この記事のまとめ
- Webマーケティングに向いてる人の7つの特徴を仕事内容と一緒に解説
- 向いてる人の中でも仕事をするうえで注意が必要なタイプの人がいる
- Webマーケティングの選考で有利になる経験や資格を紹介
近年、就活生からの人気が高まっているIT業界において、なかでもWebマーケティングに興味を持つ就活生が増えています。ただ、実際にWebマーケティングに向いてる人にはどんな特徴があるのか、わからない人も多いのではないでしょうか。
自分がどれだけWebマーケティングの仕事に就きたいと考えていても、向いてる人について理解ができていないと、内定を得ることができなかったり、入社できたとしても働いてからミスマッチを感じたりしてしまいます。
この記事では、Webマーケティングに向いてる人の特徴について、実際の仕事内容と関連させて紹介しています。また、キャリアコンサルタントの村谷さん、吉田さん、山田さん、高尾さんにも解説をしてもらいます。
さらに、IT企業でのエンジニアとして働いた経験がある高尾さんからは、実際にいたWebマーケティングで活躍していた人の事例をもとにしたアドバイスがあるので、Webマーケティングに向いてる人についてより深く知りたい人は参考にしてみてくださいね。
最後まで読み込んで、どのような人がWebマーケティングに向いてるのかを理解して、Webマーケティング職に就くためにできることを知っておきましょう。
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Webマーケティングが向いてる人の特徴7選!

これらの7つ特徴があるとなぜWebマーケティングに向いてるのか、どのようなときにその特徴が活かされるのか、具体的な仕事内容と合わせて見ていきましょう。
仕事内容と合わせることで、自分自身の強みがWebマーケティングの仕事に向いてるのかがわかるようになるので、働く姿を想像しながら読んでみてください。
まずはあなたが受けないほうがいい職業を確認してみよう
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①論理的思考力がある
Webマーケティングの仕事では、物事についてしっかりと筋道を立てて考えなければいけない機会が多くあります。
Webサイトへのアクセス数、広告のクオリティ、ユーザーの傾向、現代のトレンドなど、あらゆる要素が複雑に絡み合っています。そのため、どの要素がどこに影響するのかを理解しなくては、結果を出すことが難しい仕事なのです。
たとえば、現状のWebページのアクセス数が少ないのは、文章量が多すぎることだと想定した場合、全体的に簡潔な文章にまとめることで、ユーザーが読みやすいページにするといった改善が必要です。
もし論理的に考えずにその場しのぎの感覚のみで判断してしまうと、ユーザーが本当に欲しい情報を提供できなかったり、おこなった施策が数値として結果出ないことも多々あります。
そこで、物事を論理的に考えることのできる力がある人は、Webマーケティングに向いてると言えます。どのくらいのユーザーがいて、どのようなニーズが存在し、どういったアクションを起こすことで効果を得られるのかを常に考えることが必要です。
論理的思考力が求められるWebマーケティングの仕事
論理的思考力が活かされる仕事の一つとして、SEO対策が挙げられます。
SEO対策
Googleなどの検索エンジンのシステムを理解したうえで、検索結果において自社サイトが上位に表示されるようにするための工夫
検索結果で自社のWebサイトを上位に表示させるためには、どのような工夫をすれば上位ランクインできるか、その理由について考えていきます。
SEO対策のために考えるべき3つの理由
- ユーザーがその情報を検索する理由
- Webページごとに滞在時間が異なる理由
- ほかのサイトが上位に表示される理由
特定の単語が検索される理由や、ユーザーのWebページの滞在時間から、どの情報に興味を持ったり、興味が無かったりするのかを推測することができます。
また、上位に表示されているほかのサイトに掲載されている情報や、文章の書き方などから、どんなところにユーザーが興味を持っているのかを押さえます。そういった、自社のWebサイトにはない優れている点を参考に、検索結果で上位を取れるようなページの内容を変更していくのです。
そういった形で物事の理由を論理的に考えることは、Webマーケティングで結果を出すことにつながります。そのため、論理的思考力は重要な要素と言えます。
ほかにも、論理的思考力が必要なWebマーケティングの仕事は以下のようなものが挙げられます。
論理的思考力が必要なWebマーケティングの仕事
- 市場調査
- 競合サイトの比較
- 回遊施策の実施
論理的思考力があることでマーケティングの戦略立案や、業界の状況を客観的にデータ分析するなどの場面で活躍することができるでしょう。
選考の際に自己PRをしていくならば、就職後に論理的思考力を活かせる具体的な場面も添えて、採用担当者に伝えられると良いですね。
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②数字を扱うことが得意
仕事をするうえでは、数字と向き合っていかなければいけない機会が多くあります。
たとえば、Webサイトの閲覧数や、SNSに投稿した動画の再生数のように、世の中の人に影響のある規模の大きな数字を毎日チェックします。その数字から閲覧する人の傾向を分析して、より数字を伸ばすための改善策を導き出すというような業務もあります。
