この記事のまとめ
- 既卒向けインターンは給料をもらいながらスキルや経験を積むことができる
- 既卒向けインターンは企業選定が重要
- 既卒ならではの準備をして、既卒向けインターンの選考に臨んでいこう
既卒として就活している人の中には、社会人経験がないことから、ビジネスマナーやスキルを身に付けられるインターンの参加を考える人も多いのではないでしょうか。
既卒向けのインターンは、給料をもらいながらスキルや経験を積むことができるというメリットがあるものの、既卒だからこそ実施するべき準備が必要です。
この記事では、キャリアアドバイザーの隈本さん、小倉さん、柴田さんと、既卒向けインターンについて解説していきます。参加に向けた準備や企業選びの注意点、アピール方法などについて解説していくので、ぜひ参考にしてくださいね。
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既卒向けインターンは入念な準備と企業選定で成否が分かれる
既卒向けインターンは参加することで視野を広げられたり、社会人としてのスキルを身につけることができるなど、メリットが多く存在しますが、適切に企業選びをしないと単なる労働力となってしまう場合があります。
この記事では、まず既卒向けインターンの概要や参加メリットについて解説します。既卒向けインターンの応募条件や募集している職種の種類などを押さえたうえで、自分自身が参加した時にどんなメリットを享受することができるのかをイメージしましょう。
次に、参加に向けて事前に準備しておくべきことや企業選定の方法について解説していくので、自分が納得でき、イキイキと働くことができる環境を選ぶために参考にしてみてくださいね。
また、既卒向けインターンの選考に合格するために必要なことも解説していくので、高倍率な既卒インターンでも着実に参加できるよう対策を練っていきましょう。
まずはあなたが受けない方がいい職業を確認してください
就活では自分に適性がある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまうリスクがあります。
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強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
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そもそも既卒向けインターンとは
大学生の時に就活をしていた人の中には、インターンに参加していた人もいるかと思います。
新卒の就活におけるインターンは1dayや5daysなど、企業について深く知ることを目的にした短期間のものが主流でした。ですが、既卒向けのインターンは長期間実施するものが多く、実際に企業で働く社員と同様に給料をもらって業務をおこなうものがほとんどです。
ここでは、既卒向けインターンの応募条件や実施内容、給与体系について解説していくので、まずは既卒インターンの全体像をつかみましょう。
次の記事では、既卒について「新卒」や「中途」との違いを交えながら解説しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
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応募条件
募集要項に「既卒歓迎」と記載されているインターンは、既卒の人が参加することができます。
ですが、既卒だけを募集するインターンは少なく、企業は基本的に学生の長期インターンと併せて募集することがほとんどです。
このように、社会人経験のない学生を募集しているので、必須のスキルなどはほとんどありません。「1週間あたり4時間」といったように、1週間あたりの日数や時間で働くことができるかが基本的な条件となります。
既卒向けインターンでは、基本的に既存社員やほかのインターン生と一緒に仕事をすることになります。
そのため、専門的なスキルよりも最低限の社会人としてのマナーやコミュニケーション能力が求められます。
実施業界
既卒向けインターンを募集している業界はIT業界や不動産業界がほとんどです。
IT業界にはさまざまな業種が存在します。その中でも、既卒向けインターンを積極的に募集しているのは、ベンチャー企業など設立して年数の浅い企業が多いインターネット・Web業界です。
これらの企業は、採用にかけられるコストが少ないので、なるべく確実に自社に合う人材を確保するため、従来の新卒採用による選考よりも、個性やスキルを把握できるインターンで若手を採用し、採用後の不確定要素を少なくするという狙いがあります。
他にも既卒向けインターンを実施している業界として介護業界やアパレル業界、飲食業界などが挙げられますが、絶対数は少ないです。
「既卒 インターン」といったワードでインターネット検索して、常に最新の情報を入手するようにしましょう。
内容
新卒の就活でおこなう短期のインターンでは、グループワークやグループディスカッション、座談会といった会社の理解についてのプログラムが組まれています。
一方で、既卒向けのインターンは長期でおこない、内容も営業やマーケティングなど、実務に近いものです。次では具体的な業務内容について解説していくので、解説している内容を参考に自分がどんな経験をしたいかを考えてみてくださいね。
営業
営業のインターンは、電話やWeb会議ツールを用いて非対面で営業するインサイドセールスと、実際に企業や消費者など顧客のもとに訪問して営業するフィールドセールスの2種類が存在します。
具体的な業務としては、営業リストの作成やアポイント調整、新規開拓営業、既存顧客のフォローなどさまざまです。
実践的な営業スキルを身につけられることはもちろんですが、名刺交換の方法や電話の取り方、敬語の使い方など、社会人として求められる基礎的な力を身につけることができることも特徴です。
営業職は大変なイメージが強く、「自分は向いていないのではないか」と感じる人も多くいます。次の記事では、「営業職は向いていない」と考える人向けに不安の解消法や営業職が向いている人の特徴について解説しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
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マーケティング
マーケティングのインターンは、自社サービスの分析や競合の分析、SNSの運用・分析などが主な仕事です。
また、インターネット・Web業界であれば、インターネットメディアの記事制作や広告運用なども業務として任せられる場合があり、手に職をつけたい人にとって、マーケティングはおすすめの職種です。
マーケティングにおける分析ではさまざまなツールを用いておこなうので、Excelなどの操作方法を習得できることもメリットです。
- 長期インターンは雑用がメインのイメージなのですが、どの程度まで業務を任せてもらえるのでしょうか? また、それらは他でも通用するスキルになりうるのでしょうか?
