」を活用しましょう。適職診断では、簡単な質問に答えるだけであなたの強み・弱みとぴったりの職業がわかります。

また、どのような職業を選んだらいいか就活軸も見つかるため、これから就活を始める今に取り組むのがベストです。

既卒就活で後悔しないためにも、今すぐ診断してみましょう。

既卒の人が内定を取るために実施するべき準備5選

既卒の人が内定を取るために実施するべき準備5選

  • 自己分析をしっかりとおこなう
  • 新卒で就職しなかった理由を言語化する
  • 空白期間に何をしていたかを言語化する
  • 行動力とアクションスピードの速さで勝負する
  • 既卒だからこそマナーや身だしなみを徹底する

企業が既卒の人を採用する際に重要視するポイントは次の通りです。

既卒の人を採用する際に重要視するポイント

  • 自社の社風とマッチするか
  • 素直さがある
  • 入社意欲の高さ
  • 働くことへの意欲

選考でこれらが備わっていることをアピールするためにも、しっかりと事前に準備しておく必要があります。

また、前項で解説したように既卒はいくつか注意するべきポイントがありますが、注意点に合わせて既卒ならではの準備するべきことが存在するのです。

次では内定を取るために実施するべき準備について解説していくので、自分ができていないことがあれば、解説している内容やキャリアアドバイザーのコメントを参考にぜひ取り入れていきましょう。

①自己分析をしっかりとおこなう

志望企業との社風とマッチするかを見極めるためには、まず自己分析が必要です。

大学次に就活を実施していた人はすでに自己分析をおこなった経験があるかと思いますが、新卒就活の時と自分の価値観が変わっている可能性があるので、既卒として就活を始める際に改めて自己分析をやり直しましょう。

自己分析を通して、改めて自分の強みや弱みを見直すことはもちろんですが、学校を卒業後に経験したことを深掘りしてみることで新しい自分を見つけることができるかもしれませんよ

アドバイザーコメント

新卒社員との差を埋めるには自己分析が欠かせない

既卒に企業側が求めるのは、新卒での就職活動がうまくいかなかった理由を掘り下げ、それを糧に自己成長できているかという点です。
 
既卒として過ごしている時点で、新卒で就職してさまざまな社会経験を通して成長し始めている新入社員とは明らかに差ができています。その差を埋めるため、もしくはそれ以上の成長に向けて行動するための自己分析ができているかは注目されます。
 
この点が整理できていないと、面接での回答の一貫性も見えにくいため、面接官からは「自己分析が不足していて過去の経験から学べない人」だと評価されるかもしれません。
 
自己分析でブレのない「就活の軸」を作ろう

また、自己分析で明確にする「仕事に求める価値観」は企業とのマッチ度を測るうえで最も重要であり、既卒での就職活動の方向性を大きく左右します。新卒での就職活動での経験を通して変わっていたり、さらに強く絞られていたりする可能性もあります。
 
既卒での就職活動で企業選びの軸がぶれないためにも、新卒時代の就職活動で得られた考えも加味したうえで自己分析をおこなわなければいけません。

次の記事では、自己分析について、効果的な方法や注意点など網羅的に解説しています。解説している内容を参考に、自分に合った方法で自分の価値観や強みを見つけていきましょう。
自己分析マニュアル完全版|今すぐできて内定につながる方法を解説

②新卒で就職しなかった理由を言語化する

既卒就活において、面接で必ず聞かれる質問が「新卒で就職しなかった理由」です。

否定的な目で見られているわけではなく、多くの学生が新卒で就職という選択肢を選ぶ中でほかの人と違う選択をした背景や目的が見られています。そのため、しっかりと理由を準備しておきましょう。

中にはネガティブな理由で既卒になった人もいるでしょう。自分が原因であるとわかっているのであれば、正直に伝えて反省点を述べることが大事です。自身の反省を述べることで素直さをアピールすることができます。

反省点を述べたうえで、現在どのような改善をしているのかを伝えましょう。

③空白期間に何をしていたかを言語化する

先ほど解説したように、学校を卒業し既卒として就活するまでの期間は「空白期間」と捉えられます。

同級生が新卒として就職することが一般的な中で、「卒業後に何をしていたのか」は採用担当者も気になる部分です。空白期間が長ければ長いほど、働くことへの意欲が低いという先入観を持たれてしまいます。

就職しない中でどのような活動をしていたのかはしっかりと述べていきましょう。

空白期間は目的もなくフリーターとして過ごしていました。この場合どのように伝えればいいのでしょうか?