また、どういった施策を、どのくらいの期間で実行するかといった具体的な数字を算出することも欠かせません。
そのため、数値を慎重に扱わないと、少しのミスで結果が大きく変わってしまうこともありえるのです。
このように、数字に向き合う前向きな姿勢を持っておくことはWebマーケティングの業務をするうえで非常に大切です。
数字を扱うことの得意さが求められるWebマーケティングの仕事
数字が出てくる具体的な場面として、アクセス解析が挙げられます。
アクセス解析
Webサイトを訪問するユーザーの属性や行動の傾向を分析すること
アクセス解析でおこなう4つの例
- アクセス数や再生数を確認する
- 数字が変動するタイミングを確認する
- 効果が出る回数や日数を計算する
- 数字で結果を振り返る
まず、ユーザーのアクセス数や動画の再生数のように目に見える数字を確認することが挙げられます。数字を見ることでアクセス数の変化するタイミングを分析したり、どのような回数や日数が効果的なのかを計算することなど、数字をもとにした解析をおこなって、改善につなげていくことが仕事となります。
そして、実際にどのくらいの効果が出たのかを数字を振り返って確認したり、途中経過や結果の報告として数字をまとめたりすることがあります。
そのため、数字と向き合うことに抵抗感がなく、数字を使って物事を考えることが得意と思える心構えが、Webマーケティングでは求められます。日々の仕事を数字と関連付けて取り組むことができる人は、Webマーケティングの仕事に向いてるでしょう。
そのほか、数字を扱うWebマーケティングの仕事には以下のようなものがあります。
数字を扱うWebマーケティングの仕事
- データ解析
- 顧客リストの管理
物事を観察して根拠に基づいた分析・判断ができることはマーケターとして重要な能力となります。数字や事実に基づいて話せる人は、入社後も成果を出せるという評価につながりやすいですね。
③トレンドへの関心がある
近年、インターネットの利用が広がってきたことによって、世のなかのトレンドはより早いスピードで変化するようになりました。そのため、ユーザーが欲しいと思うコンテンツも日々変化しています。
そういった変化やトレンドに対して常にアンテナを張り、関心を持っておくことはWebマーケティング業界では非常に役に立ちます。現在ユーザーにはどのような傾向があり、どのようなことがニーズとされているのかといったユーザーの要求に合った行動を取ることができるのです。
また、次に来るとされるトレンドはどのようなものかを予測することもできます。どこよりも早くユーザーが求めている情報を提供ができることは、成果に直結するWebマーケティングの仕事で活きる力となります。
トレンドへの関心が求められるWebマーケティングの仕事
トレンドに関心があることで、Webマーケティングの業務の中でも特にSNS運用をうまく進めることができます。
X(旧Twitter)やInstagramなどをはじめ、あらゆるSNSを利用するユーザー数は増加しており、その年齢層も幅広くなってきています。現在、SNSは単なる趣味ではなく、情報収集としての用途で使われており、日々さまざまな情報が行き来しているため、トレンドもすぐに移り変わっています。
SNS運用では、そういった世のなかのトレンドをいち早くキャッチして、多くのユーザーにヒットするような施策を考える必要があります。
流行になぞらえたSNSの投稿や動画などは、トレンドを押さえていないとユーザーに注目してもらえません。そこで常にトレンドに興味を持っておくことで、流行が変わってもユーザーの関心を得るようなものを生み出すことができるのです。
トレンドへの関心が求められるWebマーケティングの仕事は以下も見ておきましょう。
トレンドへの関心が求められるWebマーケティングの仕事
- SNS投稿
- LINE運用
- SNSでトレンドを押さえるためにはどのようなことをすれば良いですか?
Webマーケティング業界の最新情報をキャッチしておこう
Webマーケティングに関する専門メディアを日頃からチェックすることで、業界の最新ニュースや事例、技術的なアップデート情報を常にキャッチしておきましょう。
テクノロジーの変化だけでなく、一般的な消費者の行動や流行にも注意を払っておいてください。
業務上で重要なキーワードとなるWebマーケティング、AI、広告などをGoogleアラートに登録しておき、関連ニュースが自動でメールで届くようにしておくのもおすすめです。
また、一般的にWebメディアは「炎上」することが日常なので、特に「火元」となりやすいSNSであるX(旧Twitter)は必ず定期的に確認しておくと良いと考えます。
あなたが受けないほうがいい職業を知っておこう
就活を成功させるためには、自分に合う職業・合わない職業を早めに知ることが不可欠です。しかし、それがわからずに悩む人も多いでしょう。
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④柔軟な発想ができる
Webマーケティングの業界では突然の変化がつきものです。
ここ数年の例としては、AI(人工知能)技術の進歩が挙げられます。人々の暮らしの中でもAIが欠かせないものとなりました。
日々仕事をしているなかで、世の中に大きな変化があった際は、急遽、その変化に応じてこれまでの業務のやり方などを変えなければならないことも発生します。
そのため、変化に対して柔軟に発想ができる人は、Webマーケティングの世界でも活躍が期待できます。固定されたやり方を続けるだけではなく、ときに動き方を柔軟に変えることができる人は、変化の激しいWebマーケティングの適性があるということです。
