野村総合研究所はやばい? 激務やプレッシャーの実態をプロの目線で紐解く

3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました

  • キャリアコンサルタント

    Arisa Takao〇第二新卒を中心にキャリア相談を手掛け、異業種への転職をサポートする。管理職向けの1on1やコンサルティング業界を目指す新卒学生の支援など年齢や経歴にとらわれない支援が持ち味

    プロフィール詳細
  • 2級キャリアコンサルティング技能士/全国経理教育協会 社会人常識マナー検定2級

    Tomohiro Morita〇理系大学院修了後に企業で勤務。その後、キャリア支援・セミナー講師・文章制作などマルチに活躍。就職・転職に関する情報整理や書類作成、意思決定支援をおこなう

    プロフィール詳細
  • キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士

    Hiroshi Takimoto〇年間約2000件以上の就活相談を受け、これまでの相談実績は60000件超。30年以上の実務経験をもとに、就活本を複数出版し、NHK総合の就活番組の監修もおこなう

    プロフィール詳細

本企画について

「噂や評判に、プロの確実な視点を。」をテーマに企業選びや意思決定の支援をする企画です。漠然とした不安には「確度の高い事実」を、意思決定には「キャリアの専門家による視点」を提供することを目指します。

「野村総合研究所はやばい」
「激務やプレッシャーがきついやばい」

野村総合研究所について調べていると、マイナスな評判が流れていることから、心配になってしまう人もいるのではないでしょうか。

この記事では、野村総合研究所への就職を考えている人に向けて、「やばい」という噂の理由、そういった情報をどのように理解すべきかについて、就活のプロであるキャリアコンサルタントが解説しています。

【完全無料】
大学3年生(28卒)におすすめ!
就活準備で必ず使ってほしい厳選ツール

1位:適職診断
まずはあなたが受けない方がいい職業を確認してください

2位:業界&職種マッチ度診断
あなたが行きたい業界・職種のマッチ度を診断しましょう

3位:16タイプ性格診断
あなたの基本的な性格から、就活で使える強みを特定します

4位:面接力診断
39点以下は要注意!あなたの面接力を今のうちに診断しましょう

5位:就活力診断
80点以上が合格!まずは力試しに自分の就活力を測定しましょう

【併せて活用したい!】
選考対策の決定版!内定者が使った2大ツール

自己PR作成ツール
AIツールを活用して選考前に自己PRをブラッシュアップしましょう

志望動機作成ツール
他の就活生と差別化した志望動機になっているか、AIツールで確認しましょう

1分でわかる野村総合研究所

野村総合研究所とは

コンサルティングとITソリューションを提供する日本を代表する企業。日本初の民間総合シンクタンクと、商用コンピュータビジネスを成功させた企業が合併して誕生。国内の大企業や官公庁に対し、経営戦略の立案からシステムの開発・運用まで幅広いサービスを提供。

会社名株式会社野村総合研究所(Nomura Research Institute, Ltd.)
従業員数(連結)16,708人(2024年3月31日時点)
本社所在地東京都千代田区
主な事業コンサルティング、金融ITソリューション、産業ITソリューション、IT基盤サービス
売上高(連結)7,648億円(前年同期比3.8%増)(2025年3月31日現在)
営業利益(同)1,349億円(同12.0%増)(同)
企業HPhttps://www.nri.com/jp/index.html
新卒採用HPhttps://working.nri.co.jp/recruit/2027/
企業情報

あなたが業界大手に向いているか確認してください

自分に合う職業・合わない職業を知ることは、就活において非常に重要です。しかし、見つけるのが難しいという人も多いでしょう。

そんな人におすすめしたいのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけで、自分の強みや性格に合った職業がわかります。

今すぐ診断を受けて、自分に合う職業・合わない職業をチェックしてみましょう。

「野村総合研究所がやばい」と言われる3つの理由|プロが読み解く

「野村総合研究所はやばい」と言われる理由を客観的なデータに基づき解説していきます。キャリアコンサルタントの解説を参考にしながら、企業についての情報をどのように紐解いていけば良いのか、考えてみましょう。

①激務で多忙と言われているから

野村総合研究所はIT、コンサルティング領域での業務となるため、一般的に見て仕事が忙しい傾向にある激務という評判を目にすることがあります。

野村総合研究所の月平均残業時間は6.5時間(※1)となっています。ただし、これは「法定労働時間(週40時間)を超過した時間」で算出された数字です。

情報通信業界の平均的な所定外労働時間である16.5時間(※2)と単純比較して「まったく激務ではない」と判断するのは早計です。

しかし、野村総合研究所への就職を考えているのであれば、そもそもの業界特有の繁忙期について知っておく必要があります。

担当している案件の納期直前や、取り扱うITシステムにトラブルが起きた際など、ピンポイントで業務が忙しくなるタイミングがあるため、そのときは残業時間が伸びる可能性があることも押さえておきましょう

※1 数字で見る野村総合研究所
※2 毎月勤労統計調査 令和6年分結果確報

プロのアドバイザーはこう分析!残業時間だけでは本当の忙しさを判断できない?

