この記事のまとめ
- 志望動機ではマーケティング職で評価されやすい強みをアピールしよう
- 志望動機ではやる気だけでなく適性があることを伝えるのが大切
- アピール別のマーケティング職の志望動機例文を紹介
市場調査や商品・サービス企画をおこなうマーケティング職。学生から人気の職種の一つであるマーケティング職は、競争率が高くなりやすいので入念な準備が必須です。
志望動機を考えるうえで「スキルや経験がないため、志望動機が思いつかない」「何を強みとしてアピールすれば良いかわからない」といった悩みがある人も多いのではないでしょうか。
この記事ではキャリアアドバイザーの瀧本さん、隈本さん、加藤さんのアドバイスを交えつつ、マーケティングの志望動機について解説します。マーケティング職に応募する人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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マーケティング職の志望動機は企業ごとに最適化が必須!
マーケティング職の志望動機を考える際は、企業のリサーチを十分おこなったうえで、最適化する必要があります。マーケティング職は、企業によって業務内容が変わるので、自身がやりたい仕事と企業が求めることを一致させることが重要です。
この記事ではマーケティング職を採用する企業の種類や、マーケティング職の志望動機の書き方などを解説します。まずはマーケティング職の基礎知識を理解してから、志望動機を考えるようにしましょう。
またマーケティング職で評価されやすい強みも解説します。自身の強みのなかから、アピールすべきことを押さえて志望動機を作成しましょう。
記事の後半では、マーケティング職の志望動機の例文をアピール別で紹介します。志望動機で自身がどのようにアプローチすれば良いか考える際の参考にしてみてくださいね。
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そもそもマーケティング職とは? おもな仕事内容
そもそもマーケティング職とは? おもな仕事内容
- 商品・サービス企画
- 営業企画・販売促進
- 市場調査・分析
- 広告・宣伝
マーケティング職とは、商品やサービスの販売・利用を促進するための仕組みを作る仕事です。
新しい商品を企画・販売するときや、既存の商品の販売を促進するときに、市場調査で集めたデータを分析し、その情報をもとにさまざまな施策を立案・実行します。
ここではマーケティング職の仕事内容について解説するので、まずは基礎知識を押さえましょう。
商品・サービス企画
マーケティング職は新しい商品やサービスを開発するうえで、「誰に売りたいか」「顧客はどんなものが欲しいか」を考えて、方向性・戦略を決めます。これらの情報を丁寧に集めて分析することで、市場の実態を把握します。
たとえば、ジュースなどの飲み物を売っている会社の場合を考えてみましょう。市場調査をしたところ、近年若い人たちの間で昔風のデザインが人気なことがわかったとします。この情報を活かして、会社は以下の企画を考えるかもしれません。
商品企画の例
- 既存商品のパッケージを昔風のデザインに変える
- 昔売っていた飲み物を当時と同じデザインで復刻販売する
このように、市場調査をもとに商品・サービスを企画するのです。
また開発部門をはじめとしたさまざまな部署と連携し、試作品を作ったり経営陣から企画の承認を得たりするのも企画に関する仕事の一部です。したがって、各部署との連携に伴うコミュニケーションや承認を得るためのプレゼンテーションをおこなうこともマーケティング職の商品・サービス企画における重要な仕事です。
企画職への就職を検討している人は、以下の記事もチェックしておきましょう。企画職の種類・仕事内容やマーケティング職との違いまで解説しています。
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営業企画・販売促進
マーケティング職は、商品やサービスを販売するルートや販売を促進する方法まで考えます。たとえば、市場調査のデータをもとに、商品がより売れそうなエリアを探したり、どのような販売形式ならより売り上げが上がるかを考えたりします。営業企画・販売促進では、営業部署と連携して、現場の意見や傾向を踏まえて方向性を決めるケースがほとんどです。
また販売促進のためにキャンペーンや購入者特典などを企画したり、小売店での陳列方法まで考えたりします。販売する店舗や広告代理店などの社外の人々からアイデアをもらうケースも多いので、社内外の幅広い人と連携することが営業企画・販売促進をおこなううえで重要です。
市場調査・分析
市場調査・分析は、マーケティング職がおこなう業務の元となる重要な業務の一つです。マーケティング職はどんな商品・サービスを企画する場合でも、市場のデータを参考に方向性を決めます。
そのため、正しいデータを得たり分析することが重要です。マーケティング職の市場調査は、以下のようにさまざまな方法でおこなわれます。
市場調査の方法
- アンケート調査(オンライン・オフライン)
- 電話調査
- 郵送調査
- インタビュー
上記のような調査では、企画の意思決定を裏付けるための以下のようなデータを集めるのが目的です。
市場調査で得たい情報
- 市場規模
- 商品を購入する年齢層
- 顧客に好まれる価格帯
- 競合商品の特徴
- 商品が購入される頻度
- 商品が購入されやすい時期
なおデータの集計自体は、外部の企業や社内のデータ分析にかかわる人材がおこなうケースもありますが、データを参考にしたり傾向を見つけたりするなど、集計されたデータに触れる機会はほぼ必ずあることを覚えておきましょう。
- マーケティングの中でも、市場調査や分析に興味があります。どんな企業・業界を志望すべきでしょうか?