柔軟な発想が求められるWebマーケティングの仕事
柔軟な発想が役に立つ仕事として、戦略立案の業務があります。戦略立案とは、Webマーケティングにおける最初の段階の仕事で、マーケティングをおこなうための分析から施策を考えることです。
戦略立案
マーケティングをするにあたって、具体的な方向性や進め方について計画を立てること
たとえば、自社のSNSを伸ばすとき、まずはどのような方針で、具体的に何をおこなうかという戦略を立てます。現状の課題を踏まえて、SNSが伸びるにはどうすべきかなど、新しいアイデアが重要な要素となります。
こういった場面でこれまでにない考えができる人は、状況に合わせたあらゆるアイデアを出すことができます。そのため、うまく戦略を立てるためには柔軟な発想が必要となるのです。
失敗を恐れない力が求められるWebマーケティングの仕事はほかにもあります。
失敗を恐れない力が求められるWebマーケティングの仕事
- Webサイトのデザイン
- 動画編集
柔軟な発想ができる人だと、特に事業を推進するうえで活躍が期待できます。
Webマーケティングは特に新規事業などの場合、途中で大きな方向転換や中止、撤退といった戦略が余儀なくされる場合も多々あります。
そのなかでも柔軟に考えて行動することは、最終的な事業推進において大きな力となります。
⑤物事に没頭できる
あらゆる業務があるなかでも、ときには一つの物事に集中して取り組まなければいけない機会もあります。数値分析やユーザーの市場調査などは、特定の業務を重点的におこなうことが求められるのです。
また、何か新しい施策を始めるとなったときに、数値として結果が出るまで根気よく継続しなければいけないことがあります。実施した取り組みに対して、どれだけのユーザーから反応が返ってくるかはすぐに結果が出るわけではなく、一定の時間がかかります。
改善点の発見や、継続の可否も判断するためには、集中して業務を続けることが欠かせないのです。
変化が激しい仕事ではありますが、そのなかでも泥臭く取り組む姿勢を持っている人は、よりWebマーケティングに向いている人材と言えます。
物事に没頭する力が求められるWebマーケティングの仕事
物事に没頭する力が活かせる仕事として、メールマーケティングがあります。
メールマーケティング
ユーザーにメールを配信することで、集客や商品の購入につなげるWebマーケティングの施策の一つ
メールマーケティングでは、メールを送付したユーザーが、メールを通じてホームページ(HP)の閲覧や、商品の購入につながることを目指します。
目標はより多くのユーザーにメールを開いてもらうことです。そのためには今までのメールの文面やデザインと、それぞれのメールの開封率を照らし合わせて、改善策を考え抜くことが必要です。
さまざまなユーザーをイメージしながらあらゆるパターンのメールの文章を作成し、繰り返し検証できるような姿勢が求められます。
根気のいる仕事に対して、集中してのめり込むことができるのは、Webマーケティングに向いている人の特徴です。
そのほかにも、物事に没頭する力が求められるWebマーケティングの仕事は以下に記載しています。
物事に没頭する力が求められるWebマーケティングの仕事
- 記事のリライト
- サーバーの管理
Webマーケティング職において根気が必要な作業というと、客観的データの分析と、分析結果を受けてのマーケティング手法のブラッシュアップ、さらにその手法の検証をすること等が挙げられます。
「物事に没頭できる」特性は、このような業務においてプラス評価となりやすいでしょう。
⑥人の心理に興味がある
Webマーケティングでは広告や動画などのあらゆる媒体を用いてよりユーザーが注目してくれる内容を試します。どういった業務内容においても、最終的なユーザーが人間であることは変わりありません。そのため、人の心理をよく理解しているほど、効果的なマーケティングができます。
ユーザーはどのような情報を欲しいと思っているのか、どのような見せ方をすれば興味を持ってくれるかといった心理的な点に目を向けることが大事です。それぞれの状況で人はどのような考え方をするのかを把握できれば、ユーザーを惹きつけることができます。
そういった、人の心理に深い理解を示すことで、Webマーケティングで結果を出すことができるため、人の心理に興味があるということは、一つの向いてる人の素養となります。
人の心理への興味が求められるWebマーケティングの仕事
人の心理に興味を持つことで、より効果を発揮できる仕事があります。その一つが、Webマーケティングのなかの広告運用です。
広告運用の手段としては、Webサイトに掲載するものや、SNSに流すものなど、さまざまな手段があります。どのようなやり方にも共通する要素には、どれだけユーザーの関心を集められるのかということが重要です。
たとえば、SNSを見ているとき、ふと流れてきた広告に目を止めた経験はありませんか。そのときには、きっと何か興味をそそる内容があったり、印象に残る文言があったのでしょう。
このようにユーザーがどのような広告だと興味をもってくれるのかを心理的な視点で分析することが必要です。心理的に興味を持ってもらえる打ち出し方をすることで、マーケティングで結果を残すことができます。
ほかに、物事に没頭する力が求められるWebマーケティングの仕事を紹介します。
物事に没頭する力が求められるWebマーケティングの仕事
- ユーザー分析
- 問い合わせへの対応
- Webでの接客
- ユーザーの心理を理解するためには何をしたら良いでしょうか?