2級キャリアコンサルティング技能士/全国経理教育協会 社会人常識マナー検定2級

森田 智比呂

プロフィールを見る

野村総合研究所におけるピーク時の超勤の公式データは公表されていないようです。大手コンサル・SI業界での一般的な数値で考えると、30時間から50時間程度と考えて良いでしょう。

しかし、野村総合研究所の労働環境を語る際、平均残業時間の数値だけで判断するのは適切ではありません。コンサルティングやシステム構築の現場では、業務の「密度」と「波」が大きいことが特徴です。

たとえば銀行の基幹システムなどが稼働を開始する本番切り替えの前後には労働時間が増えるでしょう。この時期は、万が一のトラブルが社会インフラの停止に直結します。

そのため、24時間体制での監視や、深夜・休日を問わない緊急対応が必要になる局面もあるでしょう。心理的・時間的な負荷が高まる場面も想定されます。

忙しくなる瞬間はある! 業務の特性を理解しておこう

ただし、こうした繁忙が常態化しているわけではなく、業務の区切りで調整が図られるケースも多く見られます。したがって繁忙期の負荷を受け入れられるかどうかが重要な観点です。

②プレッシャーのかかりやすい環境だから

野村総合研究所については、仕事で上司やクライアントなどからプレッシャーをかけられるという噂があります。

業務内容としては、おもに大企業や官公庁等のビッグクライアントに対して、経理戦略の立案からITシステムの開発・運用を支援しています。比較的レベルの高い案件を担当することになるため、プレッシャーの伴う仕事と言えます。

ただ、仕事でプレッシャーがかかりやすいことは野村総合研究所に限った話ではありません。業界としてクライアントワークになる以上、まったく負荷のかからない業務をすることは難しいため、ある程度負荷のかかる環境で働ける人が向いています

アドバイザーのリアル・アドバイス!野村総合研究所では2種類のプレッシャーが想定される

キャリアコンサルタント

高尾 有沙

プロフィールを見る

野村総合研究所(NRI)で働くうえで、心理的な負荷が最も高まる瞬間は、具体的に言うと「論理の穴を徹底的に詰められるとき」と「社会インフラを背負っている実感がわくとき」の2点に集約されます。

まず、社内のレビュー文化がシビアです。若手のうちから「この資料の目的は?」「この時間のゴールは?」「その結論の根拠は?」「例外ケースは網羅したか?」と、逃げ場のない論理的整合性を求められます。

上司や先輩からの「NRIクオリティ」へのこだわりは凄まじいものがあり、生半可な資料では許されないような、ピンと張り詰めた空気感があります。

責任と隣り合わせの現場が合っているかを考えよう

次に、クライアントが金融機関や官公庁であるため、万が一のシステム障害や提言のミスが、ひいては「日本経済の停滞」に直結するという恐怖感です。

特に金融IT部門では、24時間365日、絶対に止めてはいけないシステムを運用する重圧があります。深夜のトラブル対応そのものよりも、「自分がミスをすれば日本中が混乱する」という責任の重さが、何よりも高い心理的負荷となるでしょう。

特に責任感の強い人にとっては、ヒリヒリするような状況も想定しておくべきだと思います。

③年収が高すぎるから

大手企業のため、平均年収が高くてやばいと言われることがあり、その待遇の良さが気になる人もいるのではないでしょうか。

野村総合研究所の平均年収は、直近5年間で1,200万円以上(※1)となっており、情報通信業界の平均約652万円(※2)を大きく上回っています。

平均年収平均年齢
2021年3月期1,225万1,000円40.5歳
2022年3月期1,232万円40.6歳
2023年3月期1,242万1,000円40.6歳
2024年3月期1,271万6,000円40.2歳
2025年3月期1,321万7,000円39.9歳

好待遇の理由としては、コンサルティングという難易度の高い業務をおこなうことと、大規模なITシステムを構築することで売上を得るビジネスモデルであることが挙げられます