調査会社やリサーチが必須の業界を目指してみよう
調査や分析といった作業に興味があるなら、市場調査会社やコンサルティング会社がおすすめです。これらの企業では、さまざまな業界のデータを収集し分析することが一般的な業務で、代表的な企業にはインテージや日経リサーチなどがあります。
また、データ分析のスキルを活かせるIT企業や、広告代理店も選択肢にしておくと良いでしょう。特に、デジタルマーケティングやビッグデータを活用する企業は、今後の成長が期待されています。
また、医薬品やバイオテクノロジー、環境エネルギーなど今後も著しく成長する可能性が高い業界は、市場の変動が大きく、市場調査や分析の重要性が高いです。
アフターコロナの影響で変化する消費者行動を捉えるため、Eコマースやオンラインサービスを展開する企業も注目されています。
このように、多角的な視点から業界を選び、自分の興味や発揮できるスキルにマッチする企業を見つけることが重要です。
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広告・宣伝
マーケティング職は商品やサービスの魅力を顧客に届けるために、広告や宣伝方法まで検討します。具体的には、販売する商品やそのターゲット層・販売エリアをもとに、どんな広告を作るべきか考えます。
たとえば、若者をターゲットにした商品なら新聞よりも、Web広告やSNS広告を中心に打ち出していくような戦略の方が効果的だと考えることができますね。
ただし、広告・宣伝においてはどこまでマーケティング職が携わるかは、企業によって異なります。広告運用をおこなっている広告宣伝・PR部署がある場合、デザインの立案などの業務は、マーケティング職はおこなわないケースもあるのです。
企業によってマーケティング職の業務範囲は、さまざまであることを理解しておきましょう。
アドバイザーコメント
隈本 稔
プロフィールを見るマーケティング業務への理解を深めることには3つの利点がある
マーケティング職を目指す際に、自分がやりたい業務を明確にしておくことは、以下の3点からも重要です。
①面接時のアピールポイントが明確になる
企業は応募者が具体的にどのような業務に興味を持ち、業務を通じてどのように貢献できるかを知りたがっています。自分がやりたい業務を具体的に話すことで企業に対して熱意を示すため、他の応募者との差別化ができるのです。
②キャリアの方向性を確立できる
マーケティングは分野が幅広く業務も多岐にわたるため、求められるスキルや知識も異なります。やりたい業務を決めることで、必要なスキル習得に集中できるため、就職後も自己成長に計画的に取り組めるはずですよ。
③自分の適性とマッチした企業を選ぶ助けになる
自分がやりたい業務が明確であれば、その業務を提供している企業や部署を特定しやすくなります。これにより、無駄な応募を避け、自分の希望に沿ったキャリアパスの選択ができるでしょう。
また、業務内容が自分の興味や適性と一致する企業に就職することで、仕事に対する満足度やモチベーションも高まりやすくなります。
広告にかかわる仕事に興味がある人は、以下の記事がおすすめです。広告代理店の基礎知識や向いている人の特徴まで解説しています。
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マーケティング職を採用する企業の種類

マーケティング職を採用する企業には、以下2つの種類があります。
マーケティング職を採用する企業の種類
- 事業会社:自社の商品やサービスに関するマーケティングをおこなう
- 支援会社:顧客の事業に関するマーケティングを支援する
マーケティング職に就くなら、事業会社と支援会社のどちらに就職するかによって、できることや得られるスキルなどが異なります。ここではマーケティング職を採用する企業の種類を解説するので、自身が実現したいキャリアと照らし合わせるために、それぞれの特徴を理解しましょう。
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事業会社
事業会社のマーケティング職は、支援会社と比べて業務範囲が広いのが特徴です。事業会社の例としては、商品を作るメーカーや商品の販売に特化した販売会社・インターネット回線を提供する通信会社などが挙げられます。これらの企業は自社が開発・販売する商品・サービスがあるのが共通点です。
事業会社でマーケティングの仕事をする場合、商品やサービスの宣伝を考えたり、新しい商品のアイデアを出したり、ときにはお客さんの意見を聞いて商品を改良したり、幅広い業務があります。
企業によりますが、事業会社のマーケティング職は支援会社と比べて、業務範囲が広くなるのが特徴です。そのため、事業会社のマーケティング職は、幅広い領域にかかわりたい人や、企画・戦略の立案から実行まで一通りの流れを経験したい人、ある商品やサービスに関するマーケティングを極めたい人に最適です。
事業会社のマーケティング職は新卒採用が少ない
事業会社のマーケティング職は、高い専門性と自社商品・サービスへの理解が求められるので、新卒採用が少ない傾向にあります。マーケティングにかかわる企画や販売促進・市場調査・広告など、すべての領域で一定以上の知見が必要なので、事業会社のマーケティング職はすでにスキルや実務経験のある中途採用が積極的におこなわれているのです。
なお企業によっては総合職で一定年数経験を積んでからマーケティング職に移行できる可能性や、総合職で一部マーケティングに関する業務を担当できるケースがあります。
そのため、これから就活を始める人で事業会社のマーケティング職を目指したいなら、総合職採用からキャリアを進めるのも選択肢の一つです。
新卒でマーケティング職に就きたい人は、以下の記事もチェックしておきましょう。マーケティング職に就くためにやっておくべき4つの対策を解説しています。
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マーケティング職に就くには? 仕事内容から対策まで徹底解説
マーケティング職を志望する場合は、仕事内容や適性の理解が必須です。また、ほかの学生との差別化のコツも押さえておきましょう。この記事ではマーケティング職に向いている人の特徴やマーケティング職に就くコツをキャリアコンサルタントが解説します。
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支援会社
支援会社のマーケティング職は、特定の分野への専門性が求められる傾向があります。多くの支援会社は、広告やコンサルティング・運用・市場調査など何らかの分野に特化していて、その専門性を活かしながら顧客のマーケティングを支援します。
また支援会社のマーケティング職は、顧客によって商品・サービスが異なり、複数の顧客を同時に担当していくケースが多いので、幅広い業界の知見が増えやすいです。
支援会社のマーケティング職は、マーケティングの施策として何らかの分野に特化したい人や、さまざまな業界企業のマーケティングに携わりたい人におすすめです。
アドバイザーコメント
加藤 賀子
プロフィールを見る自分のやりたいマーケティングの形を軸に企業の種類を決めよう
事業会社か支援会社か、どちらに進むか決めかねている場合は、自分の求めているマーケティング職としての働き方で、近いのはどちらかなのかを軸に選んでみるのがおすすめです。
先でも記載がある通り、事業会社は一つの商品に対してのマーケティングに関わる幅広い業務(商品企画・市場調査・販売促進・広告宣伝・他部署との連携など)が経験できます。
対して支援会社は、マーケティングに関する特定分野(例えば市場調査など)に特化し、一つの商品ではなく、複数商品や取引先企業の商品に関するマーケティングがメインとなるのです。
自分一人で判断できない場合は第三者の声を活用するのがおすすめ
マーケティングに必要な一連の流れや知識・経験を深く取得したい場合は、事業会社が良いでしょう。
逆に専門性を持って、特定のマーケティング分野で多種多様な知識・経験を深く取得したい場合は、支援会社がおすすめです。