自分で仕事を取りにいくことでスキルを身に付けられる
インターンでは、会社や部署によって任せられる業務内容が大きく異なります。
長期インターンは在籍期間も長いので、実際に営業活動をしたり商品・サービスを考えたりするような場合もあります。雑用を任せられる期間が長いならば、自ら実務レベルの業務がないか確認する姿勢も重要です。
企業もインターン生に対して収益にかかわる業務を任せることが難しく、顧客のような扱いになることもあります。
言われたことをこなすだけでなく、慣れてきたら積極的に進言して仕事を得ることは大事です。新入社員として入社した際にも、その姿勢はスキル以上に役に立ちます。
給与体系
インターンの給与体系は「時給制」と「歩合制」の大きく2種類に分けられます。
時給制の場合、エリアにもよりますが、所在地が東京にある企業のインターンは時給1200円以上のものがほとんどで、居酒屋やカフェといった飲食店やコンビニなど小売店のアルバイトよりも高時給な傾向にあります。安定的に給与をもらいたい人にはおすすめの環境といえます。
歩合制の場合、時給はそこまで高くないものの、売上に応じてインセンティブをもらうことができます。そのため、結果を出せば出すほど給与が上がっていく仕組みなので、頑張った分だけ評価されたい人にはおすすめです。
このように給与体系は企業によってさまざまなので、自分の求める環境に合わせて選定していきましょう。
既卒として、大手企業を志望する人も多くいるかと思います。次の記事では、既卒を募集している大手企業について解説しているのでぜひ参考にしてみてくださいね。
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既卒向けインターンって意味あるの? 参加のメリット6選
既卒向けインターン参加のメリット
- 経歴を作ることができる
- 別の仕事をしながらでも参加できる
- 視野を広げることができる
- 給与が出る
- 社員登用の可能性がある
- 企業とのミスマッチを防げる
既卒向けインターンは、営業やマーケティングなど実践的なスキルを習得でき、拘束時間は長いもののアルバイトよりも高い時給で働くことができます。
ですが、既卒向けインターンに参加するメリットはそれ以外にも存在します。次では主なメリットについて解説していくのでぜひ参考にしてみてくださいね。
メリット①経歴を作ることができる
就活を実施するにあたり、既卒の人は大学卒業後に何をしていたのか経歴を質問されます。アルバイトについて話すことも問題ありませんが、経歴として職務経歴書に記載することができません。
一方で、インターンへの参加は職務経歴書に記載することができるので、自分の活動をアピールすることができるでしょう。
また、「過去の経験でアピールできるものがない」といった悩みがある人は、インターンでの経験を自己PRなどでアピールすることができます。
アドバイザーコメント
隈本 稔
プロフィールを見る3つの点に意識して既卒インターンに臨もう
既卒インターンでスキルや経験を積むためには、参加するインターン先の職務内容を確認したうえで、目標設定をしておくことが重要です。そのため、以下のようなことを意識しておきましょう。
①自己分析で自分の職業価値観や活かしたい強みを分析する
既卒インターンに参加する前に、自分が仕事に対して求めることや活かしたい経験・強みは明確にしておきましょう。インターン先では、強みを伸ばしたり弱みを克服したりする経験を意識的におこなわなければ、自分の将来の活躍をアピールする材料となりにくいからです。
②自己分析をしたうえでインターン先を決める
インターン先は、自分が希望する業界・業種であることはもちろん重要です。
それだけでなく、自己分析である程度ピックアップした価値観やアピールポイントとマッチしそうな会社を選ぶようにしましょう。
③期間中の行動目標を設定して実際に行動する
インターンが始まる前に、自分なりの行動テーマを設定したうえで、実際に行動してみましょう。インターンは、仮説を立てた自分について検証する場でもあります。
「強みは本当に職場で活かせるのか」「弱みに向き合って行動できるのか」など、自分の職場での行動を確認しながら、成長につなげる意識を持ちましょう。
メリット②別の仕事をしながらでも参加できる
既卒インターンは平均して週2〜3日での就労が求められます。インターンに参加する企業によりますが、元々実施しているアルバイトなどと両立して参加することも可能です。
アルバイト先に愛着がある人やできるだけ収入を下げたくない人にはおすすめの環境といえるでしょう。
また、週2日はA社・週3日はB社といったように掛け持ちしてインターンに参加することも可能です。この場合、企業の機密情報などの規定にかかわってくるので、参加を検討しているインターン先の就業規則を確認してみてくださいね。
社会において一番大切なのは「約束を守ること」。
一度引き受けたこと、日程を設定したことについてキャンセルしないようにするのはもちろんですが、変更もできれば避けたいものです。
現在のアルバイトと両立できるように、無理のないスケジュールを立てるようにしましょう。
メリット③視野を広げることができる
先ほど解説したように、既卒向けインターンは営業やマーケティングなど、実際の正社員とほぼ同等の業務をおこないます。
業務を進めていく中でスキルや必要な知識が身につき、自分自身を成長させていくことができます。
また、インターンといえど顧客とのやり取りなど、社内外でコミュニケーションを取ることが求められます。そういったコミュニケーションの中で自分自身の視野を広げることができるのです。