そのため、年収の額だけでなく、レベルの高い仕事についていく自信があるか、規模間の大きな仕事に従事することに抵抗感がないかなど、細かい部分を含めて自分との適性を見極めるべきでしょう。

※1 有価証券報告書
※2 令和5年分 民間給与実態統計調査

プロのアドバイザーはこう分析!一般的には高収入! 会社独自の評価制度がある

キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士

瀧本博史

プロフィールを見る

野村総合研究所の平均年収は、有価証券報告書で約1,322万円と開示されており、日本企業の中でも非常に高い水準にあります。

同社では、年功だけでなく役職ごとの等級と人事評価を組み合わせた仕組みにより、報酬が決まるとされています。

新卒入社の報酬はおおよそ年収500万円前後から始まり、経験を重ねて30歳前後になると、シニアアソシエイトとして900万〜1,200万円程度のレンジに到達するケースが多いといわれます。

昇格や賞与の有無で年収に開きが出る

その後のキャリアでは、実力や成果に応じてエキスパートなど上位の役職に昇格できるかどうかが、大きな分岐点になります。

エキスパートでは年収がおおよそ1,400万〜2,000万円程度の水準に達する一方で、昇格しなければシニアアソシエイトのレンジにとどまり、同世代の間でも年収に数百万円規模の差が生じることがあります。

また、上位職ほど賞与が年収に占める割合が高く、評価によってボーナス額に大きな差がつくという社員の声も見られます。

国税庁の民間給与実態統計調査で確認できる情報通信業の平均賃金と比べると、野村総合研究所の報酬水準と選別の強さは際立っており、単純な平均値だけでは測りきれない特徴を持っているといえます。

どの程度までの忙しさや負荷を割り切れるかを確かめよう

野村総合研究所は大企業や官公庁といったクライアントとかかわることがあるため、高い収入や成長の機会が見込めます。その反面、難しい業務を請け負う覚悟や、ある程度の負荷がかかる可能性もあります。

そのため、自分自身がどこまでの環境を受け入れて仕事ができるかを把握しておき、より納得度の高い会社選びをしましょう。

アドバイザーからワンポイントアドバイス知的な格闘を楽しめる人が活躍できる

キャリアコンサルタント

高尾 有沙

プロフィールを見る

NRIへの就職を目指す人に伝えたいのは、ここは「安定した高年収」をゴールにする場所ではなく、「知的な格闘」を、あたかもスポーツのように楽しめる人のための場所だということです。

NRIで活躍するための適性は、いくつかありますが、まずは「なぜ?」を掘り下げる執着心です。表面的な正解で満足せず、貪欲に情報収集をし続け、構造の裏側まで理解しようとするオタク気質な知性が必要です。

また、「鉄のメンタル」というよりも「柳のようなしなやかさ」も大切です。厳しい指摘を「自分への否定」ととらえず、「ロジックの改善点」として淡々と打ち返せる精神的柔軟性が、サステナブルに成果を出すうえで必要な資質となります。

最後に最も大切なのは「当事者意識」です。「自分がこのプロジェクトを動かしている」という強いオーナーシップがあることが、プロジェクトを推進します。

日常に疑問を持つことと情報収集を意識しよう

今からやっておくべきこととしては、まず「構造化」の癖をつけることがおすすめです。ニュース一つ読むにしても、「なぜこの事象が起きたのか」「背景にある3つの要因は何か」と、常に頭の中でツリー構造を作る練習をしてください。

また、OB・OG訪問で「最悪の1週間」について、単なる平均残業時間ではなく、プロジェクトが佳境に入ったときの過ごし方を聞いておきましょう。その「密度の濃さ」を自分が許容できるかを確認するための重要な参考情報になります。

NRIは、使いこなせればこれ以上ないほど強力な「個人のブランド」を授けてくれる場所です。その代償としてのプレッシャーを「自分を磨く砥石(といし)」だと思えるなら、ぜひファーストキャリアで迷わず挑戦してほしいと思います。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

> コンテンツポリシー

記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了

> メッセージを読む
就活対策資料&ツール一覧 About Our Materials

関連Q&A

おすすめ対策ツール・資料

TOP

PORTキャリア
会社情報 プライバシーポリシー グループ会員利用規約 コンプライアンスポリシー 反社会的勢力排除ポリシー 外部サービスの利用について 情報セキュリティ基本方針 行動ターゲティング広告について カスタマーハラスメントポリシー