自分が将来歩みたいキャリアプランとも照らし合わせながら、まず第一歩として進むのはどちらが良いかを検討していってください。もし、自分で検討しても答えが出ない場合は、大学のキャリアセンターやOB・OGなどに相談してみましょう。
積極的にアピールしたい! マーケティング職で評価されやすい強み
積極的にアピールしたい! マーケティング職で評価されやすい強み
業務内容が幅広いマーケティング職において、選考で何をアピールすれば良いかわからない人もいるのではないでしょうか。マーケティング職に応募する前に評価されやすい強みを理解しておけば、企業が応募する人材に求められていることを想定しやすくなります。
マーケティング職で評価されやすい強みを解説するので、自身がアピールできる強みを探してみてくださいね。
クリエイティブな発想力
マーケティング職では、企画や戦略を考えるためにクリエイティブな発想力が求められます。ターゲットとなる顧客にどのようなアプローチをすれば良いかを考えるには、機転を利かせたアイデアやまだ競合が実行していないような新しいアイデアが必要です。
なお、単純にクリエイティブな発想をするのではなく、市場調査で収集したデータをもとに数値的な根拠を持って施策を考えることが重要です。選考でクリエイティブな発想力をアピールするなら、トレンドを含めた最新の情報やデータで裏付けされたアイデアを提案できることを伝えられると、採用担当者により好印象を与えられるでしょう。
志望動機でクリエイティブな発想力をアピールするには、過去の具体的な経験やエピソードを盛り込むことが重要です。
たとえば、大学のプロジェクトで新しいアイデアを提案し、チームの問題解決に貢献した経験や、アルバイトでの売り上げ改善策を提案し実行した成功例などを具体的に挙げると効果的です。
発想力を選考でアピールしたい人は、以下の記事もチェックしておきましょう。エピソードの説得力を上げる方法を解説しています。
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例文10選|発想力の自己PRで勝負するならエピソードが最重要
発想力は自己PRに効果的です。特に発想力の自己PRは、題材にするエピソードが重要になります。この記事では、発想力をアピールするために大切な基本や、差別化のための応用事項を、例文を交えてキャリアコンサルタントと解説します。
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分析する力
マーケティング職は市場調査で収集したデータをもとに、市場や顧客の傾向を読み取るため、分析する力が評価されやすくなります。さらにデータを読み解く分析力に加えて、課題を解決する方法を見つけるための分析力も重要です。
データを読み取る分析は、ツールや人工知能(AI)に代替される可能性がありますが、自身が感じたことや独自の視点から分析して解決方法を考える力は、マーケティング職において今後さらに評価されやすいと言えます。
また数値から傾向や注目すべき点を見つけるような分析力も必要ですが、データ集計においてExcelやGoogleスプレッドシートのようなツールを使った分析力があるとより役立つでしょう。
分析力に直結する、具体的な経験やエピソードを盛り込むことが必要です。
何に対して・何を使用して、何のためにその分析をしたのか、また、分析する際に工夫したことなどを記載するように心がけましょう。
論理的思考力
効果的なマーケティング戦略を考えて実行するには、根拠を持ったうえで順序立てておこなうことが求められるため、論理的思考力が重要です。またマーケティング職は、施策を考え、実行の承認を得るために上司や経営陣・クライアントにプレゼンする機会が多くあります。
そこではマーケティング施策が成功すると言える理由や、その裏付けとなるデータを用いて、筋道を立てて説明することが必須です。論理的な説明ができなければ、どんなに良い施策でもその期待度や効果を理解してもらえなくなるかもしれません。
論理的思考力に自信がある人は、これまでの経験で論理的思考力を活かしたことや業務でどのように活かせるかを志望動機でアピールしましょう。
これまでの学業やサークル活動で、データ分析や問題解決をおこなった経験を結果とともに具体的に述べましょう。
たとえば、アンケート調査を基にした改善提案や、進学や資格取得学習での計画的な取り組みとその結果などです。
デジタルマーケティングの知見
デジタルマーケティングとは
デジタル技術を活用して商品・サービスのマーケティングをおこなう手法
スマートフォンからWebサイトを通じて商品・サービスを購入したり、購入する前に情報を得ることが当たり前になった近年では、デジタルマーケティングの知見が企業から求められています。デジタルマーケティングでは、以下のようなツール・手法を使って、商品やサービスの宣伝をしたり、販売促進をしたりします。
デジタルマーケティングで使われるツール・手法
- オウンドメディア
- SNS
- メールマガジン
- Web広告
- SEO
- 動画コンテンツ
デジタルマーケティングに関する知見をアピールするなら、SNS投稿のいいね数やYouTubeの再生回数を多く獲得した実績などがあると、選考で有利になります。またどのように達成したかを具体的に説明できると、さらにマーケティング職の強みとして評価されやすいでしょう。
こちらのQ&Aでも、Webマーケティングの仕事についてキャリアコンサルタントが解説しています。併せてチェックして理解を深めましょう。
マクロ視点
マクロ視点とは
時代や社会全体のような広いところから物事をみる視点
ミクロ視点とは
自分自身や企業などより具体的な一部分から物事をみる視点
マーケティング職の業務では、マクロ視点から物事をみることが求められます。ヒットする商品やサービスを生み出すには、自社の視点からではなく、時代のトレンドや社会情勢のようなマクロ視点から物事をみる必要があるためです。
たとえば、大学生向けの文房具を開発する場合を考えてみましょう。単に競合他社のペンやノートの特徴を真似るだけでは新しい価値は生まれません。
代わりに、社会全体の動きに目を向けると、最近のオンライン授業の増加から「デジタルノートと連携できるペンに需要があるかもしれない」と仮説が立てられます。
このように、マクロ視点で社会の変化を見ることで、今までにない新しい商品のアイデアが浮かぶのです。それが、競合他社とは異なる独自の商品を生み出すチャンスになります。
マクロ視点をアピールするには、リーダーとしてチームを効果的にまとめた経験や、複数の関係者を巻き込むプロジェクトでの進行管理の経験、地域社会や環境問題への取り組みといったエピソードを盛り込むと良いでしょう。
これらの経験を通じて、全体を見渡す能力や社会全体に貢献する姿勢を示すことができます。
情報収集力
マーケティング職では、効果的なマーケティング施策を考えたり、市場を分析したりするために情報収集力が必要です。商品・サービスを企画するには、どれだけ有用な情報を集めて、その企画の有用さを証明するかにかかっているのです。
特に近年ではSNSの普及により、新しい商品やサービスが次々と生まれ、流行りが移り変わりやすいので、最新のトレンドを把握することがより求められています。
たとえば、流行りに敏感な人や次に流行りそうなものを見つけるのが得意な人は、選考で情報収集力をアピールしやすいといえます。
マーケティングでは、今後の社会の流行などを察知する「先を読む力」が必要です。
そのため、就職で情報収集力をアピールしたい場合には、情報収集するときに工夫したり意識したりしていることなど、具体的な情報の集め方を絡めて伝えるようにしましょう。
知的好奇心
マーケティングでは、ターゲットとなる消費者の気持ちを理解したり、ニーズを考えたりするうえで知的好奇心が必要となります。たとえば、商品やサービスのニーズを把握するには、多角的な観点からその業界や顧客層のことを知る必要があります。
そこで知的好奇心がある人はさまざまなことに興味を持てるので、調べていくうちに知識が増えて、新しいアイデアや施策をたくさん提案しやすくなるのです。
趣味が多い人やニュースが好きな人・興味があることを深く調べる癖がある人は、マーケティング職に応募する際の強みとして、知的好奇心をアピールするのがおすすめです。