自分がユーザーになって心理を理解しよう
ユーザーの心理を理解するためにできることは、まず自分がユーザーになることです。人の気持ちを考えることが苦手でも、まず自分自身が実際に利用することによって体験や感情を伝えやすくなります。
もし、それができそうになければ、ユーザーインタビューをするようにしましょう。考えるのが苦手な分、行動をすることによってその点をカバーすることができれば、マーケティングでも結果を出しやすくなります。
⑦失敗を恐れない
この業界の特徴として、情報の移り変わるスピードが速く、次々に新しい情報が入ってくるということが挙げられます。そのため、変化する状況に対して、新たな施策へのチャレンジをしていかなければなりません。
その挑戦のなかでは、前例のない初めておこなうような取り組みも含まれているため、想定通りの結果が出るかわからないこともあります。
トレンドに変化があってユーザーの求めているものが変わってしまったり、新たなルールが加わることで既存の媒体が使えなくなったりすることで、思うように数字が伸びないことが起こります。
そのような状況でも、試行錯誤を繰り返していける力は強みであり、未知のことについても失敗を恐れずに挑戦を楽しめる人は、Webマーケティングに向いてるでしょう。
失敗を恐れない力が求められるWebマーケティングの仕事
Webマーケティングの世界では、常に新しい挑戦や改善が求められるため、失敗を恐れずに新しい施策にチャレンジする姿勢が非常に重要です。
たとえば、Webサイトの改善では、効果を最大化するためにさまざまな施策を試します。
ある施策が期待したような成果を生まなかったとしても、それは失敗ではありません。その結果から「なぜうまくいかなかったのか」を分析し、次の施策に活かすことができるからです。
また、前述したようにWebマーケティングは日々進化する分野であり、新しいツールや手法が次々と登場します。過去の成功体験に固執せず、未経験のことでも失敗を恐れずに挑戦することで、より良い結果を生み出すことができます。
失敗を恐れない姿勢は、新しいトレンドや技術の導入といった、Webマーケティングの最前線の業務に対して欠かせない力です。
失敗を恐れない力が求められるWebマーケティングの仕事
- 新規広告媒体の開拓
- DMの送付
- メールマガジンの配信
データを根拠に仮説検証をするためには、「本当にこれであっているのかな?」と尻込みしていては進めません。勇気をもって小さな試行錯誤を繰り返し、「失敗しても次!」といった改善のサイクルを楽しめる人は評価が高いです。
あなたが受けない方がいい職業を確認しよう!
就活では自分のやりたいことはもちろん、そのなかで適性ある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期退職に繋がってしまうリスクが高く、適職の理解が重要です。
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まずは強みを理解し、自分がどの職業で活躍できるか診断してみましょう。
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
当てはまると注意! 向いてる人でも気を付けるべき3つのタイプ
向いてる人でも気を付けるべき3つのタイプ
- ルーティンワークが好き
- 結果だけにこだわりたい
- 一人で黙々と作業をすることが好き
Webマーケティング職が向いてる人のなかでも、実は当てはまってしまうと注意が必要なタイプが3点あります。
その特徴を知らないでいると、向いてるにもかかわらず、仕事内やその難しさにギャップを感じてしまう恐れがあります。そのため、3つの注意点をもとに、改めて自分自身のWebマーケティングへの適性を確認してみましょう。
①ルーティンワークが好き
Webマーケティングの仕事は、変化が多いことが特徴の一つです。トレンドに左右されやすく、そのたびに世のなかの傾向に合った動き方をすることが必要となります。
そのため、ルーティンワークが好きな人は、Webマーケティングという変化の多い仕事ではストレスを感じてしまう可能性があります。
Webマーケティングではルーティンワークがまったくないわけではありません。しかし、仕事が変化する状況を楽しめないと大変さを感じてしまいます。
マーケティングの効果測定のために同じ業務を繰り返し検証することはありますが、そこで得た結果をもとにやり方を変えたり、根本から見直しが必要になったりすることもあります。
そのため、固定化された業務だけでなく、変化することに前向きな心構えが大切です。
②結果だけにこだわりたい
Webマーケティングの仕事は、すぐに結果が出るものではありません。あらゆる手段を用いて試行錯誤することで、長期的に結果を追いかけていきます。そのため、即効性のある結果だけにこだわりたい人だと、仕事にやりがいを感じられないかもしれません。
Webマーケティングにおいては結果も大切ですが、結果が出るまでの過程に目を向けられるかが重要なポイントとなります。たとえば、Webサイトへのアクセス数を伸ばすとなっても、まずはアクセス数が伸びない要因を分析して、改善策を考え、そこからテストをしてみるというプロセスをたどります。
そのうえで、実際に数字が動いて結果が出るまでには数週間から数カ月、長いものでは年単位で経過を追うものまであります。そのため、結果だけでなく過程にもやりがいを感じられると良いでしょう。
③一人で黙々と作業をすることが好き
IT系の仕事というと、デスクに向かって一人で黙々と作業をするイメージを持つ人も多いでしょう。しかし、Webマーケティングの仕事には、チームワークがあってこそ成り立つものであることを忘れてはいけません。
一つのプロジェクトを進めていく場合でも、多くの人と連携します。顧客との打ち合わせ、営業担当との連携、エンジニアやデザイナーなどの開発周りの調整など、あらゆる人とのコミュニケーションが発生します。
そのため、一人で作業をすることを好む傾向にある人は、コミュニケーションの面で苦しむことが想定されます。チームで働くことが好きであれば、よりWebマーケティングの仕事に楽しみを見出して取り組んでいけるでしょう。
- 仕事でコミュニケーションを取る頻度はどのくらいですか?