渡部 俊和

プロフィール

まずは仕事の意味をしっかり考えてみよう

たとえフリーターであっても、きちんと採用されて、働いていたのであれば、一定の評価を得ているはずです。

そしてフリーターであっても、仕事はしていて顧客もいましたよね。仕事の意味がまったくないはずはありません。

やりたくない仕事や小さな仕事でも、社会や会社にとって必要だからその仕事があるのです。しっかりその意味を考えて伝えようとすれば、材料はたくさん出てくるでしょう。

④行動力とアクションスピードの速さで勝負する

既卒の場合、年齢を重ねるごとに新卒採用枠で応募可能な求人が減ってしまうので、就活に向けて早めにアクションを起こす必要があります。

求人情報やホームページを読み込んで企業を知ることはもちろんですが、業界や企業について情報を取りにいく姿勢は面接でのアピール材料になります。企業の採用担当者と接点を持つなど、積極的に行動していきましょう

最近では、大学に関係なくOB・OG訪問できるアプリなどもあります。次で解説するおすすめのアプリを活用してみるのも手です。

中には同い年の人に話を聞くことになるかと思いますが、あくまでも社会人としては先輩です。年齢などは気にせずに、「社会人の先輩に教えてもらう」というスタンスでまずは行動してみてください。こうした訪問は社内で共有され、その後の選考で評価してもらえる場合もありますよ。

鈴木 洵市

プロフィール

なかなか行動に起こせない人は、アドバイザーやサポーターとなる人の力を借りることが必要です。OB・OG訪問アプリや後ほど解説する就活エージェントを活用していきましょう。

自分を律することができない人にとって、自身の進捗に対し、チェックをしてくれる人は非常に重要な存在になりますよ。

⑤既卒だからこそマナーや身だしなみを徹底する

就活ではビジネスマナーを求められます。これは新卒採用においても評価されるポイントですが、新卒採用の場合、まだ学生であることを加味して、大目に見てもらえる部分があります。

一方で、既卒の場合、社会人経験はないものの年齢を重ねていることを踏まえて、ビジネスマナーや身だしなみを厳しく見られる場合があります

そのため、就活で求められるビジネスマナーを押さえて、身だしなみを整えたうえで臨むようにしましょう。

渡部 俊和

プロフィール

採用側では、既卒は新卒時代に就活に失敗した人やほかのことに注力した人という認識があります。

その間、就活について試行錯誤したり時間をかけて考えた経験があるはずなので、基本的なことができていないとマイナスイメージが大きくなってしまいます。

面接で求められるマナーはなかなか対策がしづらいものです。次の記事では、好印象を残すための面接マナーについて網羅的に解説しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
面接マナーを攻略! 不合格を避ける基本からWeb対策まで完全網羅

次の記事では、面接における服装や服装のマナーについて解説しています。これから面接を控えている人は参考にしてみてください。
面接の服装に迷う学生必見! 基本マナーから私服対策まで完全網羅

既卒向け求人に応募する方法5選

既卒向け求人に応募する方法5選

  • 求人サイトを活用する
  • ハローワークを活用する
  • 既卒向け就活エージェントを活用する
  • 企業のHPから応募する
  • 友人の紹介によるリファラル採用に応募する

既卒向けの求人はさまざまありますが、どのようにして見つけるのかわからないという人もいるのではないでしょうか。

既卒向け就活のサービスはいくつか存在するのでそれらを活用することもおすすめですし、既卒ならではの求人の見つけ方は存在します。

次では既卒向けの求人に応募する方法について解説していくので、自分に合った方法を見つけてみてくださいね。

①求人サイトを活用する

求人サイトを利用する場合、方法は次の2種類があります。

既卒の人が求人サイトを利用する方法

  1. 転職者向けの求人サイトで既卒歓迎の求人を探す
  2. 新卒向けの求人サイトで既卒歓迎の求人を探す

既卒に特化した求人サイトはないので、新卒向けの求人サイトや転職者向けの求人サイトで既卒を募集している求人を探す必要があります。

最近では、第二新卒といった20代向けの求人サイトも多くあるので、活用するのがおすすめです。次で解説する求人サイトは既卒の求人を多く掲載しているので利用してみてください。

既卒の求人を多く掲載している求人サイト

求人サイト内には「既卒歓迎」「既卒・社会人経験不問」といった既卒向けの求人を絞る検索機能があります。該当するものを選択して検索することで、求人に出会うことができますよ。

「業界未経験可」や「未経験OK」というキーワードでチェックしてみるのもいいでしょう。

ただし、重要なのは自分が就職先に対して求める譲れない条件を満たしているかどうかです。この点をチェックしていないと、せっかく採用されても長続きしない可能性があります。