マーケティングについて、インターンシップやアルバイトなどで実際に取り組んだことや、関連する書籍や論文を読んだり、セミナーに参加した経験などを述べていきます。
その後、それらがどのように自分の視野を広げ、知的好奇心を刺激したかを説明してみましょう。
自身の強みとして知的好奇心をアピールしようとしている人は、以下の記事もチェックしておきましょう。好奇心旺盛の自己PRで抱かれやすい懸念点まで解説しています。
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例文12選|自己PRで好奇心旺盛を最高の武器にする考え方4ステップ
自己PRで好奇心旺盛をアピールしたい人向けに、アピール方法や例文を紹介しています。キャリアコンサルタントからのアドバイスが付いた自己PRを参考にしてみてください。周りと差別化した好奇心旺盛の自己PRで選考を突破しましょう。
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4つのステップを順番に進めよう! マーケティング職の志望動機の書き方
4つのステップを順番に進めよう! マーケティング職の志望動機の書き方
- 具体的な志望理由を考える
- 数ある中から一企業を選んだ理由を深掘りする
- エピソードを盛り込む
- 自身の強みを活かしてどのように企業に貢献できるか考える
マーケティング職で求められる人物像は、企業によって異なります。そのため、自身の強みを理解したうえで、応募する企業に合わせた志望動機を考えることが重要です。
しかしマーケティング職の志望動機を考えるのに、何から始めれば良いかわからないという人も多いのではないでしょうか。
ここではマーケティング職の志望動機の書き方を解説するので、順番どおり進めていきましょう。
①具体的な志望理由を考える
具体的な志望理由を考えることで、採用担当者に入社したい熱意を伝えやすくなります。マーケティング職は幅広い仕事内容があるので、単なる「楽しそう」「面白そう」といった理由で応募する就活生も多くいます。
そのため、仕事内容をしっかりと理解したうえで具体的な志望理由を伝えることが、評価につながるでしょう。たとえば、以下の点まで具体的に考えることが重要です。
志望理由を具体的にするために考えるべきこと
- どの企業・部署のマーケティング職になりたいか
- どの商品のマーケティングに携わりたいか
- どのようなマーケティング施策をやりたいのか
- マーケティング職の仕事内容のうち何に最も興味があるか
上記のように、志望理由を深掘りしていくことでより質の高い志望理由ができ、採用担当者に熱意があることを証明しやすくなります。
なお志望理由が複数ある人も多いのではないでしょうか。ただし、その理由を最初からすべて伝えようとすると、志望理由をまとめるのが難しくなり、わかりにくい志望理由となってしまいます。
そのため、まずは最も伝えたい1つの志望理由に絞って、後から詳細な点を説明するなかで、ほかの理由についても触れていくのがおすすめです。
まず、過去の経験や具体的なエピソードをもとに、マーケティングへの興味がどのように芽生えたのかを説明することが重要です。
たとえば、大学のサークル活動でおこなったプロジェクトでの成功体験やインターンシップで得た知識をもとに、なぜその企業でマーケティングに携わりたいのかを述べると良いでしょう。
他の応募者との差別化を狙う
志望動機を考える際は、採用担当者から自身に注目してもらうために、ほかの応募者との差別化を狙いましょう。
企業の採用担当者は、膨大な数の応募をみていく必要があります。特に書類選考でエントリーシート(ES)を確認する場合、一応募者にかけられる時間は少なくなるので、ありきたりな志望理由では注目してもらいづらいのです。
そのため、採用担当者の目に留まるような、差別化された志望理由を考えることが重要です。志望動機を差別化するには、独自の強みや経験・エピソード・観点を含めて、自身にしか当てはまらないような理由を考えましょう。
志望動機をほかの応募者と差別化したい人は、以下の記事もおすすめです。志望動機の書き出しで差別化する4つの形式や例文を解説しています。
声に出して読んでみる
志望動機を考えたら声に出して読むことで、言い回しを確認できます。志望動機を声に出して読んでみて違和感があるなら、その部分を改善する必要があります。また声に出して読むときは、ゆっくりと文章の意味を考えながら読むことが大切です。
ゆっくり志望動機を読んで文章ごとの意味を考えることで、添削することにもつながります。また声に出して読むことで誤字脱字を見つけやすくなるので、志望動機を考えるたびに一度は声に出して読むのがおすすめです。
②数ある中から一企業を選んだ理由を深掘りする
マーケティング職の志望動機を深掘りする方法
- 企業のマーケティング施策や成功事例を研究する
- 商材やサービスへの興味を言語化する
- 企業が求める人物像と一致する点を書く
マーケティング職の志望動機を考えるときは、その企業のマーケティング戦略や市場での位置づけを理解し、なぜその企業を選んだのかを深掘りすることが重要です。志望度の高さや、企業にマッチすることをアピールしやすくなりますよ。
ここでは志望動機を深掘りする方法について解説するので、一通り試して企業ごとに最適な志望動機を作りましょう。
- 第一志望が決められないときはどうすれば良いのでしょうか?
第一志望を無理に決めずにまずは理想の働き方を明確にしよう
受ける会社それぞれに惹かれる部分があり、第一志望が決められない場合は無理に決めようとせず、全てが第一志望の企業として選考に挑んでいきましょう。
それ以外の理由の場合は、改めてマーケティングとして、どのような働き方をしたいのか、今後のキャリアプランの方向性を深堀りしてみましょう。
そのうえで、理想に1番近い企業を第一志望として見てみるのも良いでしょう。
企業研究する
企業研究をすることで知識が増えて、志望動機に説得力を持たせやすくなります。企業研究は以下の方法で進めていきましょう。
企業研究する方法
- 企業概要を確認する
- 企業の強みを理解する
- 企業の歴史・動向を知る
- 経営者がどんな人か理解する
- 社員インタビューで社風を知る
上記は企業の公式サイトや会社案内・就活サイトの採用ページなどで確認できます。特に企業の近年の動向を調べることで、今後の方向性や応募者に求められていることを理解しやすくなります。
企業の動向は公式サイトだけでなく、ニュースやSNSでチェックできますよ。そして企業研究で得た情報から感じたことや共感したことなどを志望動機に盛り込んでいきましょう。
企業研究に加えて業界研究や企業分析をして理解を深めたい人は、以下の記事もおすすめです。業界研究や企業分析を効率的に進める方法を解説しています。
業界研究
業界研究のやり方|業界全体を捉えたうえで気になる業界を研究しよう
企業分析
企業分析のやり方を完璧にマスターする3ステップ|よくある注意点も
商材やサービスへの興味を言語化する
商材やサービスへの興味を言語化するには、個人的な関心を深掘りすることがおすすめです。その商品やサービスを初めて使ったときの感情や、その影響を思い出すことでなぜ興味を持ったのか言語化しやすくなります。また商品やサービスのどの点に魅力を感じたかを、説明できるようにしておきましょう。
これらの言語化ができるとマーケティング職の志望動機の質を高めて、自己理解をすることにもつながります。自分の興味や価値観を明確に理解しやすくなるので、志望度の再確認ができますよ。
企業が求める人物像と一致する点を書く
企業が求める人物像と自身が一致する点を志望動機に盛り込めると、一企業を志望するうえで説得力が増します。企業の採用担当者は、長期的に活躍してもらうために自社にマッチする人材を探しています。
ほとんどの企業は職種別に求める人物像を採用サイトなどで公開しているので、事前に確認して自身の性格や価値観と絡めたうえで、志望動機に書きましょう。
なお、企業の求める人物像と自身の一致する点を見つけづらいときは、企業理念や事業のミッションなどもチェックして、自身と一致する点を探すのがおすすめです。
- 企業の求める人物像がわからないときはどのように推測すれば良いのでしょうか?