仕事の3割程は周囲の人とコミュニケーション業務である
Webマーケティングの仕事でコミュニケーションを取る頻度は、話す時間が3割、作業が7割くらいだとイメージすると良いでしょう。
Webマーケティングの仕事は、PCの前で分析や広告運用を黙々とする仕事というイメージを持ちがちですが、実際はコミュニケーションの比重が意外と大きいです。
なぜなら、PC作業だけでなく打ち合わせや社内・社外の折衝など人と協力して進める仕事だからです。
もちろん、会社の規模や役割によっても大きく変動するので、個社別の状況であれば会社説明会や社会人訪問を通じて具体的な業務をヒアリングしておくことが必要です。
専門家が解説! Webマーケティングで活躍する人の共通点
ここまでの記事では、Webマーケティングに向いてる人の特徴を解説してきました。
どのような点で適性を判断するのかがわかったかと思いますが、ここでは向いてる人の具体的な事例を見てみましょう。
今回は、IT企業でWebマーケティングの仕事経験がある高尾さんから解説をしてもらいます。実際のWebマーケティングの現場で活躍していた人について、具体的な特徴を知りましょう。
アドバイザーのリアル・アドバイス!Webマーケティングで活躍する人には5つの共通点がある
高尾 有沙
プロフィールを見るWebマーケティングで結果を出す人には、共通する5つの資質があります。
一点目は、顧客解像度が高いことです。検索意図や文脈、今の困りごとを一次情報で確認し、顧客を深く理解する努力をしています。
二点目は、PDCAが速いことです。週次でA/Bテストをおこなうなど、勝ち筋を見つけて資源を集中させる意思決定がシャープという特徴があります。
三点目は、KPI分解と計測設計が精緻なことです。LTVからCVR、CTRといった指標を分解して課題を特定し、ロジカルに改善設計ができます。
四点目は、言葉と数字の両利きという点です。コピーライティングや情報設計といった文系的資質と、GA4や簡単なSQLを扱う理系的資質を兼ね備えています。
五点目は、学びの再現化が定着していることです。一つの施策から学びを得て、ほかの施策にも横展開できる原則を見い出すことができます。
PDCAを回す経験をしてWebマーケティングの資質を養おう
これらの資質は、学生のうちから意識的に経験を積むことで伸ばせます。机上の空論よりも、実務に近い手を動かす経験が何よりの説得力になるのです。
最も始めやすいのは、自身でPDCAサイクルを回した経験を積むことです。たとえば、InstagramやX(旧Twitter)でテーマを絞ってアカウントを運用し、「フォロワー数を増やす」という目標を立てて、仮説検証を繰り返す経験は、二点目や三点目の資質を養います。
また、こうした経験はWebの世界に限りません。接客のアルバイト先で顧客アンケートをもとに業務改善をおこなうことも、一点目の「顧客解像度を高める」訓練になります。
これらの経験を通じて、「事実/解釈/次のアクション」を残すくせを付けるのがおすすめです。不安でも、こうした小さな成果を数値×再現条件で語れれば、それはWebマーケターとしての確かな一歩になります。
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受けない方がいい職業を診断しよう
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共感できれば適性が高い! Webマーケティングのやりがい
Webマーケティングのやりがい
- 自分の努力が目に見えて数字で返ってくる
- 市場価値を高めることができる
- あらゆる人の目にとどまる仕事ができる
- 作成したものが残り続ける
仕事への適性を確認するためには、向いてる人の特徴を押さえるだけではなく、その仕事にやりがいを感じられるかが重要です。
業務内容が性格的に合っていても、やりがいを感じることができなければ、仕事に対してのモチベーションを保つことができず、早期離職にもつながりやすいと言えます。
そこで、Webマーケティングの仕事におけるやりがいをチェックして、よりイメージを膨らませましょう。
自分の努力が目に見えて数字で返ってくる
仕事におけるやりがいの一つとして、結果がわかりやすく数字で返ってくるということがあります。
Webマーケティングは相手であるユーザーの反応を直接的に見ることができません。一方で、数値としてはダイレクトな結果が返ってくるため、やりがいを実感できる要素の一つです。
具体的には、Webサイトの閲覧数、広告のクリック数、商品の購入数などの数字があります。そこで、自分自身が考えた施策をおこなった結果、以前よりも多くのユーザーがサイトに訪れるようになったり、反対に閲覧数が減ってしまったり、自分の努力に対してのフィードバックが明確に返ってくることが特徴です。
また、仕事内容が影響する範囲も非常に大きいため、直接的に人とかかわるよりも、より大きな数字を動かすことができます。
このように努力が目に見えることにやりがいを感じる人は、Webマーケティングへの適性が高いです。
- どのくらい数字が得意になっていたほうが良いですか?