インターンで経験できることは、その会社はもちろん業界・業種の一部分に過ぎず、会社に入社すれば責任をともなう業務を任されます。インターンでうまくいったとしても、自信過剰になって謙虚さを忘れるようなことは避けましょう。
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メリット④給与が出る
大学生のときにおこなう新卒就活のインターンは、1〜5日程度で企業を深く知ることを目的におこなわれるので、基本的に給与は出ません。
既卒向けのインターンでは、先ほど解説したように時給や歩合という形で給与が支払われます。そのため、アルバイトで生計をしている人は金銭面に不安を抱えることなく参加することができますよ。
一方で、契約形態はアルバイトや派遣社員と同様なので社会的信用度は低く、クレジットカードや不動産などの審査に通りづらくなってしまう可能性があるので留意しておきましょう。
メリット⑤社員登用の可能性がある
すべての企業に該当するわけではありませんが、既卒向けインターンは、インターンとして一定期間働いた後に社員登用してもらえる場合があります。
インターンから社員への登用における条件はさまざまですが、社員に登用してもらうためには、インターンとして社員に引けを取らない活躍が必須です。
条件を事前に開示している企業もありますが、開示していない企業については選考などで質問してみると良いでしょう。
既卒向けインターンだからといって、全て給与が支給されるとは限りません。またインターンで活躍できたとしても必ず正社員になれるとは限りません。
給与が支給されるのか、またインターンが採用に直結するかなど事前に情報収集することを忘れないようにしましょう。
メリット⑥企業とのミスマッチを防げる
インターンとして実際に企業で働くことで、社風や働き方、業務内容などを自分自身で体感することができます。そのため、就職後のミスマッチを事前に防ぐことができることはメリットでしょう。
また、志望業界に対する理解を深めることができるので、仮にインターン先の社風などが合わないとなっても、ほかの就職先を選択するときの参考にできるのです。
アドバイザーコメント
柴田 登子
プロフィールを見るインターンへの参加は内定に近付く有効な手段
既卒生がインターンシップに参加するメリットはさまざまです。参加したからといって内定が確約されるものではありませんが、さまざまな理由からより内定に近づくことができます。以下にその主なものを挙げておきます。
①企業や業界について詳しく知ることができる
インターンシップで企業の中に入って日々の業務の流れに身を置くことで、その企業や業界について、自分の目で詳細を確かめられます。
また、その雰囲気になじめるかどうかを経験し、どこが自分に合っているのか見極められるため、面接でより強いアピールが可能になります。
②実際の企業で必要なスキルや知識についての情報が得られる
インターン生として職場に入ることで、入社後に必要なスキルや知識はどのようなものかを見極められます。必要な資格などの情報を早めに入手できれば、面接までに取得・対策しておくことで有利に働くこともあります。
③現場の生の声が聴ける
なんといっても自分が志望する企業の社員と直接会話できるのは魅力的です。仕事に対する姿勢や求められる資質、働き方などをどんどん質問してみましょう。資料ではわからない現場感を経験することができますよ。
次の記事では、既卒の就活を成功させるために実施しておくべきことを解説しています。インターンに参加する以外に既卒の就活でやっておくべきことを解説しているので参考にしてみてください。
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既卒向けインターン参加前に準備しておくべき3つのこと
既卒向けインターンは企業への就職に向けての第一歩です。そのため、事前に自分自身を見つめ直し、何をしたいのかを準備しておく必要があります。
次では既卒向けインターンの選考前に準備しておくべきポイントについて解説していきます。
①自己分析を実施する
まずは自己分析を実施しましょう。大学次に就活を実施していた人は自己分析をすでにやったことがあるかと思います。
ですが、当時の自己分析と今の自己分析で内容が異なる場合もあるので、改めてこのタイミングで実施しましょう。具体的に明確にしておくべきことは大きく2つに分けられます。次で解説する内容を押さえて、選考突破を目指しましょう。
何をしたいのかを明確化する
まずは自分がしたいことや将来的にやってみたいことを考えてみましょう。
やりたいことの見つけ方はさまざま存在しますが、自分の理想像がある人はそこから逆算して今やるべきこと・つけておくべきスキルを棚卸してみましょう。
また、自分が興味のあることから考えてみることも手です。
次の記事では、やりたいことの見つけ方について解説しています。やりたいことを見つけるための方法や見つからなかった時の対処法について解説しているのでぜひ参考にしてみてくださいね。
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企業が入社後にやりたいことを質問するのは、就活生の希望を知りたい意向が強いためです。入社後にやりたいことを見つけるための方法やどうしても見つからなかったときの対処法をキャリアコンサルタントが解説します。
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- やりたいことが見つからないからこそ、長期インターンに参加したいと考えています。このようなスタンスでも問題ないのでしょうか?