社員の様子や同業他社の特徴から求められる人物像を調べよう
企業が求めている人物像がわからないときは、まず企業のウェブサイトや採用ページを確認し、企業理念やミッション、ビジョンを理解することが重要です。
次に、過去の採用情報やプレスリリース、社員インタビューなどを調査し、社員にどんなスキルや価値観が求められているのか分析します。同業他社の求める人物像を参考にして、共通点を確認してみるのもおすすめです。
さらに、LinkedInなどのSNSで現職の社員やOBにコンタクトを取り、具体的な情報を収集する方法もあります。
最終的には、自身の強みや経験を企業のニーズに照らし合わせ、どのように貢献できるかまで考えられると良いですね。
③エピソードを盛り込む
マーケティング職の志望動機には自身のエピソードを盛り込むことで、オリジナリティのある文章を作りやすくなります。志望動機に盛り込むべきエピソードは、以下のとおりです。
マーケティング職の志望動機に盛り込むべきエピソード
- 特定の商品・サービスのマーケティング戦略に興味を持ったエピソード
- 学生時代にマーケティングに関連した活動や勉強に取り組んだエピソード
- マーケティング職に必要なスキルを習得したエピソード
さまざまなエピソードが志望動機で役立ちますが、上記すべてに共通して押さえなければいけない点は、エピソードを志望動機の裏付けにすることです。
単純にエピソードを盛り込んで差別化するだけでは、せっかくの経験がマーケティング職の志望動機に結びついておらず、一貫性のない志望動機になってしまうので注意しましょう。
④自身の強みを活かしてどのように企業に貢献できるか考える
マーケティング職の志望動機では志望理由だけでなく、自身の強みを活かしてどのように企業に貢献できるか伝えることが大切です。たとえば、データ分析力やクリエイティブな発想力などの強みを、企業の具体的なマーケティング課題と結びつけて説明できると良いでしょう。
また、企業の商品やサービス、マーケティング施策への深い理解を示すことも、マーケティング職の選考では特に重視されます。自身の強みと企業のニーズを結びつけ、具体的な貢献イメージを描くことが、採用担当者の心に響く志望動機につながります。
アピール別! マーケティング職の志望動機例文
アピール別! マーケティング職の志望動機例文
マーケティング職で評価されやすい強みや志望動機の書き方を理解できたタイミングで、マーケティング職の志望動機の例文をみたい人も多いのではないでしょうか。
ここではアピール別でマーケティング職の志望動機例文を紹介するので、自身が書きたい志望動機をイメージができていない人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
学生時代の実績・経験をアピールした例
学生時代の実績・経験をアピールした例
私がマーケティング職を志望する理由は、学生時代に取り組んだ大学祭での企画運営を通じて、消費者ニーズの分析と効果的な情報発信の重要性を実感したからです。
企画では、SNSを活用した事前調査で来場者の興味を分析し、飲食以外の出店を楽しみにしている人が多いという結果を基に出店内容を決定しました。
具体的には、若年層向けにVR体験ブースやインスタ映えフォトスポットなどを発案し、従来の飲食中心から脱却しました。さらに、大学祭の公式TikTokアカウントを作成して出店内容をPRするためのショート動画を発信し、前年比150%の来場者数を達成しました。
この経験から、データに基づく戦略立案とクリエイティブな施策実行の面白さに魅了されました。
御社では、最新のデジタルマーケティングを駆使し、顧客中心のアプローチを実践されていると伺い、強く惹かれました。私の分析力と創造性を活かし、御社の革新的なマーケティング戦略に貢献したいと考えています。
どのようなことに具体的に取り組んだかと取り組んだ結果に対して記載されている部分は素晴らしいです。意識すべき点としては、取り組んだ理由(着目した理由)も具体的に記載すると、行動を起こした背景が読み手にも伝わるので良いでしょう。
論理的思考力をアピールした例
論理的思考力をアピールした例
私がマーケティング職を志望する理由は、論理的思考力を活かしてデータに基づいた戦略立案に貢献したいからです。
大学では経営学を専攻し、特にマーケティングリサーチの分野で論理的な考え方を学びました。卒業研究では、地元商店街の活性化をテーマに選び、体系的な分析をおこないました。
まず来訪者へのアンケート調査で現状の問題点を抽出し、統計的手法を用いて来訪頻度と満足度の相関関係を分析しました。さらに、競合エリアとの比較分析で差別化要因を特定。これらの結果を統合してターゲット顧客層と具体的な施策を提案しました。
この論理的なアプローチにより、実行可能な提案ができ、実際に一部の施策が採用されました。
施策実施後、半年間のフォローアップ調査をおこなった結果、来訪者数が前年同期比で15%増加し、ターゲットとした若年層の来訪頻度が25%向上したことが確認できました。
御社では、データに基づいた意思決定を重視されていると伺っています。私の論理的思考力と分析スキルを活かし、効果的なマーケティング戦略の立案・実行に貢献したいです。
具体的な経験と結果を明示し、論理的思考力をアピールできている例文です。分析プロセスを詳細に説明し、実際に提案が採用された成果も強調できています。
また、企業のニーズに対する理解と自身のスキルがどのようにマッチするかを明確に述べている点も評価されやすいですね。
情報収集力をアピールした例
情報収集力をアピールした例
私がマーケティング職を志望する理由は、幅広い情報収集力を活かして、御社のマーケティング戦略の立案に貢献したいからです。
大学時代、私はさまざまな分野の情報を日常的に収集する習慣を身につけました。業界ニュースやガジェット系ブログを毎日チェックし、重要なトレンドや市場動向をExcelでまとめていました。
さらに、SNS上のインフルエンサーの投稿を定期的に分析し、消費者の嗜好や行動の変化を追跡。この過程で、Excelを活用して大量の情報から重要なキーワードや傾向を明らかにする技術も身につけました。
この情報収集と分析をおこなう習慣によって、新しい商品やサービスのアイデアを常に生み出せるようになったのです。
特に大学のマーケティングプロジェクトでは、情報収集力を活かし、競合他社が見落としていた若年層向けの新たなニーズを発見。それを基に企画したキャンペーンが、学内コンペで最優秀賞を獲得しました。
御社は常に先進的なマーケティング手法を取り入れているため、私の情報収集力と最新トレンドへの洞察力を活かし、御社の革新的な戦略立案に貢献したいと考えています。
この例文の良いポイントは、動機が具体的で自分の経験を活かして企業にどのように貢献できるかを明確にしていることです。
情報収集力をアピールし、過去の成功事例を具体的に述べることで、信頼性と実行力を示しています。
また、企業の特性に合わせて自分の強みをどう活かせるかを具体的に述べていることも評価できる点です。
コミュニケーション能力をアピールした例
コミュニケーション能力をアピールした例
私がマーケティング職を志望する理由は、コミュニケーション能力を活かして、効果的なマーケティング戦略の立案と実行に貢献したいからです。
私は学生団体で広報担当を務め、多様な背景を持つメンバーや外部協力者との円滑なコミュニケーションを実践しました。地域活性化イベントの企画では、学生・地元企業・行政機関など、さまざまな関係者の意見を聞き取り、それぞれの要望を調整しながら全体の方向性をまとめ上げました。
その結果、前年比30%増の来場者を達成し、地域からも高い評価を得ました。
この経験を通じて、マーケティングにおける多角的な視点の重要性と、それを実現するためのコミュニケーション能力の必要性を強く実感しました。
御社では、社内外の多様な関係者と協力してマーケティング活動を展開されていると伺っています。私のコミュニケーション能力を活かし、チーム内外で連携して戦略立案に貢献したいと考えています。
- コミュニケーション能力を強みにする人は多そうですが、差別化するにはどのようにアピールすれば良いですか?