簡単な計算や関数ができるように準備しておこう
Webマーケティングで数字に強くなるといっても、いきなり統計学や高度な数式が必要なわけではありません。大切なのは基礎的な数字感覚です。
たとえば、足し算、引き算、掛け算、割り算の四則演算を正確にできること、比率や増減率を出せること、グラフや表から傾向を読み取れることが挙げられます。
実際の現場では、広告のクリック率やCVRなどの割合を見て改善策を考えることが多いため、簡単な計算を素早く処理できる力が評価されます。
さらに、エクセルやスプレッドシートの関数を使って集計や並べ替えができると良いですね。難しい数式よりも、「数字を根拠に次の行動を考えられるか」がポイントになります。
市場価値を高めることができる
Webマーケティングの領域にかかわることで、自身の市場価値を高めることができます。
市場価値
特定の業界内におけるその人の価値を指す言葉で、企業の需要に対してその人が供給できるスキルや能力によって市場価値が決まる
背景として、近年はインターネットの利用が増加しており、インターネット広告の市場が拡大していることが挙げられます。総務省が調査した情報通信分野の現状と課題によると、日本人口の8割以上がインターネットを使用し、2023年にはインターネット広告費はマスコミ広告費を上回りました。
加えて、Web関連の技術を持った人材が不足していることから、Webマーケティング業界で働く人の市場価値が高いと言えます。
そして、モノを買うという観点においてはネットショッピングも発展しており、企業側もWebでのマーケティングに力を入れています。
そのため、Webマーケティングに強い人材の市場価値は高く、需要の高い人材を目指すためにスキルを磨くこともやりがいと言えるのです。
Webマーケティングの将来性については、以下の記事でアドバイザーより詳しく解説しています。
一番大きな可能性があるのは、起業やフリーランスなど自らビジネスを立ち上げることです。Web広告の運用代行、SEOコンサルティング、SNSマーケ支援、自身のWebサイトやSNSでの発信など、専門性があれば小規模でも高単価案件を獲得可能となります。
また副業との相性も良いため、リスクを抑えながら可能性を高めることができます。
あらゆる人の目にとどまる仕事ができる
Webマーケティングの仕事の影響は非常に広い範囲に及びます。
インターネット利用率が上昇している現代において、Web上でマーケティングをおこなうことで、幅広い多くのユーザーに情報を提供することができます。そのため、あらゆる人の目にとどまる仕事をすることになります。
たとえば、自社商品を自社サイトから購入してもらうためのマーケティング施策を実践したとします。そのなかで、自身が作成したWeb広告は1つでも、サイトを訪れた数百という単位のユーザーが、実際に商品購入にいたったというケースも良くあります。
それはWebマーケティングの仕事だからこそ得られるやりがいです。
- どのくらいの人の目にとどまる仕事ができますか?
結果が良ければ100万回表示されるような仕事ができる
成果が出なければ反応がゼロだったり、数クリックや一桁のインプレッションで終わることも普通にあります。一方で当たれば数万から数十万、多いと100万を超える表示回数になることもあります。
平均的にはキャンペーン単位で5万〜50万くらいが目安とされ、SNS広告やディスプレイ広告ではさらに大きく伸びる場合もあります。リーチ率(実際に届く人の割合)は大体30〜70%で、インプレッションはその3〜10倍程度になるのが一般的です。
ゼロから数百万まで振れ幅が大きいのがWebマーケティングの特徴です。だからこそ数字を見ながら小さな改善を積み重ねていくことが大切なのです。
作成したものが残り続ける
Webマーケティングにおけるやりがいとして、自分が作成したものが残り続けるという点があります。
広告やメールなどを除き、SNSや動画のようなコンテンツは、何年もユーザーの目に触れ続けることがあります。そのため、自分がかかわったものが長期間にわたって誰かの行動や心理に影響をもたらすことができることはやりがいにつながります。
また、自分が作ったサイトへのアクセス数が高い数値を維持できれば、そのコンテンツを長きに渡って使うことができ、逐一新たなものを作り出す手間を省きながら成果を残し続けることができます。
このように、作成したものが残り続けることで生じるメリットがあり、その点にやりがいを感じることができれば、Webマーケティングに向いてる可能性が高いでしょう。
短期的なイベント広告のようなもので、数週間で消えてしまうサイト・文章もあれば、半永久的に残っていく記事や動画も作成できるのがWebマーケティングの特徴です。
もしも長く親しまれて「ミーム化」するような広告が作れれば、「スマホを持つ日本人のほとんどが見たことがある」というレベルのコンテンツにもなりえます。そのような実績が残せれば、自分のキャリアに大きく書き込むことができるでしょう。
Webマーケティング職の選考を有利にする4つのポイント
Webマーケティング職の選考を有利にする4つのポイント
- 業務内容を調べて自分の強みと照らし合わせておく
- チームで動くためのコミュニケーション力を身に付ける
- SNSやブログ運用を経験しておく
- 資格を取得をする
ここまで、Webマーケティングに向いてる人の特徴を、仕事内容と関連させて解説してきました。適性が理解できた段階で、実際にWebマーケティング職の選考を受けようと考えている人が多いのではないでしょうか。
ただ、選考を受けるとなると、まだ不安な点はあると思います。そこで、Webマーケティングの選考のおける4つポイントを理解して、選考を有利に進められるようにしましょう。
今から始められる準備や、取っておくと良い資格などを載せているので、必要だと感じるものをチェックしてみてくださいね。
①業務内容を調べて自分の強みと照らし合わせておく