②ハローワークを活用する

既卒向けの求人を探すために、ハローワークを利用することも手です。

ハローワークとは

正式名称は公共職業安定所。厚生労働省が運営し、就職困難者向けに職業紹介などを中心とした就職支援をおこなう場所。

ハローワークは新卒向け、子育て中の人向けなどさまざまな種類があります。既卒向けには「わかものハローワーク」があり、全国22か所に設置されています

担当者が付き、自分の適性に合わせた求人を紹介してもらえたり、選考の対策などもおこなってもらえるのでおすすめですよ。

③既卒向け就活エージェントを活用する

ハローワーク同様に求人の紹介や選考対策など包括的に支援してくれるのが就活エージェントです。

就活エージェントとは

学生一人ひとりにアドバイザーが付き、プロの視点から就職活動を包括的に支援してくれるサービス。

就活エージェントはハローワークとサービス内容は変わりませんが、ハローワークとの違いとして、求人数の多さが挙げられます

ハローワークは中小企業の紹介が多いのに対して、就活エージェントではベンチャー企業から大手企業までさまざまな企業を紹介しています。幅広く企業をみていきたいと考えている人におすすめですよ。

アドバイザーコメント

ハローワークや就活エージェントを利用する前に自己分析をしよう

ハローワークや就活エージェントは、思っている以上に就職先の候補企業を多く提示され、面接を焦らされることがあります。

ハローワークや就活エージェントは、就職を目的として活用されることが多いので自己分析や適性がおろそかになってしまう場合があり、この点については、利用する前に自分で大方実施しておくことが必要です。

自分自身を先に知ることで、自分の意思や適性を客観的に分析しておいた方が、活用する場合に得策となります。

事前の自己分析は内定後の不安を減らす

自己分析や適性を事前に実施しておかないと、内定後や入社後に「こういう会社に就職するべきではなかった」「内定は貰えたけど、不安で辞退したい」と後から悩んでしまいます。

一方で、ハローワークや就活エージェントはプロであることから、申し込み時に「自己分析を手伝ってもらいたい」という意思を伝えて活用する方法もあります。

自分にあった活用方法を見つけてみてくださいね。

④企業のHPから応募する

興味がある企業やすでにいきたい会社の目星がついている人は、企業のHPから自分で応募しても良いでしょう。求人サイトや就活エージェントを通さずに応募することで、志望度のアピールになる場合もあります。

ですが、企業によっては既卒の募集を実施していない場合もあります。採用サイトの募集要項に「既卒OK」「既卒歓迎」といった記載があるかを確認しましょう

⑤友人の紹介によるリファラル採用に応募する

大学などの同級生は、社会人として企業で働いているという人も多いかと思います。友人が働いている企業が気になっている人は、リファラル採用という形で紹介してもらうこともおすすめです。

リファラル採用とは

企業が自社の社員に人材の紹介を受ける採用手法

紹介の場合、入社時点で知り合いがいる安心感があり、社内事情についても入社前から詳しく知ることができるのでおすすめです

そのため、入社後のギャップが起きにくいというメリットがあります。

ただ、企業によっては紹介による採用制度がない場合があるので注意が必要です。事前に確認して、リファラル採用をおこなっていない場合は、企業のHPより自ら応募するようにしましょう。

学生必見! 就活をやめて既卒になる人が押さえておくべきポイント

現時点で大学生として、新卒就活をおこなっている人もいるかと思いますが、学校を卒業して、既卒として就活することを検討している人もいるのではないでしょうか。

既卒として就活することは問題ありませんが、事前に押さえておくべきポイントはいくつか挙げられます。逆に押さえておかないと、既卒での就活で失敗してしまったり、内定を取るまでに時間を要してしまうことがあります。

もしかすると新卒として就活を続けた方が良い場合もあるかもしれません。次で解説していく内容を参考に、既卒として就活をおこなうか、新卒として就活を続けるか検討してみてくださいね。

ネガティブな理由での就活終了は敬遠される

既卒として就活を検討する理由はさまざまです。

ですが、前述したように、新卒として就活をしなかった理由は必ず質問される項目です

そのため、「内定が取れない」「内定先に納得できない」「そもそも就活をしていない」という理由は、特別な事情がない限り、ネガティブな理由として、企業が敬遠する傾向にあります。