コミュニケーション能力と別のスキルと組み合わせてみよう
コミュニケーション能力を差別化して伝えるには、マーケティングで活かせるほかの強みと掛け合わせて伝えてみましょう。
たとえば、クリエイティブな思考力と結びつけることで、斬新で効果的なマーケティング施策の企画につながるようなプレゼン力をともなったコミュニケーション能力を示すことができるのです。
また、スケジュールなどの管理能力と掛け合わせると、複数のチームやプロジェクトを効率的に調整し、締め切りを守る綿密なコミュニケーションスキルをアピールできます。
技術的なスキルやデジタルマーケティングの知識と掛け合わせることで、現代のマーケティング環境に適応できる能力を示すことが可能です。
このように、複数の強みを掛け合わせることで、自身の価値をより高く評価してもらうことができます。
リーダーシップをアピールした例
リーダーシップをアピールした例
私はリーダーシップを活かして革新的な戦略を実現したいため、御社を志望します。大学時代、マーケティング研究会の代表として10名のメンバーと共に地域企業の認知度向上プロジェクトを主導しました。
プロジェクト開始時、メンバーのスキルや意欲にばらつきがありましたが、個々の強みを見極めて適材適所の役割分担を実施。また、定期的な進捗確認と成果共有を通じ、チーム全体のモチベーション向上に尽力しました。
その結果、クライアント企業のSNSフォロワー数が3か月で2倍に増加し、売り上げも前年比20%増を達成しました。この経験から、リーダーシップがマーケティングの成果に直結することを体感しています。
御社は「常に新しい挑戦を」という理念があるため、私のリーダーシップを発揮し、チームの力を結集して御社の革新的なマーケティング施策の実現に寄与したいと考えています。
取り組んだ内容に対しても一つひとつ具体的に記載できていて、メンバー人数や、取り組んだ内容の結果についても数字を絡めて述べられているため、状況がとても解りやすく伝わる例文ですね。
クリエイティブな発想力をアピールした例
クリエイティブな発想力をアピールした例
御社のマーケティング職を志望する動機は、私のクリエイティブな発想力を活かして、革新的な戦略立案に貢献したいという強い願望にあります。
大学在学中、私は広告研究会に所属し、学内外のイベントやキャンペーンの企画立案に携わりました。特に印象深いのは、地元の伝統工芸品のPRプロジェクトです。従来の堅苦しいイメージを一新するため、若者向けのSNSを活用した「職人との1日体験」キャンペーンを提案しました。
この結果、参加者の90%が商品に興味を持ち、売り上げが前年比30%増加しました。
この経験から既存の概念にとらわれない発想が、マーケティングにおいて大きな価値を生み出すことを実感しました。
御社は常に先進的なマーケティング手法を取り入れているため、私の柔軟な思考力と斬新なアイデアで、御社のさらなる成長と革新に寄与できると確信しています。
上記の例文には具体的な動機として「クリエイティブな発想力を活かし、革新的な戦略を立案したい」とあり、志望度の高さが感じられます。
広告研究会や地元の伝統工芸品PRプロジェクトでの経験を示し、スキルと実績を具体的に説明できているのが評価できる点です。
さらに、キャンペーン成果を「参加者の90%が興味を持ち、売り上げが30%増加」と具体的に述べており、説得力があります。「御社の成長と革新に貢献できる」と企業への貢献意欲も明確です。
分析能力をアピールした例
分析能力をアピールした例
私が御社のマーケティング職を志望する理由は、私の分析能力を活かして、データに基づいた効果的な戦略立案に貢献したいという熱意にあります。
大学では統計学を専攻し、マーケティングデータ分析の実践的なスキルを磨きました。卒業研究では、ある小売チェーンの顧客購買データを分析し、購買パターンと顧客満足度の相関を明らかにしました。
具体的には、機械学習アルゴリズムを用いて顧客セグメンテーションをおこない、各セグメントに最適なプロモーション戦略を提案。この結果、テスト実施店舗での売り上げが15%向上しました。
この経験を通じ、緻密なデータ分析が事業成果に直結することを実感しました。
御社は最新のデータ分析技術を積極的に導入していると伺っています。私の分析スキルを活かし、御社のデータに基づいたマーケティング戦略の推進に貢献したいと考えています。
「テスト実施店舗での売り上げを15%向上させたという具体的な成果を挙げて、分析能力を証明している点が素晴らしいです。
さらに、企業が最新技術を導入していることに触れ、自分のスキルが企業のニーズに合致することをアピールできています。
インターンシップの経験をアピールした例
インターンシップの経験をアピールした例
私は御社の最新のデジタルマーケティング技術を積極的に活用する姿勢に強く共感し、マーケティング職を志望いたしました。志望する決め手は、学生時代のSNS運用経験と御社でのインターンシップに参加したことです。
大学在学中、ファッション系のInstagramアカウントを運営し、流入経路の分析やハッシュタグ選定にこだわったことで、半年で1万フォロワーを獲得しました。この経験から、デジタルマーケティングの実践的スキルと可能性を実感しました。
さらに、御社のインターンシップでAIを活用した顧客行動分析プロジェクトに参加し、ビッグデータを活用した市場分析の基礎を学びました。データから得た洞察を基にクリエイティブなキャンペーンを企画する過程に特に惹かれました。
御社ではこれらの経験を活かし、最新のデジタルツールとデータ分析手法を駆使して効果的なマーケティング戦略の立案に貢献したいと考えています。
- インターンに参加したことを志望動機で触れたほうが良いですか?