自分の好奇心を軸に探していれば問題ない
「やりたいことが見つからない自分はダメなんだ……」と自己否定したり悩む人も多いと思います。
あまり「やりたいこと」にこだわり過ぎず「興味がある」「裏側がどうなっているか知りたい」「いろんなことをやってみたい」などの好奇心を軸にしてみてはどうでしょうか。
周りに流されずに就活を進められるのは、やりたいことが見つからない人ならではのメリットです。「やりたいことが見つからない」ことをネガティブにとらえずに、気持ちを楽にしてポジティブな気持ちで就活に向き合いましょう。
伝え方としては「御社の〇〇という〇〇に興味があり応募しました」のような伝え方がいいでしょう。応援しています。
何ができるのかを明確化する
インターンといえど、しっかりと結果を出していくことが求められます。そのため、自分の強み・弱みなどできることを明確にして、入社後に何ができるのか、どのように貢献できるのかをアピールしていく必要があるのです。
強みや弱みなどを見つける方法としては、過去のさまざまな経験から深掘りして考えていくことがおすすめです。
次の記事では、自己分析の方法について網羅的に解説しています。解説している内容を参考に、自分に合った方法で強みや弱みを発見していきましょう。
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②新卒採用で企業に入社しなかった理由を答えられるようにする
既卒向けインターンの選考では、「新卒採用で企業に入社しなかった理由」について必ずといっていいほど聞かれます。そのため、自分なりの答えを事前に準備しておきましょう。
新卒採用で企業に入社しなかった理由は必ずしもポジティブなものばかりではないかと思います。
重要なのはネガティブな理由に対して、自分なりにどのように考えて、次のアクションにつなげられているかです。
たとえば、次のように整理してみましょう。
新卒採用で企業に入社しなかった理由の見つけ方
・新卒で企業に入社しなかった理由
内定が取れなかった。
・上記の原因
やりたいことが見つからなかった
・原因に対してアクションしたこと
自己分析・他己分析を徹底的におこなった
さまざまな業界の人と話して、興味があることを探した
このように過去の原因を深掘りし、そこに対して今現在どんなことをおこなっているかまで明確にしていきましょう。
③なぜその企業のインターンに参加したいのかを考える
インターンを募集している企業はさまざまです。企業によってやっている事業が異なりますし、具体的に任される業務も異なります。そのため、その企業のインターンで習得したいスキルや実現したいことをしっかりと言語化していきましょう。
情報収集の方法として、企業のHPや採用サイトなどの閲覧や口コミサイトの活用などが挙げられます。
情報収集をしたうえで企業の理解を深め、自分がインターンとして入社後どんなことを実現したいのか、どのようなスキルを身に付けていきたいのかを言語化していきましょう。
インターンに関しては、大学に紙媒体の資料を配付している会社もあります。
既卒生であっても、そのような情報を入手しに大学のキャリアセンターに出向くと良いでしょう。また、志望先企業が合同就職説明会に出展していれば、そこで担当者に直接確認するのも手です。
既卒向けインターンは学生と同じ採用窓口の場合がある
既卒向けインターンは求人サイトなどで「既卒歓迎」という形で募集している場合が多く、大学生などが参加する長期インターンと同じ採用窓口で募集をかけています。
インターンの採用枠が限られている場合、ライバルは大学生となります。既卒の人は大学の授業などがないため、時間を自由に使うことができるという点では有利ですが、基本的に人柄や過去の経験に基づく能力は年齢関係なくフラットにみられています。
前項で解説した準備を踏まえて、しっかりと選考に臨んでいきましょう。
目的で考えよう! 既卒向けインターンの企業を選定する方法4選
既卒向けインターンの企業を選定する方法4選
- 仕事内容で選ぶ
- 誰と働くかで選ぶ
- 身につけられるスキルで選ぶ
- 条件で選ぶ
既卒向けインターンで企業を選定する方法は4つあります。
仕事内容や身につけられるスキルで選んだり、働く人で選んだりなど、選定基準に正解はありません。次で解説する内容やアドバイザーのコメントを参考に、自分にあった選定基準を見つけていきましょう。
選定方法①仕事内容で選ぶ
既卒向けインターンは営業やマーケティングが主ですが、それ以外の業務内容も存在します。それぞれで求められる能力やスキルは異なるので、事前に実施した自己分析をもとに、自分の強みを活かすことができる仕事内容で選定していきましょう。