鈴木 洵市

プロフィール

どうしても就活がしんどいという場合は、就活をいったんお休みすることも選択肢のひとつです。

就活で心が疲弊してしまって壊れてしまうことの方が今後の人生に大きく悪影響を及ぼしかねないからです。

新卒の就活を辞める理由はさまざまです。ネガティブな理由で辞めてしまう人も多いことでしょう。次の記事では、「就活がしんどい」「就活をやめたい」と考える人向けに対処法などを解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
就活をやめたい時の脱却方法は? ポジティブへの転換法を解説
「就活がしんどい」の脱却方法とは? 心構えや対処法を解説

最終的にプラスになる選択肢かを考える

前項で解説したように、ネガティブな理由での就活終了は企業から敬遠されてしまいます。そのため、既卒として就活することが自分にとってプラスになるかを考えていきましょう。

たとえば、「第一志望の会社に落ちてしまったから来年頑張りたい」「公務員試験にリベンジするため」などは、将来的にプラスになり得る選択肢です。一方で、「就活が面倒」「社会人になりたくない」といった理由は、既卒として就活をしても似たような理由で逃げてしまうかもしれません。

勢いで決めるのではなく、メリットデメリットを考えたうえでプラスになる選択となるようにしましょう

自分1人で決めてしまわないようにする

既卒の人が就活で注意するべきポイントでも解説したように、既卒として就活する場合は、既卒ならではの難しさが存在します。

自分1人で決めると一時の感情やメリット・デメリットを考えず、主観的に判断してしまうので、自分だけで決めないことが懸命です。周りの客観的な意見を持って判断するほうがあらゆる視点から考えることができ、既卒として納得感を持って就活を進めることができるのです

就活は人生を左右する重要なタイミングです。勢いで決めて、後々後悔してしまわないようにしましょう。

まずは両親など、身近な大人に相談してみることがおすすめです。社会人の先輩として、皆さんの性格や特徴を踏まえて、アドバイスをしてくれると思いますよ。

親から既卒での就活を否定されています。どうすれば納得してもらえるでしょうか?

具体的なプランとともに両親を説得してみよう

自分にとっての「やりたいこと」が、そもそも新卒での就職活動を止めて「今」やらなければならないことなのかをまずは整理しましょう。

そのうえで、どうしても就職せずにやらなければならないことなら、その理由やタイムリミットも含めて親に伝えることが重要です。

両親が否定する理由はそれぞれですが、既卒は就職が不利になるという考えがあり不安に感じている可能性があります。

そのため、「具体的に何をやるのか」「どういった計画でやるのか」「いつまでで区切りをつけるのか」といったことは根気強く説明して本気度を示しつつ、親を安心させる必要があります。

そういった点を説明して納得してもらえないならば、そのやりたいことは「今すぐ」にやるべきことではないのかもしれません。

誰かに相談する際、相談相手に悩む人も多いのではないでしょうか。次の記事では、就活を相談するにあたって、相談相手の選定方法や相談時の準備方法について解説しています。参考にしてみてくださいね。
就活の相談先14選! 良い決断ができる相談相手の選び方も解説

新卒・既卒は関係ない! 適切な行動をして内定を獲得しよう!

大学などの学校を卒業後、新卒として企業に就職する人がほとんどです。そのため、既卒での就職はネガティブなイメージを持たれがちですが、そんなことはありません。

新卒で就職しなかった理由や空白期間をどのように過ごしてきたかを明確にし、行動量とアクションスピードの速さがあれば、しっかりと内定を得ることができます。

さまざまな周囲の意見や見られ方から悲観的になってしまうこともあるかと思いますが、この記事で解説した準備方法や注意点、求人への応募方法を押さえて内定を獲得していきましょう。

アドバイザーコメント

自分にあった企業への就職を目指して諦めずに頑張ろう

既卒として就活を開始すると決めた人は、自分自身の将来を見すえて決断したと推測します。まずはその第一歩を踏み出したことに、心より敬意を表します。

さまざまな要因やその時の環境によって、現在の状況に身を置いていることでしょう。

就活を始めようと決断した時点では、卒業時とは環境に変化が生じているので、何かしらひと段落ができていることだと思います。

就活は働く「きっかけ」を作る場

就活は、どのような形であれ、社会で働くという最初の関門です。この関門に対して臨むには非常にストレスがかかり、辞めてしまいたいなと思うこともあるかもしれません。

ですが、この「就活」を後々振り返ると、人生にとっては働くための「きっかけ」であり、自分を知ることができる大きなチャンスでもあります。

自己分析を実施して自分自身をよく知り、客観的に捉え、自分にあった企業への就職活動を展開することを心より応援しています。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了
全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-220824001-02942)
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