インターンでの実務経験をアピールできると高評価につながる
インターン経験を志望動機に盛り込むことは非常に効果的です。企業は実践的な経験を通じて得たスキルや知識を評価するため、インターンで学んだ具体的な内容や達成した成果を強調すると良いでしょう。
たとえば、「インターンシップでのSNSマーケティングの経験を通じて、デジタル広告の運用や効果測定をおこない、〇〇人のフォロワー増加させました」といった具体的な成果は、あなたの実務能力のアピールにつながります。
また、志望する企業のマーケティング戦略やビジョンに共感し、その企業での経験を通じてさらに成長したいという意欲を示すことも重要です。
インターンで得た経験を効果的に志望動機に取り入れ、具体的なエピソードを通じて自分の強みを明確に伝えましょう。
そうすることで、企業にとってあなたが採用する価値のある人材であることを強調できますよ。
チームワークをアピールした例
チームワークをアピールした例
マーケティング職を志望する理由は、チームの力を結集して革新的な戦略を生み出すことに魅力を感じるからです。自身の強みを活かしてどのように企業に貢献できるか考えるこの思いは、大学時代の経験を通じて強まりました。
マーケティング研究会で、地元企業のブランディングプロジェクトを担当した際、さまざまな専門性を持つ5人チームのリーダーを務めました。デザイン・データ分析・コピーライティングなど、それぞれの得意分野を活かしながら、週1回のブレインストーミングセッションで意見を出し合いました。
時に意見が対立しましたが、お互いの考えを尊重し議論を重ねることで、クライアントから高評価を得る提案を実現できました。
御社は部門を超えた協力を重視されていると伺っています。この経験を活かし、多様な専門性を持つ方たちと協力しながら、市場に新たな価値を提供するマーケティング施策の立案・実行に貢献したいと考えています。
上記の例文は、リーダーシップとチームワークの具体的な経験を示し、意見対立を乗り越えた成功体験を強調できていますね。
「部門を超えた協力」という、企業が重視している価値観に自分の経験が一致することをアピールできている点も評価できるポイントです。
成功体験の伝え方はこちらの記事で詳しく解説しています。見つけ方や効果的に伝えるコツをまとめているので参考にしてみてください。
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顧客志向をアピールした例
顧客志向をアピールした例
私が御社のマーケティング職を志望する理由は、顧客の真のニーズを理解し、それに応える価値を作る仕事をしたいからです。
大学時代、地域活性化プロジェクトに参加し、地元商店街の集客増加に取り組みました。そこで私は、単なる広告宣伝ではなく、顧客の声に真摯に耳を傾けることの重要性を学びました。
来訪者150人へのインタビュー調査を実施して、若い家族連れが増えているにもかかわらず子供が楽しめる場所が少ないこと、地元の伝統工芸品に興味はあるものの高価で手が出しにくいことが求められていることがわかりました。
これらの洞察を基に「ファミリーで楽しむ伝統工芸体験」イベントを企画しました。子供向けの簡単な工芸体験コーナーを設け、職人によるデモンストレーションをおこない、さらにSNS投稿キャンペーンを実施することで、幅広い年齢層に訴求する内容としました。
この結果、来街者数が前年比30%増加し、SNSでの投稿数も大幅に増えました。御社では私の顧客志向の姿勢と経験を活かし、御社の顧客満足度向上と事業成長に貢献したいと考えています。
上記の例文は、参加したプロジェクト内で顧客のニーズを理解するためにおこなった取り組みやその結果、その後の分析過程についても具体的に書けています。
そのため、読み手が当時の状況を理解しやすい良い例文と言えますね。
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キャリアコンサルタントに聞いた! 新卒でマーケティング職に就く難易度
マーケティング職で新卒募集が少ない点を踏まえて「マーケティング職で新卒入社するのは難しいのでは?」と心配な人もいるのではないでしょうか。
ここではさまざまな職種・業界志望の求職者を支援した実績のあるキャリアコンサルタントに、新卒でマーケティング職に就く難易度について聞きました。就活を始める前に、自身で納得してから就活の方向性を決めましょう。
アドバイザーコメント
隈本 稔
プロフィールを見る新卒でマーケティング職を目指すにはさまざまなハードルがある
マーケティング職は魅力的なキャリア選択ですが、就職する難易度は決して低くありません。マーケティングには、データ分析力、クリエイティブな発想、コミュニケーション能力、そしてデジタルマーケティングの知識など、多岐にわたるスキルセットが求められます。
たとえば、データ分析能力は現代のマーケティングにおいて必要不可欠です。企業ではビッグデータの活用による消費者行動分析なども進んでおり、統計学やデータ解析ツールに対する経験や学習意欲も求められています。
さらに、優れたコミュニケーション能力も大切です。マーケティングはチームでおこなう仕事が多く、社内外のさまざまな関係者と協力してプロジェクトを進めるため、他人の意見を尊重しながら自分の考えを明確に伝える力が重視されます。
人気職種だからこそインターンなどで入念に対策することが重要
加えて、マーケティング職は学生から非常に人気が高い職種であるため、応募者数が多く、競争が激しいことも新卒での就職難易度が高い要因の一つです。
新卒でマーケティング職に就くことは容易ではありません。そのため、インターンシップやアルバイト、ゼミなどの機会を活用して経験と知識をしっかり蓄積して対策を進めましょう。
質を高めよう! マーケティング職の志望動機を書く際の6つの注意点
質を高めよう! マーケティング職の志望動機を書く際の6つの注意点
マーケティング職の志望動機を書く際は、マーケティング職ならではの注意点があります。志望動機を書き始める前に知っておくと、よりスムーズに書きやすくなりますよ。すでに志望動機を書いている場合、これから解説する注意点を守れているか確認してみてください。
ここではマーケティング職の志望動機を書く際の6つの注意点について解説するので、一通りチェックしましょう。
①受け身の理由を書かない
志望動機として受け身の理由を書いてしまうと、採用担当者から主体的な行動ができないように判断されてしまう可能性があります。たとえば、以下のような理由が受け身と捉えられやすくなります。
受け身と捉えられる可能性がある志望理由
- 業界で知名度があるから
- 学校の推薦があったから
- 残業が少ないから
- 説明会の雰囲気が良かったから
- 親を安心させたいから
- 勉強したいから
上記のうち「勉強したい」という志望動機は一見主体的にみえますが、人材を募集している企業からすると、入社して企業に貢献するのではなく、業務をすることでスキルを学びたいだけと捉えられてしまうかもしれません。
特にマーケティング職では、情報を自主的に調べたり、施策を自身で考えたりして、実行していく必要があるので、受け身な印象を与えてしまうと採用で不利になりやすくなります。志望動機を考える際は、受け身に捉えられてしまう可能性がないか、慎重に検討しましょう。
②抽象的な表現をしない
マーケティング職では、データを元に具体的な施策を立案・実行する職種です。そのため、抽象的な表現を志望動機に含めてしまうと、職種への理解度や適性が低いと判断される可能性があります。
マーケティングは成果重視な傾向があり、数値目標が求められやすいため、抽象的な表現をすると「数値的な目標を達成するための意識が低い」と捉えられてしまうかもしれません。
たとえば、学生時代の実績や経験を述べる場合、具体例や数値を含めることでマーケティング職の志望動機として評価されやすくなります。志望動機を考えたら抽象的な表現になっていないか、必ず確認するようにしましょう。
③やる気だけでなく適性があることを伝える
やる気だけでなく適性があることを伝えることで、長期的に企業に貢献することをアピールできます。業務を続けていくうえで、やる気は増減するものなので、やる気があるだけでは、企業に貢献できることを裏付けできません。
一方、マーケティング職への適性があるなら、マーケティング手法やスキルをスムーズに習得したり、マーケティングに必要な創造性や分析力を活かしたりすることで、即戦力となり成果を上げやすくなります。
適性があることを伝えるには、学生時代の活動でマーケティングにつながることを達成した経験をアピールしたり、自己分析をして自身の性格や価値観がマーケティング職にどのように活かせるかを考えましょう。
- マーケティング職の就活でやる気をアピールすることは意味がないのでしょうか?