まずは、Webマーケティングの業務内容を詳しく調べ、それが自分の強みが活かせるかどうか確認してみましょう。選考において志望理由を伝える際に、自分が向いてる理由だけでなく、自分の強みをどの仕事内容で活かして活躍できるのかを伝えることが大切です。
最初に、業界地図やネット検索からWebマーケティングの詳しい業務内容を正しく調べることと、自己分析で強みを明らかにすることから始めましょう。そして、自分自身の強みが、Webマーケティングのどのような部分で役立つのかをまとめて、アピールできるようにしておくことが重要です。
そうすることで、より説得力のある志望動機を作ることができ、内定に近づいていきます。
マーケティング職の志望動機の詳しい書き方については、以下の記事で紹介しているので、合わせて読んでみてください。
②チームで動くためのコミュニケーション力を身に付ける
Webマーケティングに向いてる人の特徴で挙げたように、Webマーケティングの仕事では、チームで働く機会が多くあります。そのため、選考ではチームのメンバーとも問題なくやり取りができる人なのかを重要視される傾向にあります。
そこで、前もってチームで動くためのコミュニケーションを身に付けたり、その経験をもって話せるようにしておくと、選考でも評価してもらえます。苦手意識のある人は、日頃から複数人とコミュニケーションを取る場を設けられると良いですね。
たとえば、学校ではゼミやクラスのなかで積極的に会話をすることを心掛けたり、アルバイト先において、先輩や後輩など幅広い年齢の人とかかわりを持つようにするなど、日常生活のなかでコミュニケーション力を磨いておくようにしましょう。
- 何人ほどのチームで働くことが多いのでしょうか?
平均的には3~6人で働くケースが多い
プロジェクトにより変動はあると思いますが、内定者や社会人から話を聞く限り、3~6人程度が一番多いのではないでしょうか。
大規模なプロジェクトでは10名以上のチームが組まれる場合もありますし、小規模案件であれば、2~3名、あるいは1人でおこなうケースもあるようです。
そういった例を含めた際に、3~6名程度の人数感を想定しておくと、ギャップは少ないように感じます。実態は、会社説明会や社会人訪問で把握しておくようにしましょう。
③SNSやブログ運用を経験しておく
Webマーケティング職として働くことになったとき、実際にするであろう仕事に事前に触れておくと良いですね。選考を受ける時点でWebマーケティングの経験があることは、面接官から見ても高く評価されやすいアドバンテージとなります。
SNSやブログの運用は、比較的始めるハードルが低く、簡単にマーケティングを経験できる方法の一つです。自分自身でアカウントのフォロワーを伸ばすために発信内容を工夫したり、ターゲットを決めてニーズに合った投稿を続けたりしてみましょう。
もし、自分自身でSNSやブログ運用をすることが難しいと感じた場合は、インターンやアルバイトを探してみることも一つの手です。自分でできない場合も、企業の場を借りて取り組んでみましょう。
そうすることで、Webマーケティングの基礎を学び、仕事への理解が深まります。ぜひ選考でもアピールできるように挑戦をしてみてください。
- SNSをやるならどのくらいの目標を目指せば良いでしょうか?
まずは自分の得意分野でフォロワー4桁を目指そう
一般的には「各種SNSで4桁以上のフォロワーができて、初めてWebマーケティングのスタートラインに立てると思え」と言われていると聞いたことがあります。
これは非常に高いハードルのようにも思えますが、日本人1億人のうちの「10万人に1人」があなたのファンになれば達成できる水準ともいえます。
最初は一般ウケを狙うのでなく、自分の一番得意とする狭い分野で、その分野に興味がある人に深く刺さりそうな発信をしてみるのはいかがでしょうか。
④資格を取得をする
Webマーケティングの選考で有利になる資格4選
- マーケティング・ビジネス実務検定
- ネットマーケティング検定
- IMA(Internet Marketing Analyst)検定
- Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)
Webマーケティングの選考において有利になる手段として、資格を取得することが挙げられます。
ここでは、Webマーケティング職で役立つ代表的な資格を難易度順に紹介します。資格ごとに取得する目的や難易度がわかれているので、取得を目指すときは事前に詳細を確認して、無理のないペースで勉強計画を立ててみましょう。
Webマーケティングの業界では、専門的なスキルを持っていると業務のうえで役立てることができます。仕事をするうえで必要になる資格もあれば、持っていると評価されるものも存在するのです。そのため、事前に資格を持っておくことは選考を受けるうえで有利になると言えます。
初級:マーケティング・ビジネス実務検定
マーケティング・ビジネス実務検定とは、国際実務マーケティング協会が提供するマーケティングの実務知識に関する資格です。マーケティングの実務について総合的な判定が出せる内容となっているため、幅広い職種での活用が可能です。
受検者の割合としては20代が40%近くを占めており、レベルとしても大学生、短大学生、専門学生にも対応しています。大学の授業科目としても導入事例があり、比較的チャレンジのしやすいものとなっています。
また、公式の運営からも、実施時期に合わせて対策講座が開講されていて、オフィシャルのテキストも出されているため、そちらも活用しながら勉強してみましょう。
初級:ネットマーケティング検定
ネットマーケティング検定とは、サーティファイ Web利用・技術認定委員会が主催する試験で、マーケティングの基本について体系的に学べる内容となっています。
WebサイトやWeb広告の基本的な知識から、SNS、AIといったあらゆる分野の情報を網羅的に身に付けることができ、実務に活かせる資格となっています。