たとえば、傾聴力に長けているという長所がある場合は、営業など人とのコミュニケーションを重視するポジションにつくことがおすすめです。
自分にあった仕事を見つける方法は大きく4つのステップに分かれます。次の記事では、やってはいけない仕事の選び方や仕事選びで押さえておくべきポイントについて解説しているのでぜひ参考にしてみてくださいね。
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自分に合った仕事は、価値観を整理して多角的な視野を持つことで見つかります。この記事では自分に合った仕事を探すためのステップに加えて、やってはいけない選び方もキャリアコンサルタントが解説します。
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選定方法②誰と働くかで選ぶ
人間関係が悪い職場で働き続けることは辛いものです。そのため、「人」を軸にインターン先を選定することもおすすめです。
実際に働く人の雰囲気はなかなかわかりづらいものなので、具体的にカジュアル面談という形で話を聞いてみることがおすすめですよ。
また、口コミサイトなどで会社の雰囲気について記載している場合があります。口コミサイトは匿名での投稿になるのですべてを鵜呑みにする必要はありませんが、参考程度に閲覧してみると良いでしょう。
おすすめの口コミサイトは次の通りです。
口コミサイトの書き込みは、各個人の価値観に基づいた意見に過ぎません。人によって、部署はもちろん、業務内容や会社に対して持つ価値観が異なります。不平・不満を語りたいだけの内容もあるので、すべてを鵜呑みにして判断するのは避けましょう。
選定方法③身につけられるスキルで選ぶ
既卒向けインターンは自身の経歴を作れたり、視野を広げることができます。そのため、インターンへの参加を通して身につけられるスキルから、インターン先を選定することもおすすめです。
たとえば、エンジニアのスキルをつけたい人であれば、エンジニア職を募集しているインターンに参加するのが良いですよ。エンジニアといっても種類はさまざまです。将来的になりたい像から逆算して、必要なスキルからインターン先を選んでいきましょう。
具体的には、次の通りです。
身につけられるスキルから選ぶ方法
将来的になりたい像
– フリーランスとして働いていきたい
↓
フリーランスとして働くことができる職業を考える
– エンジニア、ライター
↓
エンジニア・ライターとして未経験からインターンできる企業を探す
一方で、自分が将来どんなキャリアステップを歩んでいきたいか、明確でない人もいるかと思います。まずは、既卒向けインターン参加前に準備しておくべき3つのことを参考に、なりたい像を明確にしたうえで、上記の方法を実践してみてくださいね。
「研修でスキルを身につけたいと思います」や「日々学んでいきたいです」といった「学びたい」が前面に出た受け身の姿勢はプラス評価されません。
選考では、学んだりスキルを見つけた結果、企業にどう貢献したいのかを具体的に話せるようにしましょう。
選定方法④条件で選ぶ
働くうえで給与などの待遇は重要です。待遇を重視する人は、自分が求める給与額から条件を選ぶこともおすすめですよ。
先ほど解説したように歩合制の場合、頑張った分だけ評価されますが、結果が出なかった際は給与を安定してもらえない可能性があります。一方で時給制の場合、結果を出しても給与に反映されづらいものの、安定的にそれなりの収入を確保することはできます。
また、アルバイトと並行してインターン参加を考えている人は週にどのくらいシフトに入れるかで働く場所が変わってくるかと思います。
自分が求める条件を整理して、選定していきましょう。
アドバイザーコメント
小倉 嘉夫
プロフィールを見る自分の趣味や興味から選んでみよう
インターン先を選定することに迷いが生じた時のオススメをひとつお伝えしたいと思います。それは「自分の趣味や興味がある」から選ぶ方法です。この方法は、好奇心が旺盛な人には特に向いていると思います。
まずはノートに書き出してみよう
少数ですが、音楽やイベント、モータースポーツや映画、写真など、趣味志向を実務に活かせるインターンシップも存在します。「自分の好きなもの」「朝までやり続けられること」から探してみてはどうでしょうか。ぜひノートに趣味や興味のあることを書き出してみましょう。
気軽に応募してみることが大事