単純な行動意欲だけでなく今の自分の思いも具体的に伝えよう
やる気をアピールすることは志望意欲を伝えることにもなるので、とても大切で意味のあることです。
ただし、単純に「頑張ります!」「出来ます!」「取り組みます!」というやる気だけを伝えるのではなく、具体的にどのように頑張っていこうと考えているのかまでを伝えることを意識しましょう。
発している言葉の背景である自分の思いも伝えることがポイントです。
④入社後やキャリアで実現したい目標まで伝える
入社後やキャリアで実現したい目標まで伝えることで、マーケティング職で重要な勤勉性や成長意欲があることを伝えられます。マーケティングは、近年のデジタルマーケティングの発展により、新しい手法が次々と生まれてトレンドが変化しやすいのが特徴です。
そのため、新しい施策や流行りを理解して業務に活かすために、常に勉強し続けていくことが求められます。入社後のキャリアや目標が具体的に決まっていないと、マーケティング職では特に悪い評価を受けやすいため、注意しましょう。
入社後やキャリアの目標まで定まっていない人は、以下の記事もチェックしておきましょう。自分らしいキャリアビジョンを描く方法を解説しています。
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キャリアビジョンとは|就活のプロが意義と描き方を徹底解説!
キャリアビジョンは自分らしく就活を進めるために考えておく必要があります。この記事ではキャリアコンサルタントと一緒に、キャリアビジョンの意味や必要性を解説します。また、キャリアビジョンの描き方や企業への回答方法も説明するので役立ててください。
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⑤一度は志望動機を添削してもらう
志望動機を添削してもらったことがないなら、一度はほかの人に添削してもらうことで、客観的な意見を取り入れることができてさらに質の高い志望動機が作りやすくなります。志望動機の添削を受ける方法は、以下のとおりです。
志望動機の添削を受ける方法
- 大学のキャリアセンター
- キャリアコンサルタント
- Web添削サービス
大学のキャリアセンターは、志望動機を無料で添削してもらえることや大学で利用できるので利用しやすくなっています。キャリアコンサルタントに志望動機を添削してもらいたい場合、就活エージェントや就活者向けの就職支援をおこなう企業で受けられます。就活のプロから添削してもらえるため、志望動機の質をより高めたい人におすすめです。
Web添削サービスは、Web上で気軽に添削してもらえる特徴があります。無料で依頼できるものから有料のものまで種類が多いですが、添削してくれる人のプロフィールを確認できたり、添削例やレビューから信用できたりするサービスを利用するのがおすすめです。
特にマーケティング職に知見がある人や、マーケティング職の志望動機の添削例などが確認できるサービスが最適と言えます。なお添削を依頼するには事前の予約が必要になるので、利用方法をあらかじめチェックしておきましょう。
⑥マーケティングへの興味だけでなく実績やスキルもアピールする
マーケティング職の志望動機は、興味だけでなく実績やスキルもアピールすることで、志望度や適性が高いことを伝えられます。興味があることやその商品・サービスが好きなことばかりを全面に出してしまうと、実は選考でより重要な「企業にどのように貢献できるか」について、十分に触れられていないような志望動機になってしまいます。
実績やスキルをアピールするときは、どんな実績・スキルを活かして、その企業でどのように活躍したいかを具体的に考えましょう。
たとえば、統計学を専攻していた学生がマーケティング職に応募するなら「大学で専攻していた統計学の知識を活かして、市場調査や分析に特化したマーケターになりたい」のように考えられます。
実績・スキルを活かして、その企業でどのように活躍したいかを考えることは、キャリアで実現したい目標を決めることにもつながるので、志望動機を考える際は必ず押さえておきましょう。
マーケティング職の志望動機は企業が求める自身の強みをアピールして内定を勝ち取ろう!
マーケティング職は学生から人気が高いからこそ、志望動機にこだわることが重要です。ありきたりな志望動機にならないように、自身の経験や独自の強みを交えて説得力のある志望動機を作ることが内定獲得につながります。
記事ではマーケティング職の仕事内容や、マーケティング職で評価されやすい強みまで解説したので、職種への理解を深めてから志望動機を考えてみてくださいね。
応募したい企業が決まったら、マーケティング職ではその企業が何を求めているか理解するために、企業研究をおこなうことが大切です。そして自身のスキルや実績をどのように活かせるかを盛り込んで、質の高い志望動機を作りましょう。
アドバイザーコメント
瀧本博史
プロフィールを見るマーケティング職の就職はあらゆる角度からの入念な対策が鍵となる
マーケティング職への就職は非常に競争が激しいですが、適切な準備をおこなうことで、その難関を突破することができます。
まず、マーケティング職はその特性上、高い専門性が求められる仕事です。企業は、マーケティング職の社員に対して、深い事業理解と高いデータ分析能力を求めます。そのため、大学での専攻がマーケティングや関連分野であることは大きな強みになるでしょう。
インターンシップへの参加も非常に有効で、特に外資系企業は夏のインターンからの採用が多く、ここでの経験が内定への大きなステップとなります。
次に、マーケティング職では常にトレンドに敏感であることも重要です。最新のマーケティング手法やツールなどにアンテナを張ったり、新しい情報をキャッチする習慣を身につけましょう。特にデジタルマーケティングの分野では、SNSやウェブ解析ツールの活用が鍵となります。
基本の自己分析や企業研究も怠らずに対策して道を切り拓こう
さらに、マーケティング職はマーケティング戦略を立てるための分析力はもちろん、他部門と協力してプロジェクトを進めるためのコミュニケーション能力の両方が欠かせません。データ分析やSNSツールに関する勉強をして自分のスキルを磨いておけると良いですね。
最後に、自己分析と企業研究も忘れないでください。自分自身の強みや興味を明確にしたうえで、企業の求める人物像に自分を合わせるのではなく、自分の強みが最大限に活かせる働き方をアピールしましょう。
マーケティング職への就職は簡単ではありませんが、しっかりと準備を重ねることで道は開けます。自信を持って挑戦してください。応援しています!
執筆・編集 PORTキャリア編集部
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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
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キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士
Hiroshi Takimoto〇年間約2000件以上の就活相談を受け、これまでの相談実績は40000件超。25年以上の実務経験をもとに、就活本を複数出版し、NHK総合の就活番組の監修もおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/性格応用心理士1級
Minoru Kumamoto〇就職・転職サイト「職りんく」運営者。これまで300名以上のキャリア相談を受けた実績。応募書類や採用面接の対策支援をする他、自己分析の考え方セミナーを実施
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/産業カウンセラー
Yoshiko Kato〇人材会社で約15年間、18,000人以上のキャリア相談を受けてきた。独立後は企業や大学、個人と契約し、キャリア構築の支援をおこなう。キャリアコンサルタント歴は20年以上
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