受検者の総数も10,000人を超えており、幅広い企業で活用されていることや、在宅での受検が可能なため、比較的チャレンジしやすい資格です。
対策として、公式サイトに掲載のあるサンプル問題や、公式テキストを活用することができます。標準的な学習時間は15時間とされているため、目安として押さえておきましょう。
中級:IMA(Internet Marketing Analyst)検定
IMA(Internet Marketing Analyst)検定とは、一般社団法人IMA研究所が主催する、マーケティングのスキルやノウハウを実務レベルで身に付けることができる検定となっています。すべての業種や職種で活かせる全般的な知識がインプットできることが特徴です。
具体的な内容としては、2カ月を目安に受検者自身がインターネットで集客をおこなうところから、改善策を実行するまでを実践してもらい、実務スキルを学ぶ流れとなっています。
難易度は上がりますが、eラーニングでの学習となるため、オンライン上で都合の良い時間帯で取り組むことができます。
基礎的な知識にとどまらず、実務的な学習をした人は取得を目指してみましょう。
上級:Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)
Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)とは、Googleの提供するGoogleアナリティクスの習熟度を認定するための資格となります。この試験に合格することで、Googleアナリティクスを使用するための一定の能力があることが証明できます。
そのため、Webマーケティングの仕事に就いた際にGoogleアナリティクスを使う機会では、そのまま知識を活用することができるため、非常に実践的な資格といえるでしょう。
試験対策には、Googleアナリティクスアカデミーのオンラインコースが最適です。無料で視聴することができ、理解度を測るテストも受けることができます。
Googleアナリティクス専門の資格となるため、しっかりと問題傾向を理解して臨みましょう。
もし、取得する資格について判断が難しいと感じているのであれば、以下の記事から資格の選び方について読んでみてください。
Webマーケティングに向いてる人の特徴を知って理想のキャリアプランを描こう
Webマーケティングに向いてる人の特徴7つと向いてる人でも注意すべきポイントもあることを解説してきました。
その特徴が活きる瞬間を、具体的な仕事内容と照らし合わせて、Webマーケティングで働くイメージを膨らませておきましょう。
当てはまるポイントが少なかったとしても、Webマーケティングの適性がないというわけではありません。
また、Webマーケティングを目指すためにできることを確認して、できる範囲から始めてみることで、選考で合格を得られるように着実に頑張っていきましょう。
アドバイザーからあなたにエールまずは実践! Webマーケティングに関する経験をしよう
高尾 有沙
プロフィールを見る私がWebマーケターを採用する際にお伝えしていたのは、実務に近い手を動かす経験を小さく速く積んでいくことです。机上の空論より、実践の内容が何よりの説得力を持つからです。
もし現状でWebマーケティングの仕事などをしていなくても、たとえば、以下のようなことを実践してみましょう。
まずは、ノーコードでLPを1枚作成してみて、GTM、GA4で計測してください。少額出稿やSNS導線でCV10件を目標にA/Bテストを実施してみましょう。
次に、WordPressなどでウェブサイトを立ち上げ、キーワード調査、記事構成、執筆、内部リンクまで1テーマで完走してください。そして、上記を素材として、Excel、SQLで流入、滞在、CVのような簡易ファネル分析をしてみましょう。
最後に、施策の振り返りを事実、示唆、再現条件でnoteなどに公開して、ポートフォリオ化します。広告、SEO、CRM、MAの全体像をつかみつつ、一本の強みの縦軸を伸ばすT字型学習をおこないましょう。
小さなことからチャレンジしてアピールポイントにしよう
もしサイトを立ち上げるのが難しければ、SNSのアカウント設計から実施をすることも有効です。
不安でも、小さな成果を数値×再現条件で語れれば十分にアピールできます。まずは小さな実験から一歩を踏み出しましょう。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi








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キャリアコンサルタント/むらや社労士事務所代表
Yoko Muraya〇上場企業を含む民間企業での人事・採用経験約20年。就職支援や転職相談に従事し多くの求職者を支え、セミナー講師も務める。社労士の専門知識を活かし温かい雰囲気で各人に寄り添う
プロフィール詳細就活塾「我究館」副館長/キャリアコンサルタント
Hayato Yoshida〇東証一部上場の人材会社で入社2年半で支店長に抜擢。これまで3,000名以上のキャリアを支援。現在はベストセラー書籍「絶対内定」シリーズを監修する我究館で副館長として従事
プロフィール詳細国家資格キャリアコンサルタント/2級ファイナンシャル・プランニング技能士
Keisuke Yamada〇沖縄県職員として18年間務めた後、キャリアコンサルタントに転身。お金や仕事に関するセミナーや個別指導などで、のべ3,000人を超える受講者や学生のキャリア支援をおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント
Arisa Takao〇第二新卒を中心にキャリア相談を手掛け、異業種への転職をサポートする。管理職向けの1on1やコンサルティング業界を目指す新卒学生の支援など年齢や経歴にとらわれない支援が持ち味
プロフィール詳細