書き出しただけでは前に進みません。深く考え過ぎず少しでもいいなと思う企業が見つかったら気軽に応募しましょう。「あーでもない、こーでもない」と迷い続けている間に長期インターンを始めるタイミングが遅れ、せっかくの機会がなくなってしまいます。
「するは失敗、何もせぬは大失敗」そもそも失敗のない人生なんてありません。失敗を怖がらずチャレンジしていれば道は開けます。一歩踏み出して就活を実りあるものにしましょう。
既卒の人がインターン先を選定する際に気をつけるべきこと
既卒向けインターンはスキルや経験を積むことができますが、慎重に企業を選定しないとかえって損する結果となってしまいます。
特に既卒の場合、新卒採用枠で入社できるのは卒業後3年以内とされているので。限られた時間で結果を出して、次のステップに進む必要があります。次で解説する注意点をしっかりと押さえて、自分にとってプラスとなる環境を選定していきましょう。
理想の待遇やビジネススキルを得られない場合がある
既卒向けインターンを募集している企業は、規模の小さいスタートアップやベンチャー企業がほとんどです。
実際の業務を通じて、社会人としての知識や経験を積めるというメリットはあるものの、社員と同等の業務量を求められる場合もあり、単なる労働力として捉えられてしまう場合があります。
労働量に対して給与などの待遇は見合っているかや適切にスキルを習得できるかなど、単なる労働力ではなく、働くことで得られるメリットがあるかどうかは事前に求人票や面接を通して明確にしておきましょう。
参加を検討しているインターンシップの詳細について詳しく調べておきましょう。
企業のウェブサイトをチェックしておくのはもちろんですが、エージェントの仲介などがある場合は、担当者に詳細を確認しておくと安心です。
企業が補助金目的で採用している場合がある
地方自治体によっては、インターンの募集をしている企業に対して、補助金が出る場合があります。そのため、企業によっては補助金目的でインターン生を募集しているところも存在します。
こうした企業は正社員を雇うことを最初から考えておらず、参加しても社員への登用の可能性は低いと考えましょう。
補助金を受け取っているかどうかは開示されているわけではないので、補助金目的かを見極める方法はありませんが、補助金目的のインターンは業務内容も雑用などが多い傾向にあるので、事前に求人票の「仕事内容」を確認したり、面接などでヒアリングをして業務内容を押さえておきましょう。
社員登用の確率が低い場合がある
ここまで解説したように、既卒向けインターンのメリットとして、社員への登用が挙げられます。
ですが、企業によっては社員への登用をそこまで考えていないものの、「社員への登用」をフックに募集をかけているインターンが存在するのも事実です。
対処法としては、面接などでインターンから正社員に登用された割合を聞いてみたり、求人票に書いてある場合もあるので必ず確認しましょう。
新卒(現役大学生)よりも厳しい目で見られる場合がある
既卒向けインターンは大学生などの学生と同じ採用窓口で同じような業務を任されます。
既卒は学生などと比較して人生経験が長いことから、礼儀や社会常識が備わっているという見方をされることがあります。
また、一緒に働く人は同い年など、同年代の場合もあり、インターンといえど業務遂行能力やコミュニケーション能力などで周りの社員から「新卒で社会人になった自分達と同様にある」という見られ方をされてしまう場合があります。
業務スキルは一長一短で身につくものではありませんが、同じ業務をおこなう学生よりも結果を求められるということは念頭に入れて業務に臨んでいきましょう。
会社に入社するためのインターン生という考え方はやめましょう。
会社に内定をもらうために必死に行動するのではなく、インターンを通して内省を深めつつ、自分のやりたいことや活かせることを再度深掘りする意識を持つことが大事です。
空白期間が長くなる場合がある
インターンから正社員への登用の可能性はあるものの、一定期間その企業で働かなければなりません。既卒として経歴を作る場合でも同じく半年から1年間、継続して働くことが求められます。
企業の多くは同じ実力の人が2人いた場合、より年齢の低い方を登用する傾向にあります。年齢が若い方が柔軟性があり、体力的にも勝ると考えられてしまうのです。
また、既卒者が新卒採用枠で応募できるのは3年以内とされています。そのため、すでに大学卒業から2年以上が経過している人などは、新卒採用に応募できる残りの期間をインターンに費やすべきかしっかりと熟慮しましょう。
- インターンでスキルを身に付けて、中途採用枠で企業に入社することは難しいのでしょうか?
中途採用枠は難しいが事前に準備して臨めばチャンスはある
同じ業務を経験したのなら、身に付けたスキルに「インターンだから」「直接採用なのだから」と差が出るわけではありません。
そのため、中途採用枠にチャレンジするのはもちろんOKですし、インターンで培った経験をアピールするのもまったく問題ありません。
ですが、ほとんどの中途採用枠は「経験者」であるのが前提です。既卒者が新卒採用枠にチャレンジするのとは、周囲の応募者の層が違います。
実務としてしっかり経験を積んだ「中途採用者」とどのように差をつけるのか、準備段階でアピールポイントをしっかり探して臨んでください。
既卒向けインターンの応募方法
既卒向けインターンは、新卒の就活でおこなわれているインターンと比較して、求人数が少なく、アルバイトなどの求人サイトに求人があるわけではありません。
既卒向けインターンへの応募方法は「友人からのリファラル」「既卒向け就活サービスの利用」という大きく2つが存在します。
次ではそれぞれの特徴について解説していくので、解説している内容を参考に自分にあった方法で既卒向けインターンの求人を探してみてくださいね。
友人からのリファラル採用
リファラル採用とは
企業が自社の社員に人材の紹介を受ける採用手法
大学や高校の同級生など、友人が働いている企業でインターンの採用を実施している場合、リファラル採用という形でインターンに応募することが可能です。
友人からの紹介の場合、企業と求職者双方に一定の信頼が担保されるので、お互いのミスマッチは軽減されます。
一方で、採用されるとこれまで友人だった人が同じ会社で働くので、友人が正社員の場合は上司部下、先輩後輩の関係になる可能性があります。また、不採用となった場合、友人との関係性に影響が出るかもしれません。
リファラル採用でのインターン参加を検討している人は、できるだけ企業についての情報を詳しく共有してもらい、入社後の配属など、状況を細かく把握しておきましょう。
友人にとっていい会社が自分にとっていい会社とは限りません。
就職後にミスマッチとならないように業務内容などは自分自身で確認しましょう。
また後々「もっとたくさんの企業へ応募してみればよかった……」という結果にならないよう、安易に流されないようにする必要があります。
既卒向け就活サービスの利用
友人に頼りたくない人や友人が働いている会社でインターンを募集していない場合は、長期インターンに特化した求人サイトを活用していきましょう。
おすすめの求人サイトは次の通りです。
インターンに特化した求人サイト
これらのサイトは大学生も参加する長期インターンに特化したサイトですが、サイト内の検索条件に「既卒歓迎」「既卒募集」といった条件があるので、それらを選択して求人を絞ることができますよ。
- 求人サイトから応募する場合、何社程度応募するのが適切でしょうか?
5社以下の企業を並行して応募しよう
どの媒体から応募するにしても、「求人の多い時期に結果が出るまで他の企業に応募しない」など、1度に1社しか受けないでいると非常に効率が悪く、自分に合った案件を逃してしまうかもしれません。
そのため、複数企業を同時並行で応募しておく方が良いですが、あまりあちこち受けすぎると面接の日程が重複するなどのデメリットも発生します。
個人差はありますが、同時並行で応募するのは5社以下ぐらいにしておくと良いのではないでしょうか。
次の記事では既卒2年目の人向けに自分にあった企業について解説をしています。既卒1年目の人・既卒3年目以降の人でも参考になる情報を解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
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チャンスが限られている? 既卒向けインターンの採用フロー
企業によりますが、既卒向けのインターンは選考回数が2〜3回が一般的です。
具体的な選考フローとしては、次の通りです。
既卒向けインターンの採用フロー
- 書類選考
- 1次面接
- 最終面接
企業によっては書類選考と面接のみの企業も存在します。このように、新卒や中途の選考と比較して、採用フローが短いため、限られたチャンスの中で自分自身をアピールしていかなければなりません。
先ほど、既卒向けインターン参加前に準備しておくべき3つのことで解説した内容を踏まえて、しっかりと準備をおこない、面接などに備えていきましょう。
例文付き! 既卒インターンの選考の頻出質問とアピール方法
限られたチャンスの中で自分を最大限にアピールするためには、事前に頻出の質問を想定して、回答を準備しておくことが良いでしょう。
次では、頻出の質問とその回答例を解説していくので、これから選考の対策をする人はぜひ参考にしてみてくださいね。
①過去の逆境をどう乗り越えてきたか
これまでの経験の中で壁があったときにどのように乗り越えてきたかを質問されることがあります。
この質問をすることで、インターンとして何か課題があった時にどのようにして乗り越えていくかをみています。回答のポイントとしては、過去に経験した逆境から何を学んだか、入社後どう活かしていくかを盛り込んでいきましょう。
例文
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私は大学時代に体育会のサッカー部に所属していました。全国大会出場を目指して、毎日きつい練習をしていましたが、大学3年の冬に怪我をしてしまい、選手生命が断たれてしまいました。
この時、サッカーをやめようかと思いましたが、当時の自分にはサッカー以外の選択肢がなかったことから、裏方としてチームを支えることを決め、チームマネージャーとして練習場の整備や選手の体調管理などをおこないました。
結果、チームは全国大会出場を決め、チームメイトからは感謝の言葉をもらうことができました。
この経験から、逆境においても腐ることなく、自分がその時にできることは何かを探して全力で全うすれば、必ず得られるものがあると学びました。この学びを活かして、御社のインターンでも、困難なことがあっても自分なりにできることを探して、自身のスキルアップや御社の利益の貢献を目指していきます。
サッカーを通して学んだことをわかりやすく伝えることができています。
この回答からさらに質問が続くとしたら、「その時にできることは何かを探し、全力で全うできるのであれば、現在取り組んでいることに対して、何をどう全うできていますか?」と現在のあなたについてたずねられるでしょう。
そのため、事前にその部分に関する回答も用意しておきましょう。
②今何をしていて、これから何をしていきたいか
既卒向けインターンの選考で質問されるのが、現在と未来に関する質問です。大学などを卒業した後どのように過ごしていたかについての質問と、今後どのようなことを実現していきたいかについてを問われます。
具体的にはアルバイトや自学など、卒業後に活動していたことを述べましょう。また、その活動の中で感じたことや気づきを盛り込むと具体性が増します。
中には「何もしていなかった」という人もいるかと思います。
何もしていなかった場合は、正直に何もしていなかったことを述べたうえで、「何もしない中でこのままではまずいと感じた」など、何もしていなかった時に感じたことを踏まえて、これからどうしていきたいかを述べましょう。
例文
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現在は大学時代から続けているカフェでアルバイトをしながら、やりたいことを見つけるために、OB・OG訪問アプリを活用して、さまざまな業界の人の話を聞いています。
その中でエンジニアという職業に興味を持ち、現在通信制のスクールでプログラミング言語を学習しています。
学生時代に海外留学の経験があることから、将来的にはフリーランスのエンジニアとして活動しながら、海外を拠点に生活していきたいと考えています。
自分の将来について意識したうえで、実際にOB・OG訪問という行動を通して方向性を模索したという行動力のアピールができています。
さらに具体的にエンジニアになるために勉強している点も、目標を実現する意志力があるという評価を受けられるでしょう。
③応募資格とマッチしている点
基本的に既卒向けのインターンでは「最低週3勤務」といったようにどのくらい働くことができるかなどが条件として求められる場合があります。
現状の自分の1週間のスケジュールを踏まえて、どのくらいインターンにコミットメントすることができるかを述べていきましょう。具体的には次の通りです。
例文
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現在はカフェでのアルバイトが週4日ありますが、シフト制のため、融通を聞かせることができます。インターン合格後はカフェのアルバイトを週1に減らす予定で、アルバイト先にもその旨は伝えています。
そのため、貴社のインターンは平日であればいつでも入ることができます。
アルバイト先に状況を事前報告しているので、報連相ができていることを伝えられていますね。
「平日であればいつでも」にプラスして何日&何時間働けるのかを具体的に伝えるとより良いでしょう。
自分がイキイキと働けるインターン先を選定し、自分の将来につなげていこう!
社会人経験のない既卒は、就活をするにしても企業から空白期間としてみられてしまう場合があります。
そのため、ビジネスで求められる基礎的な知識やスキルを身につけられる既卒向けインターンに参加することで、経歴を作ることができるなど、多くのメリットが存在しますが、インターン先の選び方を間違えると企業の労働力となってしまったり、既卒の権利でもある新卒採用枠に参加できなくなってしまうなどのデメリットもあります。
インターン参加を検討している人は、この記事で解説した内容を押さえて、自分が輝ける仕事や環境を見つけ、ぜひ将来へのきっかけとなる環境で働いてチャンスをつかんでいきましょう。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
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キャリアコンサルタント/性格応用心理士1級
Minoru Kumamoto〇就職・転職サイト「職りんく」運営者。これまで300名以上のキャリア相談を受けた実績。応募書類や採用面接の対策支援をする他、自己分析の考え方セミナーを実施
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/銀座コーチングスクール和歌山校代表
Yoshio Ogura〇広告業界で約15年間、人事部にて採用・キャリア相談を1000人以上受けた実績。キャリアプランニングの特別講師も経験。独立後はキャリアコーチングを提供しキャリア相談に携わる
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士
Takako Shibata〇製造業を中心とした大手~中小企業において、従業員のキャリア形成や職場の課題改善を支援。若者自立支援センター埼玉や、公共職業訓練校での就職支援もおこなう
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